デスマーチからはじまる異世界空我   作:naogran

30 / 83
前回のあらすじ。

ムーノ侯爵領へ向かう途中に濃霧に襲われたヒカルとサトゥー達。

サトゥー達は濃霧から抜け出したが、ヒカルと逸れてしまった。

ヒカルは濃霧から不気味な樹海に迷い込んでしまった。そこに現れた樹海精霊ハークと言う少年と出会い、更に洞窟に居る番人のトムと出会った。

そのトムは、自分に挑んで来た人間達を次々と殺した男だった。

ヒカルもトムに挑むが、黒い光を受けたトムの圧倒的な力にやられ深手を負ってしまった。そしてトムの持つ剣がヒカルの頭部に突き刺そうとした。


DEATH MARCH30「正体」

トム「何度挑もうが無駄だ。ここで俺に殺されろ!!」

 

ヒカル「っ!!」

 

剣先がヒカルの頭部に急接近した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒカル「・・・・・っ!?」

 

目を開けると驚いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『BGM:壊乱』

 

エレナが剣先でトムの剣を防いだのだった。

 

 

 

 

トム「何!?」

 

エレナ「はぁっ!!」

 

剣を強く振ってトムを退かせた。

 

エレナ「ヒカル、大丈夫!?」

 

ヒカル「エレナ・・・!」

 

サトゥー「間に合って良かった。」

 

ヒカル「サトゥー・・・皆・・・!」

 

ルル「ヒカル様!大丈夫ですか!?」

 

ヒカル「あ、ああ・・・けど、深手を負いちまった・・・」

 

エレナ「ポーションよ。」

 

ポーションをヒカルに飲ませた。

 

ヒカル「助かった。ありがとう。」

 

トム「貴様達、何者だ?」

 

アリサ「よくも私達のヒカル様に深手を負わせたわね!」

 

ヒカル「皆俺の仲間達だ。」

 

トム「ほう?だが今更仲間が来た事で逆転になる訳ではないぞ。」

 

リザ「ヒカル様、奴は?」

 

ヒカル「この樹海の番人のトムだ。彼奴を倒せばこの樹海から出してやるって。そうだ、変身しようとしたけど、アークルが出ないんだ。」

 

エレナ「干渉結界の影響よ。」

 

ヒカル「干渉結界?」

 

エレナ「ヒカルを含む私達のスキルや魔力を無効化する厄介な結界よ。」

 

ヒカル「通りで変身出来ない訳か。解除方法はあるのか?」

 

エレナ「彼処に水晶玉がある。あれを破壊すれば結界が解除されるわ。」

 

ヒカル「成る程。単純だな。」

 

サトゥー「ヒカルはここで休んでて。俺達が彼奴と戦う。リザ、ロゼッタ、エレナ、ダリー、ジーク、行くよ。」

 

リザ・サヤ「はい!」

 

ロゼッタ・エレナ「ええ!」

 

ダリー・ジーク「ああ!」

 

しかしヒカルが前に立った。

 

サトゥー「ヒカル?」

 

ヒカル「助けてくれるのはありがたい。だが、これは俺と彼奴の戦いだ。お前達は下がれ。俺が彼奴を倒す。」

 

ミーア「行っちゃダメ!」

 

ナナ「無茶はダメだと進言します。」

 

ヒカル「良いんだよ。無茶は好きだからな俺。さぁトム、再戦行こうか!」

 

トム「良いだろう。死ぬ気で来い!!」

 

ヒカル「うおおおおおおおお!!!」

 

トム「はあああああああああ!!!」

 

2人の戦いが再び始まった。

 

 

 

 

『BGM:激闘』

 

ヒカル「どららららららららら!!!!!」

 

トム「うおおおおおおおおおお!!!!!」

 

超高速パンチが相殺する。

 

トム「先程のより力が増してるな。」

 

ヒカル「ああ!仲間達が来てくれたお陰で、力が愕然とアップしたぜ!!」

 

トム「だが、そんな程度で勝てると思ったら間違いだ!!」

 

隙を見てキックをしようとしたが。

 

ヒカル「よっ!!」

 

超高速パンチを止めて後ろにバク転した。

 

ヒカル「お前の戦法は見抜いたぜ!」

 

トム「はぁっ!!」

 

持ってる剣を投げた。

 

ヒカル「フッ!!」

 

バク宙して、剣を掴んだ。

 

ヒカル「おりゃあ!!!」

 

剣を投げて水晶玉を破壊した。

 

トム「しまった!!」

 

 

 

 

『BGM:戦士』

 

ヒカル「っしゃあ!これからが本番だトム!!」

 

腰に両手を翳してアークルを出した。

 

ヒカル「変身!!」

 

左のボタンを押して、仮面ライダークウガ・マイティフォームに変身した。

 

トム「貴様は?」

 

ヒカル「古代の戦士クウガ。俺が取得した力だ。行くぞトム!!」

 

