命刻龍は異世界で何を守る?   作:遠弥 秋菜

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[今日の一言]
祝十話っ、これからも頑張らせていただきますっ!
あっ、そういえば今日の一言…。
モンハン野良で潜ってたんですよ。
取り敢えず寂しい…

どうぞっ!


第十話[懐かしき女神]

 

—時を少しばかり巻き戻して"幻想の空間„—

 

「うぅ…ここは…」

目を覚ますと俺は知らない場所に居た。目の前には多彩な花が咲き誇り、青空が広がっている。幻想的という言葉がちょうど当てはまるような光景だった。

「久しぶりだね、誠治君」

「っ!?」

背後から声が聞こえる。聞いたことが無い気声だがどこか懐かった。後ろを振り向くと

「お前はっ…あの時の」

「覚えててくれて嬉しいな!」

目の前で微笑む少女。この少女はさっきまで居た世界に送ってくれた人物だった。

「私は"祖龍ミラボレアス„人間からはルーツって呼ばれてたりするよ」

「そうか、改めて宜しくな。ルーツ」

「エヘヘッ、誠治くんに【ルーツ】って言われた…」

ボソボソと俺には聞こえない声で何かを呟いている。

「どうかしたか?ルーツ」

「あっ、気にしないで、誠治くんには関係ないから!」

「ならいいんだか。それよりここはどこだ?」

「ここは私と誠治くんしか居ない空間かな。詳しくは言えないけど。それでね、誠治くんをここに呼んだのは他でもないの。今君はどうなっているかわかる?」

そう聞かれ詳しく思い出そうとする。だが思い出せない。覚えているのは改造されたアオアシラと戦っている所まで。そのことをルーツにいうとまるで知っていたような反応をする。

「そうだろうね。だって誠治くんは暴走してたんだから」

「えっ、どういうことだよっ!。リザ達は怪我してないよなっ!?」

「安心して。リザちゃん達は怪我してないから。今君は意識を失っているの。誠治くんは魂蝕属性を使った、そしてその力を制御仕切れずに暴走してたんだ」

魂蝕属性、それは俺の父親が使っていた能力の一つだ。この能力は対象の体内からどんどんと、最後には精神までを蝕み殺す。その蝕み方はいろいろあるがただ殺傷を目的とした能力だ。

「そう言われれば…そんな気がする。でもなんでそのことを知ってるんだ?」

「私は君のいる世界の神様だからなんだ〜」

「軽々しく言うよな…」

「えへへー」

神様と言ってるがその事実を知らない人が見るとただの少女と勘違いしてしまいそうな幼さをかも出している。

(こんな調子で大丈夫なのかよ…)

「ルーツ、それだけを言いに来たのか?」

「もう一つだけ話すことがあるよ。この話は誠治くんの能力に関係してるんだ」

俺ばはルーツにさっきまで居た世界のことについて知らないことを教えてもらった。教えてもらった能力内容はいかにも俺には相応しくないものだった。

「そろそろ行くね、誠治くん」

「教えてくれてありがとな、ルーツ」

「えへへ…。…最後に少しだけ失礼するね」

頬を赤く染めながらルーツは俺の前まで歩を進めてくる。

「私の…初めてっ!」

チュ…

「っ!?」

「いきなりごめんね。君のファーストキスは貰っちゃった。でも安心して、これは夢だから…」

「ルーツッ、おまっ…」

ルーツは悲しそうな表情で笑いながら消えていった。それと同時に俺の意識は途絶えた。

 

           ***

 

兄さんがいきなり目を覚ました。私は兄さんのもとへ駆け寄る。

「大丈夫ですかっ?」

その姿はとても脆く何処か不安そうな表情をしていた。

頬を真っ赤に染め、上目遣いで私を見てくる。

(色気がっ…かわいいですっ!)

