『BGM:懊悩』
旅の道中である集落へ訪れたが。
ヒカル「誰も居ねえ。」
人の姿は無かった。
サトゥー(・・・所々物陰に隠れているな。)
ヒカル「おーーい!誰か居ねえかー!」
すると、集落の住民達が一斉に出て来た。
アリサ「何何!?」
村人「誰だお前達!ここに何しに来た!」
サトゥー「私達は行商人と旅人達です。この集落で一休みしようと勝手に入り込んだ事は謝罪します。」
村人「信用出来ねえな。だったら持ち物とか確認させて・・・ん?」
サトゥー「ん?」
彼はジークを見て固まった。
ジーク「ん?どうした?」
村人「ジーク・・・?」
ローズ「え?」
ジーク「え、お前まさか・・・ナオトか?」
ナオト「やはりジークだ!!っ!!サヤ!!」
サヤ「ナオトさん!」
ナオト「おい皆!!ジークとサヤがここに居るぞ!!」
???「サヤ!!」
そこに、少女達がサヤを抱き締めた。
サヤ「み、皆・・・!」
ヒカル「何だ何だ?何が起こったんだ?」
???「ジーク!サヤ!」
ジーク「っ!」
更に、50代ぐらいの男性も来た。
ジーク「エルドレット様!」
サヤ「おじ様!!」
タスク「おいおい何だ?おいジーク、何がどうなってんだ?」
ジーク「ああすまない。彼らは俺の故郷の人達だ。」
エルドレット「そうでしたか。ジークとサヤの仲間達でしたか。先程は申し訳ありませんでした。」
サトゥー「いえ、私達は大丈夫ですよ。」
ジーク「エルドレット様、何故ここに?あの時シンシアに殺されたはずじゃ?」
エルドレット「心配させてすまなかったな。シンシアの襲撃の時、私達は殺されたとお前達は思っていたが、実は仮死状態で凌いでたんだ。」
ジーク「ええ!?」
エルドレット「大巫女リーアの仮死魔法でシンシアに死んだと思わせてな。けどジークがシンシアに攫われ、サヤがジークを助けに行った直後に起きてしまった。お前達に色々心配させてしまった。すまない。」
ジーク「いえ、皆が生きてるなら俺達はそれで充分です。」
サヤ「はい!」
エルドレット「そうか。」
ヒカル「サヤ、あの子達はお前の友達か?」
サヤ「はい!ツユちゃん、ミムジィちゃん、リアさん、シズクさん、アイさん、エリカさん、アメちゃん、ユキさん、ミカちゃん、アサヒさん、ハルさんです。」
ヒカル「そう言えばこの前ジークから聞いたぞ。お前達はサヤを虐めていたそうだな。」
シズク「いや、虐めていたのは私とアイとエリカだけだ。」
ヒカル「何故サヤを虐めたんだ?」
アイ「私達は元からサヤと仲が良かったのよ。けど、彼奴らに脅されて・・・」
タスク「彼奴ら?」
エリカ「マルコだ。そして3人の男も。」
ヒカル「マルコだと?」
メイリン「それで、3人の男と言うのは?」
ツユ「カツミとリュウとツバサの3人。彼奴らはマルコの支配下に当たるクズな男達よ。」
ミムジィ「あの3人は、人見知りのサヤを狙って虐めを計画してたの。」
シズク「そして私達に虐めろと下らない命令をしたんだ。私達はそれを却下したが、親とお前らを殺すと脅されて仕方無くやったんだ。サヤ、あの時はすまなかった。」
サヤ「ううん、皆は悪くないよ。」
ハル「彼奴らは自分の親を殺したんだ。」
ティア「親を殺した!?」
リア「イカれてる奴らだろ?」
ドロシー「親を殺すなんて、イカれてるわね。」
ユキ「あの後親を殺した証拠を見せたが、一向に容疑を否認したわ。エルドレット様は彼らを牢獄へ送った。それでも無罪を主張し続けた。」
サトゥー「それで、その3人は今どうしているんだ?」
ミカ「シンシアが去った後に牢獄を調べに行ったら、姿が消えましたの。」
