何でも屋に突如現れた1羽のフクロウ。そのフクロウは、黒い謎の魔導師へと変貌した。ヒカルは仮面ライダークウガ・マイティフォームに変身して構える。
ミゼ「来たか!」
剣を持ったミゼが魔導師に立ち向かう。すると魔導師から歪んだ結界を張った。
ミゼ「ぐっ!?」
結界は広がり、全員に恐怖心を与えた。
ヒカル「な、何だこの力・・・!?」
サトゥー(せ、精神魔法か・・・!?・・・・ダメだ・・・飲み込まれる・・・・)
ヒカル「くそっ・・・!!」
するとクウガとサトゥーの頭の中に何かが現れた。
ヒカル「っ!?」
サトゥー(アリサの精神魔法か!・・・あった!耐性スキル!)
アリサの精神魔法で自由になれた。サトゥーは恐怖耐性をMAXまで上げた。
ヒカル「助かったぜアリサ。」
サトゥー(ゼン?)
謎の魔導師の名前は「ゼン」。
サトゥー(何処かで聞いた名前だ・・・あの劇の主役か!)
ゼン「迎えに来たのだよ。ミーア。」
魔導師ゼンは、ミーアの迎えに来たのだった。
ミーア「・・・」
怯えるミーア。彼女の前にクウガとサトゥーが立った。
サトゥー「初めまして。魔術師殿。私は商人のサトゥーと申します。」
ヒカル「俺は旅人のヒカルだ。ここは1つ宜しくな。」
『BGM:幻妖』
ゼン「ふん。商人風情と旅人風情に用は無いのだよ。」
ヒカル「あらま堅い事言っちゃって。」
ゼン「だが、流石は勇者の末裔だ。我が恐怖を浴びて平然と喋れるとは、驚嘆に値するのだよ。」
ヒカル「お褒めに預かり光栄だな。」
サトゥー(誰が勇者の末裔だ。)
ヒカル(本当だよ。勇者じゃねえし。)
ゼン「見逃してやるつもりだったが、歯向かうなら容赦はせぬぞ?」
横にある棚に触れると、棚が溶け始めた。
ヒカル(厄介そうな奴だな。)
サトゥー「荒事は遠慮したいのですが、ミーアは友人なのです。本人の意思に反する略取を見過ごす訳には行きません。どうか引いてくれませんか?」
ヒカル「そうすればあんたに怪我や傷を負わせるつもりは無い。」
ゼン「愚問だ。ミーアを守りたくば武勇を示せ。言葉で止められる程、我が狂気は軽くないのだよ。」
ヒカル・サトゥー「っ?」
後ろを見ると、ポチとタマとナディが気絶していた。
ヒカル「そうか。分かった。」
右足に封印エネルギーを溜める。
サトゥー「では、お言葉に甘えよう!!」
高速ダッシュでゼンに近寄ってパンチを繰り出すが。
サトゥー「っ!?」
擦り抜けられてしまった。
ヒカル「おりゃあああああ!!!」
ジャンプしてマイティキックを入れるが、これも擦り抜けられてしまった。
ヒカル「何!?」
サトゥー「うわあ!?」
ヒカル「どわっ!?」
黒い触手がクウガとサトゥーの右足を掴んで宙吊りにした。
サトゥー(此奴は影を操るのか!?)
ヒカル(更に厄介な奴だな!!)
ゼン「驚いたのだよ。商人と旅人を騙る格闘家か。よもやそのレベルでそれだけの動きが出来るとは。」
サトゥー「俺も影を操る魔術師が居るとは思わなかったから、お相子だ。」
ヒカル「ここは引き分けって事にしといてくれ。」
ゼン「その姿で減らず口を叩くか。天晴れなのだよ。」
アリサ「ウチのご主人様とヒカル様から手を離せぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
精神衝撃波を放った。すると魔術師のフードが脱がれた。
アリサ「レイス!?」
ゼン「そのような下級アンデッドと一緒にされるのは、些か不愉快なのだよ。」
黒の触手を放った。しかし。
サトゥー「っ!!」
魔法銃で触手を消した。ユサラトーヤが残った触手を杖で防いだ。
ヒカル(影が干渉した!?)
