最近睡眠不足が溜まってます…。肌がガサガサですよ。
皆様も睡眠不足には気をつけてくださいね?
それではどうぞ!
俺『加賀誠治』にも愛しい人はいる。それは『リザ』、俺の義妹だ。リザは俺が拾ってきた少女であり戦争孤児である。今の時代戦争孤児など珍しいかもしれないが俺はそんな事を考えていなかった。
この時のリザの目は死んでいた。光がなく、希望を信じてなどいないようだった。
家へ連れて帰り、まず母親に素直にこのことを告げた。この時の俺は断られると確信していた。なぜなら俺の家はあまり裕福では無かったからだ。だが予想とは裏腹に母親は許してくれた。なぜ許してくれたのかは今になっても分からない。
リザは最初の頃は俺達の事を怖がっていた。だが次第に緊張は無くなっていた。仲良く会話を交わし、時には何処かへ出かけたりもする仲である。最終的には俺にとても懐いた。消して悪いことではないが美人なリザにこうも懐かれると恥ずかしいものだ。
そこからしばらくは普通の生活を送ることが出来た。
『父親が帰ってくるまでは』
父親が出張から帰ってきた。父親は帰ってきた途端、部屋を荒らし始める。部屋はぐちゃぐちゃになり、先程までの面影は無かった。恐らくこんな事をするのは仕事からのストレスだろう。
そして暫く荒らした後、俺達にも八つ当たりを行い始めた。最初は母親、そして俺へと矛先は向く。
溝落ちを蹴られ、頭を地面に押し付けられ、殴られる。髪の毛を掴まれたまま持ち上げられ膝蹴りを打ち込んでくる。体には多数の痣の後。いつまでたっても消えない、まるで俺の記憶のように…。
俺を散々痛めつけた後、父親はリザの存在に気づく。リザは怯え、足がすくんだように動かなくなった。それをいいことに父親は調子に乗ってリザに手をあげようとする。
すると俺の心に一つの感情が生まれた。
それは『殺意』である。実の父親への殺意。
この時の俺は父親の事を『父親』と認識していない。こいつはただの他人だ。体が無意識に動く。音を立てずにキッチンへと向かい包丁を手に取る。後は簡単だった。
『父親を殺す』
早く行かなきゃ
俺がリザを『守る』
あいつなんか『死ねばいいのに』
視界は紅に染まる。包丁を握る手の力は無意識に強くなっていた。父親の背後に佇む。大きな背中、昔は俺も憧れていた。だが今は違う。
包丁を高く振り上げそのまま振り下ろした。
───グチャッ
気色の悪い音が部屋を反響した。俺の体は返り血で染まる。そして父親は絶句したまま倒れた。その姿は無様でとても似合っている。
俺はその場に立ち尽くす、無感情で。視界には死んだ父親、気絶した母親、そして…。
「ごめんなさい…」
リザが俺の胸に顔を埋める。リザの体温が冷めきった俺の体を包み込んだ。
そこからは俺も覚えていない。それは俺がそこで意識が途絶えたからだ。目が覚めた時には何も覚えていない。楽しかった記憶した残っていない。
俺が目が覚めた時に目の前にいたのはリザだった。リザは泣きながら喋りかけてくれる。
「兄さんは一ヶ月も眠ってたんですよ?」
「お母さんも心配してましたよ!」
「私、学校に行けるようになったんです!」
「えっと…その…私、兄さんの『妹』になりました…」
これが俺とリザが家族になった瞬間である。
「私じゃ…嫌ですか…?」
ボーッとしていた俺に向けて上目遣いで俺の瞳を覗き込んでくる。リザは頬を紅くし、俺は男心を擽られていた。俺は急いで首を縦に降る。すると
「兄さん、大好きです!だーいすきっ!」
そう言って抱きついてくる。俺は突然のリザの行動に慌てふためく。だがリザがガッチリと俺を掴んでいたせいで身動きが出来ない。
「兄さんは私のものです!」
その時のリザの笑顔は泣いていた。
どうでしたか?
今回と次回は『過去語り』となる予定です。
誠治とリザの過去、上手く書けませんでした…。自分の語彙能力を怨みますよ…。
また過去語りは書くつもりですのでお楽しみ!
感想、評価お待ちしております。
それでは次回、お会いしましょう!