ダリー「それって、牢獄が壊されて逃げたのか?」
アメ「ううん、牢獄は無傷だったの。」
アイーダ「え!?じゃあそれって・・・」
アサヒ「何者かが瞬間移動の魔法であの3人を連れ去ったとしか思えない。」
ヒカル「そうか。」
『BGM:平穏』
草原でピクニック。
ポチ「タマ、ゴロゴロするのです!」
タマ「ゴロゴロする〜!」
2人が草の上でゴロゴロ寝転がる。
エレナ「ここの集落は平和ねぇ〜。」
ジーク「エルドレット様が言うには、シンシアの襲撃の後にこの場所に移って集落を作ったと。」
ヒカル「へぇ〜。」
エルドレット「良い所だろ?」
サヤ「エルドレット様!」
サトゥー「エルドレット様、この集落はゴブリンが近付いて来ないのですか?」
エルドレット「そうだ。この集落には、ゴブリンには見えない結界が張ってある。」
ロゼッタ「それって、視界結界ですか?亜人には見えない特殊な結界の?」
エルドレット「よく知っているな。そうだ。視界結界は、彼処にある宝玉から発せられている。お前達はマルコに会った事は?」
ヒカル「1回だけあるぞ。」
エルドレット「本当か?彼奴は何をしていたんだ?」
ヒカル「強大な力で俺達を襲って来たんだ。俺が勝った後に姿を消したけどな。」
エルドレット「強大な力・・・」
夜。ヒカル達はエルドレットの屋敷で宿泊する事に。
人気の無い草原に、1つの影があった。
???「フフッ。」
『BGM:危急』
『キャアアアアア!!!』
ヒカル「フガッ!?何だ!?」
悲鳴を聞いたヒカルが起き上がった。
ヒカル「何だ!?」
急いで外に出た。
ヒカル「一体何だ!?って何だありゃ!?」
何とゴブリンの大群が押し寄せて来たのだった。
ヒカル「ゴブリン!?何で彼奴らが!?まさか・・・」
急いで草原へ向かった。
草原。
ヒカル「っ!宝玉が無くなってる・・・!」
視界結界を発生する宝玉が無くなっていた。
急いで元の場所へ。
ヒカル「っ!」
ジーク「ファイヤー!!」
タスク「サンダー!」
駆け付けたタスクとジークがサンダーとファイヤーでゴブリン達を燃やしていた。
ヒカル「ジーク!タスク!」
ジーク「ヒカル!」
ヒカル「おりゃあああ!!」
飛び蹴りでゴブリン達を蹴散らす。
ヒカル「皆!早く逃げろ!!」
村人達が一斉に逃げる。
ジーク「ヒカル、これは一体・・・?」
ヒカル「ああ、宝玉が無くなっていた!」
ジーク「何!?」
ヒカル「取り敢えずここを対処するぞ!」
ジーク「分かった!」
タスク「行くぞ!」
3人は近接格闘と魔法でゴブリン達を蹴散らした。
『BGM:激情』
ヒカル「何で宝玉が無いんだ・・・!ジーク!他の皆は何処へ行った!?」
ジーク「それが、探しても何処にも居ないんだ。」
ヒカル「何だと?サトゥーも居ないのか?」
???「俺はここだよ!」
ヒカル・ジーク・タスク「っ!」
民家の屋根の上にサトゥーが居た。飛び降りて2人の元へ。
ヒカル「サトゥー、他の皆はどうした?」
サトゥー「目が覚めた途端に居なくなったんだ。」
タスク「ドロシー達も居ないとは・・・」
???「君達!!」
ジーク「エルドレット様!」
ヒカル「皆!」
シズク「どうなってんだこれは?何でゴブリン達が?」
ヒカル「宝玉が無くなったんだ。」
リア「何だと!?」
ミムジィ「誰が盗んだの!?」
ジーク「分からない。」
エルドレット「この集落に裏切り者が居るかも知れない。村人達を集めろ!」
執事「はい!」
すぐに村人達を集め、宝玉を持っていないかを調べる。民家などの建物内などを隈なく調べる。
エルドレット「どうだ?」
執事「それが、裏切り者や建物内にも無かったです。」
