デスマーチからはじまる異世界空我   作:naogran

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元の世界で少女とゲーム対戦の記憶が蘇ったサトゥー。

港近くの商店街にある料亭で食事を取った。

だがサトゥーが『自由の翼』の構成員をマークし、セーラが何者かに憑依されている事に気付いた。


DEATH MARCH69「悪夢」

『BGM:戦慄』

 

アリサ「ねぇ、どうしたの?ご主人様。」

 

ライト「サトゥー、どうしたんだ?」

 

サトゥー「先に船に帰っていてくれ。ちょっと行く所が出来たんだ。」

 

カバンをルルに預けた。

 

アリサ「ど、どう言う事?」

 

ライト「何かあったのか?」

 

サトゥー「あぁ。ライトとタスクも来てくれるか?」

 

タスク「勿論。」

 

アリサ「・・・ねぇ。教えて。」

 

サトゥー「・・・公都でセーラ嬢が危ないんだ。ちょっと助けに行って来る。」

 

タスク「何?」

 

アリサ「え!?神託の巫女が・・・!?まさか・・・魔王が復活しようとしているんじゃないでしょうね!?」

 

サトゥー(それは話が飛躍し過ぎだ。)

 

復活に必要な『邪念壺(カオス・ジャー)』は潰した。そして途中で見付けた『呪怨瓶』も没収した。何れ魔王が復活するにしてもまだまだ先のはず。

 

サトゥー「大丈夫だ。精々下級魔族さ。」

 

アリサ「ダ、ダメよ!魔王だったらどうするの!」

 

サトゥー「大丈夫だ。ちゃんと無事に帰って来るさ。」

 

ライト「美味い昆布巻きを作ってやるって約束しただろ?」

 

アリサ「し、死亡フラグなんて立てないでよバカぁああ!!」

 

どうしても3人を行かせたくないアリサを、ライトとサトゥーが説得する。

 

ライト「アリサ。サトゥーが言っただろ?セーラが憑依されているって。早く助けに行かなきゃ彼女の命が危ないんだ。」

 

サトゥー「だから、手を離して。アリサ。」

 

アリサ「嫌よ・・・」

 

タスク「何故?」

 

アリサ「・・・昼に夢の話をしたのを覚えている?」

 

ライト「あぁ。お前が目が覚めた瞬間サトゥーに抱き付いた事か。」

 

アリサ「そう・・・あの時は誤魔化したけど・・・本当はご主人様とライト様とタスク様が巨大な猪頭の大男よ戦う夢だったの・・・ご主人様は黒い剣・・・ライト様はクウガ・・・タスク様はアギトで戦っていたけど・・・最後はその大男の持つ黄金の刀で斬り殺されていたのよ・・・」

 

ライト・タスク「予知夢・・・!?」

 

サトゥー「・・・!」

 

その言葉を『ただの夢だ』と断じるには少々重い。何よりアリサは、黒い神剣の事は知らないはず。だが、例えセーラの居る場所に魔王が居るとしても放置は出来ない。

 

サトゥー「大丈夫だよ。魔王が居ても倒して来るから。」

 

ライト「俺とタスクも付いてる。だから信じろ。」

 

アリサ「嫌!行かないで!信じない!!・・・心配なの・・・」

 

どうしても3人を行かせたくないアリサに、サトゥーが最後の手段を使った。

 

サトゥー「どうしても聞き分けないなら・・・命令するよ。」

 

アリサ「してみなさいよ・・・『命令』位で私の乙女心は負けないんだから!!」

 

サトゥー「なら命令だ!手を離せアリサ!船に帰って待機する事を命ずる!」

 

アリサ「絶対に!絶対に行かせない!!」

 

だが命令違反したアリサが身体中の痺れを喰らった。

 

アリサ「う・・・!っ・・・!い・・・行かないで・・・サ・・・トゥ・・・」

 

彼の名前を言い残し、アリサが気を失ってしまった。

 

