デスマーチからはじまる異世界空我   作:naogran

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DEATH MARCH50「集落」

『BGM:懊悩』

 

旅の道中である集落へ訪れたが。

 

ヒカル「誰も居ねえ。」

 

人の姿は無かった。

 

サトゥー(・・・所々物陰に隠れているな。)

 

ヒカル「おーーい!誰か居ねえかー!」

 

すると、集落の住民達が一斉に出て来た。

 

アリサ「何何!?」

 

村人「誰だお前達!ここに何しに来た!」

 

サトゥー「私達は行商人と旅人達です。この集落で一休みしようと勝手に入り込んだ事は謝罪します。」

 

村人「信用出来ねえな。だったら持ち物とか確認させて・・・ん?」

 

サトゥー「ん?」

 

彼はジークを見て固まった。

 

ジーク「ん?どうした?」

 

村人「ジーク・・・?」

 

ローズ「え?」

 

ジーク「え、お前まさか・・・ナオトか?」

 

ナオト「やはりジークだ!!っ!!サヤ!!」

 

サヤ「ナオトさん!」

 

ナオト「おい皆!!ジークとサヤがここに居るぞ!!」

 

???「サヤ!!」

 

そこに、少女達がサヤを抱き締めた。

 

サヤ「み、皆・・・!」

 

ヒカル「何だ何だ?何が起こったんだ?」

 

???「ジーク!サヤ!」

 

ジーク「っ!」

 

更に、50代ぐらいの男性も来た。

 

ジーク「エルドレット様!」

 

サヤ「おじ様!!」

 

タスク「おいおい何だ?おいジーク、何がどうなってんだ?」

 

ジーク「ああすまない。彼らは俺の故郷の人達だ。」

 

 

 

 

 

 

エルドレット「そうでしたか。ジークとサヤの仲間達でしたか。先程は申し訳ありませんでした。」

 

サトゥー「いえ、私達は大丈夫ですよ。」

 

ジーク「エルドレット様、何故ここに?あの時シンシアに殺されたはずじゃ?」

 

エルドレット「心配させてすまなかったな。シンシアの襲撃の時、私達は殺されたとお前達は思っていたが、実は仮死状態で凌いでたんだ。」

 

ジーク「ええ!?」

 

エルドレット「大巫女リーアの仮死魔法でシンシアに死んだと思わせてな。けどジークがシンシアに攫われ、サヤがジークを助けに行った直後に起きてしまった。お前達に色々心配させてしまった。すまない。」

 

ジーク「いえ、皆が生きてるなら俺達はそれで充分です。」

 

サヤ「はい!」

 

エルドレット「そうか。」

 

ヒカル「サヤ、あの子達はお前の友達か?」

 

サヤ「はい!ツユちゃん、ミムジィちゃん、リアさん、シズクさん、アイさん、エリカさん、アメちゃん、ユキさん、ミカちゃん、アサヒさん、ハルさんです。」

 

ヒカル「そう言えばこの前ジークから聞いたぞ。お前達はサヤを虐めていたそうだな。」

 

シズク「いや、虐めていたのは私とアイとエリカだけだ。」

 

ヒカル「何故サヤを虐めたんだ?」

 

アイ「私達は元からサヤと仲が良かったのよ。けど、彼奴らに脅されて・・・」

 

タスク「彼奴ら?」

 

エリカ「マルコだ。そして3人の男も。」

 

ヒカル「マルコだと?」

 

メイリン「それで、3人の男と言うのは?」

 

ツユ「カツミとリュウとツバサの3人。彼奴らはマルコの支配下に当たるクズな男達よ。」

 

ミムジィ「あの3人は、人見知りのサヤを狙って虐めを計画してたの。」

 

シズク「そして私達に虐めろと下らない命令をしたんだ。私達はそれを却下したが、親とお前らを殺すと脅されて仕方無くやったんだ。サヤ、あの時はすまなかった。」

 

サヤ「ううん、皆は悪くないよ。」

 

ハル「彼奴らは自分の親を殺したんだ。」

 

ティア「親を殺した!?」

 

リア「イカれてる奴らだろ?」

 

ドロシー「親を殺すなんて、イカれてるわね。」

 

ユキ「あの後親を殺した証拠を見せたが、一向に容疑を否認したわ。エルドレット様は彼らを牢獄へ送った。それでも無罪を主張し続けた。」

 