エルドレット「何だと?」
ジーク「こっちも隈なく調べましたが、やはり何処にも無かったです。」
ヒカル「一体誰が?・・・まさか!」
タスク「彼奴が・・・!?」
ジーク「っ!」
何かを感じたジークが草原がある方へ向いた。
ヒカル「どうした?」
ジーク「この気配・・・まさか!!」
すぐに草原へ向かう。
ヒカル「ジーク!」
タスク「俺達も行くぞ!」
ヒカル「ああ!」
エルドレット「我々も行くぞ!」
草原。
ヒカル「っ!」
そこに、1つの影があった。
ジーク「やはり貴様か・・・」
「マルコ!!!」
その正体は、以前にゴーラン街でヒカル達と激闘を繰り広げたマルコだった。
マルコ「よう、また会ったな貴様ら。」
ヒカル「マルコ、また俺の仲間達を拉致したのか?」
彼の傍には、プリズンで閉じ込められたアリサ達が。
マルコ「拉致とは失礼だな。ちょっと借りてるだけだ。」
エルドレット「マルコ!!」
マルコ「よう父さん、それに母さんも皆も久し振りだねぇ。」
エルドレット「お前、何しに来た!」
アンリ「一体何をしてるの!?」
マルコ「決まってるよぉ。僕を捨てたお前達への復讐だよ!」
アリサ「たったそれだけの為に私達を・・・!?」
マルコ「ああそうだよ。」
ミーア「サトゥー!ヒカル!ジーク!タスク!」
マルコ「黙れ!!!」
プリズンを強く殴って黙らせた。
マルコ「そこで黙ってろガキ!」
ミーア「・・・!」
ルル「ミーアさん・・・!」
泣いてるミーアを慰める。
マルコ「良いねその泣き顔。後で痛め付けてやるよ。」
タスク「おい!俺達の仲間に手を出すんじゃねえ!」
マルコ「あぁ〜?仲間だぁ?バカバカしいな!!」
ジーク「マルコ、サヤは何処へやった!」
マルコ「ああサヤか。おい!連れて来い!」
そこに3人の男がサヤを連れて来た。
エルドレット「カツミ!リュウ!ツバサ!」
その3人は、シズク達を脅し、サヤを虐め続けたカツミ達だった。
サヤ「兄さん!!」
ジーク「サヤ!!」
カツミ「おるあ!大人しくしねえと殺すぞ!」
サヤ「っ・・・!」
カツミ「・・・・・」
リュウ「ジーク、一歩でも来てみろ。一歩歩けば歩く程お前の妹に傷を入れるぞ!」
ツバサ「そこでジッとしてるんだな!」
ジーク「卑劣な奴らめ・・・!!」
エルドレット「もう止めないかお前達!」
マルコ「いいや止めない!!お前達を殺すまで僕は生き続ける!!お前ら、そいつを縛っておけ。」
カツミ・リュウ・ツバサ「はい!」
サヤをロープで縛り、マルコの前に立つ。
『BGM:戦慄』
ジーク「エルドレット様、アンリ様、ここは俺達がやります。彼奴の目を覚ませてやります!」
エルドレット「分かった、頼むぞ。」
アンリ「気を付けて・・・」
ジーク「行くぞ、ヒカル、タスク、サトゥー!」
ヒカル・タスク・サトゥー「ああ!」
4人が走り出した。
ジーク「ズィーゲル!」
マルコ(ジャンプ!)
カツミ「ハッ!!」
ジャンプで避けた。
ジーク「っ!」
サトゥー「っ!!」
剣を振り下ろすと思わせて横に振ったが。
マルコ(しゃがめ!!)
リュウ「フンッ!」
しゃがんで避けた。
サトゥー(読まれた!?)
タスク「であああああ!!!」
剣で突き刺そうとしたが。
マルコ(掴め!)
ツバサ「ヘアッ!」
剣を掴まれた。
タスク「何!?」
マルコ(撃て!!)
カツミ・リュウ・ツバサ「エアロ・ハンマー!!」
サトゥー「くっ!!」
ジーク・タスク「ぐはっ!!」
ヒカル「皆!くそっ!!」
走ってマルコを殴ろうとしたが、避けられた。
ヒカル(此奴、俺達の思考を読んでるのか!?)
