テストなり用事なりといろいろ重なりまして…。
これからは夏休みもあって書く時間が増えると思いますのでご容赦ください。
それではどうぞ!
ここは火山。溶岩や岩石が山のようにある場所である。
そしてそんな場所にてとある殺し合いが今、始まろうとしていた。
「ガァァァァァァァァ!」
「ったくどいつとこいつも…」
目の前には三体の龍。一匹はなんかスッゲェゴツゴツしたやつ。取り敢えず顎がデカイな。
二匹目は腕とかが緑色に発光してるな…。宝石みたいだ。
三匹目は…何だこいつ…。モンスターか?黒い鎧をつけたやつなんて初めてだぞ?
まぁそんなことはどうでもいい。どうせコロスンダカラ…!
俺は携えていた剣を抜刀し構える。その剣は禍々しく唸り、早く目の前の龍を殺せと嘆いている。
「グァァァァァァァ!」
「……ッ!」
顎デカの龍が転がってくるのに合わせて俺は飛び上がる。そして転がっている龍の鱗を軽く触れながら体を捻った。
「グァァァァ…グッ、ガァッ!?」
龍は悶ながら地面を転がりまわる。そしてその様子を見ていた黒いやつ達は呆然と立ち尽くしていた。
それは何故か。
その理由は俺のこの能力による。俺の手には触れたものを意図的に腐敗させ、消滅させる能力がある。俺はそれを使っただけだ。軽く鱗に触れて腐敗させただけ。
「脆いな、お前たち…」
失望した。この俺に喧嘩を売ってくるんだからそれなりに強いと思っていたが…。全く持って『雑魚』だ。
まだあのときのやつの方が強い…。
「ギュルァァァァァァ!」
ふと死体と成り果てた龍を見下していると咆哮が俺の耳を劈く。
「お前だけか…仕方がねぇ。掛かってこい」
改めて黒い鎧をつけたやつに向き直る。そしてお互いに睨み合った後に戦闘を開始した。
先手は俺、剣に腐食能力を付与し切りつけた。刃は鎧を貫通した…が。
「ちっ、その鎧硬ってぇなぁ!せぁぁ!」
「ギュルァァァァァァ!」
後手は黒い鎧をした龍。龍は自らの長い体躯を駆使し攻撃を繰り出してくる。そしてその攻撃には体内から創り出した炎を絡めてもきた。
だがそんな炎を俺には通用しない。
俺は並の人間では出来ないような動きで龍に接近する。そして首根っこを荒く掴み地面に打ち付けた。
「ギュラァァァァァ!」
生物の上げることのない方向を轟かせ、龍は悶え、暴れる。俺はそんな龍をそっちのけにして、首に噛み付いた。すると龍は次第に大人しくなっていき…
『絶命した』。
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「リザちゃん、また頼むぜ!」
「こちらこそありがとうございます!」
私は頼まれていた買い物を済ませ、思いバック片手にとある場所へと向かっていた。とある場所というのはレンさんと最後にあった場所…、レンさんを最後に目にした場所である。
今の戦闘街は今までの戦闘外の雰囲気さえも感じない。まるで別物のように。
私はそんな中、足を止めずに奥へと進む。足を地面に踏み付けるたびにジャリジャリと音を立てた。
私は今日ここに赴いたのはとある理由があったからだ。その理由は例の事件の時に約束したものである。
「……」
いざ目的のものを目にしてしまうとたじろいでしまう。その圧倒的な威圧、佇まい。
「ディブロさん…」
「久しぶりだな、エマ」
あのとき以来…。私はそんな他愛もない言葉を呑み込み、向き直る。
「今のレン様の状況を伝えに来た。…聞きたいか?」
「……」
「あまり聞かない方が俺はいいと思う。だがお前が聞きたいなら聞かせてやる」
冷たい声で、諭すような声は私の心を揺らす。だけどここで目を背けるのは駄目だ。
「きっ…聞かせてください…」
「わかった。今、レン様は昏睡状態だ。理由は腹にある『生命核』を抉られたから…。そして精神の不安定…」
「生命核…?」
私はその単語を初めて聞く。
「生命核っていうのはレン様特有の体内機関だ。確かエマ、お前はレン様の力を知っていたはずだ」
「もしかしてあの力の核となるものですか?」
「勘がいいな。だがレン様が昏睡状態になったのは別の理由。レン様の生命核は自らの命を保っているものでもあるんだ」
「っていうことは…」
私は嫌な予感がした…。体全体に寒気が走る…。
「大丈夫、レン様はなんとか生き延びていらっしゃる。安心しろ。といってもいい状況とはとても言い難いがな」
「それはどういうことですか…?」
少し恐怖感を抱きながら、ディブロさんに質問した。
「あの日の最後、レン様は腹を抉られただろ…あれがまだ塞がっていないんだ…。…アノ忌々シキ人間ガッ!」
ディブロさんの声とともに周りの温度が急激に上昇していく。周りの建物は少し溶け、雑草が枯れていた。
それほどまでにディブロさんは頭にきているということ…。
「…すまない。それで今は昏睡状態のまま、眠っていらっしゃるわけだ。側にはリザ様やリンがいる」
「良かった…」
肩の荷が降りたかのように気が楽になる。『少し』…だが…。
「伝えることも伝えた。そろそろ俺は戻る、また来るときにはレン様も一緒だろう」
「そうですか…」
「…ちゃんと謝るんだぞ、エマ」
そう言い残してディブロさんは龍化し、地面の中へと消えていった。未だに周りの空気は熱を帯びている。
「……」
だが今の私にはそんなことよりもレンさんが重症を負っていることが気がきでならない。私が原因なのに…あんなに優しくしてもらえたのに…。
彼の辛いときに私は側に居ることが出来ない。
多分私はこのときの私を恨むだろう。
無力で何も出来ない。そんな私を……。
どうでしたか?
あまり書いていなかったのでどうなっているか心配です。私は読者の方々が喜んでもらえたらそれでいいんですけどね!
それでは次回、お会いしましょう!