とある魔術の熱操作(ヒートオペレーション)   作:レオパル02

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幻想御手《レベルアッパー》

「ジャッジメントをするじゃん」

……どうしてこうなった。

玲は、いつもの様に、補習が終わり。青ピと土御門と帰ろうと下校の準備をしていると、放送が流れてきた。

玲は、学園都市のLevel4なだけあり頭は悪くはない、だがなぜ補習に呼ばれたと言うと小萌先生が玲だけの特別なテストをやるから来てくれと頼まれたからなのだ。

 

「かみやんは、小萌先生に特別に補習で呼び出されとるらしいでー」

 

「じゃあ、今日は上条は帰るのは夕方確定か。」

 

「えー1年7組山野玲君、今すぐ職員室に来るじゃん。」

 

「羨ましいなぁれいくん放課後居残りとかかみやん病がうつったんか?」

 

「確かに羨ましいにゃー巨乳体育教師。と居残りなんて」

 

「アホか、お前黄泉川先生とか絶対めんどくさいことでの呼び出しだろうよ後青ピてめぇはぶっ飛ばす」

 

「なんでなん!!」

 

とまぁバカな会話を終えて職員室へ来たのだが。

ドアを開けるとこっちへ来いと言った感じ黄泉川先生が手を振っていた。

そうしたらこの話を持ち出されたのだ。

 

 

 

「俺には、こういうことは向いていませんよ。」

玲はため息をつきながら首を振った。

「うーんでもそこを何とか頼むじゃん。」

両手を合わせてお願いしてくる。

だが、玲もここで引くわけにはいかない

「いやです!!」

 

「数日間だけでいいからお願いじゃん」

 

(数日間……どういうことだ?)

 

「どういう事ですか?」

 

「最近、事件があってジャッジメントが減っていてその間の補充要員を探していた。ところ小萌先生が推薦したのが玲ってわけじゃん。」

確かに言っている事は、まともなのだが、疑問が生じた。

 

「なんで、上条じゃなかったんですか?」

アイツなら、喜んでやると思う。困っている人がいれば必ず助けるからだ。

 

「確かに、上条と玲で悩んでたみたいだったけど、最後は知能で決めたじゃん。」

 

「ああ、納得です。でも、ジャッジメントになるための試験とか必要じゃないんすか?」」

これで、計画は完璧だじゃあ受けてもらうじゃんとか言ったら即断ればいいだけの事だから。

 

「ああ、玲それなら、お前はもう受け終わったじゃん。」

……どういう事だ。

 

「今日の補習で呼び出してテストをやらしたのもジャッジメントの試験じゃん。」

 

「でも、一応運動能力や能力検定があったと思うんすけど。」

 

「玲、お前何か忘れてないかじゃん。お前だけ、この前の身体検査が長かった事を」

嫌な予感が走った。冷や汗を出しながら。聞いてみた。

 

「まさか、あそこでジャッジメントの試験をとっていたという事っすか。」

 

「そうじゃん。」

先生は笑顔で頷いてこの質問を答えた。

確かに、心当たりはあった。この前そのせいで俺は土御門と帰れなかったし。

小萌先生がやけに喜んでいた。

 

「じゃあ明日結果を送っとくじゃん。」

 

「拒否権は…」

 

「合格できなかったら。大丈夫じゃん。」

 

職員室を出て。俺はこの日合格するなと祈りながら寮に帰った。

そして日の夜見事に合格通知を貰った。

 

その書類には担当する学区と場所の情報が明記されており、出勤日は合格通知が届いた次の日というブラック企業のような内容だった。記載通りの住所へと言ってみると。

(まさかここにすぐ来る事になるとは…)

 

ドアを開けると。

昨日会ったばかりの彼女らがこっちを見ているのがわかった。

「あら、これは新人さん出勤時間ギリギリなんて…ってなんであなたがここにいるんですの?」

 

「えーとジャッジメント支部177支部ってここでいいんだよな」

 

「こんにちは~って玲さんがいる今日はどうしたんですか。」

 

「よう、佐天って昨日ぶりか」

 

「あれ、こんにちは玲さんでも、なんでここに忘れ物でもしたんですか?」

 

「こんにちは~って玲、なんであんたがここにいんのよ」

 

「お前らが言える事かそれ」

 

「私達はいいんですよ」

 

「何その特別扱い!」

 

「いい加減、わたくしの話を聞いてくださいな!!」

とこんなやりとりをした後、玲は自分がジャッジメントの補助要員になった事を説明した。

「あなたがジャッジメントの補充要員とは、意外でしたの」

 

「まぁ俺も強制されてやっているだけだけどな。」

強制的にやることになった原因の教師2人の顔を思い出しイライラしていると後ろから声が聞こえた。

 

「ていうか、何でジャッジメントの補充要員が必要になったのよ?」

御坂が買ってきたであろうヤシの実サイダーを飲みながら聞いていた。確かに、補充要員と聞けばそういう考えになるだろう。

 

「いえ、別に人手不足という事はないのですが、ある事件の所為で怪我人が増えて」

 

