これは転生者の物語ではない 主人公が生きる物語である 作:壇クロト
ネタは出てくるのですが、筆が乗らないという、お前何様だよという状態だったのです。
こんな滅茶苦茶な小説をお気に入りに登録してくださった読者様に、改めて謝罪を
そして、素人作者の最新話をどうか生暖かい目で見てくださるとありがたいです。
― 神崎side
「さて、六華ちゃんがバーサークサーヴァントを一手に引き受けてくれたんだ。これで俺たちが負けたら立つ瀬がないな!」
「そうですね。それに、私としても彼女には聞かねばならないことがあります。ですので好都合でした。」
「なにそれ?そっちのおかしな奴は戦う気満々だけど、あんたは違うっていうのかしら?聖女様?」
「私は聖女などではありませんよ。かつて同胞を鼓舞し、剣を手に取らせ、戦場に立たせ、自らも戦場に立ち、敵兵を殺めることを厭わなかった。そんな女が聖女であるわけがないでしょう?」
「そうね。そして最後には、その鼓舞していた味方に見捨てられ、純潔を汚され、火刑に処された。
・・・私はそれが許せない!戦争中は祭り上げておいて、いざ戦争が終われば掌を反してきたこの国の連中が憎くて仕方がない!私が受けた仕打ちを返して何が悪いっていうのよ!?」
「それでも!戦う力のない民に手を出した貴方を私は許せません!そして、こんなことを繰り返さないために貴方を止めます。」
「やってみなさい!」
「なんか2人で盛り上がっているみたいだけど、余所見は厳禁だぜ黒ジャンヌ!」
「はっ!ただ殴りかかるだけの一撃など、どうとでも出来るから余所見をしていたのよ!」
―邪ンヌに殴りかかるが、簡単に受け止められて返しの一撃を喰らう
「グゥッ!・・・かはっ・・・。なんだこの威力・・・。見た目はあんなに華奢なのにこんな力が強いのか・・・。」
「大丈夫ですか!?神崎さん!?
彼女も私と同じルーラーならば、クラスの特性で相手に与える攻撃が効きやすくなっていると思われます。ですので、慎重に攻めていきましょう」
「それ・・・もっと早く言って欲しかったな!」
「アハハッ!たったの一撃でグロッキー?大したことないのね!あんた!」
「言ってくれるね・・・。でも、君相手だとこのままだとマズイってのは、今の一撃で分かった。だから、次のステージで相手をする!」
―ガッチョーン!ゲキトツロボッツ!ガッシャーン! 大大大変身!ガッチャーン!
レベルアーップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティX!アガッチャ!ぶっ飛ばせ!突撃!ゲキトツパンチ!ゲキトツロボッツ!
「また見た目が変わった?神崎さん。その姿は?」
「これ?これは、俺のパワーアップした姿。さぁ黒ジャンヌ!第2ラウンドといこうか!!」
「ハッ!見た目が変わったところでアンタ達なんか私の敵じゃないわよ!」
―手を翳し、ジャンヌ達の足元から炎を発する
「ふんっ!」
―その炎をものともせず掻き消す直人
「!?神崎さん?どうやって炎を消したんですか!?」
「ん?そんなの気合で」
「なにそれ!?デタラメじゃない!」
「言ったろ?パワーアップしたって!」
そこからは、五分五分の戦いが繰り広げられた。邪ンヌの攻撃を躱すのではなく、受け止めカウンターで殴り掛かる。殴られた反動で距離をとり炎で攻撃する。直人が態勢を崩せばジャンヌが、カバーに入り、ジャンヌが、力負けして距離を取らざるを得ない時は、直人がスイッチする。そして、2人を相手取りながら戦闘中に攻撃の精度を研ぎ澄ませていく邪ンヌ。一進一退の攻防が続いたが、終わりは突然やってくる
ドッガーン!
「「「何だ(ですか)(よ)!?」」」
「あっちの方向は六華ちゃんが4基のサーヴァントを引き連れて行った方向!」
「なら!六華さんが負けたというんですか!?」
「ハンッ!あんな小娘に負けるほど私のサーヴァントが弱い訳ないでしょう?」
「いーや、それはどうかな?」
ー六華side
「あっ!神崎さんとジャンヌさん!
マシュ!お母さん!2人を見つけたよ!」
「はい!前方に見た目が変わっていますが、神崎さんと思わしき人とジャンヌさんがいらっしゃいます!」
「あらあら。どうやら間に合ったみたいですね。」
そういって、走りながら合流してくる六華一行
「そんな!?そんな私のサーヴァントたちがやられるなんて・・・」
「な?六華ちゃんたちがそんな簡単に負ける訳ないんだよ。」
私たちが、ランサー、アサシン、セイバー、ライダーを倒して神崎さん達と合流した時には、邪ンヌも少なくない傷を負っていた。邪ンヌは、顔を俯かせて震えていたからこの戦いは私たちの勝ちで終わると思っていた。・・・そう、思っていたのだ・・・
「・・・私が負けるというの?まだ、まだこの国への復讐も、兵士達への復讐も終わらせていないのに、道半ばで果てるというの?
認めない・・・そんなこと認めてたまるか!私は!竜の魔女!この腐った国と国民に復讐を果たすまで死ぬわけにはいかないのよ!!
来なさい!我が手先にして最大の邪竜!ファブニール!!」
そう咆哮した邪ンヌの呼びかけに応じたかのように、私たちを覆い隠すように巨大な影が現れた。
ロマンからの通信でこの巨大な影の持ち主は、伝説の邪竜ファブニールによるものだということが確定してしまった。それと同時に私たちがどれだけ危うい状況にいるのかも理解した。
「令呪をもって我が手先たちに命じます!我がもとに戻ってきなさい!