サトゥー「それで、その3人は今どうしているんだ?」

 

ミカ「シンシアが去った後に牢獄を調べに行ったら、姿が消えましたの。」

 

ダリー「それって、牢獄が壊されて逃げたのか?」

 

アメ「ううん、牢獄は無傷だったの。」

 

アイーダ「え!?じゃあそれって・・・」

 

アサヒ「何者かが瞬間移動の魔法であの3人を連れ去ったとしか思えない。」

 

ヒカル「そうか。」

 

 

 

 

 

 

『BGM:平穏』

 

草原でピクニック。

 

ポチ「タマ、ゴロゴロするのです!」

 

タマ「ゴロゴロする〜!」

 

2人が草の上でゴロゴロ寝転がる。

 

エレナ「ここの集落は平和ねぇ〜。」

 

ジーク「エルドレット様が言うには、シンシアの襲撃の後にこの場所に移って集落を作ったと。」

 

ヒカル「へぇ〜。」

 

エルドレット「良い所だろ?」

 

サヤ「エルドレット様!」

 

サトゥー「エルドレット様、この集落はゴブリンが近付いて来ないのですか?」

 

エルドレット「そうだ。この集落には、ゴブリンには見えない結界が張ってある。」

 

ロゼッタ「それって、視界結界ですか?亜人には見えない特殊な結界の?」

 

エルドレット「よく知っているな。そうだ。視界結界は、彼処にある宝玉から発せられている。お前達はマルコに会った事は?」

 

ヒカル「1回だけあるぞ。」

 

エルドレット「本当か?彼奴は何をしていたんだ?」

 

ヒカル「強大な力で俺達を襲って来たんだ。俺が勝った後に姿を消したけどな。」

 

エルドレット「強大な力・・・」

 

 

 

 

 

 

夜。ヒカル達はエルドレットの屋敷で宿泊する事に。

 

 

 

 

 

 

人気の無い草原に、1つの影があった。

 

???「フフッ。」

 

 

 

 

 

 

『BGM:危急』

 

『キャアアアアア!!!』

 

ヒカル「フガッ!?何だ!?」

 

悲鳴を聞いたヒカルが起き上がった。

 

ヒカル「何だ!?」

 

 

 

 

 

 

急いで外に出た。

 

ヒカル「一体何だ!?って何だありゃ!?」

 

何とゴブリンの大群が押し寄せて来たのだった。

 

ヒカル「ゴブリン!?何で彼奴らが!?まさか・・・」

 

急いで草原へ向かった。

 

 

 

 

草原。

 

ヒカル「っ!宝玉が無くなってる・・・!」

 

視界結界を発生する宝玉が無くなっていた。

 

 

 

 

急いで元の場所へ。

 

ヒカル「っ!」

 

ジーク「ファイヤー!!」

 

タスク「サンダー!」

 

駆け付けたタスクとジークがサンダーとファイヤーでゴブリン達を燃やしていた。

 

ヒカル「ジーク!タスク!」

 

ジーク「ヒカル!」

 

ヒカル「おりゃあああ!!」

 

飛び蹴りでゴブリン達を蹴散らす。

 

ヒカル「皆!早く逃げろ!!」

 

村人達が一斉に逃げる。

 

ジーク「ヒカル、これは一体・・・?」

 

ヒカル「ああ、宝玉が無くなっていた!」

 

ジーク「何!?」

 

ヒカル「取り敢えずここを対処するぞ!」

 

ジーク「分かった!」

 

タスク「行くぞ!」

 

3人は近接格闘と魔法でゴブリン達を蹴散らした。

 

 

 

 

『BGM:激情』

 

ヒカル「何で宝玉が無いんだ・・・!ジーク!他の皆は何処へ行った!?」

 

ジーク「それが、探しても何処にも居ないんだ。」

 

ヒカル「何だと?サトゥーも居ないのか?」

 

???「俺はここだよ!」

 

ヒカル・ジーク・タスク「っ!」

 

民家の屋根の上にサトゥーが居た。飛び降りて2人の元へ。

 

ヒカル「サトゥー、他の皆はどうした?」

 

サトゥー「目が覚めた途端に居なくなったんだ。」

 

タスク「ドロシー達も居ないとは・・・」

 

???「君達!!」

 

