ローブの大男「次の目標はここだな。」
DEATH MARCH24「両親」
『BGM:安穏』
ここはリラス王国。沢山の森で囲み、自然が溢れる国である。ヒカル達はこの国でピクニックしている。
アリサ「ん〜!空気が美味しいわね〜。」
ヒカル「流石自然溢れる国だな。」
ルル「ご主人様、お茶が入りました。」
サトゥー「ありがとうルル。」
ロゼッタ「風が心地良い〜。もう寝ちゃいたいくらい〜・・・」
眠くなってエレナの膝枕で寝た。
エレナ「もうロゼッタったら。」
ドリュー「ロゼッタずるい。私も寝る。」
そう言ってエレナに抱き付いて寝た。
エレナ「重いわね・・・」
ポチ「エレナ大変なのです。」
タマ「大変〜?」
エレナ「大丈夫よ。この子達は私の可愛い妹だから。」
サトゥー「エレナは2人を大事に思ってるね。」
エレナ「勿論よ。」
リザ「仲が宜しいのですね。」
ヒカル「そう言えば、エレナとロゼッタは両親居ないのか?」
エレナ「居たわ。今は居ないけど・・・」
ヒカル「今は?」
エレナ「ええ。幼い頃に魔族の力で離れ離れになってしまったの・・・それ以来会った事ないの・・・」
サトゥー「魔族?どんな奴だったの?」
エレナ「微かに覚えてるけど、人間の姿をしていたわ。そんな奴なのか覚えてないけど。」
ヒカル「人間の姿をした魔族かぁ。離れ離れなった後、2人はどうやって生きて来たんだ?」
エレナ「親戚と一緒に生活してたわ。その親戚達も盗賊だったから色々教えて貰ったわ。」
ヒカル「成る程な。」
エレナ「私今でも両親に会いたい気持ちがあるわ。」
アリサ「きっと会えるわよ。ロゼッタとエレナを見たら喜ぶと思うわよ。」
エレナ「ありがとうアリサ。」
ヒカル「エレナとロゼッタの両親かぁ。会ってみてえな。」
するとその時。
”ゴーンゴーン”
『BGM:虐殺』
警告の鐘が鳴り響いた。
ヒカル「何だ!?」
サトゥー「警告!?」
ロゼッタ「ふにゅ!?」
ドリュー「ん?」
寝ていた2人が起き上がった。
ダリー「何が来るんだ!?」
ヒカル「行こう!」
街中に、ローブを纏った3人の人物が襲撃していた。
騎士隊長「止まれ!!」
ローブの大男「邪魔をするなら、貴様らを殺す!やれ!」
ローブの女「バスター・ボム!!」
騎士達「ぐあああああああ!!!」
爆弾の魔法で騎士達を爆破した。
ローブの男「ファイヤー!」
人々「ぐああああああああ!!!」
炎の魔法で人々を燃やした。
ヒカル「止めろ!!」
そこにヒカル達が駆け付けた。
ミーア「逃げて!」
ポチ「逃げるのです!」
残った人々を急いで避難させた。
ロゼッタ「あなた達は何をしてるの!?」
ローブの大男「この国に住む人間達を殺しに来た。」
サトゥー「殺しに来た?もしかしてあなたは、魔族ですか?」
ローブの大男「よく分かったな。」
彼はローブを脱いだ。
ザント「私の名はザント。殺しを目的とした魔族だ!」
ヒカル(人々を殺すなんて、まるでゲゲルだな。)
エレナ「これ以上人々を殺すなんて、私達が許さない!」
ザント「ふん、邪魔をするなら先に貴様らを殺す。」
ヒカル「面白い。殺される前にお前を殺す!」
両手を腰に翳してアークルを出した。
ヒカル「変身!!」
アークルの左のスイッチを押して、仮面ライダークウガ・マイティフォームに変身した。
ザント「貴様は?」