ルル「ア!アリサ!」

 

ライト「大丈夫だ。気を失っただけだ。」

 

サトゥー「・・・命令を解除する。」

 

タスク「ルル。アリサを頼む。」

 

ルル「は、はい!」

 

リザ「御武運を。」

 

ナナ「マスター。グッドラックと応援します。」

 

ルル「ご主人様。無理をしないで下さいね。」

 

ミーア「サトゥー!ライト!タスク!怪我をしないで帰って来て!怪我をしちゃダメなの!絶対よ!」

 

タスク「ありがとうミーア。ジーク、サヤ。すまないが船で待っていてくれ。」

 

ジーク「あぁ。気を付けろよ。」

 

サヤ「御健闘を祈ります!」

 

ライト「ドロシー。ローズ。メイリン。お前達も。」

 

ドロシー「えぇ。この子達は守るわ。」

 

ローズ「気を付けてね?」

 

メイリン「油断は禁物ですよ!」

 

サトゥー「ありがとう。皆。」

 

仮面を取り出し、夜空に向かって飛翔した。

 

ライト「ゴウラム!」

 

黒い球からゴウラムを召喚し、ライトとタスクが乗ってサトゥーを追う。

 

 

 

 

 

 

公都に急行する前に、太守の館に居るカリナの所へ向かう。

 

サトゥー(魔封じの鈴を借りよう。カリナ嬢の現在位置は・・・っ!?何だと!?)

 

マップを確認すると、カリナの状態は麻痺になっていた。太守の館でもトラブルが発生している。

 

 

 

 

太守の館。

 

???「さあ。誰から苦しめてやろう?」

 

死霊使いの男が呪怨瓶で貴族達を苦しめていた。

 

貴族達「うう・・・」

 

死霊使い「呪怨瓶に最初に怨嗟を捧げるのは誰だ?」

 

更にこの男は『自由の翼』の1人。

 

死霊使い「やはり生贄といえば、乙女からだ。ポルターガイスト達よ。」

 

カリナ「あっ・・・!」

 

ポルターガイストがカリナを縛った。

 

カリナ「くぅ・・・サトゥー・・・」

 

死霊使い「クカカカ!最期に恋しい男の名を呼ぶか!娘よ。その男が来た時に慟哭の声を上げるような姿にしてやろう。まずはその胸から・・・ぐがっ!?」

 

突然死霊使いに何かが直撃した。それは仮面を被ったサトゥーの魔法だった。彼は縛られたカリナを救出した。死霊使いは重傷を負った。するとポルターガイスト達が暴れ始めた。だがサトゥーが聖剣を取り出して強く振った。ポルターガイストが消滅した。その隙にサトゥーが呪怨瓶を回収した。

 

サトゥー「ムーノの娘よ。中々波乱万丈な人生のようだ。」

 

彼女にポーションを飲ませた。

 

カリナ「・・・あ、ありがとうございます。ゆ、勇者様。」

 

サトゥー「助かったばかりで悪いが、君の持つ『魔封じの鈴』を貸して欲しい。どうしても必要なのだ。」

 

 

 

 

魔封じの鈴を借りて自由の翼の構成員を追う。

 

サトゥー(ん?)

 

下水道を自由の翼の構成員達が何十人も移動してる。

 

サトゥー(怪しい。)

 

更に一部の構成員の現在位置が変わった。現在位置は猪王の迷宮:遺跡。

 

サトゥー(どうやらアタリのようだ。)

 

彼等は一箇所に集合し、そこから何らかの手段で転移しているらしい。

 

 

 

 

『BGM:懊悩』

 

サトゥー「地下道の入り口。」

 

タスク「不穏な気配を感じる。」

 

ライト「行こう。」

 

下水道を進む。

 

サトゥー(装備のチェック。武器は問題ない。)

 

神剣を筆頭に度々使っている聖剣エクスカリバー。他にも3つの聖剣と1つの聖槍と2つの魔剣と巨人から授かった魔弓がある。

 

