さて、北陸地方で4日過ごしたわけだが。残りの3日は長野が一泊と山梨が二泊だ。
現在地:長野県
猿が入ることで有名な、地獄谷温泉はご存知だろうか?今はそこを貸し切り、特別な許可をへて混浴状態にしております。金の魔力って怖いね。
「わぁ〜、ヒロ。猿だ。」
「サルねぇ〜。」
「サルなのよねぇ〜♪」
割と温泉の方にご満喫の2人と、猿を間近に見てはしゃぐ簪でした。
さぁ、また翌日移動。
現在地:山梨県
山梨と静岡にある物はご存知だな?そう!富士山!富士山を見ながらキャンプするなら、ここしかあるまい。本栖湖だ。昭和23年からあるこのキャンプ場。このシーズンは、客がいない。標高900mの避暑地という圧倒的にステータスを誇るこのキャンプ場は神だと言える。
「さて、来たぜ。聖地巡礼!」
「今日の晩御飯は、もちろん…。」
「おう、カレー麺だ。」
「「やったー!」」
富士山がよく見えるところにテントを構えようとした時、左側にも人がいることに気がついた。が、とりあえずはスルー。今はテント張りに集中。
「よっし!テントも張り終えたし、薪とか拾ってこよう。」
「あの…。」
「ん?」
声をかけて来たのは、左側テントの人だろうか。そう思いながら、振り向く。すると、そこに居たのは……
「これ、余ったので。良ければ、どうぞ。」
「あ、ありがとうございます。」
志摩りんだった。いや、似ている娘という説もある。あれか?あの〇〇キャン△は、創作ではなくドキュメンタリーとでも言うのか?因みに渡されたのは、松ぼっくりと薪だった。
「それでは。」
ペコリと頭を下げて、スタスタと自らのテントへと戻って行く。特徴的な、お団子があるあの髪型はやはり、
「……志摩りんなのか?」
ちょっと怖くなった。
晩御飯。カレー麺であるのは決まっているが、カップ麺なんて体に悪い。そう思いつつ食べている作者は悪くない。
もちろん、キャンプといえば、カレーなので!2人にはカレーを作ってもらい、自らは麺を作ることにした博之。と、言っても実は旅行中に仕込んでいたのだ。つまり、軽く茹でるだけなので、普段見ないエプロン姿の2人を気の向くままに見ていた。
カレーも8割方完成して来た。博之も麺を茹で始めた。
茹で上がった麺に、カレーをぶっかける。ちょうどいい感じに茹でた麺に、カレーが絡みつく。
それを4つのカップに入れる。そのうち1つを、志摩りんなのかなんなのかわからない少女の下に運ぶ。
「これ、薪と松ぼっくりのお返し。よければだけど。」
「ど、どうも。」
と、取り出しかけていたカップのカレー麺を仕舞う。
「いただきます。ってあ、あの店員……箸入れ忘れやがった。」
「なんなら、向こうで食べないか?箸歩き。」
「……それじゃあ、お言葉に甘えて。」
こうして、志摩りんなのか志摩りん似なのかわからない少女と晩御飯をご一緒するのでした。
さらに、続く。
さて、ゆるキャン△要素が入りました。
次回もなんで、許してね。