ヒカル「彼奴ら無事に済ませたら良いな。」
サトゥー「今日はお仕事はお休みなんですか?」
ゼナ「はい。迷宮の調査が一段落したので、今日は1日お休みを頂いています。」
サトゥー「明日からは原隊に復帰ですか?」
ゼナ「いえ。新設される迷宮選抜部隊に引き継ぎがありますから、今までの領内巡回隊に戻れるのは早くて5日くらいは掛かりそうです。魔法兵を含む部隊は、基本的に長期巡回ルートに派遣されるので・・・」
ヒカル「成る程。騎士の仕事も大変なんだな。」
サトゥー(原隊復帰したら、中々会えなくなりそうだ。そう言えばアリサが迷宮に入りたがっていたっけ。)
ヒカル「そうだゼナさん、迷宮は部外者以外は入り込み不能か?」
ゼナ「はい。少なくとも数ヶ月は閉鎖されるはずです。もしかしてお知り合いが帰って来ていないとか?」
ヒカル「いやそう言う訳じゃない。紛らわしくしてすまない。」
サトゥー(どうやらアリサの要望は叶えられそうにないな。セーリュー市の観光が終わったら、迷宮都市に足を延ばしてみるか?ゼナさんと会えなくなるのは少し寂しいが、また遊びに来れば良いだろう。)
ゼナ「サトゥーさん、今日のご予定はありますか?」
サトゥー「ええ。何でも屋で、借家か、亜人でも泊まれる宿を紹介してもらいに行こうかと。」
ヒカル「何でも屋?」
サトゥー「うん。リザ達を何時までも厩舎暮らしにさせる訳にも行きませんから。」
ヒカル「確かにそうだな。一生厩舎と野宿ライフを満喫させるのは可哀想だしな。」
ゼナ「あ、あの!ご一緒しても良いでしょうか・・・?」
サトゥー「か、構いませんが・・・折角の休日をこんな事で潰して良いんですか?」
ゼナ「はい!」
『BGM:安穏』
その後3人は何でも屋に到着した。
サトゥー「ごめんくださーい!」
???「はーい!」
そこに1人の女性店員が来た。
???「お待たせしました。何でも屋のナディと申します。本日はどのようなご用件でしょう?」
サトゥー「宿か、借家を紹介していただきたいのですが。」
ナディ「畏まりました。どうぞ此方へ。」
宿と借家のチラシを拝見する。因みに条件は「亜人奴隷が居てもOKと防犯がしっかりしてる」の2つ。
ヒカル「こんなにあるのか。」
ナディ「亜人が一緒となると、西街か、職人街の西街売り場所になりますね。その辺りですと合反面で不安が残りますので借家が宜しいかと存じます。」
ヒカル「成る程。」
ナディ「ご予算は如何程でしょう?」
サトゥー「そうですね・・・銀貨2枚程度を考えています。足りなければ金貨1枚くらいまでなら大丈夫ですよ。」
ナディ「それでしたら何軒かあるはずです。・・・この3軒ですと、先程のご要望にお応え出来ると思います。」
ヒカル「そうですか。」
ナディ「ただ・・・」
1軒目の空き家を下見する。
ヒカル「あれですか?」
ナディ「はい。持ち主が犯罪ギルドに暗殺されたと言うお屋敷です。」
ヒカル「曰く付きですかい・・・」
サトゥー「ほ、他のも見させてもらいますか?」
2軒目の下見に来たが、複数の娼館が建ち並んでいた。
ヒカル「ここって、娼館か・・・?訳あり過ぎ・・・」
サトゥー(屋敷のすぐそばに娼館が建ち並んでるのか・・・ここも厳しいな・・・)
3軒目の空き家を下見する。
ヒカル「また曰く付きらしい物件だな・・・」
サトゥー「(地下に犯罪ギルドの巣窟、市外に抜ける地下道まである。)ここは何か不穏な気配がします。止めておきましょう・・・」
ナディ「そうですか・・・」
ヒカル(いや、俺達なら蹴散らせるだろ・・・?)
