ムーノ侯爵領へ向かう途中に濃霧に襲われたヒカルとサトゥー達。
サトゥー達は濃霧から抜け出したが、ヒカルと逸れてしまった。
ヒカルは濃霧から不気味な樹海に迷い込んでしまった。そこに現れた樹海精霊ハークと言う少年と出会い、更に洞窟に居る番人のトムと出会った。
そのトムは、自分に挑んで来た人間達を次々と殺した男だった。
ヒカルもトムに挑むが、黒い光を受けたトムの圧倒的な力にやられ深手を負ってしまった。そしてトムの持つ剣がヒカルの頭部に突き刺そうとした。
トム「何度挑もうが無駄だ。ここで俺に殺されろ!!」
ヒカル「っ!!」
剣先がヒカルの頭部に急接近した。
ヒカル「・・・・・っ!?」
目を開けると驚いた。
『BGM:壊乱』
エレナが剣先でトムの剣を防いだのだった。
トム「何!?」
エレナ「はぁっ!!」
剣を強く振ってトムを退かせた。
エレナ「ヒカル、大丈夫!?」
ヒカル「エレナ・・・!」
サトゥー「間に合って良かった。」
ヒカル「サトゥー・・・皆・・・!」
ルル「ヒカル様!大丈夫ですか!?」
ヒカル「あ、ああ・・・けど、深手を負いちまった・・・」
エレナ「ポーションよ。」
ポーションをヒカルに飲ませた。
ヒカル「助かった。ありがとう。」
トム「貴様達、何者だ?」
アリサ「よくも私達のヒカル様に深手を負わせたわね!」
ヒカル「皆俺の仲間達だ。」
トム「ほう?だが今更仲間が来た事で逆転になる訳ではないぞ。」
リザ「ヒカル様、奴は?」
ヒカル「この樹海の番人のトムだ。彼奴を倒せばこの樹海から出してやるって。そうだ、変身しようとしたけど、アークルが出ないんだ。」
エレナ「干渉結界の影響よ。」
ヒカル「干渉結界?」
エレナ「ヒカルを含む私達のスキルや魔力を無効化する厄介な結界よ。」
ヒカル「通りで変身出来ない訳か。解除方法はあるのか?」
エレナ「彼処に水晶玉がある。あれを破壊すれば結界が解除されるわ。」
ヒカル「成る程。単純だな。」
サトゥー「ヒカルはここで休んでて。俺達が彼奴と戦う。リザ、ロゼッタ、エレナ、ダリー、ジーク、行くよ。」
リザ・サヤ「はい!」
ロゼッタ・エレナ「ええ!」
ダリー・ジーク「ああ!」
しかしヒカルが前に立った。
サトゥー「ヒカル?」
ヒカル「助けてくれるのはありがたい。だが、これは俺と彼奴の戦いだ。お前達は下がれ。俺が彼奴を倒す。」
ミーア「行っちゃダメ!」
ナナ「無茶はダメだと進言します。」
ヒカル「良いんだよ。無茶は好きだからな俺。さぁトム、再戦行こうか!」
トム「良いだろう。死ぬ気で来い!!」
ヒカル「うおおおおおおおお!!!」
トム「はあああああああああ!!!」
2人の戦いが再び始まった。
『BGM:激闘』
ヒカル「どららららららららら!!!!!」
トム「うおおおおおおおおおお!!!!!」
超高速パンチが相殺する。
トム「先程のより力が増してるな。」
ヒカル「ああ!仲間達が来てくれたお陰で、力が愕然とアップしたぜ!!」
トム「だが、そんな程度で勝てると思ったら間違いだ!!」
隙を見てキックをしようとしたが。
ヒカル「よっ!!」
超高速パンチを止めて後ろにバク転した。
ヒカル「お前の戦法は見抜いたぜ!」
トム「はぁっ!!」
持ってる剣を投げた。
ヒカル「フッ!!」
バク宙して、剣を掴んだ。
ヒカル「おりゃあ!!!」
剣を投げて水晶玉を破壊した。
トム「しまった!!」
『BGM:戦士』
ヒカル「っしゃあ!これからが本番だトム!!」
腰に両手を翳してアークルを出した。
ヒカル「変身!!」
左のボタンを押して、仮面ライダークウガ・マイティフォームに変身した。
トム「貴様は?」
ヒカル「古代の戦士クウガ。俺が取得した力だ。行くぞトム!!」
