IS〜悪しきウルトラの力を使いし者〜   作:proto

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アフター#14 そして、別れ

晩御飯を食べ終わる頃には、すっかり仲良くなっていた。なんて事はなく、無言タイムが続いた。そもそも、名前も知らないのだ。無理もなかった。

「あー、自己紹介してなかったな。俺は海座 博之。こっちが…。」

「「私が嫁の更識 刀奈(簪)です。」」

「ふ、二股?」

「いや、2人合意のもと。」

「へぇ〜、あ、私は志摩 りんです。どうぞ、よろしく。」

「しっかし、高校生くらいだろ?それなのにソロキャンなんて、凄いね。」

「いえ、そこそこしっかりした物があるので。」

「お父さんとか?」

「いえ、おじいちゃんがキャンパーで。」

「へぇ、今も?」

「はい。家族からは、そろそろ落ち着いて貰いたいみたいですけど。」

「でしょうね。心配になるもの♪」

「ところで、皆さんは何故この時期にキャンプなんか?」

「「私たち、新婚旅行で。」」

「まぁ、ここの富士山は見て貰いたかった。ってだけなんだけどね。」

「それは同感です。」

「質問返しで悪いんだけど、志摩さんはなんでこんな時期に?」

「……シーズンオフで人が居ないので。」

「なるほど、俺と同じわけか。」

「……そろそろ、失礼します。ごちそうさまでした。」

「あ、うん。おじさん達の話し相手になってくれてありがとう。」

「おじさん達のなんてとんでもない。それでは。」

こうして、本栖湖キャンプ1日目が終わった。

 

 

2日目。起きた博之は片付けを始めつつ、朝食の準備を始めた。

サラダやらパンやらを作り、テーブルにズラッと並べておく。そのうち、テントから出てきたような音がしたので、見てみるが出てきては居ない。と、逆側のテントを見ると、志摩さんが這い出てきて居た。

こちらに気付いて、現状の自分の格好を思い出したのか、顔がトマト化している。それでも、こちらの作業に興味があるのか、トコトコと近づいてくる。

「何してるんですか?」

「ん?朝食の準備。」

それらを見た志摩さんの腹の虫が鳴る。

「!?」

「あ、1人分材料が多くてね。良ければ、どうぞ?」

「い、いえ。流石にそこまでは(グゥ〜)」

「ほら、遠慮しないで。」

「では、お言葉に甘えて。」

「おはよ〜。」

「おはよう、ヒロ。」

「さて、みんな揃った事だし。朝ごはんにしますか。」

こうして、全員が席に着いて、ワイワイ楽しい朝食の時間が始まった。

 

 

朝食後、テントなどの撤去を済ませる。今回移動は、カイザーファクトリーの試作型の大型エコカーなので、それに積み込む。あらかた積み終わった後、向こうも片付け終わったのか、こちらに来る。

「ご飯、ご馳走さまでした。」

「お粗末さまでした。」

「それでは、日本縦断旅行、気をつけてくださいね。」

「そっちも気をつけて。」

「「バイバーイ。」」

と、こちらが手を振ると、向こうも手を振り返してくれた。

こうして、北陸・中央高地の旅行は終わった。




この志摩りんは、なでしこと会う一年前くらいの
設定なのです!
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