何でも屋に戻った。
ナディ「私は午後から商会の方を回って、良さ気な物件を探して来ます。」
サトゥー「ありがとうございます。それでは夕方頃にまた伺わせていただきます。」
ヒカル「ナディさん、ありがとうございます。」
サトゥー「それまでの時間、何処か行きたい所はありますか?」
ゼナ「え?そ、そうですね・・・」
ナディ「それなら、この先の広場で昨日から蚤の市が開かれていますよ?」
ヒカル「蚤の市ですか?」
ナディ「はい!掘り出し物がいっぱいなので、私も最終日に店長と見切り品を買って回る予定です!」
ヒカル「成る程〜。サトゥーどうする?」
サトゥー「ん〜・・・」
するとナディがゼナの耳元で何かを言った。
ナディ「野外ステージの演劇が大人気ですし、デートには良いですよ?」
ゼナ「デート・・・?」
サトゥー「ん?何か?」
ナディ「いえ何でも。」
『BGM:安穏』
蚤の市に訪れた。
ヒカル「ここが蚤の市かぁ〜。掘り出し物がめっちゃあるな〜。」
3人は蚤の市を歩く。ゼナは緊張してる。するとそこに。
ポチ「ご主人様とヒカル様なのですー!」
買い出しに出掛けたタマとポチがサトゥーに抱き付いた。
タマ「見っけー!」
ヒカル「タマ!ポチ!」
サトゥー「買い物はどうしたんだい?」
ヒカル「済ませたのか?」
アリサ「ふふ。荷物なら嵩張って来たから宿に置いて来たわよー!見て見てー?」
タマ「似合うー?」
ポチ「なのですー?」
3人の服がおしゃれになっていた。リザは男らしい服装に。
サトゥー「皆可愛いよ。」
ヒカル「アリサ、その髪どうした?金髪にしたのか?」
アリサ「あぁ、こっちじゃ紫色は不吉って言われてるからその対策なの。」
ヒカル「成る程。理解した。」
アリサ「っでさぁ、ちょっとお強請りしたい物があるんだけどな〜。」
サトゥー「くっ付くな。」
ヒカル「アリサ、欲しい物は何だ?」
アリサが欲しい物を買いに行った。
サトゥー(カードかぁ。)
ヒカル「表に猫の絵、そして裏にはシガ国語があるな。」
サトゥー(これはポチやタマに字語を教えるのに良さそうだ。)
タマとポチはカードを見てる。
ヒカル「面白いなこのカード。あんたが作ったのか?」
店主「ええ。故郷の子供達に文字を教えようと思って。」
サトゥー「へぇ〜。」
店主「商会に売り込みに行ったのですが、制作コストと売値の折り合いが付かなくて失敗しました・・・」
ヒカル「全部手描きなのか?」
店主「はい。知り合いの絵師に頼んで・・・」
ヒカル「(これ版画にすればコストが減少するかもな)良いなこれ。教育に使えそうだ。」
するとアリサに引っ張られた。
ヒカル(ど、どした?)
アリサ(版画を提案しようとしなかった?)
ヒカル(何かデメリットがあんのか?)
アリサ(城に居た時も版画は見た事が無いの。迂闊に技術を教えるのは危険よ。)
ヒカル(そう言う事か。アリサはその失敗の経験者だからな。版画の提案はゴミ捨てと言う事で。)
サトゥー「1セット買いたいんだが良いかな?」
店主「・・・!銀貨4枚です。」
ヒカル(原価?)
サトゥー「良いのかい?それじゃ儲けが・・・」
店主「いいんです。この商品の良さが分かって下さる方に買ってもらえるなら。」
サトゥー(折角のアイデアを腐らせるのは勿体無いな・・・)次に作る時はどんな工夫をするんだい?重要はあるみたいだから後は値段だね。安い素材を探すか安く量産する方法を探すか・・・」
ヒカル「色々試行錯誤すれば楽しくなる事間違い無しだぞ。」
2人は店主に助言を言った。
学習カードの購入後。
アリサ「ご主人様達は野外ステージの演劇は観に行かないの?」
サトゥー「行く予定だよ?」
ヒカル「俺も興味あるから。」
アリサ「それなら蚤の市の入り口で売ってた観劇券は買った?」
ヒカル「観劇券?」
サトゥー「いや?」
ゼナ「リリオの話だと、入場時に賤貨1枚を渡すだけって言ってましたけど?」
アリサ「それでも良いけど、後ろの方で立ち見よ。銅貨2枚するけど、観劇券があれば席に座って観られるわよ。」
リザ「ご主人様、ヒカル様、でしたら私にお任せを。」
ヒカル「じゃあ、代金を渡すから頼む。」
サトゥー「すみませんゼナさん、結局うちの者も一緒に行く事になってしまって・・・」
ゼナ「いえ、そんな。」
アクセサリーを見る。
ヒカル「綺麗なアクセサリーだな。」
サトゥー「これなんか、ゼナさんの金色の髪に似合いそうですよ?」
ゼナ「わぁ〜・・・素敵ですね。」
イヤリングを持って、耳に当てる。
ゼナ「似合いますか・・・?」
サトゥー「ええ!とっても。」
ヒカル「可憐だな〜。」
アリサ「ご主人様ー!ヒカル様ー!私もこれ欲しい!」
ヒカル「何でも欲しがる子供かお前は。」
サトゥー「・・・じ、じゃあルルのも含めて全員分買うか。」
アリサ「やったー!」
サトゥー(アリサみたいに素直に強請ってくれた方が買ってあげやすいんだけど・・・)
するとアリサとタマとポチが、ゼナを連れて行った。
サトゥー「すみません、このイヤリング下さい。」
店主「はいまいど。」
買ったイヤリングを後でゼナにプレゼントする予定。その後観劇券を購入したリザと合流した。
野外ステージ。
サトゥー「ここが野外ステージか。」
ヒカル「広いな〜。」
演劇公演中。
ハイン「麗しの乙女よ!私は月当たりの下では無く、明るく輝く太陽の下で君の笑顔を愛でたいのだ!」
イユナ「あぁ、愛しのゼン・・・あなたの魔法で、私をこの牢獄のような城から連れ去って・・・」
サトゥー(悲恋物の劇はあんまり好きじゃないけど・・・)
ヒカル(悲恋物かぁ。)
タマ「肉ー。」
ポチ「肉なのですー。」
鑑賞中にタマとポチが寝てしまってる。話に付いて行けなかったらしい。
女性「ふふふ・・・」
前の席に座ってた女性に笑われた。
ヒカル「あ、すみません。」
女性「いえいえ。」
ヒカル(ってか、この2人寝るの早過ぎだろ・・・)
サトゥー(付いて行けなかったのか・・・リザの方は・・・)
リザは静かに鑑賞中。
サトゥー(お!集中して見てる!)