ジーク「エルドレット様!」

 

ヒカル「皆!」

 

シズク「どうなってんだこれは?何でゴブリン達が?」

 

ヒカル「宝玉が無くなったんだ。」

 

リア「何だと!?」

 

ミムジィ「誰が盗んだの!?」

 

ジーク「分からない。」

 

エルドレット「この集落に裏切り者が居るかも知れない。村人達を集めろ!」

 

執事「はい!」

 

 

 

 

すぐに村人達を集め、宝玉を持っていないかを調べる。民家などの建物内などを隈なく調べる。

 

 

 

 

エルドレット「どうだ?」

 

執事「それが、裏切り者や建物内にも無かったです。」

 

エルドレット「何だと?」

 

ジーク「こっちも隈なく調べましたが、やはり何処にも無かったです。」

 

ヒカル「一体誰が?・・・まさか!」

 

タスク「彼奴が・・・!?」

 

ジーク「っ!」

 

何かを感じたジークが草原がある方へ向いた。

 

ヒカル「どうした?」

 

ジーク「この気配・・・まさか!!」

 

すぐに草原へ向かう。

 

ヒカル「ジーク!」

 

タスク「俺達も行くぞ!」

 

ヒカル「ああ!」

 

エルドレット「我々も行くぞ!」

 

 

 

 

 

 

草原。

 

ヒカル「っ!」

 

そこに、1つの影があった。

 

ジーク「やはり貴様か・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マルコ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その正体は、以前にゴーラン街でヒカル達と激闘を繰り広げたマルコだった。

 

マルコ「よう、また会ったな貴様ら。」

 

ヒカル「マルコ、また俺の仲間達を拉致したのか?」

 

彼の傍には、プリズンで閉じ込められたアリサ達が。

 

マルコ「拉致とは失礼だな。ちょっと借りてるだけだ。」

 

エルドレット「マルコ!!」

 

マルコ「よう父さん、それに母さんも皆も久し振りだねぇ。」

 

エルドレット「お前、何しに来た!」

 

アンリ「一体何をしてるの!?」

 

マルコ「決まってるよぉ。僕を捨てたお前達への復讐だよ!」

 

アリサ「たったそれだけの為に私達を・・・!?」

 

マルコ「ああそうだよ。」

 

ミーア「サトゥー!ヒカル!ジーク!タスク!」

 

マルコ「黙れ!!!」

 

プリズンを強く殴って黙らせた。

 

マルコ「そこで黙ってろガキ!」

 

ミーア「・・・!」

 

ルル「ミーアさん・・・!」

 

泣いてるミーアを慰める。

 

マルコ「良いねその泣き顔。後で痛め付けてやるよ。」

 

タスク「おい!俺達の仲間に手を出すんじゃねえ!」

 

マルコ「あぁ〜?仲間だぁ?バカバカしいな!!」

 

ジーク「マルコ、サヤは何処へやった!」

 

マルコ「ああサヤか。おい!連れて来い!」

 

そこに3人の男がサヤを連れて来た。

 

エルドレット「カツミ!リュウ!ツバサ!」

 

その3人は、シズク達を脅し、サヤを虐め続けたカツミ達だった。

 

サヤ「兄さん!!」

 

ジーク「サヤ!!」

 

カツミ「おるあ!大人しくしねえと殺すぞ!」

 

サヤ「っ・・・!」

 

カツミ「・・・・・」

 

リュウ「ジーク、一歩でも来てみろ。一歩歩けば歩く程お前の妹に傷を入れるぞ!」

 

ツバサ「そこでジッとしてるんだな!」

 

ジーク「卑劣な奴らめ・・・!!」

 

エルドレット「もう止めないかお前達!」

 

マルコ「いいや止めない!!お前達を殺すまで僕は生き続ける!!お前ら、そいつを縛っておけ。」

 

カツミ・リュウ・ツバサ「はい!」

 

サヤをロープで縛り、マルコの前に立つ。

 

 

 

 

『BGM:戦慄』

 

ジーク「エルドレット様、アンリ様、ここは俺達がやります。彼奴の目を覚ませてやります!」

 

エルドレット「分かった、頼むぞ。」

 

アンリ「気を付けて・・・」

 

ジーク「行くぞ、ヒカル、タスク、サトゥー!」

 

ヒカル・タスク・サトゥー「ああ!」

 

4人が走り出した。

 

 

 

 

ジーク「ズィーゲル!」

 

マルコ(ジャンプ!)