サトゥー(よし!行ける!)
触手に触れて魔法を発動した。すると触手がサトゥーとクウガを手放した。
ヒカル「超変身!!」
タイタンフォームに超変身して、サトゥーから短剣を受け取った。短剣がタイタンソードに変貌した。
ヒカル「ハッ!!」
全身に雷が走り、タイタンフォームから「ライジングタイタンフォーム」になり、先端にライジングパワーを秘めた刀身が装着された「ライジングタイタンソード」に変貌した。
ヒカル「おりゃああああ!!」
サトゥー「えいっ!!」
クウガがライジングタイタンソードで触手を斬り、サトゥーがパンチで触手を破壊した。
ゼン「ば、バカな!そう、バカなのだよ。影魔法のシャドウ・ウィップに魔法やマジックアイテム以外で干渉するなどありえん!」
ヒカル「あらそうだったの?」
アリサ「レベルが違い過ぎる・・・」
ミーア「・・・いい。逃げて。」
アリサ「あんたを置いて逃げてどうするのよ。あんたを逃がすのは友達だからじゃないわ。私達のご主人様とヒカル様の望みがあんたを逃がす事だから。それを最優先するの。」
ミーア「でも・・・」
アリサ「デモもストも無いわ!ちゃんと逃げる隙を作ってあげるから。」
ヒカル(アリサの奴。)
サトゥー「(ユニークスキルを使う気か?よし。)魔術師殿。悪いが無学な俺達に、あんたの正体を教えてくれないか?」
ヒカル「じゃねえと、本気でお前をぶった斬る。」
近くに落ちてある短剣を拾うと、ライジングタイタンソードに変貌した。クウガは二刀流を持った。
サトゥー(もっとも、正体はもう分かってる。最高ランクのアンデッド。不死の王。)
ゼン「ふむ。あり時は商人と旅人。またある時は格闘家と戦士。その正体はガンマンと剣士と言う訳か。」
サトゥー「もっと色々な正体があるかもね。」
ヒカル「何処まで正体があるのかは知らねえがな。」
ゼン「面白い。サトゥー、そしてヒカルよ。その正体に勇者を追加してみせよ。」
アリサ「ご主人様!ヒカル様!横に跳んで!!!」
合図と共にクウガとサトゥーが左右に避けた。
ゼン「っ!?」
アリサ「行けええええええええ!!!!」
ユニークスキルを発動した。
ゼン「ぐおあああああああ!!!」
ユニークスキルの精神攻撃に押されてる。しかしアリサの魔法が尽きてしまい、金髪が紫髪に戻ってしまった。
アリサ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
ゼン「今のは危なかった。まさかユニークスキルとは。そしてその髪。貴様も転生者だったのだな?」
アリサ「くぅ、レジられた・・・」
その場で倒れてしまったアリサ。
サトゥーは魔法銃を連射するが、防がれてしまった。
ヒカル「おりゃああああ!!」
2つのライジングタイタンソードで何度も斬り裂くが、これも防がれてばかりだった。
サトゥー(やっぱり効かないか・・・)
ヒカル(此奴、どんだけ強いんだ・・・)
ゼン「分を超えた力は破滅を呼ぶ。その娘を神の玩具にしたくなければ、先程のユニークスキルを使わせぬ事だ。」
サトゥー「起きたら伝えておくよ。」
ヒカル「あんたが言ってくれたその言葉をな。」
ゼン「それが良い。では去るとしよう。」
ミーア「っ!?」
サトゥー「なっ!」
ヒカル「何!?」
触手がミーアを拘束した。
ヒカル「ミーア!!」
助けに行こうとしたが、触手が邪魔に入ってしまった。
ゼン「無駄なのだよ。我のような超越者に適わぬのは、世の理不尽な理と思い。諦めるのだよ。」
サトゥー「ミーア!!」
ヒカル「ミーア!!!」
ゼン「死を恐れぬなら、揺り籠を訪れるが良い。」
するとゼンが地面の中へ消えて行く。
ヒカル「逃げるな!!!」
ゼン「知恵と勇気を振り絞って、突破してみせるのを楽しみにしているのだよ。」
するとそこに。
リザ「ご主人様!ヒカル様!」
ルル「アリサ!」
買い出しに出掛けていたリザとルルが駆け付けた。
ヒカル「リザ!ルル!」
サトゥー「皆の治療を頼む!ホルン元神官かゼナさんを頼れ!」
ヒカル「俺達の事は心配無用だ!ミーアと共に必ず戻る!」
クウガとサトゥーは、ゼンを追って影の中へ入って行った。
真っ暗な空間を彷徨うヒカルとサトゥー。
ヒカル(この空間、かなりヤバそうだな。)
サトゥー(ちょっとずつだけど、体力とスタミナが減ってる。そうだ!ミーアは!?)