ヒカル(おいサトゥー、尻尾を見ろ。)
サトゥー(え?)
尻尾を見ると。
サトゥー(いや違う!野外ステージから漂って来る串焼きの香りに集中してるんだ!)
ヒカル(リザ、ここは我慢しろよ。)
彼らが鑑賞している演目「ムーノ公爵領の悲劇」と言う物語は、実話に基づいた伝承らしく、平民の魔術師である主人公「ゼン」と、「リルティエナ姫」の悲恋な物語である。姫の婚約者のムーノ公爵に、ゼンの親類縁者が全て殺された挙句、ゼンも姫の侍女に不意打ちで殺されるし、最後は姫自身も自害すると言う救いようの無い話である。
リルティエナ姫の役者がステージの裏に消えると、観客達が歓声を出した。タマとポチがバッと目が覚めた。
サトゥー「劇の歓声だよ?」
ヒカル「まだ寝てて良いぞ。」
タマとポチは再び眠った。
これで終わりに見えたようだが、舞台は続く。
『BGM:太古』
崖の上に打ち捨てられた主役の死体が、アンデットとして復活を果たし、公爵家の人間達を次々と復讐した。しかし、最後の最後で公爵に復讐を遂げる直前にぽっと出の聖騎士に殺されてしまうのが腑に落ちなかった。
ムーノ公爵役「おぉ、聖騎士よ!」
この事で公爵の性格が急変して、公爵家の呪いを引き受けて自決すると言う訳の分からない展開で劇が終演した。
演劇を観終わった後。
アリサ「あ〜喉が乾いた〜。」
飲み物を買って来た。
アリサ「ありがと〜!」
サトゥー「ゼナさんもどうぞ。」
ゼナ「ありがとうございます。」
リザ「はい。」
ポチ「ありがとうなのです!」
ヒカル「ぷは〜!」
サトゥー「少し小腹も空きましたね。近くの屋台で何か買って来ます。」
屋台に訪れたヒカルとサトゥー。
ヒカル「ってか、終盤シュールな演目だったなぁ。」
サトゥー「だね。(ん?薄ガポパン?ガボってのはこっちのファンタジー野菜か?)こっちの屋台はクラップって軽食・・・」
薄ガポパンとクラップを見て、注文したその時。
サトゥー「ん?」
ヒカル「どうした?」
前を歩く女性が持っていた1枚のハンカチが落ちてあった。
サトゥー「落としましたよ?」
女性「ん?ありがとうございます。あら?後ろの席に居た方達ね。」
サトゥー「先程はすみませんでした。」
ヒカル「劇の途中に声出してしまって。」
女性「いえいえ。所でさっきの劇の最後の方、酷かったでしょ?」
サトゥー「ええ、まぁ。」
ヒカル「本当ですよね。」
女性「元々の脚本は、魔術師が公爵の復讐を果たした後、聖騎士に討たれて終わる話だったのぉ。」
サトゥー「え?」
ヒカル「そうだったんですか?」
女性「所が貴族から物言いがあって、こんな流れに変更されたのよ。大体リルティエナ姫も元の話では平民の娘で、好色な公爵が人妻だった彼女を略奪したのが事件の始まりだったのよ。」
ヒカル「劇中と真逆ですね。」
サトゥー(成る程。後から捻じ曲げられたから微妙な展開だったのか。)
ヒカル(この世界の貴族はクソしか作れないって事だな。)
買った後全員が居る場所へ。
アリサ「何買って来たの?」
サトゥー「薄ガボパン。普通のとネギ味噌。」
ヒカル「それとクラップだ。」
ゼナ「私はパンの方はちょっと・・・」
サトゥー「そうですか?」
薄ガボパンを食べると。
サトゥー(苦!!!ガボの実の味が・・・!!)