更には使い捨ての聖矢を10本。聖矢と同じ製法で作った聖なる短槍も3本用意。これらの使い捨て武器は過剰供給スキルの補助を受けて、臨界ギリギリまで魔力を充填済み。

 

一方防具に関しては、色々と問題がある。竜の谷の戦利品(ドロップ・アイテム)にある高性能防具の殆どが流星雨で壊れてしまったようで、聖盾が1枚ある他はサトゥーが自作した鎧位しかない。

 

サトゥー「(それでも無いよりはマシか。もう少しで構成員達の集合場所・・・)っ!」

 

ライト「ん?サトゥー、どうした?」

 

サトゥー「前。」

 

前を歩く自由の翼の構成員3名を発見。3人を気絶させて、衣装を拝借する。

 

 

 

 

自由の翼の構成員になりすまして奥へ進む。

 

構成員「自由の空に。」

 

構成員「翼が舞う。」

 

 

 

 

サトゥー(合言葉か?)

 

ライト(情報ゲット。)

 

聞き耳スキル発動。

 

 

 

 

謎の扉の前に立つ構成員を発見。

 

構成員「自由の空に。」

 

ライト・サトゥー・タスク「翼が舞う。」

 

すると扉が開いた。

 

 

 

 

中には巨大な円環と複数の構成員が屯っていた。

 

構成員「どうしましょう。紫三位の公子がまだいらっしゃいません。」

 

構成員「あの方の事だ。何処かで疲れて休憩しているかも知れません。」

 

構成員「儀式まで時間も無い事だ。先に送ろう。魔力は足りるか?」

 

構成員「問題ありません。」

 

ライト(儀式・・・)

 

サトゥー(でも()()行われていない。此奴等に付いて行ってセーラ嬢の元に辿り着ければ。)

 

タスク(あぁ。まだ間に合う。)

 

構成員「門が開きました。」

 

構成員「よし!同志達よ!儀式の間に向かおうぞ!」

 

次々と円環の中へ入り込む。

 

 

 

 

円環の奥。

 

サトゥー(どうやらあの円環が転移装置になっていたようだ。)

 

レーダーの表示も未探索エリアに変わっている。

 

サトゥー(例の空白地帯。広大な地下遺跡。)

 

ライト(マップ探査。)

 

ここは公都地下にある迷宮の最深部。迷宮内には魔物は存在せず、人が居るのもこの大空洞のみ。

 

サトゥー(空洞は短径でも3000メートルある。)

 

タスク(何だ?この異形のオブジェは?)

 

ライト(悪魔のようなオブジェだな。)

 

遠くの方に一際明るい場所があった。

 

サトゥー(読経のような声が聞こえる・・・)

 

構成員「儀式が始まっているじゃないか・・・」

 

ライト・サトゥー・タスク(何だと!?)

 

構成員「急げ!『再臨の儀』に間に合わんぞ!」

 

儀式を急ぐ構成員に紛れて走る。

 

サトゥー「・・・・」

 

セーラの他にも、彼女と同い年位の信託の巫女が2人捕まっている。セーラと同じく2人共憑依されている。この場に居る構成員達は全部で200人強。レベル5以下が殆どで、レベル30を超える者は『自由の翼』の首領を含めた3人のみ。

 

サトゥー(首領は重力魔法と空間魔法が使えて、高レベルの幹部2人が例の『短角(ショートホーン)』を所持している。)

 

最上階までの脱出経路は凡そ3箇所ある。

 

サトゥー(北側の経路が1番追跡し難そうだ。)

 

 

 

 

儀式の間。セーラと2人の巫女がそこに居た。

 

首領「我らがここに穢れ無き乙女達を捧げ、偉大なる主の再臨を願う!」

 

自由の翼「再臨を!!」

 

1人の構成員が短剣を握った瞬間。サトゥーが周囲に衝撃波を放ちながら邁進する。

 

構成員達「うわっ!?ぐっ!がはっ!」

 

そして、ライトが投げた石が構成員の持つ短剣を破壊した。

 

構成員「チィッ!!」

 

サトゥー(間に合え!!)