ミーアを探すが、何も無い真っ暗な空間に居る為何処にも居なかった。サトゥーがマップを調べるが、存在しないエリアになっている。
サトゥー(・・・・・・・・・・ゲームか!!!)
この叫びで真っ暗な空間が破れた。
ヒカル(うお!?)
『BGM:太古』
2人は真っ暗な空間から脱出し、宮殿らしき場所へ移された。
ヒカル「宮殿か?ん?」
目の前にミーアが眠っていた。そして謎の女性がミーアの看病をしていた。
ヒカル「ミーア。それにあの女は?」
ゼン「バカな!そう。バカな!なのだよ。どうやって我が影の牢獄から逃げ出した!」
ヒカル「あぁあれならチョチョイのチョイで逃げたんだよ。」
ゼン「あれは貴様らのような輩にどうこう出来る代物では無いはずなのだよ!」
サトゥー(驚きたいのか自慢したいのか、ハッキリしてくれ。)
ヒカル「それはだな、なぁサトゥー?」
サトゥー「うん。俺達には光の護符があるからな。魔法は効かないんだよ。」
ヒカル「テメェの魔法なんか蜂蜜でデコレーションして食っちまったんだよ。」
ゼン「試練は公正でなくてはならない。ズルは許容出来ないのだよ。」
ヒカル「去る時にミーアを誘拐したあんたに言われたくねえよ。」
ゼン「この部屋には揺り籠を攻略した者だけが訪れる事が出来る。そう言う決まりだ。」
サトゥー「ゲームマスター気取りか?」
ゼン「ゲームとは心外だ!この揺り籠は遊びではないのだよ。攻略の果てに訪れる事の出来た勇者のみ。不死の王たる我と対峙する資格があるのだよ。」
ヒカル「成る程。」
サトゥー(そう言や不死の王だったな。)
ゼン「ふふふ。神から受けた祝福がある限り、我は不死身なのだよ。」
ヒカル「だったら、あんたの不死身をひっくり返して完全な死者にしてやるぜ。」
腰に両手を翳して、アークルを出現させた。
ヒカル「変身!」
アークルの左にあるスイッチを押して、仮面ライダークウガ・マイティフォームに変身した。
サトゥー(今はミーアの救出が最優先だ!)