 

カツミ「ハッ!!」

 

ジャンプで避けた。

 

ジーク「っ!」

 

 

 

 

サトゥー「っ!!」

 

剣を振り下ろすと思わせて横に振ったが。

 

マルコ(しゃがめ!!)

 

リュウ「フンッ!」

 

しゃがんで避けた。

 

サトゥー(読まれた!?)

 

 

 

 

タスク「であああああ!!!」

 

剣で突き刺そうとしたが。

 

マルコ(掴め!)

 

ツバサ「ヘアッ!」

 

剣を掴まれた。

 

タスク「何!?」

 

 

 

 

マルコ(撃て!!)

 

カツミ・リュウ・ツバサ「エアロ・ハンマー!!」

 

サトゥー「くっ!!」

 

ジーク・タスク「ぐはっ!!」

 

 

 

 

ヒカル「皆!くそっ!!」

 

走ってマルコを殴ろうとしたが、避けられた。

 

ヒカル(此奴、俺達の思考を読んでるのか!?)

 

マルコ「雑魚だな貴様!!」

 

ヒカル「がはっ!!」

 

顔面にパンチされて飛ばされた。

 

 

 

 

リザ「ご主人様!!」

 

ナナ「マスター!!」

 

ダリー「ヒカル!!」

 

ドロシー「タスク!!」

 

サヤ「兄さん!!」

 

 

 

 

マルコ「どうだ!僕は相手の思考を読む魔法が秘められている!貴様らの攻撃や防御など、思考を読める僕には通用しない!撃て!!」

 

カツミ・リュウ・ツバサ「ファイヤー!!」

 

ジーク「ぐああああああ!!」

 

 

 

 

サヤ「兄さん!!」

 

 

 

 

ヒカル「ジーク!!」

 

ジーク「くそっ!」

 

タスク「奴は俺達の思考を読んでる・・・どうすれば・・・!」

 

ヒカル「っ!そうか、分かったぞ!!」

 

何かが閃いたヒカルがジークに駆け寄る。

 

ヒカル「ジーク!ジーク、後は任せろ。」

 

ジーク「ヒカル・・・!」

 

ヒカル「サトゥー、タスク、ジークを頼む。」

 

サトゥー「分かった!ジーク、大丈夫かい?」

 

ジーク「すまない・・・」

 

急いでジークを連れて下がる。

 

タスク「ポーションだ、飲め。」

 

ポーションでジークを治療する。

 

 

 

 

『BGM:激情』

 

”ゴロゴロゴロゴロ”

 

すると雷が鳴り、雨が降り始めた。

 

ヒカル「マルコ!俺が相手だ!」

 

マルコ「バカめ!貴様もジークと同じようにくたばりたいのか?」

 

するとヒカルがゆっくりと歩く。

 

マルコ「わざわざ死にに来るのか。良いだろう、殺れ!!」

 

カツミ「死ねえ!!」

 

ファイヤーがヒカルに直撃した。

 

 

 

 

タスク・ジーク「ヒカル!!」

 

サトゥー「っ!」

 

 

 

 

しかしヒカルは、傷だらけになっても歩いてる。

 

マルコ「何!?おい!殺せ!」

 

リュウ「死にやがれ!!サンダー!!」

 

サンダーがヒカルに直撃したが、ヒカルは歩き続ける。

 

マルコ「ば・・・バカな!?」

 

カツミ「この野郎!!」

 

ヒカル「タァッ!!」

 

カツミ「がはっ!!」

 

リュウ「死ねやああああ!!」

 

ヒカル「デリャ!!」

 

リュウ「ぐあああ!!」

 

ツバサ「潰れろ!!」

 

ヒカル「デアッ!!」

 

ツバサ「うわあああ!!」

 

3人がヒカルを殺そうとしたが、ヒカルがキック、パンチ、アッパーで3人を飛ばした。

 

マルコ「っ!?(何故だ・・・何故奴の思考が読めない!?)ひぃっ!?」

 

そしてヒカルがマルコの目の前まで止まり、怖気付くマルコを冷静に睨む。

 

マルコ「・・・・き、貴様あああああああ!!!!」

 

逆上して右手で殴ろうとしたが、ヒカルが左手で受け止めた。

 