ヒカル「俺はヒカル。そして古代の戦士クウガだ。」
サトゥー「リザ、ダリー、ロゼッタ、エレナはあの2人を頼む。」
リザ「はい!」
ダリー「おう!」
ロゼッタ・エレナ「ええ!」
ヒカル「行くぞ!!」
『BGM:激闘』
クウガとサトゥーがザントと戦う。
ヒカル「おりゃあ!!」
サトゥー「はっ!!」
近接格闘で挑むが、ザントが避ける。
ザント「バニッシュ!!」
光の光弾をクウガに向けて放った。
ヒカル「どりゃあ!!」
回し蹴りで弾いた。
ヒカル「超変身!!」
回りながらドラゴンフォームに超変身した。地面に落ちてある木の棒を蹴り上げてキャッチしてドラゴンロッドに変貌させた。
ザント「来い!」
剣を引き抜いた。
ヒカル「おりゃあ!!」
ドラゴンロッドでザントと互角に戦う。
サトゥー「はああああ!!!」
ジャンプしてジュルラホーンを振り下ろすが、左手で闇の剣を生成して防いだ。
ザント「ジュルラホーンかぁ。興味深い聖剣だな。」
サトゥー「光栄ですね。」
その頃ロゼッタ達はローブを纏った2人と戦っていた。
ロゼッタ「ウォーター!!」
水の魔法で2人に水を被らせた。
エレナ「アイス!!」
氷の魔法で2人を凍結させた。
エレナ「リザ!ダリー!今よ!!」
リザ「やあああああ!!!」
ダリー「どりゃあああああ!!!!」
槍と剣で居合斬りした。
ダリー「どうだ?」
すると2人を纏ってるローブが斬り刻まれた。
リザ「ローブが。」
ロゼッタ「え!?」
エレナ「嘘!?」
ダリー「エレナ?ロゼッタ?どうしたんだ?」
ローブを着た2人を見て驚愕した。
ロゼッタ「お母さん・・・?」
エレナ「お父さん・・・?」
『BGM:激情』
ローブを着た2人の正体は、ロゼッタとエレナの両親だった。
リザ「お2人の・・・ご両親?」
ヒカル「何!?」
サトゥー「ロゼッタとエレナの両親?」
ロゼッタ「お父さん・・・お母さん・・・」
エレナ「・・・・・」
両親を見た2人。しかし。
父親「スプラッシュ!!」
母親「スパーク!!」
水と電撃の魔法でロゼッタとエレナを襲った。
ロゼッタ・エレナ「きゃああああ!!」
魔法を受けた2人は倒れてしまった。
ドリュー「ロゼッタ!エレナ!」
ミーア「大丈夫?」
ポチ「ロゼッタ!」
タマ「エレナ〜!」
4人がロゼッタとエレナを庇った。
ヒカル「この野郎!!」
ドラゴンロッドで地面を突いて両親を退かせた。
ヒカル「自分の娘達を攻撃するなんて外道だぞ!!」
しかし両親は返事しなかった。
ヒカル「おい何か言えよ!!」
サトゥー「ヒカル、2人は多分洗脳されてるかも。」
ヒカル「洗脳だと?」
サトゥー「目を見て。」
両親の目を見る。
ヒカル「ハイライトが失ってる。ザント、貴様の仕業か?」
ザント「そうだ。あの娘達から引き離した後、この2人に洗脳して私の殺戮の道具にさせた。」
ロゼッタ「殺戮の・・・道具・・・!?」
エレナ「お父さんと・・・お母さんを・・・殺戮の道具に・・・!?」
ザント「お前達の両親は素晴らしい魔力を持っている。その力を利用して、幾多の人間達を殺した。」
ヒカル「殺した・・・!?」
アリサ「酷い・・・」
ザント「ジェームス、セリーヌ、この者達を殺せ!」
ジェームス「ブラスト・ポール!!」
セリーヌ「サンダー・スピア!!」
炎の柱と電撃の槍を放った。