あまりの不味さで衝撃を受けたが、苦痛耐性のスキルを発動して何とか完食した。
ヒカル「・・・ん!?ブーー!!!」
あまりの不味さで吹いてしまった。
ヒカル「こいつ不味い・・・!タンスに小指ぶつけてしまった程不味い・・・!」
ポチ「ん?」
タマ「う〜ん?」
アリサ「・・・・・・」
あまりの不味さで震えてるアリサ。
サトゥー「辛いならここに出して良いよ。」
アリサ「ありがと・・・こりは無理だわ・・・」
袋に全部吐いた。
サトゥー(ゼナさんにガボの実は不味いって教わったっけ・・・)
クラッチは普通に美味かった。
ヒカル「クラッチ美味え・・・薄ガボパン2度と食いたくねえ・・・」
アリサ「劇はお約束の熱い展開の連続で堪らなかったわー!」
ゼナ「リルティエナ姫が、魔術師ゼンの後を追って自殺する所で泣いちゃいました・・・」
ヒカル(ゼナさん純粋過ぎる・・・)
アリサ「えぇ?彼処はこっそり短剣を回収して、公爵に復讐しないと!死んだら何もならないじゃん!」
ゼナ「そ、それは・・・」
ポチ「コリッとしててパリリなのです!」
タマ「美味しい〜!」
リザ「出汁は何を使っているのでしょう?」
サトゥー(こっちはクラップの話題オンリーだ。)
ヒカル(クラップが流行ってんな。)
アリサ「だから!愛する者同士を引き裂こうとする公爵が元凶でしょ?」
ゼナ「・・・でも、家同士で決めた許嫁を先に裏切ったのはリルティエナ姫ですから、悲劇の発端は彼女じゃないでしょうか?」
アリサ「だったらさ、ゼナたんはうちのご主人様より、家の人が決めた許嫁の方が良いの?」
ゼナ「え!?わ、私には許嫁なんて居ませんから・・・」
アリサ「それって、許嫁が決まらないように軍に入ったんじゃないの?」
ゼナ「え!?」
アリサ「こっちの女の人が結婚したら家に入らなきゃいけないけど、軍に入ったら5年くらいは退役出来ないもんね。」
サトゥー(アリサの奴、詳しいな。)
ヒカル(この世界を知り尽くしてるような説得力。)
アリサ「女だったら、好きな人の為に生きて全てを捨てる覚悟くらいしなきゃ、恋も出来ないわ!」
ゼナ「で、でも・・・当主の意向を無視してまで・・・」
アリサ「そんな良い子ちゃんだと、最愛の人を誰かに掻っ攫われるわよ?」
ゼナ「え!?」
アリサ「あ痛!」
後ろからヒカルの軽いげんこつを喰らった
ヒカル「ええ加減にせんかこの野郎。」
サトゥー「すみませんゼナさん。ほら、アリサも謝る。」
ヒカル「ゼナさんに謝罪しろ。」
アリサ「ごめんなさい・・・」
サトゥー(まぁ、アリサの言い分は良く分かるけどね。)
一方タマとポチは泣いていた。
ヒカル「な、何で泣いてんの君達?」
サトゥー「クラップもう1枚行くかい?肉串でも食べるか?」
タマ「肉串ー!」
ポチ「クラップも美味しいけど、肉串の方が良いのです!」
ヒカル(肉の話になると元気出るな・・・)
リザ「何本買って参りましょう!?ご主人様!ヒカル様!」
ヒカル「反応が早いなお前・・・じゃあここに居る全員分頼む。ルルの分も。」
アリサ「値切りは任せて!」
タマ「一緒ー!」
ポチ「お手伝いなのですー!」
4人が肉串を買いに走った。
サトゥーとゼナは、お互いを見てる。
3人が宿に戻る途中。
サトゥー・ゼナ「っ!」
ヒカル「っ?」
ゼナ「リリオ!」
リリオ「ゼナっち!」
ボロボロになってる3人の騎士達が居た。
ゼナ「イオナさんとルウも!どうしたの!?」
イオナ「ファングアントとの遭遇戦があったのですよ。」
ゼナ「え!?」
ルウ「ったくあの鼠野郎共め!今度見掛けたら串焼きにしてやるぜ!」
ヒカル「ファングアント?」
サトゥー「鼠野郎?」
イオナ「ファングアントの村と遭遇する前に、領内に侵入している鼠人族の騎兵を見掛けたんです。それでルウは、彼らがファングアントの群れを引っ張って来たのではないかと。」
ルウ「先頭の奴は目立つ赤い兜を被ってた。今度見付けたら必ず処刑台に上げてやる!」
ゼナ「ヒーリングフリーズ!」
回復魔法で3人を癒した。
リリオ「ありがとうゼナっち!」
ゼナ「どういたしまして。」
リリオ「所で、お前は誰だ?」
ヒカル「俺は旅人のヒカル。サトゥーの仲間だ。」
ゼナ「サトゥーさん、ヒカルさん、私他の怪我人の治療に行って来ます!」
サトゥー「あ、はい!」
ヒカル「気を付けて!」
するとその時。
ユニ「きゃああああ!!」
遠くからユニの叫び声が聞こえた。
ヒカル「ユニの声か!?サトゥー!」
サトゥー「うん!」
叫び声が聞こえた方へ向かうと・・・
何とタマがデカイ蟻を取って来たのだった。
タマ「獲物ー!」
ポチ「褒めてなのです!」
ヒカル「あ、蟻・・・?」
サトゥー「そ、その蟻はどうしたんだい?」
タマ「退治したー!」
ポチ「上から襲って来たのです!」
ヒカル「上から?・・・大丈夫。もうお陀仏状態だ。(にしてもデケエな。アリンドウもびっくりだな。)」
リザ「ご主人様、ヒカル様、他に潜んでいないようです。」
サトゥー「そうか。」
ヒカル「ありがとう。ユニ大丈夫か?」
ユニ「はい・・・」
大羽蟻を見る。
ヒカル(サトゥー、どうだ?)
サトゥー(種類が少し違うが、領軍が撃ち漏らした敵か?)
マップを見ると、無数の赤い点が迫って来てる。
サトゥー(赤い!ヒカル、奴らが近付いて来る!)
ヒカル(何!?)