マルコ「っ!?」

 

ヒカル「おりゃあああああ!!!」

 

マルコ「ぐあああああああ!!!」

 

右手でパンチして、マルコを飛ばした。

 

ヒカル「サトゥー!ジーク!タスク!」

 

サトゥー「ああ!」

 

すぐにサトゥーとジークがサヤを解放し、タスクが魔法でマルコが作ったプリズンを破壊して解放した。

 

メイリン「タスクさん!」

 

タスク「皆大丈夫か?」

 

サヤ「兄さん!」

 

ジーク「大丈夫か?サヤ。」

 

サヤ「はい!」

 

 

 

 

飛ばされたマルコの口から血が流れた。

 

マルコ「何故だ・・・何故だ!!」

 

ヒカル「マルコ、お前は俺達の思考を読んで、攻撃や防御を読み取るって言ってたよな?」

 

マルコ「そうだ・・・だが何故だ・・・!?何故お前の思考が読めなかったんだ!!」

 

 

 

 

『BGM:勇気』

 

ヒカル「お前が読んでる思考は、俺の”勇気”まで読み取る事が出来なかったんだ!!」

 

マルコ「っ!?」

 

ヒカル「悲しいな・・・マルコ!」

 

マルコ「・・・!」

 

ヒカル「お前はもう・・・完全に相手の思考を読む事は出来ない!!」

 

マルコ「何だと・・・!!」

 

ヒカル「お前は、力を求めるあまり攻撃力や防御力だけに集中し・・・戦う事だけを考え過ぎて勇気を読めなかった!!」

 

マルコ「黙れ・・・黙れ・・・!!」

 

ヒカル「勇気を持たないお前なんかに・・・俺達が負ける訳が無い!!!」

 

マルコ「黙れえええええええええ!!!!!!!」

 

大激怒したマルコが叫んだ。

 

ヒカル「・・・・・」

 

マルコ「何が勇気だ・・・・そんなの今すぐぶっ壊してやる!!!!殺れ!!!!」

 

カツミ「死ねえええ!!!」

 

ヒカル「っ!」

 

避けながら、両手を腰に翳してアークルを出した。

 

ヒカル「変身!!」

 

バク宙して着地すると、仮面ライダークウガ・マイティフォームに変身した。

 

 

 

 

エルドレット「あの姿は?」

 

アイ「何だあれ?」

 

ジーク「あれはクウガ。ヒカルが持つ古代の戦士の姿だ。」

 

アメ「古代の戦士・・・」

 

 

 

 

カツミ「な、何だ此奴!?」

 

マルコ「サボるな!!!!殺せ!!!!殺せ!!!!」

 

ヒカル「その必要はない!!!」

 

3人の項にチョップして気絶させた。

 

ヒカル「下僕だけ頼って自分は何もしないのか。」

 

マルコ「くっ・・・!!」

 

ヒカル「残るはお前だ!!マルコ!!自分の力で俺と戦え!!」

 

マルコ「最強の力を求める僕が・・・負ける訳が無いんだ!!!!!」

 

すると彼の腰に、アークルが出現した。

 

 

 

タスク「っ!?アークル!?」

 

アリサ「まさか!」

 

 

 

 

マルコ「変身!!!!!!!」

 

彼は、仮面ライダークウガ・プロトタイプに変身した。

 

ヒカル「やはり、あの時手応えが無かった理由はそれだったのか。」

 

マルコ「うおおおおあああああああ!!!!」

 

更に闇のオーラを纏い、アルティメットフォームへと姿を変えた。

 

ヒカル「・・・・・・」

 

 

 

 

リザ「あの姿、ヒカル様と同じ!?」

 

アリサ「ヒカル様!あの姿で戦って!!」

 

 

 

 

ヒカル「いや、このまま彼奴を倒す!」

 

マルコ「ハハッ、そんなちっぽけな姿で、最強の姿になった僕に勝てると思ってるのか!?」

 

ヒカル「勝てるさ。俺はてめぇのように力を求めてるクズな野郎とは違う!!!」

 

マルコ「っ!?クズだと・・・!?貴様ああああああああ!!!!!!」

 

激怒して走り出した。

 

 

 

 

『BGM:戦士』

 

マルコ「死ねええええ!!!」

 

ヒカル「っ!」

 