ドリュー「シールド!!」
盾の魔法で全て防いだ。
ザント「ほう?その小娘は魔力が強いな。」
ドリュー「ロゼッタとエレナに手を出さないで。」
ザント「威勢が良い小娘だ。だが貴様の魔法では私達には敵わぬ!ダーク・ジャベリン!!」
闇の槍でシールドに何度もぶつける。
ドリュー「っ!!」
シールドに罅が入った。
ポチ・タマ「ドリュー!!」
ドリュー「今の内に・・・!!」
ナナ「お任せを!!」
アリサ「任せて!!ショック・ウェーブ!!」
ナナ「はぁっ!!」
光の矢と精神魔法でザントに攻撃した。
ザント「くっ!!」
闇の槍が消滅し、ドリューが力尽きて崩れた。
タマ「ドリュー!」
ポチ「大丈夫なのです?」
ドリュー「大丈夫・・・」
ジェームス・セリーヌ「リストレイント!!」
拘束の魔法でロゼッタ達を拘束した。
ポチ・タマ「うわあああああ!!」
ドリュー「っ!!」
ロゼッタ「くっ!・・・止めてお父さん・・・お母さん・・・!!」
エレナ「目を覚まして・・・!!」
ザント「無駄だ。貴様達の声は2人には伝わらない。」
ヒカル「おいザント!両親をどうやったら解放出来るか教えてくれるか?」
ザント「私の額に水晶玉が埋め込まれている。その水晶玉を破壊すれば洗脳が解ける。だが、貴様らに私の水晶玉を破壊するのは不可能だ。」
ヒカル「なら話は早い!その水晶玉を壊してやろうじゃねえか!」
クウガが大ジャンプした。
ヒカル「おりゃああああああ!!!!」
スプラッシュドラゴンでザントの額の水晶玉を直撃。
ヒカル「なっ!?」
しかし水晶玉は破壊出来なかった。
ザント「無駄だ。この水晶玉は数倍の硬さだ。貴様のような貧弱な技でも砕く事が不可能だ。」
ヒカル「ならば!!超変身!!」
タイタンフォームに超変身して、傍に落ちてある角材を持ってタイタンソードに変貌させ、更に全身に雷が走り、ライジングタイタンフォームに強化した。
ヒカル「おりゃあああああああ!!!!!」
ライジングタイタンソードでザントの額を串刺した。
ザント「ぐおおおおおおおおお!!!!!」
ヒカル「これでどうだ!!!」
しかし串刺したにも関わず、水晶玉は砕けなかった。
ヒカル「おい嘘だろ!?」
サトゥー「砕けなかった!?でも額を刺したのに生きてるのか!?」
ザント「無駄無駄。私は不死身だ。ジェームス!周辺を焼き尽くせ!!」
ジェームス「ブラスト・クラッシュ!!!!」
爆発の魔法で街を破壊し続ける。
人々「うわああああああああ!!!!」
巻き込まれた人々が次々と焼き溶かされた。
ルル「ご主人様・・・」
サトゥー「くそっ!!」
ロゼッタ「止めてお父さん・・・!!」
エレナ「このままじゃ皆が危ない・・・!!ん?」
母親のセリーヌのイヤリングに目を付けた。
エレナ「イヤリング・・・ロゼッタ、あのイヤリングを狙って・・・!」
ロゼッタ「イヤリング・・・?分かった・・・」
力を振り絞って右腕を動かした。
ロゼッタ「リーフ・ブラスト!!」
木の葉でセリーヌのイヤリングを壊した。
『BGM:壊乱』
ザント「ぐああああああああ!!!!!」
突然ザントに電撃が走った。
ヒカル「何だ!?」
サトゥー「どうしたんだ!?」
ザント「まさか・・・あのイヤリングが!!」
ロゼッタ達が解放された。