サトゥー「ポチ!タマ!剣を取って来い!」
ヒカル「急げ!」
タマ「あい!」
ポチ「はいなのです!」
ヒカル「アリサ!ルルをここまで連れて来い!」
アリサ「OK!」
サトゥー「リザは、寝台を作るのに使った天幕を回収して来い!」
リザ「畏まりました!」
天幕を回収しに行った。
イオナ「どうかされましたか?」
サトゥー「このフライングアントは群れで・・・」
すると警報の鐘が響いた。
全員「っ!?」
ヒカル「来たか!」
『BGM:危急』
宿屋前。
モーサ「魔物かい!?」
ヒカル「いよいよ俺達の出番かぁ。」
サトゥー(フライングアントはレベル3程度・・・武装した領軍の兵士達に劣るが、鋭い爪と硬い外角を持ち、その上空を飛ぶ・・・市民にとっては十分脅威だなぁ。空に居る内に、ファイヤーショットの魔法で焼き払うのが最良の手段だと思うが・・・)
するとフライングアントの大群が押し寄せて来た。
ヒカル「団体様のお出ましか。」
しかし殆どが何かにぶつかり、次々と領外に落ちて行く。
サトゥー「何だ?」
ヒカル「彼奴ら領外に落ちて行った?」
アリサ「市壁上の魔物払いの結界が効いてるみたいね。」
ヒカル「蚊取り線香みたいな物か?」
サトゥー「結界って、突き抜けていたぞ・・・?」
アリサ「空間魔法じゃあるまいし、物理的な壁を作るような結界を常設するなんて魔力効力が悪過ぎるわよ。」
ヒカル「完全な殺虫剤魔法かと思ったが、まぁしゃあないか。アリサ、ルルと一緒に酒場の奥へ隠れてくれ。」
アリサ「分かった。」
サトゥー「ポチとタマは宿の辺りを頼む。」
ポチ「はいなのです!」
タマ「ご主人様とヒカル様はー?」
サトゥー「俺とヒカルはリザと一緒に障害物を作ってから入り口に近付く魔物を追い払うよ。」
ヒカル「そして魔物を弄ぶ。」
腰に両手を翳すと、アークルが出現した。霊石アマダムが緑色になってる。
ヒカル「変身!」
アークルの左にあるスイッチを押すと、霊石アマダムが光り、ヒカルが仮面ライダークウガ・ペガサスフォームに変身した。
サトゥー「ヒカル!」
クウガに魔法銃を渡した。クウガが受け取ると、魔法銃がペガサスボウガンに変貌した。
ヒカル「ハッ!」
すると身体中に雷が走り、アークルに金色の装飾が出現し、ペガサスフォームのボディに金色が施された「ライジングペガサスフォーム」になった。そしてペガサスボウガンの銃口に金色の剣が装飾され、「ライジングペガサスボウガン」となった。
ヒカル「これで行ける。ゴウラム!」
黒い球を上に投げると、ゴウラムが出現した。
サトゥー「あれは?」
ヒカル「旅の途中で仲間になった奴だ。ゴウラム!空は頼むぜ!」
ゴウラムは頷いた。
ヒカル「それじゃあ、奴らと遊んでやるか。」
入り口では、騎士達が待ち構えていた。
ソーン「早く中に入れ!」
市民全員が領内に避難したと同時に門を閉じた。1匹の蟻が引っ掛かった。
ソーン「1匹くらいの魔物など押し潰してしまえ!」
しかし隙間から無数の蟻が侵入して来た。
ゼナ「フォールン・ハンマー!!」
魔法でフライングアント達を押し潰した。
ソーン「放て!!」
ボウガンでフライングアント達を射抜いた。しかし数は一向に減らない。
サトゥー「来たか!」
ヒカル「団体様のお出ましか。」
リザ「ご主人様、ヒカル様、お任せ下さい。」
走り出したリザ。そして。
リザ「やあああ!!」
槍を振ると、3匹のフライングアントが木っ端微塵になった。
サトゥー「ふっ!」
手に隠し持っていた賤貨を飛ばした。2匹のフライングアントが倒れた。
ヒカル「喰らえ!」
右手でトリガーレバーを引いてエネルギーを溜め、左手でトリガーを引いて、空気弾を連射する「ライジングブラストペガサス」を放つ。複数のフライングアントを射抜いた。複数のフライングアントに封印エネルギーが流し込まれ爆発した。
ヒカル「飛んで火に入る夏の虫だな!」
ゴウラムが縦横無尽に飛び回り、複数のフライングアント達を次々と倒す。
しかし1匹のフライングアントが宿の方へ突き進む。
ポチ「ここは通さないのです!」
タマ「通行禁止ー!」
ポチ「とぉー!なのです!」
剣でフライングアントを斬り裂いた。しかし真後ろから別のフライングアントが迫って来た。しかしタマがフライングアントを剣で斬り裂いた。
タマ「油断大敵ー!」
ポチ「タマありがとうなのです!」
タマ「なんくるないさー!」
サトゥー(何故沖縄の言葉を!?)