プロトクウガが殴ろうとしたが、クウガが右手で軽々と受け止めた。

 

ヒカル「マルコ、その力を捨てろ。」

 

マルコ「んだと!?」

 

ヒカル「自分の身を滅ぼしたいのか?」

 

マルコ「黙れ!!この偽物め!!」

 

ヒカル「偽物はお前だ!お前の持つクウガは、試作品にしか過ぎない!!おるあ!!」

 

キックでプロトクウガの腹部を蹴った。

 

マルコ「がはっ!!!・・・何故だ・・・!!!最強の姿を持った僕が、貴様のようなちっぽけな姿に押されてるんだ!!!」

 

ヒカル「例え最強の力を手にしても、お前は攻撃力だけしか考えてない!!戦いに必要なのは攻撃や防御だけでなく、仲間や皆を守る力だ!!!」

 

マルコ「チィッ!!」

 

ヒカル「今度こそ終わりだ!」

 

右足に封印エネルギーを集める。

 

マルコ「このクズが!!!」

 

プロトクウガも封印エネルギーを集める。

 

ヒカル「タァッ!!」

 

マルコ「ルアッ!!」

 

2人が同時に走り出し、同時にジャンプして宙返りした。

 

マルコ「はあああああああああ!!!!」

 

ヒカル「おりゃあああああああ!!!!」

 

マイティキックとアルティメットキックのぶつかり合いで、周囲に衝撃波が走った。

 

 

 

 

サトゥー達「っ!!」

 

アリサ達「きゃああ!!」

 

衝撃波で雨を遮る結界が消滅した。

 

 

 

 

ヒカル「・・・・!!」

 

マルコ「死ね死ね死ね死ね死ねやああああ!!!!!」

 

アルティメットキックの威力が高まり、クウガが押される。しかし。

 

ヒカル「フッ!!」

 

両手を強く握り締めると、マイティキックの威力が上がってアルティメットキックを押した。

 

マルコ「くそ・・・!!負けるかあああああああ!!!!」

 

再びアルティメットキックの威力が増し、マイティキックを押す。

 

マルコ「このまま死にやがれえええええ!!!」

 

ヒカル「ジーク!!サヤ!!」

 

 

 

 

ジーク「ああ!!」

 

サヤ「はい!!」

 

ジーク・サヤ「トルネード!!!」

 

 

 

 

トルネードがクウガを包み、高速回転した。

 

マルコ「何っ!?」

 

ヒカル「おりゃああああああああ!!!!」

 

回転マイティキックがプロトクウガを貫いた。

 

マルコ「ぐああああああああああ!!!!!」

 

着地したクウガが変身を解除し、倒れたプロトクウガがマルコに戻り、アークルが消滅し、内蔵されてる霊石アマダムが地面に落ちた。

 

マルコ「く・・・まだだ・・・!!まだ僕は・・・!!」

 

手を伸ばして掴もうとしたが、ヒカルが拾った。

 

マルコ「っ!?」

 

ヒカル「・・・・」

 

マルコ「そ・・・それを返せ・・・!!」

 

ヒカル「生憎だが、このアマダムはこの世に出回ってはいけない危険な霊石だ。霊石アマダムは、俺の持ってる奴で充分だ。」

 

アマダムを右手で強く握り潰して破壊した。

 

マルコ「なっ・・・!?」

 

破壊されたアマダムが完全消滅した。

 

ヒカル「これでお前のクウガの力は消滅した。力が欲しいなら、自分の実力で掴むんだな。」

 

マルコ「き・・・貴様・・・!!!!このままでは済まさねえぞ・・・!!覚えてろ!!!!」

 

カツミ達3人と共に瞬間移動して姿を消し、その際に宝玉を落とした。

 

ヒカル「宝玉・・・」

 

その宝玉を元の場所に戻し、視界結界を再び発生させた。

 

 

 

 

 

 

『BGM:世界』

 

エルドレット「マルコ・・・」

 

ジーク「エルドレット様、今後マルコをどうするんですか?」

 

エルドレット「ふむ、ジークよ。マルコを発見したら殺してくれ。」

 

ジーク「え?」

 

エルドレット「もう彼奴は力を求めるあまり、魔族に手を組もうと考えるかも知れない。だからもう彼奴は私の息子ではない。」

 

ジーク「・・・分かりました。」

 