エレナ「やっぱり、あのイヤリングが水晶玉を硬くする魔法が秘められていたのね。」
ザント「貴様ら!!!!」
ヒカル「ザント!!お前の相手は俺だ!!」
ザント「っ!?」
ヒカル「超変身!!」
マイティフォームに超変身して、全身に雷が走りライジングマイティフォームからアメイジングマイティに強化した。
ヒカル「はっ!!」
ジャンプして宙返りした。
ザント「させるか!!」
剣を投げようとしたが、サトゥーが魔法銃で妨げた。
ザント「ぐあっ!!」
サトゥー「させない!!ヒカル!!」
ヒカル「おりゃああああああああ!!!!!」
アメイジングマイティキックでザントの額の水晶玉を砕いた。
ザント「ぐおおおおおおおおおお!!!!!」
ヒカル「どうだ参ったか!!」
ザント「だが・・・まだ終わらぬ・・・うっ!?」
額の封印エネルギーがザントの身体中を覆った。
ザント「まさか・・・私がお前達に破られるとは・・・!!無念!!!」
そしてザントが爆発して消滅した。
ヒカル「勝った・・・!!」
するとジェームスとセリーヌが倒れた。
エレナ「お父さん!!」
ロゼッタ「お母さん!!」
ジェームス「・・・ん?」
セリーヌ「・・・っ。」
2人が目を覚ました。
ジェームス「ここは・・・」
セリーヌ「私達は今まで何を・・・?」
エレナ「お父さん!お母さん!」
ジェームス「・・・エレナとロゼッタ、なのか?」
エレナ「どうだよ!エレナとロゼッタだよ!」
ロゼッタ「会いたかったよ!」
セリーヌ「エレナ・・・ロゼッタ・・・」
ジェームス「エレナ!!ロゼッタ!!」
2人はエレナとロゼッタを抱き締めた。
セリーヌ「ごめんなさい・・・あなた達を巻き込んでしまって・・・」
エレナ「ううん・・・こうしてまた会えたんだから・・・」
ジェームス「お前達・・・こんなに大きくなって・・・」
ロゼッタ「お父さん・・・お母さん・・・」
ルル「良かったです・・・」
サトゥー「ああ。」
アリサ「エレナ、ロゼッタ、良かったわね。」
ヒカル「感動の再会だ。だが、亡くなった人達を弔わないと。」
国王の城。
ジェームス「国王様、本当に申し訳ありません・・・」
セリーヌ「私達はザントに洗脳されて・・・そして人々を殺してしまって・・・」
エレナ「私達を処刑して下さい・・・」
ロゼッタ「何でも受けます・・・」
国王「してしまった事は仕方無い。」
4人「え?」
国王「あのザントと言う魔族は数年前にもこの国を襲撃した。そなた達が洗脳されて襲撃してしまった事はもう既に把握済み。だから、そなた達を処刑するつもりはない。」
『BGM:平穏』
その後。
ジェームス「そうでしたか。皆さんが娘達を。」
セリーヌ「ありがとうございます。」
サトゥー「いえ。」
ヒカル「一緒に旅してる仲間として旅してるからな。」
ジェームス「何とお礼をすれば良いのやら・・・」
ヒカル「お礼は必要無えよ。」
ロゼッタ「お父さん、お母さん、これからどうする?私達と一緒に旅する?」
セリーヌ「一緒に旅は出来ないわ。私達は夫と一緒に数多くの世界を旅するわ。」
エレナ「じゃあ会えないの?」
セリーヌ「いえ、何処かでまた会えるかもよ?」
ロゼッタ「本当!?」
ジェームス「ああ。」
セリーヌ「サトゥーさん、ヒカルさん、皆さん、娘達を宜しくお願いします。」
ヒカル「任せとけ。」
サトゥー「はい。」
