↑月一投稿になりつつある作者の例。
あの後、ネギは俺たちの家で一泊することとなった。流石にこの時間帯、夜行性のモンスターがうろついる。そんな状態なのに帰すわけにもいかない。そしてディブロからの依頼、それは砂漠で、ディアブロス一頭の角を折るものだった。これをだした理由はディブロ曰くこれくらいできないとダメらしい。些か難しいとは思うが、これもディブロが選んだものだ。
それで今は深夜、日にちが変わって少し経った頃である。
「ネギくん、だったよね?」
「そうですニャ」
ここは自宅から少し離れた、遺跡平原の小高い丘の上。そんな場所にリンとネギは二人で散歩しに来て居た。
「それにしても凄い場所ですニャ!」
「私もほんと凄いと思う!たまに来るぐらいだったし!」
一応ネギの前では人の姿で居るリンは大人気なくも楽しげにはしゃぎ回る。
「リンさん、あまりはしゃぐと転けますニャ!」
「少しくらい大丈夫だってってうわぁぁっ!?」
「言ったじゃニャいですか…大丈夫ですかニャ?」
芝生の上に寝転がるリンに声を掛けるネギ。するとリンは少し表情を変えて、口を開いた。
「大丈夫だよ〜。あっ、そうそう。唐突なんだけどね」
リンは続けて話す。
「ディブロの事なんだけどさ…どうしてあいつのお供になろうと思ったの?」
「その事ですかニャ…」
「あっ、話したくなかったら良いんだよ!?」
「大丈夫ですニャ」
ネギはリンの隣にちょこんと座り込み、話し始めた。
僕は昔から強いハンターさんのオトモになることが夢だったニャ。武器を片手にモンスターと戦う、そんなハンターさんニャ。
けどそんなハンターさんと一緒に旅をするには強くならなきゃいけないニャ。だから僕は砂漠へ旅に出たニャ。
砂漠についてからはいろんなモンスター達を見てきたニャ。おっきい骨を背中に乗せた蟹とか、おっきなサカニャとかニャ。どれもおいしそ…じゃなかったニャ、強そうだったニャ。
それでも僕はまだまだ旅を続けましたニャ。砂漠だけでも大きかったしニャ、楽しかったニャ。特に遺跡は凄かったニャよ!誰が作ったかわからない建物とか三角の何かとか…色々あったニャ。
でも僕の中ではとびきり驚いたものがあったニャ、それは…。
一匹の『ディアブロス』ニャ。
一見普通のディアブロスニャんだけど…よく見たら全然違ったニャ。頭に生えているいつもの角は赤くなって、翼とか尻尾とかもほんのり赤かったんだニャ。僕はそのディアブロスを見て確信したニャ、危ニャいと。でもこの時の僕は興味本位で近づいてしまったニャ。
そろりそろりと足音を消して、でもディアブロスは僕の足音に気づいて目を覚ましたのニャ。その時は僕もびっくりしたのニャ。流石にあのギラリとした赤い目はダメになるニャ…、しかも口からは炎を吐き出すニャんて…。これはまさに絶体絶命だったニャ。
でもそんな時、一人のハンターさんが現れたのニャ。全身をディアブロスの見た目とは違う赤色で染め上げたハンターさんニャ。その姿はまさにハンターさんそのもの、強さがひしひしと伝わってきたニャ。
それでそのあとはハンターさんは背中に背負っていた大剣を手にディアブロスへ走り出したんだニャ。もちろんそれにディアブロスも応戦したニャ。自慢の角を刀にぶつけて、激しい攻防を繰り広げて…僕は見ていることしか出来なかったニャ。あんな戦いに僕は追いつかなかったし仕方ないニャ。
そして何十分かして、ディアブロスが遺跡の奥底へと向かっていく形で戦いは終わったニャ。ハンターさんも流石に疲れが出ていたニャ、それで心配になった僕はハンターさんの元へ駆け寄ったニャ。するとハンターさんは頭装備を脱いで、話しを始めたんだにゃ。苦し紛れな顔で。
「おう、アイルー。何しにきた?」
「その…ハンターさん、さっきは助けてくれたありがとうニャ!」
「おっ、あん時のアイルーはお前か!ガッハッハッ、お前、ずっと見てたのか?」
「そうニャけど…そんなことよりもハンターさんは大丈夫なのかニャ!?」
「あったりめぇよぉ!俺はハンターだぞ?そんなやわじゃやってられねぇ!…ってそんなことよりもだ。アイルー、お前なんであいつにちょっかいかいだしたんだ?」
「少し気にニャって…」
「ったく…今回は助かったが次はねぇぞ。次、あいつはお前のことを殺しにくるからな。絶対にモンスターには不用意に近づくなよな?」
「わかったにゃ…ってハンターさん、もう行っちゃうのかなニャ?」
「ん?そうだな、ここに長居しても仲間に迷惑をかけるだけだし帰るさ。そういやアイルー」
「なんですかニャ?」
「お前の名前、なんだ?」
「名前…ですかニャ?」
「…その雰囲気だとなさそうだな。よし!名前、俺が付けてやるよ!…そうだな、お前の名前は『ネギ』だ!」
「あっ、ありがとう?ニャ。でもなんで野良の僕に名前をくれたのニャ?しかもネギって…」
「名前は気にすんな!それよりも」
「友達なら名前くらいいるだろ?」
「少し長くなってしまったニャ、ごめんなさいニャ」
「大丈夫だよ、気にしないで」
私は少し顔をうつむかせているネギ君の背中をポンポンと叩く。
「それでそのハンターさん、どうなったの?」
「実を言うと僕もわからないニャ…でも生きているって僕は信じるニャ!」
「おっ、そのいきだよ!ネギ君!」
私たちはお互いに笑い合う、夜空の下で。
「そういえば砂漠の奥地のディアブロスって…」
何もなかったことにしよう。
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とある村に、一人の男ハンターが居た。
彼はこの村の、一番腕の立つハンターだ。
村のみんなからも信頼は厚く、子供は尊敬して居た。
そんな彼にいつだったか、とある依頼が届いた。
その内容は紅き角竜を狩る依頼、噂では無理難題だと言われている。
それでも彼は引き受けた、村のために。
だがそれは彼にとって間違いだったのかもしれない。
何故ならそれは…。
もう帰らぬ人となってしまったからだ。
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モチベがグイグイッと上がるので!
それでは次回、いつになるかはわかりませんが会いましょう!
【追記】
新しく艦これ小説をあげました…はい。なので是非読んで見てください!