デスマーチからはじまる異世界空我   作:naogran

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DEATH MARCH12「絶対」

砂漠地帯に入ったヒカル達。そこで見付けたのは1つの国「アリア王国」だった。

 

 

 

 

アリアド国。

 

ヒカル「何だここは?」

 

一行は街を見て驚いた。人間達が亜人達と共に暮らしていた。

 

サトゥー「亜人が人間達と仲良くなってる?」

 

アリサ「何なのここ?人間達が亜人達と仲良くなってるなんて初めて見たわ。」

 

ヒカル「そうなのか?」

 

ポチ「ご主人様!ヒカル様!これを見て下さいなのです!」

 

サトゥー「どうしたんだ?」

 

壁のポスターを見付けたポチがヒカルとサトゥーを呼んだ。

 

ヒカル「何何?「この国に反逆した者は強制断罪を下す。」かぁ。気を付けて行動しろよお前ら。俺もだけど。」

 

ポチ「はいなのです!」

 

タマ「あい!」

 

リザ「はい!」

 

サトゥー「初めて見たな。人間と亜人が共存する国があるなんて。」

 

アリサ「私も初めてよ。」

 

ヒカル「恐らくこの国は、各国に漏洩せずにこの砂漠のど真ん中に密かに存在してるかもな。」

 

リザ「ですが、もし他の国にバレたら。」

 

サトゥー「それは無いよ。地図にはこの国の場所が載ってないんだ。」

 

ミーア「サトゥー。ヒカル。」

 

サトゥー「どうした?」

 

ヒカル「ミーア?」

 

ミーア「あれ。」

 

ヒカル・サトゥー「ん?」

 

指差した方を見ると。

 

 

 

 

???「うおおおおおお!!!!!」

 

大男が暴れていた。周りの人達と亜人達が逃げ惑っていた。

 

 

 

 

『BGM:突撃』

 

ヒカル「何だありゃ!?(サトゥー、彼奴に何があったんだ?)」

 

サトゥー(・・・どうやら怒りが溜まってるようだね。)

 

ヒカル(怒り?何のだ?)

 

サトゥー(金欠。)

 

ヒカル(彼奴金が無いの?)

 

サトゥー(そのようだね。何処にも働いてない無職の大男だ。けどそれだけで怒るなんてどうかしてるよ・・・)

 

ヒカル「サトゥー、あの気狂い野郎を成敗しに行くか?」

 

サトゥー「そうだね。これ以上街を壊されたら大変だしね。皆はここで待ってて。俺とヒカルはあの男を鎮めに行く。」

 

ルル「だ、大丈夫なんですか?」

 

ナナ「マスター、幾ら何でも危険だと予測します。」

 

ヒカル「心配すんなって。俺昔から気狂いを懲らしめるの大好きなんだよね。行こうか。」

 

サトゥー「うん。」

 

 

 

 

大男「お前ら!!!金を寄越せやゴルァアアア!!!」

 

今も暴れてる大男。

 

大男「あ?」

 

目の前にヒカルとサトゥーが立ってた。

 

大男「何だテメェら?まあ何でも良い。お前ら金寄越せよ。俺腹減ってんだ。」

 

サトゥー「お金が欲しいのならあげますよ。」

 

ヒカル「ただし、俺達を倒せばの話だがな。」

 

大男「何だと?俺を舐めてんのか?」

 

怒った大男が構える。

 

ヒカル「来いよ。少し遊んでやるよ。」

 

大男「望み通りにしてやるよ!!!!」

 

標的をヒカルにして猛ダッシュで襲う。

 

ヒカル「下がってろサトゥー。」

 

サトゥー「気を付けてね。」

 

後ろに下がるサトゥー。

 

大男「死ねやああああああああ!!!!」

 

ヒカル「っ!!」

 

力強いパンチがヒカルに命中した。

 

大男「どうだ!!・・・なっ!?」

 

 

 

 

