変の軌跡〜帝国の闇を一閃する獅子達〜(現在、戦姫絶唱シンフォギアの世界)   作:光三

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第13話 概念世界因果律操作〜そして、並行世界の地球へ〜

 アクロス・ローグレスとアリスは、困惑していた。何故なら、神秘的な空間に3人の謎過ぎるこれまた神秘的な雰囲気を纏っている人物が存在していたからだ。

 

「あの、すみません。ここは、どこなのでしょうか?」

 

「俺、なんか、アリサに殺された気がするんだけど?」

 

「え!?どういうこと!アクロス」

 

 思わず、アリスは丁寧な口調を崩してしまった。

 

「それについては、私たちが説明します」

 

「え?あ、はい。お願いします」

 

「まず、私はこの『概念世界』を創造した神族。名を空の女神といいます。アリスさん、これからもよろしくお願いしますね」

 

「「……………はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」

 

 何か、あり得ない名前が聞こえたのでアクロスとアリスは大声で叫んでしまった。

 

「え、エイドスぅぅぅぅぅぅ!!いやいや、冗談はダメですよ綺麗なお姉さんんん!!」

 

「仕方ありませんね。では、これではどうでしょう………アリスさん、少し協力してもらえませんか?」

 

「は、はい。わかりました」

 

「質問なのですが、あなたは元使徒ですね?」

 

「「!!?」」

 

「は、はい。そうですが、何故知っているのですか?」

 

「私たち神族は、神界から『概念世界』全ての様子を見ることができるの」

 

「だからですか?私の過去を知っているのは」

 

「はい、もっと言うなら私はアリアンロードと呼ばれる前のあなたの本当の名前を知っています」

 

「おい、もしかしてマジで本物の神?」

 

「………のようですね」

 

「漸く信じてくれたようですね。これで、また自己紹介の続きができますね」

 

「次は、俺の番か?俺は、空の女神の夫煉獄の大悪魔神だ。これからもよろしくなアリスの嬢ちゃんよ」

 

「エイドスに夫なんかいたのかよ……なあ、アリスは知ってたか?」

 

「…………………(もしかして)」

 

「アリス?」

 

「すみませんが、質問よろしいでしょうか?」

 

「いいわよ」

 

「では、まず1つ目ですがアクロスが捨てられていたあの島のことです。あの島の名前は、なんというのですか?」

 

「そうね、アリスさんはもう薄々感付いているのね。アクロスの本当の両親のことを……」

 

「はい。なので教えて下さい」

 

「……(もしかしてそういうことなのか?)」

 

「あの、島の名前はアクリミナル島といいます。古代遺跡が多数存在し、『神童』が降りる地としても名高い『概念世界』ゼムリア屈指の観光スポットです」

 

「そうですか……」

 

「(やっぱり、そういうことなのか?この、2柱の神が俺の…………)」

 

「これで、最後の質問です。神族同士が生殖行為によって、子供を身ごもることが出来ますか?」

 

「(アリス……)」

 

「はい可能です。私たちももう大昔のことですが、ある1人(・・)の子供を産みました」

 

「(ありがとう、俺を産んでくれて。ありがとう、俺を人間にしようとしてくれて……ありがとう、母様、父様)」

 

「ありがとう、母様、父様。だから、そんな申し訳なさそうな顔をしないでよ。俺は、怒ってないからさ」

 

「そんな、私は私のエゴであなたをゼムリアに降ろしたのよ!!恨まないの?」

 

「なんで?そのおかげで俺は、守りたい人に、大好きな人に出会うことが出来たんだから」

 

「そう、アクロスは強いのね」

 

「ところで、こっちの綺麗な神様誰?」

 

「あ!そういえば、名乗ってませんでしたね。私は、イルバールと申します。よろしくお願いしますね。アリスさん、アクロスくん」

 

「「よろしくお願いします」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「申し訳ないのですが、あなた方は今すぐに元の世界には戻ることが出来ません」

 

「何故ですか?」

 

「今、アクロスくんがアリサさんの目の前現れれば、間違いなくアリサさんはアクロスくんを殺そうとするでしょうね。トドのつまり、あなたの人生は詰んでしまったということよ」

 

「だから、『概念世界』そのものの『因果律操作』が必要なのか?」

 

「この『概念世界』からアクロスくんの命を脅かす事象・人物を排除する為にね」

 

「それって、殺すってことなのか?」

 

「いえ、誰もそんなこと言ってないよ。この『概念世界』から排除すると言っただけよ?」

 

「「なるほど」」

 

「この『神界』にいつまでもいるわけにはいきませんし、別の『概念世界』に今送る訳にはいかない…………そうだ、あなたたち『並行世界』に行ってみない?」

 

「何故『並行世界』なのでしょうか?別の『概念世界』でもよかったのではありませんか?」

 

「無理なのよ、エイドスの力が強すぎて。別の『概念世界』にも影響を及ぼす可能性があるの」

 

「なるほど、そうですか」

 

「『並行世界』なら影響を受けないと?」

 

「『並行世界』とは、『概念世界』の可能性の世界だから影響を受けないの」

 

「なるほどな」

 

「では、送る『概念世界』を発表したいと思います」

 

「「お願いします」」

 

「あなた方を送る『概念世界』は、『地球』です」

 

「『地球』ですか?」

 

「『地球』という『概念世界』の『並行世界』にこれから行く訳だな………ワクワクしてきた!!」

 

「それでは、そろそろ送ります。頑張って下さいね」

 

「え?どういうこと?」

 

「…………」

 

「『神界』から別『概念世界』へ。概念世界転送発動!」

 

「まあ、なんとかなんだろ」

 

「そうですね」

 

 これを最後に『神界』から2人は姿を消した。

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