 

その時、サトゥーの周りに僅かな歪みが生じた。

 

サトゥー「・・・!?」

 

だがその瞬間に『縮地スキル』を得て、一瞬で囚われた3人に近付いた。そして、構成員達を倒した。

 

首領「何者だ!?」

 

タスク「短気絶弾(ショート・スタン)!!」

 

魔法で首領を気絶させた。

 

サトゥー「ッ!!」

 

魔封じの鈴を鳴らした。すると2人の巫女を憑依していた者達が姿を現した。だがセーラから憑依してる者が現れない。

 

サトゥー(セーラ嬢の身体は何の変化もない!?)

 

ライト「タスク!」

 

アークルを出した。

 

タスク「あぁ!」

 

オルタリングを出した。

 

ライト・タスク「変身!!!」

 

仮面ライダークウガと仮面ライダーアギトへ変身した。

 

 

 

 

『BGM:激闘』

 

ライト「おりゃああああああ!!!」

 

タスク「タアアアァァァァァ!!!」

 

ダブルライダーキックが2体の下級魔族を蹴り倒した。

 

構成員「此奴!!」

 

だがまだ構成員達が残ってる。

 

サトゥー(首領と違って弱いから直撃させないように。短気絶弾(ショート・スタン)!!)

 

構成員達「ぐあぁっ!!!」

 

全員が一斉に気絶した。

 

ライト・タスク「!!」

 

だが下級魔族は平然と立ち尽くしている。

 

ライト「一筋縄じゃいかないか。」

 

タスク「上級か?」

 

魔族「儀式の邪魔するとは無粋な輩でオジャル。」

 

魔族「然り然り。下等な人属らしいナリ。」

 

共にレベルは63。すると。

 

セーラ「全く、我の再臨の儀を邪魔するとは、度し難い馬鹿者ナノダ。」

 

憑依されたセーラが起き上がった。

 

サトゥー「()()の輝き・・・違う。セーラ嬢の瞳は萌黄色だ。」

 

ライト「成る程。奴がセーラを憑依してる存在か。」

 

サトゥー「もう1度!」

 

魔封じの鈴を鳴らす。

 

セーラ「ふん。不快ナノダ。」

 

タスク「効かない・・・!?」

 

魔族「主上。任せて欲しいナリ。」

 

セーラ「よかろう。()()を倒してみせるノダ。」

 

ライト「?」

 

1体の魔族の左腕が口の様に開いた。

 

サトゥー「ッ!!危ない!!」

 

タスク「!?」

 

ライト「超変身!!」

 

衝撃波が周囲に響いた。クウガはドラゴンフォームで回避し、アギトはストームフォームでジャンプして避け、サトゥーは解放された巫女2人を抱えて回避した。

 

魔族「中々の反応速度でオジャル。」

 

サトゥー「このまま逃げても追って来るだろう。2人共下がって。」

 

土魔法で何層の壁を生成した。

 

魔族「勇者の癖に土魔法とは地味でオジャル。」

 

魔族「空を飛べば壁なんて関係ないナリ。」

 

飛んだ瞬間。

 

ライト「喰らえ!!」

 

ライジングペガサスボウガンが2体の魔族に直撃した。

 

タスク「あれで倒せるとは思えないな。」

 

ライト「その辺は百も承知だ。」

 

サトゥー「けど牽制になれば十分だ。」

 

北側の通路へ逃げ込んだサトゥー。

 

 

 

 

北側の通路に2人の巫女を置き、防御壁で護り、道を土壁で塞いだ。

 

サトゥー「これで天井が崩落しても彼女達は無事だろう。」

 

 

 

 

クウガとアギトとサトゥーが土壁を登って祭壇へ。自由の翼の構成員達が殺されてる。

 