「ある事件ってどんな事件なんだよ」

一応ジャッジメントに入る原因になった事件なので気になって聞いてみた。

 

「それが、爆破事件でして。」

虚空爆破事件《グラビトン事件》の説明が始まった。

 

「爆発ねぇ、なんかおかしくないか?」

 

「どうしたんですか?」

初春が首を傾けている。

 

「いや、なんか引っかかるっていうか」

頭の中で引っかかることがあったんだが、どうにも思い出せない。

 

「はっきりとしなさいよ」

御坂が気になるようでこっちを見ながら急かしてきた。

 

「いや、やっぱ何でもないわ。悪いな」

 

(やっぱり俺の思い過ごしなんだろう)

 

「そうですか」

会話が不完全燃焼してみんなが黙っている時にこんな声が聞こえた。

 

「それよりもみなさん見てくださいよ。このサイト」

 

「なになに学園都市伝説ですか?」

 

「ふーん学園都市にもそんなのあったのね。」

お茶を飲みながら御坂が言う。

 

「えーとなになに学園都市には、どんな能力も効かない能力者がいるですって。

これ凄いと思いません」

佐天からこの伝説を聞いた途端御坂の眉がピクッと動いたような気がした。

 

「案外いるかもしれないな」

 

「そうね、学園都市中探せば見つかるかも、」

2人は都市伝説と呼ばれている人物の顔を思い浮かべていた。

 

 

 

 

それから、仕事が終わり。寮に帰る途中に上条に会った。

 

「お前何してんの?」

 

「玲、ここにいたら危ないぞ、またビリビリの奴が勝負を挑んで来て」

よく上条の口から出てくる。

ビリビリとは、どんな人物なのだろうか。

「待ちなさいよ!!」

 

走りながらこちらへ向かってくる、女子中学生を発見した。遠くから姿を見てみるに常盤台の制服を着ていて、可愛らしい容姿で短めの茶髪の女の子だった。

 

(というかあれって!?)

まさかとは思うが、玲は先程あったであろう人物を頭に思い浮かべる。

やがて、姿がはっきりと分かる距離まで来た。玲の予感は的中していた。

「ビリビリって御坂のことだったのか!?」

 

 

「だから、玲お前は逃げろってお前ビリビリの事知ってたのか?」

 

「知ってるも何もさっき友達になったばっかなんだが」

 

 

 

「友達だと…あんな会う度に雷を放ってくるやつとか?」

 

「この待ちなさいよって……何であんたがここにいんのよ!」

 

 

「いや、仕事を終わらしたから帰っているんだけど」

 

「そんな事を聞いてんじゃないわよなんでこいつと一緒なのか聞いてんの!」

御坂が上条を指差して玲に問い詰めている。

確かに気になるだろう自分が追っていた人物が最近知り合った人物と一緒にいたら。

 

「何って俺たち高校一緒だよなぁ」

 

「そんなの知んないわよ!!」

 

(まぁ知ってたら怖いわな)

 

「まぁそういう事だからじゃあな御坂」

上条はこのノリでなんとか帰ろうとしているようだ。だが、御坂はそんなこと気にすることもなく。

 

「何、あんたは平然と帰ろうとしてんのよ、いい加減にしなさい!!」

 

御坂が雷の槍を投げてきたしかも2つ

槍は俺たちに向けて真っ直ぐに飛んでくる。

このまま当たったらかなり痺れを負うもしくは、痛みを伴うだろう。

俺はそれを左手に氷の盾を作り出して槍を止め、上条は右手で槍を消した。

 

「危ねぇじゃねえかビリビリ!!」

そうこの男上条当麻には、変わっている点はもう一つあるこの右手だ。本人曰く幻想殺し《イマジンブレイカー》と言って、どんな超能力の力も右手の範囲内で消せるらしい。もはや右手で能力者を触ってしまえば、能力を発動させなくさせるという。強力な右手の持ち主なのだ。以上のことから彼が都市伝説の存在だと改めて確認する。

 

「なんで、あんたまで止めれんのよ!!」

御坂は確かに上条にも、驚いていたが玲の方をみて睨みつける。上条にも止められ俺にも消せられたら、Level5として顔が立たないと思っているのか、止めた原理を知りたいようだ。

 

「氷ってのは、電気を通さねぇんだよ」

 

「ふうんそういう訳ね、手から氷の盾を作って止めたって訳、面白いじゃない」

さすが、Level5なだけあってかなり頭の回転が速い。

いざ尋常に勝負と言わんばかりの構えをしているこっちを向く。

 

「どーせ俺は御坂に勝てねぇよでも、こいつなら楽勝かもな俺よりも断然強いし」

玲は早く帰りたい、という思いの方が強く逃げるための言い訳を上条へと向ける。

 

「ちょなんで上条さんを指しているのですか」

 

「だったらこいつに勝てばいいって事ね」

 

「ああ、そういう事だ」

 

「だったら……あっこら待ちなさいよ」

上条はもう逃げた様だ。それを後に追っていく御坂。

 

「さて…帰るか…」

上条に多少の感謝と御坂に追われることに合掌しつつ玲は寮に帰るのだった。

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