ヒカル「行くぜ!」
2人が走り出した。
ゼン「では、そろそろ主の間から退避してもらうのだよ。」
指を鳴らすと、クウガとサトゥーを謎の空間へ転移させた。
『BGM:現象』
謎の空間。
サトゥー「何処だここは?」
ヒカル「霧が多くて見えねえ。っ!?」
彼らの目の前には、巨大な大樹があった。
ゼン『ゲームとは心外だ!この揺り籠は遊びではないのだよ!』
サトゥー「彼奴の言っていた揺り籠ってのはこの事か。」
ヒカル「にしてもデケエな〜。」
サトゥー「あの大樹の中にミーアが居るはず。・・・セーリュー伯爵領と隣接した国みたいだな。」
ヒカル「セーリュー市に近いのか。」
サトゥー「そのようだね。ミーアを救出したのに、帰るに帰れない羽目にならずに済みそうだ。」
ヒカル「だったら早くミーアを救出して、彼奴とおさらばするか。」
2人は大樹へ通ずる橋を渡る。
ヒカル・サトゥー「っ!?」
上空から紅針蜂が現れた。走りながらマジックリボルバーと魔法銃で紅針蜂を射抜いた。
大樹の門。
ヒカル「ここが入り口か。」
サトゥー「何だこれ?」
門の横にある看板を見る。
サトゥー「エルフ語で説明が書かれているのか。」
看板には、『エルフの為の訓練施設ゆえ、エルフ以外には生命装置が働かぬのを注意されたし。訓練所の使用は何人足りとも制限はせぬが、自己責任で行う事。訓練所に於ける怪我や器物破損に関しては、一切の保証をしない。』と書かれてあった。
ヒカル「色々面倒臭くなりそうだな。」
サトゥー「また飛ばされたくないし、ここのルール通りに攻略するしか無いなぁ。」
門を開けて大樹の中へ。すると。
サトゥー「待ち伏せ。」
ヒカル「いきなり敵か。」
雑草小鬼が待ち伏せていた。
サトゥー「じゃなくて遭遇戦か。」
ヒカル「まるでRPGだな!!」
サトゥーとのダブルパンチで雑草小鬼を倒した。
その後も次々と攻略する。
サトゥー「この揺り籠は全部で200階層あるのか。」
ヒカル「200階層だと?」
サトゥー「10階層を1単位として、20個の長大な螺旋階段で上層に繋がっているみたいだ。」
ヒカル「成る程な。」
サトゥー「大階段から繋がる各階層には魔物が配置されていて、上層へ行く程魔物は高いレベルになるのか。」
ヒカル「これまた厄介だな。」
サトゥー「セーリュー市地下の悪魔の迷宮と違って、この揺り籠の作りはゲームっぽさが強い気がする。」
ヒカル「確かにそう思うな。RPGに出そうなステージだな。」
サトゥー「もしそうなら・・・この10階層に範囲を限定して魔物探索。」
ヒカル「その話乗ったぜ。」
2人は草に囲まれた部屋に入った。
ヒカル「この部屋の真ん中に居そうな気配がするな。」
サトゥー「うん。居るね。」
部屋の真ん中に、巨大な草が佇んでいた。
サトゥー「隠れてないで出て来い!」
???「うっさいなー・・・魔力が足りなくて億劫なのよ・・・」
『BGM:懊悩』
草に囲まれていたのは、ドライアドと言う木の精霊だった。
サトゥー「出て来た。」
ヒカル「この子か。」
サトゥー(多分此奴との勝負に勝つ事で、上層へのショートカットが出来るはずだ。古き良きダンジョン物が好きな奴が設計したなら、こう言うギミックを絶対に用意するよな〜。)
ヒカル「おい。俺達と遊ぶか?」
ドライアド「勝負ならまた今度にして。」
ヒカル「おい。」
サトゥー「悪いけどそうも行かないんだ。」
ドライアド「むぅ!トーヤに言い付けてやる!手加減なんてしてやんないんだから!ん?」
するとドライアドがヒカルとサトゥーに近寄った。
ヒカル「な、何だ?」
ドライアド「・・・私の物になれ!人間!」
サトゥー「はぁ?」
ヒカル「いきなりどうした?」
サトゥー「悪いけど、プロポーズなら14〜5年間経ってからにしてくれないか?」
ドライアド「お腹減ったからご飯頂戴!」
ヒカル「干し肉ならあるぞ。食うか?」
ドライアド「人間の食べ物なんていらない。魔力を頂戴!」
サトゥー「永続的に減少するのは困るんだが・・・」
ドライアド「痛いのは最初だけ。すぐに気持ち良くなるから。ブチュ!」
彼女はサトゥーにキスをして、魔力を吸い始める。
ヒカル(キスで魔力吸うのかよ・・・痛いのは最初だけって、ディエンドかよ。)
10分後。
ドライアド「満足!」
魔力を吸い終えたドライアイが元気になった。
ヒカル(どうだサトゥー?キスされた気分は。)
サトゥー(忘れよう。うん。犬にでも噛まれたと思って。)
ヒカル(おいおい。)
ドライアド「お礼に回廊を開いてあげるわ!」
回廊の道を開いた。
ドライアド「使うでしょ?」
ヒカル「都合が良いな。」
サトゥー(ん?トラザユーヤの間?隠し部屋か?)