サトゥー「皆殺しにしたのか?お前の信望者だったんだろ?」

 

セーラ「信望者ならば、我の復活の肥やしになって本望に違いないノダ。」

 

ライト「彼女から出て行く気はないと見えるな。」

 

セーラ「ふん。そんなにこの娘が大事ナノカ?この乳房を千切っても同じ事が言えるノカ?この美しい顔はどうナノダ?」

 

タスク「彼奴、セーラ様を穢そうとしてる。」

 

サトゥー「魔封じの鈴が効かない以上、セーラを取り戻す手段が舌戦位しかない。奴のプライドに賭けてみよう。」

 

タスク「あぁ。セーラ様を返せ!そして尋常に戦え!それとも人質が居ないと戦うのが怖い腰抜けか!」

 

上級魔族が2体も傅く奴の正体こそ・・・

 

タスク「魔王!!!」

 

魔王「我に勝負を挑むか!それでこそ勇者!!」

 

対、魔王戦・・・始まる。

 

 

 

 

『BGM:激闘』

 

魔王「嘗て天竜を従えた勇者シガ・ヤマトに敗れたとは言え、凡庸な勇者や戦士では相手にならぬ。我が配下を下して見せよ!!」

 

ライト・サトゥー・タスク「・・・・」

 

魔王「さすれば勝負の前の褒美に、この娘の身体は貴様等に返してやろう。」

 

ライト(魔王が約束を守るとは認め難い。)

 

サトゥー(けど、言質は取った。)

 

ナリ魔族「彼奴の魔法に注意しるナリ。」

 

オジャル魔族「『反射の守り』があるから大丈夫でオジャル。」

 

サトゥー(万が一にもセーラ嬢の身体を戦いに巻き込まないように!)

 

タスク(奴等を誘き寄せる!!)

 

3人が後ろへジャンプして上級魔族を誘き寄せようとしたが。

 

オジャル魔族「逃さないでオジャル!」

 

逃げた先の空間が割れ、オジャル魔族が出現した。

 

サトゥー(目の前の空間が割れて・・・!?)

 

タスク(空間魔法か!)

 

ライト(サトゥー!牽制するぞ!)

 

サトゥー(誘導矢(リモート・アロー)短気絶弾(ショート・スタン)!)

 

ライト「ハァッ!!」

 

誘導矢(リモート・アロー)短気絶弾(ショート・スタン)とライジングブラストペガサスを一斉発射。

 

オジャル魔族「返すのでオジャル!」

 

しかし、このオジャル魔族がそれを跳ね返した。

 

サトゥー(魔法とブラストペガサスが俺達の方に返って来た!)

 

ライト(奴が言ってた『反射の守り』か!)

 

誘導矢(リモート・アロー)』は目標追尾(ホーミング)性能があり、オジャル魔族に方向転換しているが。

 

サトゥー(短気絶弾(ショート・スタン)は俺に直撃するコースだ!!)

 

ライト「喰らえ!!」

 

ライジングブラストペガサスを何度も連射する。

 

オジャル魔族「鬱陶しいのでオジャル!!ギエエエオオオオオ!!!!」

 

反射の守りでライジングブラストペガサスを跳ね返し続ける。

 

ライト「クッ!超変身!」

 

クウガがタイタンフォームへ超変身し、落ちていた剣を拾ってタイタンソードへ。

 

タスク「フッ!!」

 

アギトはフレイムフォームへ姿を変え、オルタリングからフレイムセイバーを取り出した。

 

サトゥー(聖剣デュランダル!!)

 

何時ものエクスカリバーは、魔力充填実験で過剰供給寸前の魔力を蓄えている。

 

サトゥー(あれだけの聖剣を下手に扱って使い捨てるのは惜しい。ッ!?)

 

ライト・タスク(ッ!?)

