砂漠地帯に入ったヒカル達。そこで見付けたのは1つの国「アリア王国」だった。
アリアド国。
ヒカル「何だここは?」
一行は街を見て驚いた。人間達が亜人達と共に暮らしていた。
サトゥー「亜人が人間達と仲良くなってる?」
アリサ「何なのここ?人間達が亜人達と仲良くなってるなんて初めて見たわ。」
ヒカル「そうなのか?」
ポチ「ご主人様!ヒカル様!これを見て下さいなのです!」
サトゥー「どうしたんだ?」
壁のポスターを見付けたポチがヒカルとサトゥーを呼んだ。
ヒカル「何何?「この国に反逆した者は強制断罪を下す。」かぁ。気を付けて行動しろよお前ら。俺もだけど。」
ポチ「はいなのです!」
タマ「あい!」
リザ「はい!」
サトゥー「初めて見たな。人間と亜人が共存する国があるなんて。」
アリサ「私も初めてよ。」
ヒカル「恐らくこの国は、各国に漏洩せずにこの砂漠のど真ん中に密かに存在してるかもな。」
リザ「ですが、もし他の国にバレたら。」
サトゥー「それは無いよ。地図にはこの国の場所が載ってないんだ。」
ミーア「サトゥー。ヒカル。」
サトゥー「どうした?」
ヒカル「ミーア?」
ミーア「あれ。」
ヒカル・サトゥー「ん?」
指差した方を見ると。
???「うおおおおおお!!!!!」
大男が暴れていた。周りの人達と亜人達が逃げ惑っていた。
『BGM:突撃』
ヒカル「何だありゃ!?(サトゥー、彼奴に何があったんだ?)」
サトゥー(・・・どうやら怒りが溜まってるようだね。)
ヒカル(怒り?何のだ?)
サトゥー(金欠。)
ヒカル(彼奴金が無いの?)
サトゥー(そのようだね。何処にも働いてない無職の大男だ。けどそれだけで怒るなんてどうかしてるよ・・・)
ヒカル「サトゥー、あの気狂い野郎を成敗しに行くか?」
サトゥー「そうだね。これ以上街を壊されたら大変だしね。皆はここで待ってて。俺とヒカルはあの男を鎮めに行く。」
ルル「だ、大丈夫なんですか?」
ナナ「マスター、幾ら何でも危険だと予測します。」
ヒカル「心配すんなって。俺昔から気狂いを懲らしめるの大好きなんだよね。行こうか。」
サトゥー「うん。」
大男「お前ら!!!金を寄越せやゴルァアアア!!!」
今も暴れてる大男。
大男「あ?」
目の前にヒカルとサトゥーが立ってた。
大男「何だテメェら?まあ何でも良い。お前ら金寄越せよ。俺腹減ってんだ。」
サトゥー「お金が欲しいのならあげますよ。」
ヒカル「ただし、俺達を倒せばの話だがな。」
大男「何だと?俺を舐めてんのか?」
怒った大男が構える。
ヒカル「来いよ。少し遊んでやるよ。」
大男「望み通りにしてやるよ!!!!」
標的をヒカルにして猛ダッシュで襲う。
ヒカル「下がってろサトゥー。」
サトゥー「気を付けてね。」
後ろに下がるサトゥー。
大男「死ねやああああああああ!!!!」
ヒカル「っ!!」
力強いパンチがヒカルに命中した。
大男「どうだ!!・・・なっ!?」
しかしヒカルは力強いパンチを片手で受け止めていた。
大男「受け止めただと・・・!?」
ヒカル「あんたのパンチはその程度か?猫をもふもふする程度の力だな。」
大男「んだと貴様!!!」
連続パンチをしたが、ヒカルが連続キックで全て弾き返した。
大男「何だよお前!!俺のパンチは一撃で全身打撲になる!!何でお前は平然としてんだよ!!」
ヒカル「神の祝福さ。」
大男「神だと・・・!?巫山戯てんのか!!!」
騎士「居たぞ!あの大男だ!」
そこに騎士達が大男を発見した。
大男「チィ!覚えとけよ!!」
この場から逃げようとしたが。
ヒカル「はっ!!」
大ジャンプして宙返りして、大男の前を塞いだ。
大男「なっ!?」
ヒカル「敵前逃亡とは許せないな〜。」
大男「おい!そこを退け!!」
ヒカル「お断りだね。あんたに罪の償いをしてもらわないとな。」
傍に落ちてあるロープを拾った。
ヒカル「ほいっ!!」
ロープを飛ばして大男を縛った。
大男「なっ!?おい!解け!!」
しかしヒカルは聞く耳持たずに、騎士にロープを渡した。
大男「おい!無視すんじゃねえ!!」
ヒカル「そんなに金が欲しいなら働け。最初から就職していればこんな事にならずに済んだのによ。」
騎士「協力感謝する。さぁ歩け!」
大男「ちくしょう!!覚えてろよ!!」
ヒカル「覚えてやるよ!72時間な!」
大男は連行された。周りの人達と亜人達がヒカルに拍手を送った。
ヒカル「いやいやどうもどうも〜。」
サトゥー「上手く行ったね。」
ヒカル「ああ。気狂い野郎をどん底に突き落としてやったぜ。」