ヒカル(沖縄弁!?アリサの野郎か。超変身。)
ペガサスフォームからマイティフォームに超変身した。
サトゥー「っ!」
またフライングアント達が襲い始めた。しかし急に力尽きて落ち、下に居たタマとポチによって斬り裂かれた。
ヒカル「ナイスだぜアリサ!」
サトゥー「(アリサの精神魔法か。・・・ナディさんの居る何でも屋に何匹か侵入したみたいだな。・・・ここはほぼ片付いたし・・・)リザ!少しの間ここを任せる!」
リザ「承知!」
サトゥー「ヒカル!来て!」
ヒカル「おう!ゴウラム!このまま頼むぞ!」
ゴウラムは頷いた。
何でも屋に急行する。店内にフライングアント達が侵入していた。
ヒカル「ここにも居やがったか。お前らの餌だ!」
回転キックでフライングアント達を粉々にした。
ヒカル「片付け完了!」
変身を解除した。
サトゥー「ナディさん!大丈夫ですか!?」
ナディ「は、はい!大丈夫です!」
地下に隠れていたナディ。
サトゥー(階段に蟻の吐いた酸が・・・岩でも砕いて敷き詰めてみるか。)
???「アイビーコントロール。」
何者かが蔦の魔法を発動し、ナディを地下から出した。
ヒカル「何だ?」
ナディ「店長!」
そこに1人の青年が立っていた。
ヒカル「て、店長?」
全てが終わった後の何でも屋。
ナディ「ありがとうございます。サトゥーさん、ヒカルさん。」
2人の頬にキスをした。
サトゥー「おっ。」
ヒカル「っ!」
ナディ「それに店長も。」
そして店長の頬にもキスをした。
店長「おまけ?」
ナディ「違います。ちゃんと感謝してます。」
店長「誰?」
ナディ「借家探しを依頼して下さった方達で、命の恩人ですよ。」
店長の名前は「ユサラトーヤ・ボルエナン」。何でも屋の店長である。
ユサラトーヤ「感謝。」
ヒカル「無事で良かったぜ。」
サトゥー(ファンタジー世界随一の有名種族、エルフだ!)
ナディ「どうかなされたんですか?」
サトゥー「いいえ、緑色の髪の方は初めて見たので。」
ナディ「あぁ、店長は森の妖精「エルフ」なんですよ。」
ヒカル「エルフ?あの耳の長い?」
ユサラトーヤ「違う。」
ナディ「それはエルフとは別種族である長耳族の事なんですよ。」
ヒカル「長耳族ですか。」
ナディ「初代勇者様が、長耳族をエルフと呼んだせいで、1000年以上経った今でも勘違いしてる人が多いんですよ。だから、エルフを長耳族と間違えるのはとても忌避される事なんです。」
サトゥー「そうだったのですか・・・店長さん、この通り無礼をお詫びいたします。」
ヒカル「すまん悪かった。」
2人は頭を下げて謝罪した。
ユサラトーヤ「ん。許す。」
ナディ「ほらー。」
長耳を見せる。ユサラトーヤが払う。
ナディ「あら。」
外は夕方になった。
サトゥー「では、借家の件は後ほど。」
ヒカル「また伺います。」
ナディ「はい。今日はありがとうございました。」
何でも屋から出ると、フライングアント達の死骸を焼いてる騎士達が居た。
ヒカル「終わったみたいだな。」
サトゥー「だね。」
ヒカル「フライングアント達は焼き芋になったな。」
ゼナ「っ!サトゥーさん!ヒカルさん!」
2人を見付けたゼナが走って来た。
ゼナ「きゃあ!」
躓いて転びそうになった。しかしサトゥーが腕で支えた。
サトゥー「大丈夫ですか!?」
ゼナ「す、すみません・・・」
ヒカル「南無。」
フライングアント達に向かって拝んだ。
ゼナ「此方もようやく終わったのですが、これから軽騎士達に同行して市街に哨戒する事になったんです。」
ヒカル「そうか。」
サトゥー「折角の休暇が無くなって、残念ですね。」
ゼナ「お出掛けが途中で終わったのは残念ですけど、索敵は風魔法の得意分野ですから。それに、早く出発しないと周辺の村が襲われたら大変です!」
ここでゼナと別れた。
サトゥー「気を付けて!」
ヒカル「武運を祈る!」
ゼナは仕事へ戻って行った。
ヒカル「さてと、この後は・・・」
???「あんたらが此奴の主人か?」
サトゥー「ん?」
ヒカル「あ?」
1人の兵士がリザと一緒に来た。
『BGM:懊悩』
リザ「ご主人様、ヒカル様・・・」
ヒカル「そうだけど、あんた誰だ?」
兵士「コアは領政府が買い取る決まりだ。寄越してくれ。」
サトゥー「(領軍の主計課の人間か。)それは構いませんが、怪我人の治療や後始末の方が先では?」
兵士「それは別の者の仕事だ!」
コアを奪い取って去ろうとしたが。
ヒカル「待てよ!」
右手を掴んだ。
