彩花√-
「キャーーーーーーーー」
「ギャアアアアアアアアア」
「次はあれ乗ろうよ!」
「えっ・・・」
「キャアアーーーーーー」
「ギョエエエエエエエエエ」
「次はあれね!」
「キャアアアーーーーー」
「イイイヤアアアアアアア」
友達と遊園地へ遊びに来た彩花は絶叫マシンに振り回されていた
「彩花面白いね!横からずっとギャーギャー聞こえる(笑)」
「笑い事じゃないの!ジェットコースター怖いの!」
「ちょっとベンチに座って休憩する?」
「うん。座って休憩させて・・・」
-
鈴音√-
「あれ・・・」
「珍しいわね。起こしに行くまでに起きてるなんて」
「おはようお母さん。なんか目が冷めちゃって」
前世の記憶を見ていた鈴音は彩花としての自分が休憩したあたりから目が冷めた
「ご飯がもうちょっとでできるから制服に着替えて降りてらっしゃい」
「はーい」
「なあ真司よ」
「どうした父よ」
「ぶっちゃけ鈴音ちゃんとどこまで行ったんや」
「まーたそんなことかよ・・・」
「んで。どこまで行ったんや!」
「話すほど行ってねえよ!まだ二ヶ月だぞ二ヶ月!」
「うっそだぁ。朝も一緒に登校してるんやろ?」
「それくらいカップルなら珍しくないだろ」
「そんなもんか・・・大事にするんやぞ。お前は男なんやからな」
「わかってらあそれくらい。任せろ」
「よく言った真司よ。わしは今日から1週間実は出張というなのお出かけがあってだな」
「はぁ!?いきなりすぎるだろ!」
「まあそう驚きなさんな。たかだか1週間、すぐ帰ってくるやないか」
「なんで前もって言わないんだよ!」
「金なら引き出しのを使え」
「話を聞けええーーーーー!!」
「でさー今週帰ってこないんだとよ」
「忙しいんだよお父さんも。真司が心配で言う機会が無かったんじゃないかな」
父親が出張に行ったその日、登校しながら親の愚痴を鈴音に吐いた
「小学生でもないのに・・・いい加減にしろってんだ」
「私がご飯作ってあげようか?なんちゃってね」
「そうかぁそれは楽しみだ」
「え・・・冗談だよね」
「え?ご飯作ってくれるんだろ?美味いもん食いたいなぁ」
(えぇ・・・料理って・・・えぇ・・・)
「・・・」
面白半分で言った鈴音は後悔しながらシラを切り通せなかった
「料理頑張ってくれよな鈴音さん。」
キーンコーンカーンコーン
「んんー疲れたあ」
「小テストなんて聞いてねえよー俺絶対やばい点数だわ」
「それなー授業寝てたからわからなかった」
授業中寝ていた真司と友人である裕太は予告されていた小テストを知らず点数を取り逃した
「あんた達ちょっとは勉強したらどうなの?」
「まあまあ舞ちゃん。難しかったし仕方ないよ」
真司と裕太の学校生活を見てきた友人の舞と鈴音はいつも見ている光景をいつものように眺めていた
「鈴音は優しすぎるんだよ。特に真司に対して」
「いやぁ鈴音さんはいい女の子だ!」
「茶化しても何も出な」
「その・・・えっと・・・」
(えぇー鈴音さん照れてるダメだこれ。真司がダメ人間になっちゃうよこれ)
「なぁ真司。俺も彼女欲しい」
「知るかそんなもん!僕に言うな!」
「裕太はまず成績どうにかしなよぉ~」
「なんだと!このガリ勉!」
「なぁによーイキリが言うなー」
「イキってねえよ!」
「ハイハイおふたりさんもう帰りますよー」
「ねえ真司、今晩なんだけど・・・」
「そうだ。今日久しぶりに真司の家行ってもいいか?」
「えっと・・・親父が出張でいないからいいっちゃいいんだけど」
「あ、じゃあ私も行きたい!」
「なんなら泊まってくか?みんなでお泊まり会って感じで」
「私はいいけど、その・・・大丈夫なの?」
「鈴音が遠慮するなって。俺はもちろんいいぜ」
「あんた人の家ってこと忘れちゃダメだからね?」
「裕太だからいんだよ(笑)そうだ鈴音、こうなったら一緒に料理しようか」
「うん!」
「僕も久しぶりに包丁持っとかないと腕がなまっちゃうや」
「ラブラブだなぁ」
「んねー」
真司の家でお泊まり会が決定しそれぞれ家に帰って荷物を持ってくることにした
「あれ、早いね」
「真司に早く会いたくて・・・ダメだった?」
「いや、僕も会いたかったさ。晩ご飯はどうする?一応ご飯は炊飯器であとはスイッチを押すだけなんだけど」
「カレーをしようかと思ってルーだけ持ってきたんだけど」
「カレーか・・・牛肉にニンジン、ジャガイモはあったっけか・・・あー、玉ねぎがないや」
「どうする?私買ってこようか?」
「いや、裕太たちがまだだから来るついでにスーパーにでも寄ってもらおう」
「じゃあ早速作り始めちゃおうか」
真司は家を出る頃である裕太と舞にメールを送り鈴音と一緒に台所へ立った
「っ・・・」
「大丈夫か!絆創膏(ばんそうこう)ならあっちの棚にある。ちょっと待ってろ」
