身長:135
B67cm W48cm H63cm
シスコン
━━━ま━━━…
暖かい、そして心地良い
とても…気持ち良い
━━━━━ア━━様━━
鼻腔をくすぐる紅茶の良い香り
青々とした植物の匂い
━━アリアお嬢様
呼ばれてる?
少々面倒ですが呼ばれているなら仕方ありません、起きましょう
「おはようございますアリアお嬢様、そろそろティータイムにございます」
「おはようございますシャルーテさん…私は寝てしまっていたのですか?」
「はい、妹様とご一緒にぐっすりと」
「エヴァと?」
どうやら私はお花畑で遊びつかれてそのまま寝てしまっていたようです
シャルーテさんにエヴァの場所を聞くと手を繋いでいました
本当に…可愛らしい私の妹…
起こさないように頭を撫でているとくすぐったそうに顔をしかめる
そんな私を見たシャルーテさんが紅茶を入れてきますとだけ言い残して離れていく
「ん…ぅえ?姉様?」
「ハイ、そうですよエヴァ、おはようございます」
「おはようございましゅ…にゅ~ん」
横で座っていた私のお腹にへんな効果音をつけながら抱きついてきました
あぁもう可愛いですね、でもお父様に見つかると叱られてしまいますので一応注意はしておきます
「エヴァ?変な声を出しながら抱きついてきてはいけません」
ペチっとエヴァのおでこを軽く叩いておきましょう
エヴァもあう~とか良いつつ笑顔ですし
「アリアお嬢様、エヴァお嬢様お茶が入りましたのでこちらへどうぞ」
シャルーテさんがお辞儀をしながら伸ばした手の先にはテーブルがおいてありました
紅茶、マカロンになんと、お母様手作りのクッキーまで置かれているじゃないですか!!
「エヴァ、行きましょう」
「はい!姉様」
さて、エヴァを目と耳で楽しみながら鼻と舌で紅茶を楽しんでいる最中ですがここで紹介をしましょう
え?読者様に話しかけるな?多分今回だけになるので安心してください
さて、私の名前はアリアルーデ・マクダウェル、マクダウェル家の長女で次期当主になります
次に私の双子の妹、エヴァンジェリン・マクダウェル、今日で齢10を数える愛しい愛しい私の心の拠り所です。正直この子が居ないのなら私は存在する意義をなくしてしまいます
次にシャルーテことシャルロッテ・アギルビギニングス。代々マクダウェル家のメイド長や執事長を務めてくれる一族のメイドで私やエヴァの名前を自由に呼んでも良い数少ない存在です
「さて、アリアお嬢様、エヴァお嬢様、
ギク…
シャルーテさんは怒るととても怖いです、言葉で言い表すことが出来ないくらい怖いです
そう、私とエヴァは手を繋いだままティータイムを楽しんでいたのですがお行儀が悪いのでやめなさいと何度も怒られては居るんですが…毎回言われるまでは繋いでいます
「いい加減にしていただかないと次回からは問答無用で罰を与えますよ?」
「良いじゃないの!!シャルーテは夫がまだ居ないから私と姉様がラブラブなのに妬いてるんでしょ!!!」
「あ!ばか!!」
恐ろしいことをエヴァは言ってしまいました
そう、シャルーテさんは結婚話がいまだに入ってきていないのです
代々アギルビギニングス家には耐えないほどの求婚届けが送られて来るそうなんですがシャルーテにはいまだに、一通も届いていないのです・・・それも妹のラーシュエルドさんは何十通も毎日のように送られてきているのに…
エヴァはシャルーテさんの一番触れてはいけない部分に思いっきり蹴りを入れたようなもの
青筋を浮かべながら笑ってない笑顔を向けながらこっちに歩いてヒィイ!!!
は、ははは、背後にあ、あ、ああ、あああ悪魔が!!!
「エヴァ~?エヴァンジェリン~?今なんと仰られましたかぁ~?」
あ、あれ?か、かか体が勝手に震えてる?
エヴァの方を見ると「姉様HELPME!!!><」って流石にコレは助けたら私が殺されちゃいます
ガシっと言う音を立ててエヴァの頭を鷲掴みにして小声で何か言っているシャルーテさん
エヴァはもう涙を浮かべながら首を物凄い勢いで上下に振っていますし…何を言われたんでしょう
「ね、ねぇさまぁ…ちょっと漏れた…」
ぐずりながら私に報告されても…ですがアレは…私なら完全に漏らしていたかも知れません
なんというか…すごいですねエヴァは、アレを普通ではないにしろ耐え切れたのですから
今日の晩は家族全員に親戚も集まり私達二人の誕生日パーティーが開かれます
生憎おじいちゃんはこれないらしいです…私はおじいちゃんが好きなのでとても残念です
今日は私達が主役、エヴァとおそろいのドレスを着せてもらい皆が待っている広間へ向かいます
「あれ?…お父様?お母様?」
「姉様…なんだか怖い」
広間の扉を開くと明かりが一つも点いていませんでした
最初はサプライズの何かかと思ったのですが一向に明かりも点かずそして静けさだけが広間を包んでいます
「姉様…嫌な予感がします…嫌…やだ…怖い…」
「大丈夫、ほら、おいで」
エヴァが耐え切れずに泣き出してしまいました
エヴァのことが大好きなお父様やお母様がこんなことをするはずがありません
つまり、これはただ事じゃない事が起きているということです
とりあえずここは危険だと私の本能が告げています
「私達の部屋に戻りましょう?」
「うん…姉様ぁ…」
私達がこの部屋を出ようとしたその瞬間でした
何も無い静寂に包まれたこの部屋に聴いたことも無い声が響きました
「ふふ…お譲ちゃん達ぃ、君達は運が良い…」
「誰…?」
「私かぁ?名前はそうだなぁ…お前達人間がつけた名前ならあるぞぉ?俗に吸血鬼の真祖となぁ」
「吸…血…鬼?!!!」
先ほどまでは大きなテーブルを挟んで向こう側にいたはずの人影はいつの間にか私の前に立っていました
逃げないと!!!