ヒカル「お前、リザの努力を踏み躙る気か?」
兵士「おい!離せ!彼奴の努力など知るか!」
ヒカル「っ!」
カチンと来たヒカルがコアを奪い返した。
兵士「おい返せ!政府に告げ口するぞ!」
ヒカル「無断で奪い去ろうなんて犯罪でも犯すつもりか?サトゥー。」
サトゥー「うん。受領証を発行していただきます。」
兵士「なっ!?」
サトゥー「ヒカル。」
ヒカル「ああ。ほら、この書類にコアの数と対価の金額とお前の所属と名前を書け。今すぐに。」
兵士「何だと?俺がくすねるとでも言いたいのか?」
サトゥー「商人とは、用心深いものです。」
兵士「っ!?」
サトゥー「それが例え、聖者や勇者が相手でも、口約束では無く、書類を求めるものなのですよ?」
ヒカル「さぁ早く書け。じゃねえと。」”パチン”
指を鳴らすと、上空に待機していたゴウラムが降りて来た。
ヒカル「此奴は俺の頼りになる仲間だ。さぁ、此奴にぶちのめされたくなければ早く書け!今すぐここで!」
兵士「・・・・!」
書類に書いた。
兵士「・・・これで良いな!?」
サトゥー「・・・計算が違います。」
兵士「なっ!?」
サトゥー「それと、押印がありませんが?」
ヒカル「受け取りたい時に押印するのが常識じゃねえのか?」
兵士「わ、忘れていただけだ!」
ヒカル「じゃあこの取り引きは中止だな。押印が無いなら全て無効だ!おいゴウラム!」
ゴウラムが兵士を襲う。
兵士「ぎゃああああ!!助けてくれーーーー!!」
ゴウラムから逃げ出した。
サトゥー(俺が一体何時威圧したのか・・・)
ヒカル「ゴウラム、ご苦労さん。」
左手を伸ばすと、ゴウラムが黒い球になって、ヒカルの手元に戻った。
その日の夜の宿屋。
5人「わぁー!」
アリサ「良い香りねー!」
豪華な料理が来た。
ポチ「幸せの匂いなのです!」
タマ「お腹減ったー!」
リザ「もう少し待ちなさい。」
そこにモーサが追加の料理を持って来た。
モーサ「この子達は凄いねー!こんな小さいのに魔物から宿を守ってくれたんだからね。」
褒められたタマとポチが照れた。
モーサ「色々してやれないけど、せめてうちの旦那が腕を振るった料理をご馳走くらいさせてもらうよ!」
7人「いただきまーす!」
豪華な料理を食す。
ヒカル「美味えー!今日はフルコースだぜ!」
サトゥー(まだ体調が悪いみたいだな。)
ルルの体調を調べてた。
ヒカル(ルルの様子はどうだ?)
サトゥー(体調は良くなってないみたい。)
ヒカル(そうか。)
その後。ルルが部屋で休んでると。
ヒカル「ルル、大丈夫か?」
ルル「ヒカル様・・・」
ヒカル「此奴持って来た。」
りんごが入った籠を持って来た。
ヒカル「ほい!」
りんご全部上に投げて、ナイフを持ってシパシパ切る。りんごが綺麗に切れた。
ヒカル「りんごを食ってくれ。少しは気分良くなるぞ。」
ルル「あ、ありがとうございます・・・ごめんなさい、こんな私で・・・」
ヒカル「んな事無えよ。お前は良くやってくれてる。それに、お前を見放す訳にはいかないからな。」
ルル「ヒカル様・・・」
ヒカル「じゃあな。ゆっくり休んでろよ。」
部屋から出た。
その日の深夜。2人は薬を買いに行った。
ヒカル(深夜でも賑やかだな〜。)
サトゥー(薬屋でもあれば良いけど・・・)
???「お、若旦那方!」
ヒカル・サトゥー「ん?」
そこに2人の男性がヒカルとサトゥーに声を掛けた。
男性B「迷宮で助けてもらったもんですよ!」
サトゥー「あぁ!」
ヒカル「あの時の!」
男性A「命の恩人を夜道で歩けさせちゃいけねぇ。お礼に奢らせてくれよ。」
サトゥー「え?いやこれから行く所が・・・」
ヒカル「そうそう。お礼なんて・・・」
男性B「堅い事なんて言いっこ無しですよ。」
その後2人は娼館でちやほやされた。
女性「若旦那さーん!また来て下さいねー!」
ヒカル「うぇ・・・」
サトゥー(何でこうなった・・・?)
ヒカル(まさか娼館でちやほやされるとは・・・女好きの男だったら興奮し兼ねないな・・・)
サトゥー(1杯お酒奢ってもらうだけのはずが・・・)
すると1枚の黒い羽根が落ちた。ヒカルがキャッチした。
ヒカル「羽根か?」
サトゥー「シャドウオウルの羽根?ポチやタマのお土産にするか。」
ヒカル「おい猫じゃらし代わりにでもするのか?」
戻る最中、裏路地から物音が聞こえた。
サトゥー「ん?」
ヒカル「何だ?」
裏路地を覗くと。
ヒカル(何だありゃ!?)
サトゥー(魔物!?)