セリーヌ「そうだわエレナ、ロゼッタ、あなた達にこれを託すわ。」
ブローチを2人に託した。
セリーヌ「そのブローチはお守りよ。必ずあなた達を守ってくれるわ。」
ロゼッタ「お母さん・・・」
エレナ「ありがとう!お母さん大好き!」
嬉しくなってエレナに抱き付いた。
セリーヌ「もうエレナったら。」
ヒカル「ロゼッタ、エレナの奴セリーヌに抱き付いたぞ?」
ロゼッタ「実はお姉ちゃん、人一倍お母さんに甘えてるの。」
ヒカル「成る程な。クールなエレナも甘えん坊な一面もあるんだな。」
その後ロゼッタとエレナは、両親と別れた。
リラス王国を出たヒカル達。ヒカルはビートチェイサー2000に乗って先導する。
ヒカル「両親と会えたのに一緒に旅出来なくて残念だったな。」
エレナ「でもお父さんとお母さんは何時でも会えるから大丈夫よ。」
ロゼッタ「そうそう。」
ミーア「サトゥー、甘草。」
瓶に入ってる甘草をミーアに食べさせた。
ミーア「美味し。」
タマ「甘い匂い〜!」
ポチ「この香りは甘草なのです!」
タマ「あ〜ん。」
ポチ「あ〜んなのです。」
仕方無く2人にも食べさせた。
タマ「でりしゃす〜!」
ポチ「甘くてポチは幸せなのです!」
サトゥー「ルルも食べるかい?」
ルル「はい、欲しいです。」
アリサ「ちょっと私も!」
サトゥー「ヒカルもいるか?」
ヒカル「ああ、1個くれ。」
甘草を食べるアリサ達。サトゥーがヒカルに甘草を投げ、ヒカルがキャッチして食べる。
ヒカル「あ〜良いね〜。マシュマロみたいだな〜。」
エレナ「ロゼッタ、ドリュー、甘草食べる?」
ロゼッタ「食べる!」
ドリュー「欲しい!」
ルル「くしゅん!」
するとルルがくしゃみをした。
サトゥー「風が冷たいからこれを羽織って。」
コートをルルに着せた。
ルル「あ、ありがとうございます。」
ヒカル「風が冷たくなってるな。」
ルル「はい、たまに向こうの山の方から吹いて来る風が冷たいです。」
そこでサトゥーがある物を取り出した。以前にセダム市に滞在中に作った白金カイロだった。
サトゥー「ルル、寒いからこれを着けなさい。」
ルル「ありがとうございます。」
白金カイロを貰った。
ルル「暖かい・・・」
ヒカル(良い笑顔だ。)
ルル「あ、ごめんなさい。ご主人様に何時までも手綱を持たせたままでした・・・」
サトゥー「別に良いさ。」
ヒカル「それにまたルルの可愛い笑顔が見れたからな。」
ルル「そんな・・・私なんて・・・」
ミーア「ぎるてぃ。」
アリサ「次!次!私!」
ヒカル「はいはい。アリサも可愛い。」
アリサ「ルルに比べて褒め方が雑!」
『BGM:安穏』
昼になったので休む事にした。予想よりも冷え込みが激しくなり、昼食の休憩中にアリサの提案でイヤーマフラーを量産する事にした。
タマ「ぬくぬく〜!」
ポチ「耳が幸せなのです!」
サトゥー「皆可愛いよ。」
そしてエレナは、ロゼッタとドリューの為にマフラーを作った。
ロゼッタ「暖か〜い!ありがとうお姉ちゃん!」
ドリュー「エレナありがとう。」
エレナ「気に入ってくれて良かったわ。」
その日の夕方、ヒカルとサトゥーが夕飯を作っていた。
ルル「ご主人様、ヒカル様、お願いがあります。」
ヒカル「どうしたルル?」
ルル「美味しいステーキの焼き方を教えて下さい。」
ヒカル「マジか。良いぜ。」