マルコ「雑魚だな貴様!!」
ヒカル「がはっ!!」
顔面にパンチされて飛ばされた。
リザ「ご主人様!!」
ナナ「マスター!!」
ダリー「ヒカル!!」
ドロシー「タスク!!」
サヤ「兄さん!!」
マルコ「どうだ!僕は相手の思考を読む魔法が秘められている!貴様らの攻撃や防御など、思考を読める僕には通用しない!撃て!!」
カツミ・リュウ・ツバサ「ファイヤー!!」
ジーク「ぐああああああ!!」
サヤ「兄さん!!」
ヒカル「ジーク!!」
ジーク「くそっ!」
タスク「奴は俺達の思考を読んでる・・・どうすれば・・・!」
ヒカル「っ!そうか、分かったぞ!!」
何かが閃いたヒカルがジークに駆け寄る。
ヒカル「ジーク!ジーク、後は任せろ。」
ジーク「ヒカル・・・!」
ヒカル「サトゥー、タスク、ジークを頼む。」
サトゥー「分かった!ジーク、大丈夫かい?」
ジーク「すまない・・・」
急いでジークを連れて下がる。
タスク「ポーションだ、飲め。」
ポーションでジークを治療する。
『BGM:激情』
”ゴロゴロゴロゴロ”
すると雷が鳴り、雨が降り始めた。
ヒカル「マルコ!俺が相手だ!」
マルコ「バカめ!貴様もジークと同じようにくたばりたいのか?」
するとヒカルがゆっくりと歩く。
マルコ「わざわざ死にに来るのか。良いだろう、殺れ!!」
カツミ「死ねえ!!」
ファイヤーがヒカルに直撃した。
タスク・ジーク「ヒカル!!」
サトゥー「っ!」
しかしヒカルは、傷だらけになっても歩いてる。
マルコ「何!?おい!殺せ!」
リュウ「死にやがれ!!サンダー!!」
サンダーがヒカルに直撃したが、ヒカルは歩き続ける。
マルコ「ば・・・バカな!?」
カツミ「この野郎!!」
ヒカル「タァッ!!」
カツミ「がはっ!!」
リュウ「死ねやああああ!!」
ヒカル「デリャ!!」
リュウ「ぐあああ!!」
ツバサ「潰れろ!!」
ヒカル「デアッ!!」
ツバサ「うわあああ!!」
3人がヒカルを殺そうとしたが、ヒカルがキック、パンチ、アッパーで3人を飛ばした。
マルコ「っ!?(何故だ・・・何故奴の思考が読めない!?)ひぃっ!?」
そしてヒカルがマルコの目の前まで止まり、怖気付くマルコを冷静に睨む。
マルコ「・・・・き、貴様あああああああ!!!!」
逆上して右手で殴ろうとしたが、ヒカルが左手で受け止めた。
マルコ「っ!?」
ヒカル「おりゃあああああ!!!」
マルコ「ぐあああああああ!!!」
右手でパンチして、マルコを飛ばした。
ヒカル「サトゥー!ジーク!タスク!」
サトゥー「ああ!」
すぐにサトゥーとジークがサヤを解放し、タスクが魔法でマルコが作ったプリズンを破壊して解放した。
メイリン「タスクさん!」
タスク「皆大丈夫か?」
サヤ「兄さん!」
ジーク「大丈夫か?サヤ。」
サヤ「はい!」
飛ばされたマルコの口から血が流れた。
マルコ「何故だ・・・何故だ!!」
ヒカル「マルコ、お前は俺達の思考を読んで、攻撃や防御を読み取るって言ってたよな?」
マルコ「そうだ・・・だが何故だ・・・!?何故お前の思考が読めなかったんだ!!」
『BGM:勇気』
ヒカル「お前が読んでる思考は、俺の”勇気”まで読み取る事が出来なかったんだ!!」
マルコ「っ!?」
ヒカル「悲しいな・・・マルコ!」
マルコ「・・・!」
ヒカル「お前はもう・・・完全に相手の思考を読む事は出来ない!!」
マルコ「何だと・・・!!」
ヒカル「お前は、力を求めるあまり攻撃力や防御力だけに集中し・・・戦う事だけを考え過ぎて勇気を読めなかった!!」
マルコ「黙れ・・・黙れ・・・!!」
ヒカル「勇気を持たないお前なんかに・・・俺達が負ける訳が無い!!!」
マルコ「黙れえええええええええ!!!!!!!」
大激怒したマルコが叫んだ。
ヒカル「・・・・・」
マルコ「何が勇気だ・・・・そんなの今すぐぶっ壊してやる!!!!殺れ!!!!」
カツミ「死ねえええ!!!」
ヒカル「っ!」
避けながら、両手を腰に翳してアークルを出した。
ヒカル「変身!!」
バク宙して着地すると、仮面ライダークウガ・マイティフォームに変身した。