「いいよそれくらい、自分で出来るよ」
「よくない。僕がやるよ、鈴音は座ってて」
「でも」
「また次の機会でいいさ」
「その・・・ありがと・・・」
「ん?何か言ったか?」
「なんでもないよー美味しいご飯待ってるね」
「なんだよそれ(笑)」
そうこうしているうちに裕太と舞が真司の家へやってきた
「お邪魔しまーす。あれ?鈴音、その指大丈夫なの?」
「うん。軽く切ったくらいだから大丈夫だよ」
「ほうら真司お目当てのブツだ」
「いやそんな言い方するって逆に何買ったんだ」
「玉ねぎにサラダとなんと言ってもこれ!激辛粉末!!」
「まんまかよ!商品名と内容まんまかよ!もっとこうかっこよく言えただろ!」
お買い物袋の中から裕太が取り出したものはカレーや麻婆豆腐などに入れて辛さを調節する粉末だった
「これまた随分と買ったんだね・・・」
「聞いてよ。裕太がカレーと言ったら茄子(なすび)だ。なんて言い出してねー」
「あぁ茄子か・・・夏野菜カレーとかって言うしね」
「私はいいと思うよ」
「ほらみろ!茄子はうまいんだよ!」
「こんなの女の子のキャラじゃなああああーーーーーーーーーーい」
真司が作ったカレーはみんなで食べた事もあり、美味しさが倍増していた
「しっかしそこまで辛くないなーこれ本当に調節出来てんのか?」
「僕のは辛いかな。ちょっと食べてみてよ」
「おう。ん~辛くないんだけど」
「あんた病気なんじゃない?」
「裕太は昔から辛いもの好きだったもんね」
-
彩花√-
「えー彩花が作るの?」
「まあいいじゃない。たまには妹の料理を食べてみなさい」
「何よーお兄ちゃんの分はないからね」
「お前もそう言うな。お父さんは楽しみだな」
「頼むからお母さんも一緒に作ってくれ」
「って言ってるわよ彩花」
「私が一人でやるの!」
「だってさお兄様」
「お母さんとお父さんがそう言うならいいけどさ・・・」
「まだ時間はあるからゆっくりして作ればいいわ彩花」
「はーい」
-
鈴音√-
「あ・・・あれ・・・」
「あ、起きた?鈴音ったらご飯食べてからゆっくりしてるうちにウトウトしてたよ(笑)」
「ごめんね!お風呂、出来てるっけ」
(私は・・・その時何を作ったんだろ・・・)
「うん出来てるよー、一緒に入る?」
「一人で大丈夫!だよ」
「えぇーなんだよー遠慮するなよー!」
トイレから帰ってきた舞は目を覚ました鈴音に速攻で絡んだ
「なぁ聞いたか真司」
「あぁ。聞き逃すもんかよ」
「どうする。ここの場面は選択肢が二つだ」
「覗くか覗かないか。か・・・」
「ちげえよバカ!覗くか女子のふりして一緒に入るかだろうが!」
「男子共。覗いたら殺すからな?」
「ちょっと舞。大げさだよ」
「「は、はいぃぃぃ」」
「そもそも女子のふりして四人でお風呂に入れるほどうちは広くないっ」
「だったら窓から覗くの一択じゃねえかっ」
「それこそバカ!殺されるよ!」
「殺されたいかって?ん?」
「なあ真司アイスでも買いに行こうぜー!!」
「そうだな!そうしよう!僕ウルトラカップがいい!」
こっそり聞いていた舞は鬼の形相で真司と裕太を見つめた
そして真司たちにアイスを買いに行く以外に選択肢はなかった
「なんで聞こえてんだよ・・・耳良すぎだろ」
「仕方ないよ。女子ってそういうの気にするから」
「ボロりくらい欲しかったぜ畜生」
「全くだ」
「お前キャラ変わってるぞ」
「男子ってばほんと変態だよねー」
「でも真司や裕太のおかげで楽しめるよね」
「それを言われちゃなにも言えなくなるなぁ」
アイスを買いに行っていた男組とお風呂に入っていた女組がちょうど入れ替わった
「これが・・・」
「鈴音と舞の・・・」
「「入ったお風呂!!」」
「いやぁ生きててよかったよ俺!」
「僕もだ!こんなの人生で何回あるんだ!?」
「・・・」
「ポロリはなくてもやっぱこういうのがあってこそだよな!」
「・・・・・・」
「いやぁ変態なこと言うなー裕太はー」
「は?お前もだろ?(笑)」
「・・・・・・・・・」
「そんなことないよ!女の子入ったあとのお風呂が最高とか言ってるの裕太しかいないよ!!」
「なんだよそれ(笑)」
「他に言うことは無いのか?変態さん?」
「え?」
「私は止めたんだけどね・・・」
「巡回お疲れ様です舞教官殿」
「HAHAHA。嘘だろおい。お前ダチだよな」
「おいおい僕はお前なんて知らないぞ。早く逝ってこいYO☆」
「助けてええええええーーーーーーーーーーーー」
「しーーーーんじぃーー」
「ひぃ!」
「お前もだろぅ?」
「すいませんでしたああーーーーー!!」
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