変の軌跡〜帝国の闇を一閃する獅子達〜(現在、戦姫絶唱シンフォギアの世界) 作:光三
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「っ!?」
アクロスとアリスは、悪夢から目を覚ました。
「なぁ、アリス?」
「は、はい。なんでしょうか?」
「もしかして、俺ら2人して同じ夢を見た?」
「おそらくは……」
「俺が見たのは『ライブ会場での悲劇』だった」
「わたしもですよ……」
「なんなんだよ、『ノイズ』とかいうバケモンは!!ひ、人が灰になって………っ!!」
そこに、第三者の声が割り込んできた。
「お前らは、一体何者だ?」
「あの、どちら様でしょうか?」
「ああ、すまない。私の名前は、サンジェルマンだ。よろしく」
「俺は、アクロス・ローグレスだ。よろしくお願いします」
「私は、アリス……っ!アリス・ローグレスです。よろしくお願いします」
「あなた方は、一体何者なんですか?」
「…………わかりました。お話します。私たちは、別『概念世界』から来た異世界人です」
「『概念世界』………か、なんなんだそれは?」
「すまん、俺にもよくわからねえ」
「?……どういうことだ?」
アクロスとアリスは、事情を説明した。
「なるほど、だからわからないんだな?」
「はい。その通りです」
「ところで、『ノイズ』ってなんなんだ?」
「それは、私も気になっていることです。教えていただけませんか?」
「わかった。『ノイズ』について教えよう」
『ノイズ』とは、今から約13年前の国連総会にて認定された特異災害の総称である。形状には様々あり、兵器のような攻撃手段を持つものもいる。『ノイズ』の特徴としては5つ挙げられる。
①
②一般的な物理エネルギーの効果を減衰、無効とする。(位相差障壁によるもの)
③空間から滲み出るように突如発生する。
④有効な撃退方法は無く、同体積に匹敵する人間を炭素変換し、自身も炭素の塊と崩れ落ちる以外には、出現から一定時間後に起こる自壊を待つしかない。
⑤意思疎通、制御、支配は不可能と
尚、余りにも謎が多い為、各国をあげて研究・解明が進められている。
「そして、お前たちにはこのことも知っていて欲しい。『アルカノイズ』についてだ」
①世界の分解、解析を目的に作り出された改良、発展型ノイズ。
②
③分解対象の組成物質それぞれにチューニングした干渉破砕効果で、あらゆるものを分解することが可能。
④位相差障壁による防御性能は劣っているが、通常物理法則に対しては圧倒的に優位。
「なるほど……で、『パヴァリア光明結社』ってどういう集まりなんだ?(結社って聞くとやっぱり、『
「(『身喰らう蛇』は、関係ないでしょうね……)」
「『旧パヴァリア光明結社』は、『練金術師』の集まりよ。まあ、違う人もいるけど」
「『練金術』か……じゃあ、『シンフォギア』ってなんなんだ?」
「!!!どうして、異世界人がそんなことを知っている!答えによっては、お前たちの身柄を拘束させてもらう!」
「(げっ、やっちまった。ど、どうするアリス)」
「(少しは、落ち着きなさい。アクロス、こういう時は誤魔化さず真実をあるがまま伝えるのが吉ですよ)」
「(落ち着いた、ありがとうアリス)」
「(ふふ、いえいえ。大丈夫ですよ。私は、貴方を支えると決めましたから)」
アクロスとアリスは、念話を打ち切り、サンジェルマンとの対話に臨む。
「サンジェルマンさん。少し落ち着いて下さい。お話します。実は、————という訳です」
「そうか、わかった。ひとまず、お前たちの言葉を信じよう。(まだ、完全に信用出来ない。そういう時、立花 響ならどうするんだろうか………)」
「「(立花 響!!)」」
「(もしかして、あの夢の中の少女は……)」
「(おそらくそうでしょうね……)」
「(そして、あの成人女性も立花 響なんじゃねぇか?)」
「(私も、同じことを考えました)」
「正直、私は、お前たちを未だに疑っている。だから、しばらくは我々『
「そりゃそうですよ。人は、誰かのようにはなれないですよ。そして、誰かの代わりにもなれません。そんなこと、サンジェルマンさんならとっくの昔にわかりきっていたことなんじゃないんですか?」
「なら、誰かに憧れることは間違っているとでもいうのか!」
「いえ、そうじゃないです。そうじゃねぇんだよ、サンジェルマン!いい加減に目ぇ覚ませ!!」
アクロスは、声を張り上げた。
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