 

サトゥーが危機感知スキルと縮地スキルを発動し、その場を離れた。クウガとアギトはゴウラムで回避した。3人が立っていた場所に巨大な魔法弾が弾着した。

 

ナリ魔族「独り占めは良くないナリ!」

 

タスク(彼奴の重力魔法か!)

 

サトゥー「・・・!!」

 

目標をナリ魔族に変え、ライトとサトゥーが『魔力魔法:悪魔』と『魔力耐性』のスキルを得た。

 

ライト「おりゃああああああ!!」

 

タスク「ハァッ!!」

 

サトゥー「ッ!!」

 

タイタンソードとフレイムセイバーデュランダルでナリ魔族に立ち向かうが。

 

ライト・サトゥー・タスク「ッ!!」

 

危機感知スキルと魔力察知が反応し、3人が後ろに下がった。ナリ魔族の隣にオジャル魔族が立った。

 

ナリ魔族「今代の勇者は勘が鋭いナリ。」

 

オジャル「あのまま斬っていれば、勇者の体も真っ二つだったのに惜しいでオジャル。」

 

ライト(危なかった・・・)

 

少し体がオジャル魔族に引っ張られたのだ。『引き寄せ』と言う魔法を使われていたのだ。

 

サトゥー(ゲームのボスキャラのような技を使う奴だ。)

 

ライト(重力耐性スキル。)

 

サトゥー(空間耐性スキル)

 

ライト・サトゥー(有効化(アクティベート)。)

 

2人がこの2つのスキルを有効化に設定した。

 

オジャル魔族「レベルが低い癖に魔法が効き難いでオジャル。」

 

ナリ魔族「うしゃしゃしゃ。耄碌した言い訳ナリか?」

 

ライト(そう言って居られるのも今の内だ!)

 

サトゥー(次の手を打つ!)

 

ライト(タスク!合わせろ!)

 

タスク(おう!)

 

ライト「超変身!!」

 

クウガとアギトがそれぞれドラゴンフォームとストームフォームへ変身して退散した。

 

サトゥー(短気絶弾(ショート・スタン)。)

 

再び短気絶弾(ショート・スタン)を発射。

 

サトゥー(戻って来た『短気絶弾(ショート・スタン)』の軌道から推測して、反射の軌道は完全な正反対じゃないようだ。)

 

短気絶弾(ショート・スタン)を連射しながら後ろへ回り込む。

 

オジャル魔族「何度やっても同じでオジャル!!」

 

しかしこの『反射の守り』は回数制限のないタイプ。

 

サトゥー(厄介だ!)

 

ナリ魔族・オジャル魔族「グオオオオオアアアアアア!!!!!」

 

咆哮を上げると、空間が割れた。

 

サトゥー(土壁(ウォール)!!)

 

土壁(ウォール)を展開する。

 

サトゥー(先に倒すべきは、面倒な空間魔法を使うオジャル魔族からだ!次の手だ!)

 

風圧を使用。

 

サトゥー(風圧(ブロウ)!!)

 

風圧をオジャル魔族へ流して行く。

 

サトゥー(そしてストレージから取り出した、大量の塩!!)

 

ストレージから出した塩が、風圧に乗ってオジャル魔族へ流れた。

 

オジャル魔族「目眩ましとは下策でオジャル!!」

 

しかしこの吹き荒れる塩が、オジャル魔族の見えない『反射の守り』を浮き上がらせたのだ。この『反射の守り』は名前の通り完全反射ではなく、空中に浮かぶ無数の『吸収孔』と『排出孔』が身体の周りをランダムに動き回る物。

 

サトゥー(一個一個は塵以下の微笑なサイズだから目には見えない。)

 

塩粒の方が明らかに大きいが、『吸収孔』に接した塩粒は『排出孔』に転送される仕組み。

 

サトゥー(物理的な穴ではなく、極小の転移ゲートなのだろう。念の為、細い釘を『吸収孔』の隙間に投げて確認!)