エルドレット「あの姿は?」
アイ「何だあれ?」
ジーク「あれはクウガ。ヒカルが持つ古代の戦士の姿だ。」
アメ「古代の戦士・・・」
カツミ「な、何だ此奴!?」
マルコ「サボるな!!!!殺せ!!!!殺せ!!!!」
ヒカル「その必要はない!!!」
3人の項にチョップして気絶させた。
ヒカル「下僕だけ頼って自分は何もしないのか。」
マルコ「くっ・・・!!」
ヒカル「残るはお前だ!!マルコ!!自分の力で俺と戦え!!」
マルコ「最強の力を求める僕が・・・負ける訳が無いんだ!!!!!」
すると彼の腰に、アークルが出現した。
タスク「っ!?アークル!?」
アリサ「まさか!」
マルコ「変身!!!!!!!」
彼は、仮面ライダークウガ・プロトタイプに変身した。
ヒカル「やはり、あの時手応えが無かった理由はそれだったのか。」
マルコ「うおおおおあああああああ!!!!」
更に闇のオーラを纏い、アルティメットフォームへと姿を変えた。
ヒカル「・・・・・・」
リザ「あの姿、ヒカル様と同じ!?」
アリサ「ヒカル様!あの姿で戦って!!」
ヒカル「いや、このまま彼奴を倒す!」
マルコ「ハハッ、そんなちっぽけな姿で、最強の姿になった僕に勝てると思ってるのか!?」
ヒカル「勝てるさ。俺はてめぇのように力を求めてるクズな野郎とは違う!!!」
マルコ「っ!?クズだと・・・!?貴様ああああああああ!!!!!!」
激怒して走り出した。
『BGM:戦士』
マルコ「死ねええええ!!!」
ヒカル「っ!」
プロトクウガが殴ろうとしたが、クウガが右手で軽々と受け止めた。
ヒカル「マルコ、その力を捨てろ。」
マルコ「んだと!?」
ヒカル「自分の身を滅ぼしたいのか?」
マルコ「黙れ!!この偽物め!!」
ヒカル「偽物はお前だ!お前の持つクウガは、試作品にしか過ぎない!!おるあ!!」
キックでプロトクウガの腹部を蹴った。
マルコ「がはっ!!!・・・何故だ・・・!!!最強の姿を持った僕が、貴様のようなちっぽけな姿に押されてるんだ!!!」
ヒカル「例え最強の力を手にしても、お前は攻撃力だけしか考えてない!!戦いに必要なのは攻撃や防御だけでなく、仲間や皆を守る力だ!!!」
マルコ「チィッ!!」
ヒカル「今度こそ終わりだ!」
右足に封印エネルギーを集める。
マルコ「このクズが!!!」
プロトクウガも封印エネルギーを集める。
ヒカル「タァッ!!」
マルコ「ルアッ!!」
2人が同時に走り出し、同時にジャンプして宙返りした。
マルコ「はあああああああああ!!!!」
ヒカル「おりゃあああああああ!!!!」
マイティキックとアルティメットキックのぶつかり合いで、周囲に衝撃波が走った。
サトゥー達「っ!!」
アリサ達「きゃああ!!」
衝撃波で雨を遮る結界が消滅した。
ヒカル「・・・・!!」
マルコ「死ね死ね死ね死ね死ねやああああ!!!!!」
アルティメットキックの威力が高まり、クウガが押される。しかし。
ヒカル「フッ!!」
両手を強く握り締めると、マイティキックの威力が上がってアルティメットキックを押した。
マルコ「くそ・・・!!負けるかあああああああ!!!!」
再びアルティメットキックの威力が増し、マイティキックを押す。
マルコ「このまま死にやがれえええええ!!!」
ヒカル「ジーク!!サヤ!!」
ジーク「ああ!!」
サヤ「はい!!」
ジーク・サヤ「トルネード!!!」
トルネードがクウガを包み、高速回転した。
マルコ「何っ!?」
ヒカル「おりゃああああああああ!!!!」
回転マイティキックがプロトクウガを貫いた。
マルコ「ぐああああああああああ!!!!!」
着地したクウガが変身を解除し、倒れたプロトクウガがマルコに戻り、アークルが消滅し、内蔵されてる霊石アマダムが地面に落ちた。
マルコ「く・・・まだだ・・・!!まだ僕は・・・!!」
手を伸ばして掴もうとしたが、ヒカルが拾った。
マルコ「っ!?」
ヒカル「・・・・」
マルコ「そ・・・それを返せ・・・!!」
ヒカル「生憎だが、このアマダムはこの世に出回ってはいけない危険な霊石だ。霊石アマダムは、俺の持ってる奴で充分だ。」