そして、重ねて霊呪をもってお前達の傷を癒します!さっさと立ち上がりなさい!」
私たちがファブニールに気を取られている内に邪ンヌが霊呪を使って、私達が倒した4基のサーヴァントを復活させていた。
「これで、形勢逆転といったところかしら?でも、一旦ここは引いてあげる。今のままあんた達と戦っても、戦況が長引くだけということはわかりましたので、先に国民たちから始末させていただきましょう。それが終わったらあんた達の息の根を確実に止めてあげる!」
そう宣言して邪ンヌ達はファブニールに乗って、町を後にしようとしていた。
「でも、一方的にやられたんじゃ気が収まらないから、カルデアのマスター!あんたの命はここで貰っていくわ!
これは、憎悪によって磨かれた我が魂の咆哮!
そうして放たれた邪ンヌの宝具が、誰を狙っているのかは、明白だった。しかし、ファブニールの登場、倒した筈のサーヴァントの復活を目の当たりにした私は、いや、私たちは、動けなかった・・・。たった一人を除いて
「危ない!六華ちゃん!」
―そう聞こえた時には、私は突き飛ばされていて、転んだ私が突き飛ばした相手の方を見ると・・・
「がはっ・・・。」
私が立っていた場所で、幾本もの槍に体を貫かれている神崎さんの姿が目に入った・・・
「え?なん、なんで?神崎さんが貫かれてるの?だって、そこにいたのは私で、私が死ぬはずで・・・。あ、あぁ。あああああああああああああ!」
「落ち着いてください先輩!」
「だって!神崎さんが!私のせいで!」
「っ!ドクター!神崎さんの容体は!?」
「いい・・よ・マシュちゃん。自分のこ・・・とは、自・・分で・分・・かる。
俺は、もう駄目だ・・・」
「そんな!そんなこと言わないでください!」
「ジャン・・ヌ・・・。そこ・・・い・らに・・落・ちて・・る・メダ・ルか・・ら銀・・色の奴・・を俺に・・・投げ・・てくれ・・・」
「わ、分かりました・・・」
―カイフクッ!
「ぐふっ・・。これで、少しは話せるようになるか・・・。六華ちゃん、怪我ないか?」
「私は、なんともないけど!神崎さんが!!」
「いいんだ、思わず体が動いちゃったんだから・・・。君が気にすることじゃない。
それに、謝らなきゃいけないのは、俺の方だ。これから先の人理修復を君に託すことになるんだから・・・。」
「そんなこと言わ「聞け!藤丸六華!」っ!」
「これから先、君には途方もないほどの苦難が襲い掛かると思う。それだけじゃなく、誰かを心から憎いと思うことや、許せない、殺してやるって感情が生まれることがあるかもしれない。でも、どうか優しさを忘れないでくれ。例え、その思いが何十、何百と裏切られようと・・・、どうか、優しさだけは、忘れないでくれ。
マシュちゃん。六華ちゃんが蹲って立てなくなったときは、手を差し伸べて一緒に歩いて行ってくれ。そして、君もまた、人理修復を辛いだけのもとして受け止めるんじゃなくて、この旅でしか見つけられないものを見つけてくれ。」
「はいっ!マシュ・キリエライトその願い確かに聞き届けました!」
「ふっ・・・。あとは、頼光さんか・・・。おれは、貴方とはほとんど話した事はないからわからないけど、六華ちゃんとマシュちゃんが貴方のことを母と呼んでいたから、なにか打ち解けたのかな?だったら、どうかこの2人を、貴方の娘を守ってそして、導いて欲しい。間違えたら怒ってあげる。元気がない時は励ましてあげる。一緒にご飯を食べたり、お風呂に入って、一緒に寝るといった当たり前の家族がすることを、2人と同じ歩幅で歩いてやってほしい。俺には、終ぞできなかったことだから・・・。」
「はい。確かに貴方の願い、承りました。しかし、私は、六華とマシュの母なのですからそれは当たり前というものですよ?」
「ふふっ。そうじゃないよ。母親だから当たり前とするんじゃなくて、今ここにいる源頼光として真剣に2人と向き合って欲しい。いつか、分かる時が来る。
あとは、カルデアの職員になにか言うことでもあれば良かったけど、特に仲のよかった相手もいないからパスで。
ジャンヌ。君がやってきたことを君自身が否定しない限り、それは、意味のあるものとして残る。だから、迷わず突き進め。それが旗降って筋力Bまでなった君にできることだ。」
「その言い方はとても語弊があると思います!ですが、分かりました。私は私らしく、もう1人の私に向き合ってみます」
「あぁ。安心した。これで思い残すことは無くなった。」
「っ!そんな、こと言わないで・・・。もっと私たちと旅を続けようよ!神崎さん!!」
「なーに言ってるのさ六華ちゃん。俺も所長も、焼却された人たちも、君が取り戻した未来にいる。そもそも、俺たちが辿り着く場所なんて、無限に広がる未来しかないんだ。君が諦めない限り、俺たちは、その先にいるからさ。だから、止まるんじゃ、ねえぞ!」
―GAMEOVER!
「神崎さん!!」
そう言い残して、私たちの前から神崎さんは、ゲームのポリゴン片が分解されていくかのように消滅した
これは、転生者の物語ではなく
主人公が生きる物語である
ネタにしようとしたのにドシリアスになってしまった・・・。
どないしよ・・・