 

細い釘を投げた。『吸収孔』の近くを通り抜けようとしても、吸い込まれて近くの『排出孔』から出されてしまう。細剣でも矢でも触れずに隙間を通り抜けるのは無理がある。

 

サトゥー(ナリ魔族からの攻撃が来ないな。興味深そうに見物してる。中々余裕ある態度だ。)

 

そう考えると、彼はカツラの金髪を外した。それを糸で束ねる。この糸の束は山樹の実の繊維で作った魔力伝達率の良い逸品。これに魔力を流し、全ての糸に魔刃を生み出す。

 

オジャル魔族「ハリネズミ勇者でオジャル。糸なら隙間を通り抜けられると思うなら試してみるが良いのでオジャル。」

 

サトゥー(笑っていられるのも今の内だ!!)

 

糸の束を、オジャル魔族に突き出した。

 

オジャル魔族「自殺でオジャル?」

 

糸の束が反射の守りに触れた瞬間、魔力が溢れ出た。

 

サトゥー((シールド)!)

 

(シールド)を張ったが、サトゥーの仮面が砕かれた。

 

サトゥー(一瞬で砕けてしまったが、これで良い。・・・捕まえた!!)

 

糸の魔力を解除しつつも、魔力で強化した状態は維持する。『排出孔』から飛び出して来た糸の束・・・それを掴む。そして。

 

サトゥー(隙間!!!)

 

同時に引っ張って反射の守りを千切って隙間を作った。

 

オジャル魔族「・・・・・!!!!」

 

サトゥー「ライト!!タスク!!」

 

オジャル魔族「!?」

 

真上から、クウガとアギトが落下する。

 

ライト「一瞬でも隙間が出来れば充分だ!!」

 

タスク「これで決める!!」

 

ライト「おりゃああああああ!!!」

 

タスク「タアアアァァァァァ!!!」

 

サトゥー「ッ!!」

 

カラミティタイタンとセイバースラッシュとデュランダルがオジャル魔族を斬り裂いた。サトゥーは『閃光斬撃』スキルと。『糸使い』の称号を得た。

 

ナリ魔族「これは驚愕ナリ!!」

 

サトゥー(反射の守りを破棄した。やはり同じ手でやられてはくれないか。)

 

ライト「超変身。」

 

クウガがマイティフォームに戻った。

 

タスク「・・・」

 

アギトもグランドフォームに戻った。

 

ナリ魔族「身共の奥義を見せてやるナリ!!」

 

両肩の口が大きく開いた。

 

ライト・タスク「フッ!」

 

クウガが封印エネルギーを溜め、アギトが紋章を吸収する。魔族の詠唱は人族よりも早い。だが、その時間はゼロではない!!

 

ライト「おりゃああああああ!!!」

 

タスク「タアアアァァァァァ!!!」

 

マイティキックとライダーキックのダブルライダーキックがナリ魔族に直撃し、封印エネルギーと大地の生命エネルギーが流し込まれたナリ魔族が爆発した。

 

ライト・タスク「・・・・」

 

サトゥー(・・・呆気ない。)

 

ライト(配下は下した。)

 

サトゥー(約束は守って貰うぞ。魔王。)

 

憑依されたセーラ奪還へ!!

 

 

 

 

〜ツヅク〜




         キャスト

       ライト:山崎大輝

      サトゥー:堀江瞬
        リザ:津田美波
       アリサ:悠木碧
        ルル:早瀬莉花
       ミーア:永野愛理
        ナナ:安野希世乃
       ジーク:相葉裕樹
        サヤ:大野柚布子
       タスク:小林裕介
      ドロシー:山村響
       ローズ:藤田咲
      メイリン:佐藤亜美菜

       カリナ:川澄綾子
       セーラ:前川涼子

      自由の翼:田中進太郎
           狩野翔
           浜添伸也

      上級魔族:浜田洋平
           高橋伸也

        魔王:小山剛志

DEATH MARCH70「猪王」
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