最初に悪い所を知る為に、ルルに1回焼かせてみる事に。
サトゥー「ああ、ダメだよルル。ステーキを焼く時は何度も裏返したりフライ返しで抑えたりしちゃ。」
ルル「そうなんですか?焼き時に良い匂いがするから、これで良いのかと思ってました・・・」
ヒカル「分かる分かる。」
サトゥー「溢れ出たステーキの美味しい成分が焦げて良い香りになっているんだよ。だから、ステーキの中から美味しい成分を逃さないように裏返すのは1回だけにしないとね。」
ヒカル「耳を澄ましてみろ。美味いタイミングが教えてくれるぞ」
ルル「は、はい!」
サトゥー「下拵えの澄んだ肉をフライパンに載せたら表面に肉汁が浮くまでじっと我慢だ。」
ルル「は・・・はい!が、我慢します!」
ヒカル「おい大丈夫か?」
何度かの挑戦でルルがコツを掴んだ。途中からはヒカルとサトゥーがステーキを量産した。
ヒカル「美味そうな匂いが漂い過ぎ。」
夕飯が完成した。失敗作が最後まで残ったら、ヒカルとサトゥーが責任を持って片付けようとしたのだが、ポチとタマとリザが美味しそうに食べてくれたのだった。
ヒカル「流石獣人だな・・・」
食後。サトゥーは暖房器具の製作を開始した。
ヒカル「何してんだサトゥー?」
サトゥー「馬車内用の暖房器具だよ。」
ヒカル「暖房器具だと?」
サトゥー「寝る時にも使うとなると床暖房型が良いかもってね。」
ヒカル「まぁ確かにそうだな。冷える風に対抗出来るのに最適だ。」
床暖房の製作を開始した。
サトゥー(フル充電でも3時間程しか魔力が持続しない性能だが、夜番の交代要員が再充電するようにすれば問題無いだろう。)
完成したマジックアイテムをストレージに収納して、馬車の床面に取り出して固定する。ヒカルとサトゥーが床暖房の上に寝転がる。
サトゥー(試運転・・・柔らかな暖かさが床から伝わって来る。)
ヒカル(丁度良いな。心地良い温さだ。)
アリサ「何やってるの〜?」
ヒカル「暖房器具だ。乗ってみるか?」
床暖房に乗ってみる。
ミーア「暖かい。」
ルル「こんな魔法道具もあるんですね!ご主人様、ヒカル様凄いです!」
ロゼッタ「暖か〜い!」
エレナ「冬の季節に最適ね。」
ドリュー「寝ちゃいたい。」
ダリー「丸くなりたいくらいだぜ〜。」
ヒカル「猫かお前は。お前鼠だろ?」
アリサ「まさかこの世界で床暖房に出会えるとはねぇ〜。」
ヒカル(おっさんかオノレは。)
アリサ「っ!!コ、コタツ!次はコタツが欲しい!!」
サトゥー「馬車内には床暖房があれば十分だろ?」
ヒカル「急にコタツを考えるなよ。」
アリサ「そ、そんにゃあ〜!そんな事言わずにコタツを!」
ヒカル「我儘言うな。」
アリサ「是非次はコタツを作って下され〜!」
ルル「もうアリサったら、ご主人様が困っているじゃない。」
アリサ「コタツは良い物なのに・・・あれは異世界に広めるべき日本文化だと思うのに・・・」
泣きながらお強請りする。
ヒカル「あざと気に言うな・・・どうするサトゥー?」
サトゥー「仕方無い。暇が出来たら作ってやるから。」
ヒカル「ただしコタツ布団はお前が作れよ?」
アリサ「やったーーーーー!!!!」
ミーア「コタツ良い!」
サトゥー(そう言えば、エルフの里には何百年か前の勇者を通して、日本文化の一部が伝わっているんだっけ?)