4体のシャドウ・ストーカーが何かをしていた。
シャドウ・ストーカー「っ!」
するとシャドウ・ストーカーが2人の気配に気付いた。
『BGM:変化』
サトゥー「っ!」
ヒカル「何だ!?」
シャドウ・ストーカーが襲い始める。
ヒカル「変身!」
アークルを出現させ、仮面ライダークウガ・マイティフォームに変身した。
サトゥー「っ!」
魔法銃でシャドウ・ストーカーを倒した。
ヒカル「おりゃああああ!!」
マイティキックでシャドウ・ストーカーを倒した。
ヒカル「何だ彼奴ら?」
すると別のシャドウ・ストーカーが風を巻き起こした。
ヒカル・サトゥー「っ!!・・・っ!?」
もう1体のシャドウ・ストーカーが触手で2人を襲う。
ヒカル「超変身!」
ドラゴンフォームに超変身してジャンプして触手を避けた。サトゥーは壁ジャンプで触手を避けた。
ヒカル「サトゥー、槍をくれ!」
サトゥー「分かった!」
槍をクウガに投げ渡した。槍がドラゴンロッドに変貌した。
ヒカル「水溜りがあるな。よし。」
右足で傍にある水溜りを踏んだ。すると身体中に雷が走り、アークルに金色の装飾が出現し、ドラゴンフォームのボディに金色が施された「ライジングドラゴンフォーム」になった。そしてドラゴンロッドの両端に矛先が装飾され、薙刀状に強化変形した「ライジングドラゴンロッド」となった。
ヒカル・サトゥー「はぁっ!!」
2人はジャンプして屋根裏まで逃げるが、触手がしつこく追う。
サトゥー「っ!」
魔法銃で、触手を発動してる2体のシャドウ・ストーカーを倒した。
ヒカル「おりゃああああ!」
最後のシャドウ・ストーカーを真上からライジングスプラッシュドラゴンで薙ぎ払った。
シャドウ・ストーカーを倒した後、布に包まれて倒れてる2人の人影に近寄る。
サトゥー「大丈夫か!?」
ヒカル「しっかりしろ!」
???「誰・・・だ・・・!?」
サトゥー「赤い兜!?」
ヒカル「昼間にイオナさんが言ってた!?」
負傷してるのは、赤い兜を被った獣人だった。
赤い兜の獣人「・・・貴様は・・・奴の手先、なのか・・・!?」
サトゥー「違うよ?」
ヒカル「俺達はさっきの奴らを倒した。」
倒れてるもう1人の獣人を見る。
サトゥー(これは・・・)
赤い兜の獣人「わしは、もう保たぬ・・・・ひ、姫を・・・・頼む・・・・」
ヒカル「姫?」
サトゥー「しっかりしろ!ヒカル!手伝って!」
ヒカル「任せろ!」
変身を解除して手当てを始める。
その後何でも屋に来てノックするが、誰も出て来ない。
ヒカル「どうだ?」
サトゥー「ナディさんも店長も状態表示が睡眠かぁ。」
ヒカル「どうする?別の場所へ行くか?」
サトゥー「仕方無い。」
針金を出した。
ヒカル「針金?」
その針金で鍵を開けた。
ヒカル「ピッキングとは、やる事が泥棒だな。」
何でも屋に入って、2人をソファに置いた。
ナディ「て、店長!もしかして夜這いですか!?」
ユサラトーヤ「違う。」
ヒカル(夜這いって・・・)
サトゥー(心無しかナディさんの声が嬉しそうだ・・・)
2階にナディとユサラトーヤが居た。2人は引っ付きながら恐る恐る1階に近付く。
サトゥー「こんばんわ!」
ナディ・ユサラトーヤ「ん?」
ヒカル「突然のお邪魔ですみません。俺です。ヒカルです。」
サトゥー「サトゥーです。」
ナディ「サトゥーさん!ヒカルさん!」
サトゥー「店長さんの知り合いを連れて来ました。」
ヒカル「今重体してる。手当てしてくれるか?」
ユサラトーヤ「マナライト。」
ライトの魔法で赤い兜の獣人を照らす。
ナディ「この赤い兜って・・・賞金首の赤兜って言う鼠人族の騎兵ですよね?」
ユサラトーヤ「知らん。」
サトゥー「いえ。こっちの布の中ですよ。」
ヒカル「驚くなよ。」
もう1つの布の紐を解くと・・・
ナディ「っ!?」
ユサラトーヤ「っ!」
1人の女の子が眠っていた。
ナディ「エルフじゃないですか!」
ユサラトーヤ「ミーア・・・」
一体何があったのか。この少女は一体。
〜ツヅク〜
キャスト
ヒカル:山崎大輝
サトゥー:堀江瞬
ゼナ・マリエンテール:高橋李依
ポチ:河野ひより
タマ:奥野香耶
リザ:津田美波
アリサ:悠木碧
ルル:早瀬莉花
リリオ:長野佑紀
イオナ:衣川里佳
ルウ:小若和郁那
ソーン:田中進太郎
ユニ:久地岡涼菜
モーサ:後藤邑子
ユサラトーヤ:山谷祥生
ナディ:佐藤聡美
ミゼ:高橋伸也
兵士:小林康介
『BGM:休息』
次回予告
アリサ「もお!どうして私が居るのに娼館なんて行くのよ!!」
ヒカル(此奴何歳だ・・・?)
ナディ「ミーアちゃんは怪我とか無いんですけど、酷く疲労していて、衰弱気味なんです。」
ミーア「むう・・・居て。」
アリサ「いやぁ〜、自信満々に肉って言い切られちゃうと、違うって言い辛くてさ〜。」
ヒカル「妥協しろよ。」
タマ「やかん怒ったー!」
ポチ「助けてなのです!やかんの人が怒るのです!」
ルル「そうなんです!アリサったら凄いんですよ?」
DEATH MARCH5「訓練」