「っ!?」
「ふふふふ…ふぅはははははぁ!!!お前達にチャンスをやろう」
か、体が動かない!?どうして!?こんなときに使えない体ですね!!!!
せめてエヴァだけでも逃がさないと
「お前、姉と呼ばれたのお前に選ばせてやろう。お前が助けたいのは自分か?それとも妹か?お前の助けたい方のみ助けてやろう」
「…えっ?」
「さぁえらべぇ!!!お前は自分の命をとるか妹の命をとるかぁ!!」
「妹、エヴァを助けろ。貴様指一本でもエヴァに触れてみろ、その首を引きちぎってやる」
愚問過ぎます、なぜ妹の命を犠牲にしてまで生きなくてはならないのですか
少々口が悪くなってしまいましたが仕方ないでしょう
どうやらエヴァは金縛りが解けたようでその場にへたり込んでしまいました
「エヴァ…逃げなさい、私は大丈夫だから…生きなさい」
「ぁ……ひっ……ぅあぁ…」
涙を浮かべながら首を左右に振るエヴァの真っ白なドレスは薄黄色い染みを作っていました
恐怖で腰も抜けて動けないのですね…
私がエヴァを逃がそうとした理由は私の死ぬ瞬間を見られたくなかっただけです
だって先ほどこの男は助けるといったのだから逃げる必要は無いのですし
「ね…ぇ様…エ、エヴァは…姉…様とずっと…一緒です」
「っ…ありがとうエヴァ、私達は永遠に一緒よ」
「くはっはっはっは!!!!いいねぇ!!君達は変わってるよぉ永遠に一緒ねぇ。その願いを叶えてやろう!!!」
そう言ったこの男は自分の指を引きちぎりそのまま私の口にねじ込んできました
私も必死に抵抗したもののその努力むなしく大量の血液を飲まされて体の変化に気付きました
先ほどまでは殆ど何も見えなかったはずの広間、それがまるでお昼時のようにはっきりと見えたのです
「コレでお前も吸血鬼の真祖に仲間入りだぁ、お前の妹もなぁ」
すぐに私はエヴァを守ろうとした、でも体は言うことを聞いてくれませんでした
声すら、発することもままなりませんでした
私がされたときと同じようにエヴァも血を飲まされて変化に驚いています
「ふふふふふふぅはははははははは!!!憎いか!?憎いのなら殺しに来い!!私を殺せるのはお前達だけだ!!!お前達には俺への忠誠心なんてものは一切入れてねぇ!せいぜい永遠をたのしみなぁ」
そしてその男は闇へと消えました
生き残った私とエヴァ、他の使用人や親戚の方はどうなったか分りません…
ですが多分、皆もうここにはいないんだと、なんとなくですが分ってしまいます…
「エヴァ…気持ち悪いね、お風呂入ろっか」
「姉……様………ぁ…うぅぁぁああああああぁぁあああ!!!!!」
あの男が消えたことで金縛りも消えました
多分エヴァも緊張の糸が切れたのでしょう、大声を上げて泣き出してしまいました
お風呂に入りたいです…
あ、お風呂と言うのはですね、お爺様の親友のお方がジャッポネの人らしくその国の文化でお湯を大きなベットサイズの箱に溜めて体を洗うものらしいです。初めてお爺様の家でお爺様と一緒に入ったときは天にも昇るような気持ちでした。コレをジャッポネでは湯浴みと言うらしくとてもすばらしいものでしたのでこの家にもお父様に我侭を言って作ってもらったのが記憶に新しいです
しかしこのお風呂、使用人には余り受けが良くなかったみたいで自分で準備するのならば、との条件で作ってもらったので今のような状況でも入ることが出来るのです
所変わって入浴中です
お風呂ではいつもはしゃいでいたエヴァも今日は私の手を握ったまま震えてます
仕方ないと思います…ですが何で私はそこまで恐怖に震えて無いんでしょうか・・・?
「エヴァ、明日お爺様の家へ向かいましょう」
「え?でも…」
「私達の大切な家を化物屋敷にしたくは無いのです…最も化物は私たちなのですが」
うう~ん…この子にもやはり教えておくべきでしょうね
魔法と魔術と陰陽術と呼ばれるものがこの世界に存在することを
まぁおんみょうじゅちゅ…陰陽術は私も良くは知らないのですけどね…
「エヴァ、明日お爺様の家に着いたら大切なお話があります」
「お話?」
「はい、お話です」
私とエヴァはその日、私のベットで一緒に寝ました
エヴァは泣き出し、私は怒りと憎悪に飲まれないようにするのに手がいっぱいになりました
※吸血鬼の真祖のおっさんのCVは若本さんと思って書いてみました
どうでしたか?
ちょっと調子に乗ったことを言ってみます
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ちなみに私が投稿しようかな~と思っても投稿します←