IS〜悪しきウルトラの力を使いし者〜   作:proto

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アフター#19 主役は遅れてやってくる

TSSDも参戦したとはいえ、この量のゼットンを相手にすることはまず不可能だ。それなら、司令塔であろうダークロプスゼロを叩くのが最善といえよう。しかし、そこに辿り着く事が難しい。ダークロプスの前にはEXゼットンとハイパーゼットンデスサイスが待ち構えている。

「ってか、ゼッパンドンとかマガゼットンとか、ペダニウムゼットンとか、どっから連れてきてんだよ。」

『博之、ここは俺に変われ。ありゃ、俺が作ったもんだ。俺が壊す、久々に大暴れさせろ。』

「鷹山仁かお前は。まぁ、いい。んじゃ、あんま街に被害出すなよ。」

『やれるだけ回避するわ。』

ベリアルに肉体の操作権を戻す。

『さぁて、久々の退屈しのぎだ。』

ギガバトルナイザーを一振りすると、アトロシアスであることもあるのか、初期ゼットンは一撃で屠っていく。

「ベリアル、さっさとダークロプス倒してヒロに体返して。」

「そこまでの道のりは、私たちが作るから♪」

『あぁ、わかったよ。んじゃ、オメェらも死ぬなよ!』ベリアルは飛行してダークロプスまで接近した。

 

 

TSSDはというと

「こいつら、光線アウトならスペシウム弾頭も無意味だろ?」

「そうね。一夏、どうするつもり?」

「一体でも多く引き連れて、ベリアル達から離れさせる。」

「わかりましたわ。」

「ヘイト管理は、クラリッサと何度もやっている。」

「これでも、ラピッドスイッチ出来るかな?」

「いいじゃない!やってやるわ!」

「姉さんを、この機体を信じる。」

「よし、みんな!生きて帰るぞ!」

通常搭載の兵器を使い、ゼットンのヘイトを稼ぎまくる。一定のヘイトを溜めると、すぐに別個体へと切り替える。

ちょうど30ほど引きつけることに成功した。

「ここからは、鬼ごっこだ!逃げるぞ!」

機体を上昇させる。それに伴い、ゼットン達も付いてくる。

「うぉぉぉ!」

ゼットンの攻撃が始まり、全員に被害が及びそうになった。そして、その攻撃が鈴に当たりそうになった、まさにその時。

「絶対、死なせてたまるかぁ!」

一夏の決死の防御で、鈴の機体への被害は無かった。が、一夏の機体のウイングが損傷、墜落していく。しかし、奇跡は起こるものだ。

『待たせたな!』

「……遅いぜ、師匠。」

『へへ、主役は遅れてやってくるってな。一夏、成長したな。…また、体借りてもいいか?』

「あぁ!一緒に戦わせてくれ!」

ゼロアイNEOを使い、ゼロに変身する。

「俺はゼロ!ウルトラマンゼロだ!みんなぁ!援軍連れてきたぜ!」

ゼロが天高く指を指す。その先に輝ける何かがあった。目を凝らして見ると…。




寝落ちって怖いよね。
最近疲れが溜まっているのか、
寝るスピードが速くなる。

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