ポチ「ヒカル様格好良かったのです!」
タマ「格好良い〜!」
ヒカル「いやいやそれ程でも〜。」
???「やるわねあなた。」
ヒカル「ん?」
後ろから声が聞こえた。
ヒカル「あ!」
振り向くと、先程砂漠で出会ったあの少女が立っていた。
ヒカル「あんたはさっきの!」
少女「あの大男は無銭飲食の罪で捕まえたけど、力が強くてどうにもならなかったの。でもあなたのお陰で助かったわ。ありがとう。」
ヒカル「礼は必要無えよ。当然の事をしたまでだよ。」
少女「そのお礼に家に来てよ。ご馳走するわよ。勿論あなた達も。」
サトゥー「良いんですか?」
少女「付いて来て。」
ヒカル達は少女に付いて行った。
『BGM:閑寂』
アリアド王国・王宮。
食堂。
ポチ「肉美味しいのです!」
タマ「肉美味美味〜!」
ミーア「むう・・・」
ヒカル「いやぁまさかあんたが、このアリアド王国の姫だったとは。」
少女「私はアンナ。あなた達は?」
ヒカル「俺はヒカル。旅人だ。」
サトゥー「行商人のサトゥーです。」
ポチ「ポチなのです!」
タマ「タマ〜!」
リザ「橙鱗族のリザと申します。」
アリサ「私は故国クボォーク王国の元姫のアリサです。」
ルル「ルルと申します。」
ミーア「ミーア。」
ナナ「ナナと名乗ると告げます。」
アンナ「宜しくね。この子達はあなた達の奴隷かしら?」
ヒカル「まあな。俺達は今ミーアをエルフの里へ送る為旅をしてるんだ。」
アンナ「エルフの里か〜。ここからでも遠いからね。」
ヒカル「そうだ。アンナ、1つ聞いてくれるか?」
アンナ「何?」
ヒカル「この国、何で周りが砂漠なんだ?」
アンナ「それは・・・」
サトゥー「話せないんですか?」
アンナ「いえ、後で話すわ。」
『BGM:示威』
ご馳走を食べた後、アンナはヒカルを玉座の間へ連れて行った。
アンナ「ここが玉座の間よ。」
サトゥー「ここに何かあるんですか?」
アンナ「敬語はいいわ。普通に接して。」
ヒカル「この玉座の間に何があるんだ?」
アンナ「・・・この国は、元々緑豊かな国だったの。」
アリサ「緑豊かな国?」
アンナ「そう。花が沢山咲き、穏やかな風が木々を靡いてた。でも、彼奴らが現れてから一変したの・・・」
リザ「彼奴らとは?」
アンナ「5年前に現れたの。奴らが歩く音で、緑豊かな国が一瞬にして砂漠に変えられてしまった。そして奴らは、このアリアド王国へ侵攻した。騎士達は懸命に立ち向かったけど、歯が立たずに大勢が犠牲になった・・・そしてお父様とお母様を水晶玉に閉じ込め、この国を乗っ取った。奴らの名前は、ガルーダ女王。グリラス女王。」
ポチ・タマ・リザ・アリサ・ルル・ミーア・ナナ「ガルーダ女王?」
ヒカル・サトゥー「グリラス女王?」
リザ「聞いた事があります。」
サトゥー「何か知ってるの?リザ。」
リザ「はい。大昔から存在しており、幾多の国や街を滅ぼしたと言われる絶対亜人です。」
タマ「絶対〜?」
ポチ「なのです?」
アンナ「私はこの国で姫として国民を支え続けてるの。」
ヒカル「ガルーダとグリラスを倒せないのか?」
アンナ「ええ。1つだけ方法はあるわ。」
サトゥー「方法?」
アンナ「この国にある巨山があるの。その山の頂上に私の師匠が住んでる。師匠が持ってる薬がガルーダとグリラスを倒す鍵なの。」
ヒカル「山の頂上かぁ。厳しそうだな。」
アンナ「皆、協力して!この国を救う為に!」
ヒカル「ああ。勿論だ。」
サトゥー「俺も協力するよ。」
ポチ「ポチも協力するのです!」
タマ「タマも〜!」
リザ「是非私も!」
アリサ「アリサちゃんもやっちゃうわよ!」
ルル「わ、私も協力します!」
ミーア「協力する。」
ナナ「アンナの協力をすると宣言します。」
アンナ「・・・ありがとう皆!じゃあ早速出発よ!」
ヒカル「今から?」
アンナ「山頂まで到達するのに数時間掛かるの。さぁ、出発よ!」
彼らは山頂へ目指す旅へ出た。
〜ツヅク〜
『BGM:緊迫』
アンナ「師匠は、私に格闘術や剣術や魔法術などを教えてくれた大事な人なの。」
ヒカル「師匠がガルーダとグリラスと戦ったって事か?」
ロゼッタ「お姉ちゃん、こっち終わったよ。」
エレナ『こっちも終わった。悪党達は全部気絶させた。』
アリサ「どう見ても罠よね・・・?」
ポチ「肉なのですー!」
タマ「肉ー!」
ヒカル「どららららららら!!!!」
ヒカル「着いた!!」
アリサ「あ〜長かった〜・・・」
サトゥー「これは・・・!」
DEATH MARCH13「師匠」