トム「姿が変わっただけで俺を倒せない!!」
ヒカル「どりゃああ!!!」
トム「ぐあああっ!?」
マイティパンチがトムの腹部に命中した。
トム「何だ・・・この強さは・・・!!」
ヒカル「これで止めだトム!!」
右足に封印エネルギーを集中させて走り出す。
ヒカル「おりゃあああああああ!!!!!」
ジャンプしてマイティキックを繰り出す。
トム「っ!!」
???「待って!!!」
ヒカル「っ!?」
声を聞いたクウガが体を逸らしてトムの横に着地した。
サトゥー「っ!あれは!」
そこに樹海の精霊ハークが立っていた。
ポチ「ハークなのです!」
タマ「ハーク〜!」
サヤ「何故ここに?」
ハーク「お兄ちゃん!これ以上止めて!」
ヒカル「え?お兄ちゃん?」
アリサ「じゃあトムはもしかして・・・」
ハーク「僕のお兄ちゃんなの。」
ロゼッタ・ドリュー「えっ!?」
何とトムは、ハークの兄だった。
『BGM:閑寂』
ヒカル「ハーク、トムがお前の兄って本当なのか?」
ハーク「うん。実は皆をこの樹海に迷い込ませたのは僕なんだ。」
アリサ「何で?」
ハーク「僕は君達人間を殺すお兄ちゃんを見たくなかったんだよ・・・だって僕達、もう生きてないんだよ・・・」
ヒカル「生きてない?」
トム「・・・俺達は遥か昔を落としたんだ。」
全員「えっ!?」
トム「俺とハークはこの樹海の近くにある崖に落ちて死んでしまった。だが俺達はこの時死んだ自覚が無かったんだ。」
ハーク「お兄ちゃんは死んだ後にこの場所に樹海を創り上げたんだ。この樹海が出来てから100年も経った。」
ヒカル「100年も昔から?」
ダリー「トム、何故お前は人間達を殺し続けたんだ?」
トム「俺は昔から力しか興味が無かったんだ。ここに迷い込んだ人間達を殺し続けても強くはならなかった。」
ヒカル「自分を強くする為に人間達を殺したのか・・・!?」
ハーク「僕はお兄ちゃんの暴走を止めたくて、濃霧を起こしてヒカルを呼んだんだ。」
ヒカル「成る程。ここでお前達を成仏しろと?」
ハーク「でもヒカルがお兄ちゃんを殺そうとして・・・」
ヒカル「だがお前達はもう昔の人間だろ?生命はもう無いはず。」
ハーク「この樹海は、亡くなった人間を実体化出来る魔力が宿ってるの。」
トム「ハーク、もういい。すまないなお前達、こんな事態になってしまって・・・」
ヒカル「いや、あんた達の正体を聞いて気分が変わったんだ。散々大変だったな。お前と戦えて楽しかったぜ。」
トム「俺も、久し振りに強い奴と戦えて楽しかったぞ。」
ヒカル「もう悔いはあるか?」
トム「いや、俺達の未練は晴れた。素直にあの世へ逝く。」
サトゥー「分かった。ミーア、頼めるかい?」
ミーア「ん。任せて。」
ヒカル「ロゼッタ、エレナ、ドリュー、ジーク、サヤ、供養やってくれるか?」
ロゼッタ・エレナ・ドリュー「任せて。」
ジーク「分かった。」
サヤ「はい。」
『BGM:世界』
ロゼッタ達が魔法で供養を始めた。
ハーク「やっと供養されるね。」
トム「ああ。皆、元気でな。」
ハークとトムは笑顔で天国へ旅立った。
すると樹海が光となって消滅し、緑豊かな草原へと戻った。
ロゼッタ「樹海は元々草原だったんだね。」
アリサ「綺麗ね〜。」
サトゥー「あの2人、天国で幸せになれれば良いね。」
ヒカル「ああ。トム、ハーク、冥福を祈るぜ。」
〜ツヅク〜
キャスト
ヒカル:山崎大輝
サトゥー:堀江瞬
ポチ:河野ひより
タマ:奥野香耶
リザ:津田美波
アリサ:悠木碧
ルル:早瀬莉花
ミーア:永野愛理
ナナ:安野希世乃
ロゼッタ:上田麗奈
エレナ:山本希望
ドリュー・ラミアス:長縄まりあ
ダリー:村瀬歩
ジーク:相葉裕樹
サヤ:大野柚布子
ハーク:小松未可子
トム:市来光弘
次回「前世」