命刻龍は異世界で何を守る?   作:遠弥 秋菜

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【今日の一言】
私は午後ティーの中ではミルクティー派です。
これを書いてるときも飲んでたりもします。

?「我の入れた紅茶も飲んでみるか?」

それではどうぞ!


第二十五話[『回想編』紅茶を啜るは老齢な古龍]

少し時を遡る。

 

私達姉妹は空を飛んでいた。空には飛竜の群れ?や時折古龍を見つける。なんとも見ていて飽きない景色だ。

だが一つ、納得いかないことがある。それは……

 

「…………」

「ねぇ、お姉ちゃん。早く機嫌直してよ…」

「そうだぞ、さっきから殺気が凄いことになっている」

「いやね!僕たちが彼のもとからお姉ちゃんを離れ離れにしたのは悪かったよ。悪かったけどお姉ちゃんは祖龍もあるんだからね!」

そう、そのとおり。私は祖龍……。でも私にも人間と合う機会くらい合ってもいいよね!そうだよねっ?

「……今回は私も我慢する…」

私は思ってもいない事を口走り、二人を置いてスピードを上げた。そのせいで強風が鱗を無でる。だが私にとっては心地良い。

「待ってよー!」

後ろから声が聞こえるけれど気にしない。今は何も考えたくないのだ。

 

──────────────────────

 

──コンコンコン

ドアを叩く音がする。我は重たい腰を上げて玄関へと向った。

 

「なんじゃ…ってソナタらか…」

「あっ、ラオ爺!」

「ラオ爺、久しぶりだね」

目の前におるのは三人の美女。我にとっては悪魔じゃがの…。

「どうしたのじゃ?ソナタらが我に用などあるまい」

「その実、用があってきた」

「珍しい事もあるものじゃ。それで何用じゃ?」

我は取り敢えず三人を家の中へと迎え入れる。そして三人はリビングへ、我は台所へと向かった。

我はそっと棚からポットを取出し、紅茶を作る。

「あっ、この匂いは!」

「よくわかったのぉ、バルカン…」

「もっ、もしかしてその匂いはっ…!」

「そう、この茶葉はこの山にのみ生えてお──」

「はいはいラオ爺紅茶の話は後でネー」

おっと我としたことが取り乱してしまった…。

我は気を改め、話していた間に完成していた紅茶をティーカップへと注ぐ。

 

ここで『何で爺さんがティーカップなんて持ってんだよ』と思うじゃろうが気にしないでおるのじゃぞ?

 

 

コトンとティーカップを机に置く音が部屋の中に木霊する。

「それでね、ラオ爺」

「なんじゃ」

「復活したんだよ、『アイツ』が…」

…………。

「なん…じゃと…」

祖龍の言う『アイツ』。こやつは

 

絶対に復活してはいけない存在。

 

龍が関わってはいけない存在。

 

忌むべき存在。

 

「それで…あやつの手には何が握られておるのじゃ?」

「私もまだ見てないんだ…でも一人、見た『人間』がいるよ」

またもや危険なことをこうも簡単に…。この後胃薬飲む他ないのぉ…。

「そして僕がその人間に接触するよー」

「ボレアス…まぁ良いじゃろう」

「ってもうこんな時間ッ!?ライ爺、最後に話すことがあるから急いで話すね!」

 

その後、我は祖龍から話を聞いた。それはかの『調停者』の息子の話である。やけに美化して語っておったがまぁ、大方話の内容はあっておるんじゃろうな…。

まず調停者の息子は今、女であること。これは単に祖龍が遊んでおるようじゃがそれが功を奏したとも言える。

そしてもう一つ、それは調停者の息子がアヤツに接触したこと。

これは非常に不味いことになっておる。その内容は過去を少し語らなければならないようじゃな…。

 

 

 

 

 

遥か昔、この世界は龍が支配していた。

力こそが全て、無力な人間は成す術なく滅びの道を進んでいた。

支配していた龍は一匹の白龍である。彼は純白の衣を纏い、対象的な黒き闇を象ったようなものだ。

歩く度に草木は枯れ、空は暗黒の名のもとに消え去ってしまっていた。

そしてそんな中から生まれたのが『アヤツ』と『魂喰龍』である。なぜ生まれたかは白竜のみ知る事であるが、恐らくは人間と龍の『コロシアイ』を拝みたかったのであろうな。

その結果は白竜の思いどおりとなった。一応だがこの戦いは『竜大戦』とは異なるものである。この大戦はそのような時代の話ではない。この大戦は後にこう呼ばれる戦いであろう。『人滅大戦』と……。

 

「ラオ爺ッ?」

 

おっと、考えすぎてしまったようじゃな。続きはまた思い出すとしよう。

 

 

「すまんかったのぉ、それでソナタらは行くのか?彼女のもとへ…」

「そうだね…気になるし向かうとするよ」

「また今度紅茶の話でもしに来る時に土産がてらに話す」

「それは楽しみじゃ、ホッホッホッ」

 

そんなくだらない話を終わりに三姉妹はどこか遠くへと飛んでいった。

 

──────────────────────

 

例の事件から一日が経過した。あれからは特に何も進展はなく、ただ戦闘街が立ち入り禁止となっただけだった。私は個人的に大老長と話をしただけ。レンくんとも合ってはいない。そのせいで心に穴が空いたみたいだけど気には止めない。

 

そして今、とある人と話していた。場所は…わからない。分かるのはドンドルマの広場。でも周りの人は止まって動かない。要するに動いているのは私と目の前の人だけだと言うことだ。

「あの…どなたですか?」

「僕には特に名前はないよ〜」

目の前にいるのは先の見えない闇のような黒色の布を被っているナニカだ。パッと見るだけで禍々しくも恐ろしい。人間じゃ無いみたいに…。

「私は君に聞きたいことがあって来たんだ」

「聞きたい…事…?」

「君、昨日の事件現場に居たよね?」

「何故それをっ!?」

思わず見構えてしまう。あの場にいたのは私を入れて極少数。口外するものもいないこの現状で私がいたという事はわからないはずなのだ。

「まぁそんなことはどうでもいいんだよ。僕が聞きたいのは別の事」

「それは…」

「最後に一人の男とあったでしょ?その男が持っていた武器を教えてほしくてね。だから僕は此処に来たんだ」

男…武器…。

思い返すと確かに男は居た。忌々しい雰囲気を纏った剣を持った男が…。

「なるほど。ありがとうね。それじゃまた何処かで!」

聞かれた質問に答えようとしたが黒色の布を被った人はいつの間にか一言残して消えていった。先程まで黒色の布を被っている人がいた場所には黒焦げたあとが残っている。

 

「なんだったんですか…今のは…」

 

 

周りの時は動き出している。

 

いつもどおりに……。

 




遅れてスミマセンでした。許してくださいナンデモシマスカラ。(大嘘)
最近になって課題が多くて書く時間が少なくて…申し訳ないです…。
恐らく次もこれくらいの投稿スピードになるかもです。
なるべく早く投稿するようにはしますので!
ソレでは次回、お会いしましょう!
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