リザ「この温もりは素晴らしいです!」
その日の晩、絵本の朗読をアリサと一緒にノリノリでやった。
深夜になり、アリサと夜蛮中。アリサはサトゥーの横で寒くて震えてる。
ヒカル「かなり寒いな。」
サトゥー「ヒカルは寒くないのか?」
ヒカル「俺には冷凍耐性が付いてるから問題無し。」
サトゥー(覚えたばかりの防御壁を使って風除けしてみるか。)
防御壁を使用すると、ドーム状のバリアが3人を囲んだ。
ヒカル「うわ、温い。」
アリサ「寒くない!これってセダム市で手に入れた魔法?」
サトゥー「そうだよ。・・・っと失敗した。」
ヒカル「ん?焚き火の煙が天辺に集まってんな。それと空気が遮断されちまってんな。」
アリサ「本当だ。気付かないで居眠りでもしてたら窒息死だったわね。」
サトゥー「全くだ。一旦解除するぞ。」
アリサ「煙突でも作れば良いのかしら?」
サトゥー「そうだな。」
ヒカル「煙突あれば換気に役立つな。」
そこで3本の棒を突き立てて、布で覆って簡単な筒を作った。防御壁を作って、布と棒をストレージに回収すると。
サトゥー「ちゃんと穴が開いている。」
ヒカル「でかい棒だったら何とかなりそうだな。」
因みにこの魔法の効果時間は3時間固定だった。
翌朝。
ヒカル「ダリー、投げてくれ!」
ダリー「よし行くぞ!」
クウガに変身したヒカルがペガサスボウガンを構え、ダリーが魔法を使って岩を投げた。
ヒカル「っ!」
ブラストペガサスで飛んで来た岩を砕いた。
ダリー「中々良い狙撃だぜヒカル。」
ヒカル「ありがとな。この先の困難に備えて色々特訓しねえとな。」
ダリー「ムーノ侯爵領まで後どのくらいだ?」
ヒカル「まだ遠いらしい。途中でキャンプを挟む予定だ。」
ダリー「分かった。」
〜ツヅク〜
キャスト
ヒカル:山崎大輝
サトゥー:堀江瞬
ポチ:河野ひより
タマ:奥野香耶
リザ:津田美波
アリサ:悠木碧
ルル:早瀬莉花
ミーア:永野愛理
ナナ:安野希世乃
ロゼッタ:上田麗奈
エレナ:山本希望
ドリュー・ラミアス:長縄まりあ
ダリー:村瀬歩
ジェームス:堀内賢雄
セリーヌ:飯塚雅弓
騎士隊長:高橋伸也
ザント:小西克幸
次回「古城」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オリキャラ紹介
「ジェームス」
Lv30
称号・魔法盗賊
スキル・魔法、剣術
年齢・52歳
モデル・若松俊秀
髪型・銀髪オールバック
服・黒い服、黒いコート、青い長ズボン、黒い靴
性格・正義感が強い、温厚、厳しい、親バカ
好きなモノ・娘達、妻、善良な人
苦手なモノ・善意を乱す者
アイテム・剣、水晶
魔法盗賊姉妹のエレナとロゼッタの実父。
2人が幼い頃に魔族”ザント”によって離れ離れにされた後、妻のセリーヌと共に洗脳され、殺戮道具として操られた。
リラス国で出会ったヒカル達によって洗脳から解放され、逞しい父親に戻った。
後に別れて妻と共に旅をする。
エレナとロゼッタが幼い頃から厳しい特訓を与えた。
それとは真逆にかなりの親バカでもあり、エレナとロゼッタを人一倍愛していると言う
イメージキャスト・堀内賢雄
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「セリーヌ」
Lv25
称号・魔法盗賊
スキル・魔法、剣術、射撃
年齢・46歳
モデル・東山麻美
髪型・金髪ツーサイドアップ
服・白い服、黄色いコート、青いズボン、黒いショートブーツ
性格・温厚
好きなモノ・甘い物、娘達、夫、善良な人
苦手なモノ・辛い物、善意を乱す者
アイテム・剣、ボウガン、水晶
魔法盗賊姉妹のエレナとロゼッタの実母。
夫のジェームス同様に魔族”ザント”によって洗脳され、殺戮道具どうして操られた。
リラス国でヒカル達によって洗脳が解かれ、優しい母親に戻った。
年齢は46歳だが、20代に見える程若い。
再会したエレナとロゼッタにお守りのブローチを託した。
親バカである夫のジェームスに対して少し引いてる。
イメージキャスト・飯塚雅弓