「頭が…痛い…」

「兄さん…一度寝転がってください、私の膝に…」

「うぅ…」

何も言わないまま私の膝に勢い良く倒れ込んでくる。

「よしよし…」

「ずるいですっ…(ボソッ」

エマさんが何か言ってますが私は気にせず兄さんの色気じみた顔を堪能する。

「痛い…」

「レン様…可愛い…」

「リン、そこだけは共感できますね」

どことなく仲の悪いリンさんとディブロさんが珍しく共感していた。

「リザ、俺達男は外に出とくわ」

「散歩に行く…」

「おいディブロ、行くぞ」

「俺は行くなんて言ってないぞっ!」

そのまま男三人は外へと出ていった。

「すぅ…すぅ…」

「寝ちゃいましたね」

エマさんが声を掛けてくる。

「寝顔が可愛いですよね…よしよし」

私はどんな寝顔でも可愛いと感じてしまう。

「リ…ザ…。エ…マ…」

「「…っ!?」」

「行か…ない…で…」

涙を零しながら寝言を言う兄さんの頭を撫でる。

「私達はここに居ますよ」

「エマさんの言うとおりです」

そう言って私達は兄さんの側に居た。しばらくするとバンさんたちが帰ってきて「今日の夜ご飯取りに行くか?」と誘われ悔しながらもリザさんに兄さんを譲る結果となった。

 

           ***

 

「どうだ?楽しいだろっ」

「人と一緒に戦うってこともたまにはいいな」

「そうだな…」

俺を含めた男三人が武器片手にモンスターを狩って行く。その狩っているモンスターはガノトトス二頭だ。何故ガノトトス二頭と戦っているかって?それには海より深い事情があってだな。

 

「今日の夜ご飯はこんがり魚だっ!」

「そうなのか…」

「生でも食えるだろ」

ディブロがそう言うとリザが

「違いますよっ!兄さんが魚を食べたときに生だったらお腹が痛くなるじゃないですかっ!」

「二人共、違うぞ…バンの言ってることと…」

「「え?」」

「そうだ、理由は取り敢えずうまいからだっ!ここは幸い色んな魚が居るからな。確かここには伝説の【キングカジキマグロ】が居るかもだからな、ぜひ釣って食いたい」

「もう少し兄さんのことを考えてくださいよ…」

 

そして俺達は釣りを始めたのだ。最初は上手くいったんだが釣っていくうちにガノトトスに遭遇するっていうことになったのだ。しかも夫婦のガノトトス。

「水ブレス来るぞっ!」

「了解…」

「わかったっ!」

水ブレスを避け距離を詰める。そしてガノトトスの腹部に太刀の先を刺し、そのまま前に走る。するとガノトトスの腹部は避け、絶命した。もう一匹のガノトトスは龍化したディブロとノアに殺されていた。

「グァアアアアアアアアアアアッッッ!!!」

勝利の雄叫びをあげる。

「終わりましたかー?」

二匹が絶命すると草木の中からリザが現れる。

「あぁ終わっだぞ。ディブロー、解体作業するぞー!」

するとディブロは擬人化し、俺のもとへ寄ってくる。

「何するんだ?」

「このガノトトスを解体するんだよ。確かメスの方にある卵が体にいいらしい。えーと…」

「これか?」

「それは違うやつだな」

「これですか?」

「おぉっ!それだそれだ」

俺達はこのあとガノトトスを解体し終えた。解体作業中、胃袋にあった希少素材などを見つけて盛り上がったのはまた別の話…。




どうでしたでしょうか?
今回はレンくんが女神兼ルーツと関わりを持つ話が軸となっております。おまけは釣りですね。私は書いてるときにですね。ガノトトスを食べたくなりました。
それでは謝辞を言いたいと思います。
読者の皆様、この作品を読んでいただいてありがとうございます!これからも読者様が面白いと思える作品を作るのでよろしくお願いしますっ!
評価、感想お願いしますっ。
それではまた会いましょう!
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