アマダムを右手で強く握り潰して破壊した。
マルコ「なっ・・・!?」
破壊されたアマダムが完全消滅した。
ヒカル「これでお前のクウガの力は消滅した。力が欲しいなら、自分の実力で掴むんだな。」
マルコ「き・・・貴様・・・!!!!このままでは済まさねえぞ・・・!!覚えてろ!!!!」
カツミ達3人と共に瞬間移動して姿を消し、その際に宝玉を落とした。
ヒカル「宝玉・・・」
その宝玉を元の場所に戻し、視界結界を再び発生させた。
『BGM:世界』
エルドレット「マルコ・・・」
ジーク「エルドレット様、今後マルコをどうするんですか?」
エルドレット「ふむ、ジークよ。マルコを発見したら殺してくれ。」
ジーク「え?」
エルドレット「もう彼奴は力を求めるあまり、魔族に手を組もうと考えるかも知れない。だからもう彼奴は私の息子ではない。」
ジーク「・・・分かりました。」
サヤ「兄さん・・・」
するとジークがサヤを抱き締めた。
サヤ「っ!」
ジーク「サヤ、もうこれ以上お前を彼奴の虐めの標的にさせない。だから俺は彼奴を必ず殺す。俺がお前を守る・・・」
サヤ「兄さん・・・」
ヒカル「ふぅ・・・皆、怪我は無いか?」
ドリュー「無傷。」
ミーア「ヒカル・・・!」
泣いてるミーアがヒカルに抱き付いた。
ヒカル「マルコの野郎、ミーアを怖がらすとは・・・」
タスク「ヒカル、アマダムは消えたよな?」
ヒカル「ああ。握り潰して消滅させた。」
ドロシー「もう現れないのかしら?」
ヒカル「確かにそうだな。消滅させたとしても、また現れるかも知れない。」
アリサ「もうあんな石出て来ないでよ・・・」
ヒカル「それと疑問がある。」
アリサ「何?」
ヒカル「カツミだけ何か、あまり勢いが無かったんだ。」
タスク「勢いが?」
ヒカル「ああ、何かあったのか?」
翌朝。ムーノ男爵領に来て15日目。
サトゥー「色々お騒がせしました。」
エルドレット「いえ、あなた達は悪くないですよ。」
ヒカル「さてと、そろそろ行くか!あ、ジークとサヤはどうする?」
ジーク「勿論行くさ。俺達はお前達の仲間だからな。」
サヤ「はい!エルドレット様、良いですね?」
エルドレット「うむ。思いっきり旅して来い。私達はここでお前達の帰りを待っている。」
ツユ「サヤ、行ってらっしゃい。」
シズク「死ぬんじゃねえぞ。」
アイ「頑張ってよ!」
エリカ「元気でな!」
ミムジィ「待ってるよ〜!」
サヤ「皆、ありがとう!」
こうして彼らは集落を後にした。
ヒカル「マルコ、また何処かで会っちまうかもな。」
アリサ「もう彼奴とは二度と会いたく無いわよ。」
ローズ「私もよ。」
メイリン「あんなゲスな人とは会いたくないです!」
サトゥー「大丈夫だって。また現れたらすぐ対処するから。」
ヒカル「じゃあ、次のエリアへ行くぜ〜!」
〜ツヅク〜
キャスト
ヒカル:山崎大輝
タスク:小林裕介
ドロシー:山村響
ローズ:藤田咲
メイリン:佐藤亜美菜
サトゥー:堀江瞬
ポチ:河野ひより
タマ:奥野香耶
リザ:津田美波
アリサ:悠木碧
ルル:早瀬莉花
ミーア:永野愛理
ナナ:安野希世乃
ロゼッタ:上田麗奈
エレナ:山本希望
ドリュー・ラミアス:長縄まりあ
ダリー:村瀬歩
ジーク:相葉裕樹
サヤ:大野柚布子
アイーダ:日高里菜
ティア:小倉唯
チャールズ:関根明良
ツユ:茜屋日海夏
ミムジィ:芹澤優
リア:鈴木愛奈
シズク:山崎はるか
アイ:清水彩香
エリカ:喜多村英梨
アメ:原由実
ユキ:M・A・O
ミカ:本渡楓
アサヒ:Lynn
ハル:松井恵理子
ナオト:安里勇哉
エルドレット:小上裕通
アンリ:増田ゆき
リュウ:山本祥太
カツミ:小林竜之
ツバサ:安田陸矢
マルコ:岡本信彦
『BGM:緊迫』
ヒカル「結構距離あるな。」
サヤ「こんな私で・・・ごめんなさい・・・」
メイリン「どうですか?私の温もり。」
ヒカル「ま、まさかあれは・・・!」
マルコ「あれが最強の力を持つ力か!」
メイリン「もうしつこいですあなた!」
サヤ「タ、タスクさん・・・?」
タスク「俺・・・どうしちまったんだ・・・?」
DEATH MARCH51「後継」