しかしヒカルは力強いパンチを片手で受け止めていた。

 

 

 

 

大男「受け止めただと・・・!?」

 

ヒカル「あんたのパンチはその程度か?猫をもふもふする程度の力だな。」

 

大男「んだと貴様!!!」

 

連続パンチをしたが、ヒカルが連続キックで全て弾き返した。

 

大男「何だよお前!!俺のパンチは一撃で全身打撲になる!!何でお前は平然としてんだよ!!」

 

ヒカル「神の祝福さ。」

 

大男「神だと・・・!?巫山戯てんのか!!!」

 

騎士「居たぞ!あの大男だ!」

 

そこに騎士達が大男を発見した。

 

大男「チィ!覚えとけよ!!」

 

この場から逃げようとしたが。

 

ヒカル「はっ!!」

 

大ジャンプして宙返りして、大男の前を塞いだ。

 

大男「なっ!?」

 

ヒカル「敵前逃亡とは許せないな〜。」

 

大男「おい!そこを退け!!」

 

ヒカル「お断りだね。あんたに罪の償いをしてもらわないとな。」

 

傍に落ちてあるロープを拾った。

 

ヒカル「ほいっ!!」

 

ロープを飛ばして大男を縛った。

 

大男「なっ!?おい!解け!!」

 

しかしヒカルは聞く耳持たずに、騎士にロープを渡した。

 

大男「おい!無視すんじゃねえ!!」

 

ヒカル「そんなに金が欲しいなら働け。最初から就職していればこんな事にならずに済んだのによ。」

 

騎士「協力感謝する。さぁ歩け!」

 

大男「ちくしょう!!覚えてろよ!!」

 

ヒカル「覚えてやるよ!72時間な!」

 

大男は連行された。周りの人達と亜人達がヒカルに拍手を送った。

 

ヒカル「いやいやどうもどうも〜。」

 

サトゥー「上手く行ったね。」

 

ヒカル「ああ。気狂い野郎をどん底に突き落としてやったぜ。」

 

ポチ「ヒカル様格好良かったのです!」

 

タマ「格好良い〜!」

 

ヒカル「いやいやそれ程でも〜。」

 

???「やるわねあなた。」

 

ヒカル「ん?」

 

後ろから声が聞こえた。

 

ヒカル「あ!」

 

 

 

 

振り向くと、先程砂漠で出会ったあの少女が立っていた。

 

 

 

 

ヒカル「あんたはさっきの!」

 

少女「あの大男は無銭飲食の罪で捕まえたけど、力が強くてどうにもならなかったの。でもあなたのお陰で助かったわ。ありがとう。」

 

ヒカル「礼は必要無えよ。当然の事をしたまでだよ。」

 

少女「そのお礼に家に来てよ。ご馳走するわよ。勿論あなた達も。」

 

サトゥー「良いんですか?」

 

少女「付いて来て。」

 

ヒカル達は少女に付いて行った。

 

 

 

 

 

 

『BGM:閑寂』

 

アリアド王国・王宮。

 

食堂。

 

ポチ「肉美味しいのです!」

 

タマ「肉美味美味〜!」

 

ミーア「むう・・・」

 

ヒカル「いやぁまさかあんたが、このアリアド王国の姫だったとは。」

 

少女「私はアンナ。あなた達は?」

 

ヒカル「俺はヒカル。旅人だ。」

 

サトゥー「行商人のサトゥーです。」

 

ポチ「ポチなのです!」

 

タマ「タマ〜!」

 

リザ「橙鱗族のリザと申します。」

 

アリサ「私は故国クボォーク王国の元姫のアリサです。」

 

ルル「ルルと申します。」

 

ミーア「ミーア。」

 

ナナ「ナナと名乗ると告げます。」

 

アンナ「宜しくね。この子達はあなた達の奴隷かしら?」

 

ヒカル「まあな。俺達は今ミーアをエルフの里へ送る為旅をしてるんだ。」

 