ヒカル(トラザユーヤ?店長の親戚か?)
サトゥー「(けど寄っておいて損は無いな。)ああ。ありがとう。」
ヒカル「恩に着るぜ。」
『BGM:予兆』
トラザユーヤの間。
サトゥー「研究所か?」
ヒカル「結構散らかってるな。」
サトゥー「この揺り籠を作成した人物がトラザユーヤ。さっきドライアドが言っていたトーヤは彼の事か?」
日記には「我々エルフは生への執着が弱い。他の種族に比べて驚く程足掻かない。この為、迷宮では多くの若者を死なせてしまった。この揺り籠には、エルフ達が危険に晒された時に安全に脱出させる機能を付けなくてはならない。たった100年では、誰も私の失敗を忘れてくれなかったようだ。私の長い人生は、もうすぐ終わる。この揺り籠は、後年我が同胞達が必要とするまで封印しよう。エルフ達が再び世界を導く立場に戻る事を信じて。トラザユーヤ・ポルエナン。」と書かれてあった。
サトゥー「ミーアや店長と同じ種族の人?」
ヒカル「苗字からしてそうみたいだな。」
サトゥー「ミーアがここに必要な理由は、恐らくこれだろう。」
先程の部屋に戻った。
ドライアド「あれ?おかえり!」
ヒカル「おうただいま。」
サトゥー「あの、上層へ行きたいんだけど、転移門はあるかな?」
ドライアド「あるよ。そこのフェアリー・リングの真ん中に立って。」
丸の形になってるきのこを指差した。
ヒカル「きのこか。」
ドライアド「どの階層まで行く?」
サトゥー「可能なら、揺り籠の主の居る場所まで。」
ドライアド「それは無理〜。無理無理よ〜。」
ヒカル(日本エレキテル連合みたいに言うな。)
サトゥー「じゃあ行ける最大階層まで。」
ドライアド「ほい!それなら100階層の守護騎士の間までね!彼処の守護者は強いから注意してね?」
サトゥー「ああ。問題無い。」
ヒカル「助かるぜ。やってくれ。」
ドライアド「じゃあ行くよ?アクティベート!目標、100階層の守護騎士の間へ!」
2人を100階層の守護騎士の間まで転移させた。
守護騎士の間。2人の目の前に巨大な魔物が佇んでいた。その横には、同じ顔をした3人の女性が積み木で遊んでいた。
ヒカル・サトゥー「え?」
『BGM:懊悩』
100階層の守護騎士の間まで転移したヒカルとサトゥーだが。
ヒカル「何だ?このでかいゴーレム的な奴は?」
???「少し待て!と宣言します。」
同じ顔をした3人の女性が、急いで防具を装着する。
ヒカル「何だあの子達?」
名前はNo.5、No.6、No.7。
サトゥー(確かホムンクルスって、錬金術か何かで作られた人口生命体だったはずだよな?)
ヒカル(ホムンクルスだと?)
サトゥー(顔の造形からして、元の素材はミーアなのか?)
ヒカル(だとしたら、彼女達はミーアのクローンか?)
するとホムンクルスがヒカルとサトゥーに剣先を向けた。
No.7「よくぞここまでやって来ました。探索者殿方。」
ヒカル(何故棒読み?)
サトゥー(棒読みにも程がある。)
ヒカル「俺旅人だけど。」
サトゥー「俺は商人なんだけどね。」
No.7「商人?旅人?・・・探索者よ、よく来ましたと賞賛します。」
ヒカル(スルーかよ。)
サトゥー(押し通す気か?)