トム「姿が変わっただけで俺を倒せない!!」

 

ヒカル「どりゃああ!!!」

 

トム「ぐあああっ!?」

 

マイティパンチがトムの腹部に命中した。

 

トム「何だ・・・この強さは・・・!!」

 

ヒカル「これで止めだトム!!」

 

右足に封印エネルギーを集中させて走り出す。

 

ヒカル「おりゃあああああああ!!!!!」

 

ジャンプしてマイティキックを繰り出す。

 

トム「っ!!」

 

 

 

 

 

 

???「待って!!!」

 

 

 

 

 

 

ヒカル「っ!?」

 

声を聞いたクウガが体を逸らしてトムの横に着地した。

 

サトゥー「っ!あれは!」

 

そこに樹海の精霊ハークが立っていた。

 

ポチ「ハークなのです!」

 

タマ「ハーク〜!」

 

サヤ「何故ここに?」

 

ハーク「お兄ちゃん!これ以上止めて!」

 

ヒカル「え?お兄ちゃん?」

 

アリサ「じゃあトムはもしかして・・・」

 

ハーク「僕のお兄ちゃんなの。」

 

ロゼッタ・ドリュー「えっ!?」

 

何とトムは、ハークの兄だった。

 

 

 

 

『BGM:閑寂』

 

ヒカル「ハーク、トムがお前の兄って本当なのか?」

 

ハーク「うん。実は皆をこの樹海に迷い込ませたのは僕なんだ。」

 

アリサ「何で?」

 

ハーク「僕は君達人間を殺すお兄ちゃんを見たくなかったんだよ・・・だって僕達、もう生きてないんだよ・・・」

 

ヒカル「生きてない?」

 

トム「・・・俺達は遥か昔を落としたんだ。」

 

全員「えっ!?」

 

トム「俺とハークはこの樹海の近くにある崖に落ちて死んでしまった。だが俺達はこの時死んだ自覚が無かったんだ。」

 

ハーク「お兄ちゃんは死んだ後にこの場所に樹海を創り上げたんだ。この樹海が出来てから100年も経った。」

 

ヒカル「100年も昔から?」

 

ダリー「トム、何故お前は人間達を殺し続けたんだ?」

 

トム「俺は昔から力しか興味が無かったんだ。ここに迷い込んだ人間達を殺し続けても強くはならなかった。」

 

ヒカル「自分を強くする為に人間達を殺したのか・・・!?」

 

ハーク「僕はお兄ちゃんの暴走を止めたくて、濃霧を起こしてヒカルを呼んだんだ。」

 

ヒカル「成る程。ここでお前達を成仏しろと?」

 

ハーク「でもヒカルがお兄ちゃんを殺そうとして・・・」

 

ヒカル「だがお前達はもう昔の人間だろ?生命はもう無いはず。」

 

ハーク「この樹海は、亡くなった人間を実体化出来る魔力が宿ってるの。」

 

トム「ハーク、もういい。すまないなお前達、こんな事態になってしまって・・・」

 

ヒカル「いや、あんた達の正体を聞いて気分が変わったんだ。散々大変だったな。お前と戦えて楽しかったぜ。」

 

トム「俺も、久し振りに強い奴と戦えて楽しかったぞ。」

 

ヒカル「もう悔いはあるか?」

 

トム「いや、俺達の未練は晴れた。素直にあの世へ逝く。」

 

サトゥー「分かった。ミーア、頼めるかい?」

 

ミーア「ん。任せて。」

 

ヒカル「ロゼッタ、エレナ、ドリュー、ジーク、サヤ、供養やってくれるか?」

 

ロゼッタ・エレナ・ドリュー「任せて。」

 

ジーク「分かった。」

 

サヤ「はい。」

 

 

 

 

『BGM:世界』

 

ロゼッタ達が魔法で供養を始めた。

 

ハーク「やっと供養されるね。」

 

トム「ああ。皆、元気でな。」

 

ハークとトムは笑顔で天国へ旅立った。

 

 

 

 

すると樹海が光となって消滅し、緑豊かな草原へと戻った。

 

ロゼッタ「樹海は元々草原だったんだね。」

 

アリサ「綺麗ね〜。」

 

サトゥー「あの2人、天国で幸せになれれば良いね。」

 

ヒカル「ああ。トム、ハーク、冥福を祈るぜ。」

 

 

 

〜ツヅク〜




         キャスト

       ヒカル:山崎大輝

      サトゥー:堀江瞬
        ポチ:河野ひより
        タマ:奥野香耶
        リザ:津田美波
       アリサ:悠木碧
        ルル:早瀬莉花
       ミーア:永野愛理
        ナナ:安野希世乃
      ロゼッタ:上田麗奈
       エレナ:山本希望
 ドリュー・ラミアス:長縄まりあ
       ダリー:村瀬歩
       ジーク:相葉裕樹
        サヤ:大野柚布子

       ハーク:小松未可子
        トム:市来光弘

次回「前世」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。