アンナ「エルフの里か〜。ここからでも遠いからね。」

 

ヒカル「そうだ。アンナ、1つ聞いてくれるか?」

 

アンナ「何?」

 

ヒカル「この国、何で周りが砂漠なんだ?」

 

アンナ「それは・・・」

 

サトゥー「話せないんですか?」

 

アンナ「いえ、後で話すわ。」

 

 

 

 

 

 

『BGM:示威』

 

ご馳走を食べた後、アンナはヒカルを玉座の間へ連れて行った。

 

アンナ「ここが玉座の間よ。」

 

サトゥー「ここに何かあるんですか?」

 

アンナ「敬語はいいわ。普通に接して。」

 

ヒカル「この玉座の間に何があるんだ?」

 

アンナ「・・・この国は、元々緑豊かな国だったの。」

 

アリサ「緑豊かな国?」

 

アンナ「そう。花が沢山咲き、穏やかな風が木々を靡いてた。でも、彼奴らが現れてから一変したの・・・」

 

リザ「彼奴らとは?」

 

アンナ「5年前に現れたの。奴らが歩く音で、緑豊かな国が一瞬にして砂漠に変えられてしまった。そして奴らは、このアリアド王国へ侵攻した。騎士達は懸命に立ち向かったけど、歯が立たずに大勢が犠牲になった・・・そしてお父様とお母様を水晶玉に閉じ込め、この国を乗っ取った。奴らの名前は、ガルーダ女王。グリラス女王。」

 

ポチ・タマ・リザ・アリサ・ルル・ミーア・ナナ「ガルーダ女王?」

 

ヒカル・サトゥー「グリラス女王?」

 

リザ「聞いた事があります。」

 

サトゥー「何か知ってるの?リザ。」

 

リザ「はい。大昔から存在しており、幾多の国や街を滅ぼしたと言われる絶対亜人です。」

 

タマ「絶対〜?」

 

ポチ「なのです?」

 

アンナ「私はこの国で姫として国民を支え続けてるの。」

 

ヒカル「ガルーダとグリラスを倒せないのか?」

 

アンナ「ええ。1つだけ方法はあるわ。」

 

サトゥー「方法?」

 

アンナ「この国にある巨山があるの。その山の頂上に私の師匠が住んでる。師匠が持ってる薬がガルーダとグリラスを倒す鍵なの。」

 

ヒカル「山の頂上かぁ。厳しそうだな。」

 

アンナ「皆、協力して!この国を救う為に!」

 

ヒカル「ああ。勿論だ。」

 

サトゥー「俺も協力するよ。」

 

ポチ「ポチも協力するのです!」

 

タマ「タマも〜!」

 

リザ「是非私も!」

 

アリサ「アリサちゃんもやっちゃうわよ!」

 

ルル「わ、私も協力します!」

 

ミーア「協力する。」

 

ナナ「アンナの協力をすると宣言します。」

 

アンナ「・・・ありがとう皆!じゃあ早速出発よ!」

 

ヒカル「今から?」

 

アンナ「山頂まで到達するのに数時間掛かるの。さぁ、出発よ!」

 

彼らは山頂へ目指す旅へ出た。

 

 

 

〜ツヅク〜




『BGM:緊迫』

アンナ「師匠は、私に格闘術や剣術や魔法術などを教えてくれた大事な人なの。」

ヒカル「師匠がガルーダとグリラスと戦ったって事か?」

ロゼッタ「お姉ちゃん、こっち終わったよ。」

エレナ『こっちも終わった。悪党達は全部気絶させた。』

アリサ「どう見ても罠よね・・・?」

ポチ「肉なのですー!」

タマ「肉ー!」

ヒカル「どららららららら!!!!」

ヒカル「着いた!!」

アリサ「あ〜長かった〜・・・」

サトゥー「これは・・・!」

DEATH MARCH13「師匠」
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