No.7「見事守護者を倒せば、この先へ進む資格ありと認めると承認します。勝者にはマスターから褒美が与えられると確約します。」
サトゥー(小学校の学芸会でも見ている気分だ・・・)
ヒカル(何か可愛いなこの子ら・・・)
No.7「さぁ戦うのですアイアンゴーレムよ。手加減は無用です。」
するとアイアンゴーレムが目を覚ました。
ヒカル「うわ起きた。」
No.5「No.6!No.7!身体強化して左右に展開!フォーメーションZで行く!」
3人が身体強化を発動した。
サトゥー「ん?」
ヒカル「あ?」
アイアンゴーレムの額に書かれてる英語を見付けた。
サトゥー「EMETH?」
ヒカル「
マジックリボルバーで、アイアンゴーレムの額に書かれてるEにぶつけた。
ヒカル「おいおい、有名過ぎるな・・・」
サトゥー「俺達の世界の逸話通りだ・・・」
No.7「バカな!と驚愕します。」
No.6「だから弱点は隠すべきだと進言したと蒸し返します。」
No.5「それより進退を決定すべきと具申します。」
No.7「No.5!No.6!ここは私に任せて、先に行けと宣言します!」
ヒカル・サトゥー(死亡フラグ?)
No.5「No.7!貴様の事は忘れませんと撤退を開始します!」
No.6「先に行けではなく、先に撤退ではないかとNo.7にツッコミを入れます。」
ヒカル「何だあのやり取りは?」
サトゥー「性格には微妙にバリエーションがあるみたいだ。」
すると3人が瞬間移動した。
サトゥー「っ!?」
ヒカル「何処だ!?」
横に現れた。3人が魔力を溜める。
『BGM:武闘』
No.7「撃てぇー!!」
氷の矢を放った。
ヒカル「させるか!!」
回し蹴りで氷の矢を砕いた。No.5とNo.6は撤退した。
サトゥー「っ!?」
No.7「はっ!!」
その隙にNo.7がサトゥーを剣で突き刺すが、避けられた。サトゥーが避けたと同時にNo.7に腹パンした。No.7は気絶した。
サトゥー「気絶した美女を、倒れるまま放置するなんて出来ないから仕方無い。そう、仕方無いのだ・・・」
ヒカル「おい呑気に何言ってんだ?」
サトゥー「仕方無いのだ。」
ヒカル「何回言うんだよ。」
気絶したNo.7を寝かせて、近くにある棚を調べる。
サトゥー「色々な武器やポーションがあるな。」
ヒカル「値段も中々だな。貰って行こうぜ?」
サトゥー「そうだね。」
No.7「マスター・・・マスター・・・謝罪します・・・」
気絶してるNo.7が涙を流していた。
ポチ・タマ・リザ『ご主人様!ヒカル様!』
ヒカル「あの子、今まで何があったんだ?」
2人は次へ進んだ。
そして、ドライアドが居た同じ部屋に辿り着いた。
サトゥー「ここは・・・さっきのドライアドが居たような部屋?」
ヒカル「だが、この子はもう天国へ旅立ったようだな。」
枯れたドライアドが倒れていた。
サトゥー「これで少しは安らかに眠ってくれると良いのだが・・・」
無限に出る水袋を出して水を注いだ。するとその時。
???「水ーーー!!」
ヒカル・サトゥー「え?」
枯れたドライアドが水袋を持って、水をゴクゴク飲む。するとドライアドが徐々に元に戻って行く。
ドライアド「ぷはー!次魔力頂戴!」
ヒカル「干涸びていただけかよ・・・」
10分後。
ドライアド「下に居た私にも魔力くれたんだ!」
サトゥー「下に居た私?」
ヒカル「それってまさか。」
ドライアド「皆私だよ?人間みたいに個別に分かれてる方が変。樹とか精霊とかは皆繋がってるもん。魔力が無いと連絡が出来ないけどさ。」
ヒカル「成る程な。」
サトゥー「上層への転移をお願い出来るかな?」
ドライアド「うん良いよ。ちょっと待って?う〜ん・・・どうやら接続線が切れてるっぽい。今出来るのは180階層までしか無理みたい。」
サトゥー「充分だ。頼むよ。」
ヒカル「やってくれ。」
ドライアド「ま〜かせて!」