サヤ「兄さん・・・」

 

するとジークがサヤを抱き締めた。

 

サヤ「っ!」

 

ジーク「サヤ、もうこれ以上お前を彼奴の虐めの標的にさせない。だから俺は彼奴を必ず殺す。俺がお前を守る・・・」

 

サヤ「兄さん・・・」

 

 

 

 

ヒカル「ふぅ・・・皆、怪我は無いか?」

 

ドリュー「無傷。」

 

ミーア「ヒカル・・・!」

 

泣いてるミーアがヒカルに抱き付いた。

 

ヒカル「マルコの野郎、ミーアを怖がらすとは・・・」

 

タスク「ヒカル、アマダムは消えたよな?」

 

ヒカル「ああ。握り潰して消滅させた。」

 

ドロシー「もう現れないのかしら?」

 

ヒカル「確かにそうだな。消滅させたとしても、また現れるかも知れない。」

 

アリサ「もうあんな石出て来ないでよ・・・」

 

ヒカル「それと疑問がある。」

 

アリサ「何?」

 

ヒカル「カツミだけ何か、あまり勢いが無かったんだ。」

 

タスク「勢いが?」

 

ヒカル「ああ、何かあったのか?」

 

 

 

 

 

 

翌朝。ムーノ男爵領に来て15日目。

 

サトゥー「色々お騒がせしました。」

 

エルドレット「いえ、あなた達は悪くないですよ。」

 

ヒカル「さてと、そろそろ行くか!あ、ジークとサヤはどうする?」

 

ジーク「勿論行くさ。俺達はお前達の仲間だからな。」

 

サヤ「はい!エルドレット様、良いですね?」

 

エルドレット「うむ。思いっきり旅して来い。私達はここでお前達の帰りを待っている。」

 

ツユ「サヤ、行ってらっしゃい。」

 

シズク「死ぬんじゃねえぞ。」

 

アイ「頑張ってよ!」

 

エリカ「元気でな!」

 

ミムジィ「待ってるよ〜!」

 

サヤ「皆、ありがとう!」

 

こうして彼らは集落を後にした。

 

 

 

 

ヒカル「マルコ、また何処かで会っちまうかもな。」

 

アリサ「もう彼奴とは二度と会いたく無いわよ。」

 

ローズ「私もよ。」

 

メイリン「あんなゲスな人とは会いたくないです!」

 

サトゥー「大丈夫だって。また現れたらすぐ対処するから。」

 

ヒカル「じゃあ、次のエリアへ行くぜ〜!」

 

 

 

〜ツヅク〜




         キャスト

       ヒカル:山崎大輝

       タスク:小林裕介
      ドロシー:山村響
       ローズ:藤田咲
      メイリン:佐藤亜美菜

      サトゥー:堀江瞬
        ポチ:河野ひより
        タマ:奥野香耶
        リザ:津田美波
       アリサ:悠木碧
        ルル:早瀬莉花
       ミーア:永野愛理
        ナナ:安野希世乃
      ロゼッタ:上田麗奈
       エレナ:山本希望
 ドリュー・ラミアス:長縄まりあ
       ダリー:村瀬歩
       ジーク:相葉裕樹
        サヤ:大野柚布子
      アイーダ:日高里菜
       ティア:小倉唯
     チャールズ:関根明良

        ツユ:茜屋日海夏
      ミムジィ:芹澤優
        リア:鈴木愛奈
       シズク:山崎はるか
        アイ:清水彩香
       エリカ:喜多村英梨
        アメ:原由実
        ユキ:M・A・O
        ミカ:本渡楓
       アサヒ:Lynn
        ハル:松井恵理子

       ナオト:安里勇哉

    エルドレット:小上裕通
       アンリ:増田ゆき

       リュウ:山本祥太
       カツミ:小林竜之
       ツバサ:安田陸矢

       マルコ:岡本信彦

『BGM:緊迫』

ヒカル「結構距離あるな。」

サヤ「こんな私で・・・ごめんなさい・・・」

メイリン「どうですか?私の温もり。」

ヒカル「ま、まさかあれは・・・!」

マルコ「あれが最強の力を持つ力か!」

メイリン「もうしつこいですあなた!」

サヤ「タ、タスクさん・・・?」

タスク「俺・・・どうしちまったんだ・・・?」

DEATH MARCH51「後継」
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