TSSDも参戦したとはいえ、この量のゼットンを相手にすることはまず不可能だ。それなら、司令塔であろうダークロプスゼロを叩くのが最善といえよう。しかし、そこに辿り着く事が難しい。ダークロプスの前にはEXゼットンとハイパーゼットンデスサイスが待ち構えている。
「ってか、ゼッパンドンとかマガゼットンとか、ペダニウムゼットンとか、どっから連れてきてんだよ。」
『博之、ここは俺に変われ。ありゃ、俺が作ったもんだ。俺が壊す、久々に大暴れさせろ。』
「鷹山仁かお前は。まぁ、いい。んじゃ、あんま街に被害出すなよ。」
『やれるだけ回避するわ。』
ベリアルに肉体の操作権を戻す。
『さぁて、久々の退屈しのぎだ。』
ギガバトルナイザーを一振りすると、アトロシアスであることもあるのか、初期ゼットンは一撃で屠っていく。
「ベリアル、さっさとダークロプス倒してヒロに体返して。」
「そこまでの道のりは、私たちが作るから♪」
『あぁ、わかったよ。んじゃ、オメェらも死ぬなよ!』ベリアルは飛行してダークロプスまで接近した。
TSSDはというと
「こいつら、光線アウトならスペシウム弾頭も無意味だろ?」
「そうね。一夏、どうするつもり?」
「一体でも多く引き連れて、ベリアル達から離れさせる。」
「わかりましたわ。」
「ヘイト管理は、クラリッサと何度もやっている。」
「これでも、ラピッドスイッチ出来るかな?」
「いいじゃない!やってやるわ!」
「姉さんを、この機体を信じる。」
「よし、みんな!生きて帰るぞ!」
通常搭載の兵器を使い、ゼットンのヘイトを稼ぎまくる。一定のヘイトを溜めると、すぐに別個体へと切り替える。
ちょうど30ほど引きつけることに成功した。
「ここからは、鬼ごっこだ!逃げるぞ!」
機体を上昇させる。それに伴い、ゼットン達も付いてくる。
「うぉぉぉ!」
ゼットンの攻撃が始まり、全員に被害が及びそうになった。そして、その攻撃が鈴に当たりそうになった、まさにその時。
「絶対、死なせてたまるかぁ!」
一夏の決死の防御で、鈴の機体への被害は無かった。が、一夏の機体のウイングが損傷、墜落していく。しかし、奇跡は起こるものだ。
『待たせたな!』
「……遅いぜ、師匠。」
『へへ、主役は遅れてやってくるってな。一夏、成長したな。…また、体借りてもいいか?』
「あぁ!一緒に戦わせてくれ!」
ゼロアイNEOを使い、ゼロに変身する。
「俺はゼロ!ウルトラマンゼロだ!みんなぁ!援軍連れてきたぜ!」
ゼロが天高く指を指す。その先に輝ける何かがあった。目を凝らして見ると…。
寝落ちって怖いよね。
最近疲れが溜まっているのか、
寝るスピードが速くなる。