命刻龍は異世界で何を守る?   作:遠弥 秋菜

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投稿遅れてすみません…。Wi-Fiが壊れまして投稿出来ませんでした。本当にすいません!今日からは普通に投稿するつもりなのでよろしくお願いしますっ!


第十二話[力に狂った竜の群れ]

今俺はとある服を着ている。白黒で構成された服にフリルがついた物だ。ここまで言えば察するだろうが俺は今、『メイド服』を着ている。

「エマ…、脱いでいいよな…?」

「何言ってるんですか?ダメに決まってます」

「兄さん…可愛いです。はぁはぁ…」

「「レン様、お似合いです!」」

「バン、散歩に行こう…」

周りには味方がいなさそうだ。それにしてもこのメイド服はミニスカートのためとてもスースーする。しかも露出度がやけに高い。要するに俺が今言いたいのは…

「恥ずかしい…」

俺は男だぞっ!?

「兄さん、男の子だった頃とは違いますね。もう女の子でいいんじゃないですか?」

「いやいや、俺は男だからなっ!?」

「そうですね、お姉ちゃん!」

にこやかな表情で『お姉ちゃん』と呼ばれる。だから俺は男だって…。そう心の中でぼやいでいると外からバンたちの叫び声がする。

「外に出てこいっ!こいつはヤバイぞ!」

そしてリン、ディブロ、俺の三人は擬人化を解き、エマたちは武具を持って外へ出る。

 

「ガァアアアアアアアッ!」

「ガァアアアアアアアッ!」

「ガァアアアアアアアッ!」

 

そこには地獄絵図の様な光景があった。その光景は想像もしていないものだった。

「何でこんなにっ!?」

周りに沢山のモンスターが鎮座している。禍々しくも何処か恐怖に身を犯されたような姿で…。

 

「アリス、私は西側の殲滅に向かいます、バンたち二人は東、アリスは南をお願いします!」

(って事は俺達は北だな!)

「私は部屋の中に隠れときます。お姉ちゃん、無理しちゃ駄目ですよ…」

心配そうに見てくるリザに俺は慰めの言葉を掛ける。

(大丈夫、もう心配させないから)

俺はそう告げ前に出る。

(リン達はリザを守りながら地面に降りたやつを殺してくれ)

俺は翼を大きく広げ、空へ舞い上がる。するといきなり

横からセルレギオスが現れる。体感速度を上げ、魂蝕ブレスを打ち込む。すると俺の反応速度に驚いたのか素っ頓狂な声を上げながら下へと落ちていった。

(それにしても数が多いな…)

この時ルーツから教えてもらった方法を思い出した。その方法とは『魂蝕纏い』である。この方法は体内から空気中に溢れ出ている魂蝕属性を部位に纏わせるというものだ。どういう原理から分からないが身体能力が上がり、魂蝕属性の攻撃が強化されるらしい。

(ルーツの方法、試させてもらうぜ!)

俺は『魂蝕纏い』を発動した。すると俺の体に黒い霧のようなものが纏わりつく。どんどんと体から力が湧いてくる。

「グァアアアアアアアアアッッッ!!!」

思わず咆哮し、目の前にいたセルレギオスの喉笛を噛みちぎる。そして周りには集まってきたセルレギオスに新たな技を繰り出す。ます魂蝕属性で出来た鱗粉を空気中に散乱させる。そして鱗粉をセルレギオスの皮膚に付着させた。するとセルレギオス達が悶ながら落ちていく。かろうじて飛んでいるものには爪を腹部に食い込ませ、抉って殺した。

(レン様っ!セルレギオスの攻撃は喰らわないでください!)

(何故か知らんがわかった!)

ディブロに言われたとおりに攻撃を回避し、反撃を仕掛ける。そして暫くセルレギオスを狩り続けた。ブレスを撒き散らし、爪で殺す。これの繰り返しだ。

(レン様、上にっ!」

急に背中に激痛が走る。何かか食い込むような痛みを。

(ちっ、上かよっ!)

「グァアアアアアアアアアッッッ!!!」

「ガァアアアアアアアアアッッッ!!!」

俺が噛み付こうとすると後退し、臨戦態勢をとるセルレギオス。この個体は周りのセルレギオスと比べて気配が違った。何処か自我を保っているような感じだ。俺は魂蝕ブレスを打ち込むがすんなりと回避され、急降下キックをお見舞いされる。ギリギリのところで回避し、距離をとる。

(結構やるな…)

今の俺は背中に傷がある。この傷はかなり深めで血が大量に出ていた。取り敢えず黒い霧で覆い、応急処置を施す。さっき知ったのだが、この黒い霧には回復効果もあるらしい。実に使い勝手の良い代物だ。応急処置を終え、一気に距離を詰める。

「ガァアアアッ!?」

セルレギオスは俺の回復力に驚き、回避を遅らせた。その隙きを逃すはずがなく、俺は首に牙を食い込ませる。牙からどんどんと体内へ魂蝕属性を流し込んでいく。すると最初の方は暴れていたセルレギオスがあっけなく絶命した。

「グァアアアアアアアアアッッッ!!!」

その死体を地面に落とすと周りのセルレギオス達が動きを変える。セルレギオス達は落ちていった同胞を喰らったのだ。寄ってたかって、肉を貪る。その光景はなんとも言葉に表現しづらいものだった。

 

           ✳✳✳

 

「数が多すぎますよ…」

私は今、苦戦を強いられていた。大半はレンさんの方へ行ったが、それでも数が多かった。

「ガァアアアアアアアッ!」

上空からセルレギオスに襲われるが手に持っている武器で急所を切り裂く。そしてセルレギオスは急所を抑えながらも絶命した。

「ガァアア…」

「…っ!?狂竜化してるっ!?」

私は今気づいた。ここにいるセルレギオスがすべて狂龍化していることに。目の前に現れた個体もそうだ。

「もしかして…、でもあのモンスターはあの『ギルド』が討伐したはずじゃ…」

思考を巡らせながらも臨戦態勢をとる。そして先に仕掛けてきたのはセルレギオスの方だった。宙に舞い上がり急降下キックを繰り出してきた。私はそれを回避しながら横腹を斬る。だが鱗に弾き返されてしまった。私は直ぐに体制を立て直す。

「やりますね…」

「ガルルゥ…」

お互いににらみ合う中、先に動いたのは私の方だった。片手剣を握りしめ、セルレギオスに急速に接近する。私が切りつけようとすると、空へ羽ばたき

「せあぁぁぁっ!」

「ガァアアッ!?」

鱗の隙間に刃が食い込み、鮮血が吹き出す。そして大量出血は続き、セルレギオスは絶命した。倒したあとに気づいた事だか一部の個体が『狂竜ウイルス』と言うものを克服していた。

「少なからずいますね…」

私が絶句していると、

「大丈夫ですか?」

いきなり背後から聞き覚えのある声が聞こえた。

「リッ、リンさんッ!?」

「ある程度倒してきたので手伝いに来ましたっ!」

「ありがとうございますっ!」

私がお礼を言うと同時に横からセルレギオスが襲い掛かってくる。

「始めましょうっ!」

「はいっ!」

そう言って私達二人の無双劇が始まった。




どうでしたでしょうか?
久しぶりに書いたのでぎこちないかも知れません。
今回は取り敢えず異変の初歩的な部分ですね。
例えば『狂竜化』とか『ギルド』とか…。沢山ありますね。(多分)
感想や評価、是非ともお願いします!
それでは次話をお楽しみにっ!
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