2人を180階層まで転移させた。
『BGM:変化』
180階層。
サトゥー「虫食い?」
ヒカル「成る程。接続線が切れた理由がこれか。ん?」
目の前に3匹の山樹髪切虫が現れた。
ヒカル「変身!」
仮面ライダークウガ・ドラゴンフォームに変身して、傍に落ちてある木の棒を持ってドラゴンロッドに変貌させた。サトゥーはハルバードを持って山樹髪切虫を斬り裂く。
サトゥー「っ!?」
後ろに蝶が現れた。しかし。
ヒカル「おりゃああああ!!!」
スプラッシュドラゴンで蝶を爆破させた。
サトゥー「ありがとうヒカル。」
ヒカル「良いって事よ。」
サトゥー「奥に次の階段か。」
ヒカル「行くぞ。」
ドラゴンロッドとハルバードを同時に投げて、山樹髪切虫を倒した。そのまま壁を破壊した。
サトゥー「うわっ!力み過ぎたか。」
ヒカル「ちょいと過激過ぎたか。」
壁の穴を覗くと、絶景が広がっていた。
ヒカル「良いな。眺めが良い。」
『BGM:太古』
そして遂に、主の間に到達した。
ヒカル「ミーア。」
ゼン「まさかこれ程早くここまで来るとは思わなかったのだよ。」
サトゥー「そうかい?」
ヒカル「褒めてくれてサンキューな。」
サトゥー「出来ればこのまま戦わずして、ミーアを返してくれないか?」
ヒカル「そうすれば、あんたに怪我を負わせない。」
ゼン「否。それは否なのだよ。ここに来る事で君達は資格を示してしまった。だが我々と相対するには称号が足りない。君達にはこれから決して勝てない難敵と戦って勇者の称号を得て貰うのだよ。報酬にはこの聖剣、ジュルラホーンを与えよう!」
聖剣を2人に見せた。
ヒカル「聖剣かぁ。俺はタイタンソードの方が良い。」
サトゥー「鼻先の人参のつもりか?」
ゼン「然り!この失われたジュルラホーンを国王に献上すれば、栄達など思いのままだ。」
サトゥー(此奴の真意が分からないな。)
ゼン「君達の戦うの相手は彼らなのだよ!」
目の前にアイアンゴーレム2体とホムンクルス達が現れた。
『BGM:幕間』
サトゥー(ホムンクルス達が7人・・・)
ヒカル(撤退したNo.5とNo.6も居るな。)
サトゥー(No.7は・・・居ないか。)
ヒカル(あの部屋で気絶中か。)
ゼン「だがこれだけでは難敵にただ殺されるだけ。勇者の称号は死線を超えた先にあるのだよ。故に我は神の祝福を皆に与えよう。」
ユニークスキルをアイアンゴーレムとホムンクルス達に与えた。
サトゥー(強化魔法の類か!?)
ヒカル(更なる厄介な奴だな!)
ゼン「では良き死闘を期待するのだよ!」
ミーアを連れ去った。
サトゥー「ミーア!」
ヒカル「だったら、奴らを倒してミーアを取り戻す!」
腰に両手を翳して、ライジングアークルを出した。
ヒカル「変身!!」
彼は仮面ライダークウガ・ライジングマイティフォームに変身した。果たして、無事にクリアしてミーアを救えるのか。
〜ツヅク〜
キャスト
ヒカル:山崎大輝
サトゥー:堀江瞬
ポチ:河野ひより
タマ:奥野香耶
リザ:津田美波
アリサ:悠木碧
ルル:早瀬莉花
ミーア:永野愛理
ホムンクルス:安野希世乃
ゼン:天田益男
ユサラトーヤ:山谷祥生
ナディ:佐藤聡美
ミゼ:高橋伸也
ドライアド:森永千才
トラザユーヤ:浜田洋平
『BGM:緊迫』
次回予告
ヒカル「こりゃあ参ったな。俺人気者になっちゃったな。だが!」
No.1「これは・・・!」
No.8「私達の・・・!」
No.5「望み・・・!」
サトゥー「形勢は分かってるのに・・・」
ヒカル「そこまで主人の為に忠誠を尽くすのかよ・・・」
ゼン「前世の我は理不尽な暴力で命を奪われた・・・」
サトゥー「ああごめん、大丈夫だよ。ちゃんとミーアは脱出出来るから。」
ミーア「約束よ?守らなきゃダメなの!絶対よ!」
ドライアド「ん〜良いよ。こっちも魔力をたっぷり貰ったしね〜。」
DEATH MARCH7「纏綿」