デスマーチからはじまる異世界空我   作:naogran

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『BGM:戦慄』

ゼン「では良き死闘を期待するのだよ!」

ミーアを連れ去った。

サトゥー「ミーア!」

ヒカル「だったら、奴らを倒してミーアを取り戻す!」

腰に両手を翳して、ライジングアークルを出した。

ヒカル「!!」

彼は仮面ライダークウガ・ライジングマイティフォームに変身した。

ヒカル・サトゥー「っ!!」

魔法の矢が飛んで来た。2人は左右に展開した。

ヒカル「いきなり不意打ちとは・・・え?」

サトゥー「え?」

ホムンクルス達「うああああああ!!!」

アイアンゴーレムとホムンクルス達にユニークスキルが発動され、凶暴化した。

ヒカル「これまた厄介になりそうだな。だったら!」

懐から赤い球を取り出した。

ヒカル「行くぜ!!」

赤い球を投げて、トライチェイサー2000を召喚した。


DEATH MARCH7「纏綿」

『BGM:戦士』

 

アイアンゴーレムがサトゥーを襲う。しかしサトゥーが槍を持ってアイアンゴーレムの腹部を串刺しした。

 

サトゥー(よし!アクティベート!!)

 

アクティベートを発動してビームを放ち、アイアンゴーレムを砕いた。もう2体が襲い掛かるが、サトゥーがビームで一瞬にして砕いた。

 

 

 

 

ホムンクルス「はああああ!!」

 

ヒカル「おっと!!」

 

トライチェイサー2000を器用に乗りこなしながら避ける。ホムンクルス達がクウガを襲う。

 

ヒカル「こりゃあ参ったな。俺人気者になっちゃったな。だが!」

 

トライチェイサー2000をウィリーさせ、前輪でホムンクルスを吹き飛ばした。

 

ヒカル「おっと!」

 

後ろからホムンクルスが襲うが、避けてエルボーで気絶させた。

 

ヒカル「大技行ってみるか!!」

 

トライチェイサー2000のアクセルを全開にして、倒れてる柱を利用して大ジャンプした。ホムンクルス達が魔法の矢を一斉に放って、クウガに命中して爆発した。

 

サトゥー「ヒカル!!」

 

爆煙の中からトライチェイサー2000に乗ったクウガが無傷で出て来た。そして、ホムンクルス達の真ん中に着地して、ジャックナイフして高速回転でホムンクルス達を吹き飛ばして気絶させた。

 

ヒカル「どんなもんだい!」

 

しかし気絶中を除いたホムンクルス達が槍を杖代わりにして立つ。

 

ヒカル「まだやるのかよ。」

 

サトゥー「駒として扱う主人の為に、どうしてここまでする!」

 

No.1「これは・・・!」

 

No.8「私達の・・・!」

 

No.5「望み・・・!」

 

ヒカル「望みか。」

 

No.8「うわああああああ!!!」

 

魔法の矢を大量に生成して、クウガとサトゥーに向けて放った。2人は避けた。

 

サトゥー(嫌な予感がする!)

 

1体のホムンクルスがサトゥーに剣を振り下ろした。サトゥーの槍が真っ二つに斬り裂かれた。ホムンクルスはサトゥーを滅多斬りにする。サトゥーは斬り裂かれた槍で防ぐ。

 

ヒカル「サトゥー!!!」

 

トライチェイサー2000に乗ってるクウガが迫って来て、左パンチでホムンクルスを気絶させた。

 

サトゥー「ありがとうヒカル!」

 

ヒカル「だが後1人残ってるぞ。」

 

残りはNo.1のホムンクルス。吐血しても体勢を立て直す。

 

サトゥー「形勢は分かってるのに・・・」

 

ヒカル「そこまで主人の為に忠誠を尽くすのかよ・・・」

 

フラフラしながら2人に向かって走るNo.1。サトゥーが槍を捨てた。No.1がサトゥーに剣を刺そうよしたが、サトゥーが指2本で白刃取りして、No.1に腹パンした。

 

No.1「マスターの・・・マスターの望みを・・・叶えて・・・下さい・・・」

 

そう言い残して気絶した。

 

ヒカル「これで終わったか。」

 

 

 

 

 

 

『BGM:意志』

 

奥へ進んで、玉座の間に到着した。

 

ゼン「素晴らしい!素晴らしいのだよ!ようこそ、新たなる勇者達よ。」

 

聖剣ジュルラホーンをサトゥーに授けた。

 

サトゥー「なぁ魔術師。それとも、ノーライフキングと呼んだ方が良いか?」

 

ヒカル「お前の望みは何だ?」

 

ゼン「我の望みか・・・勇者を見極め、我を殺させる事だ。」

 

ヒカル「自分を殺させる?」

 

ゼン「前世の我は理不尽な暴力で命を奪われた・・・神はそんな我を赤子として転生させてくれた。そして尊敬出来る良き両親に育てられ、我には勿体無い伴侶との出会いまで用意してくれたのだよ。我は新しい人生に馴染み過ぎたのだよ・・・浅はかにも、前世と今生は違うと思い込んでしまったのだよ・・・妻を見初めた貴族の手によって我は投獄され、無実の罪で処刑された。神の祝福によって蘇った我が見たのは・・・城門前に並べられた両親を始めとする一族郎党のもの言わぬ首。」

 

ヒカル・サトゥー「っ!?」

 

ゼン「そしてその台の下に壊れた人形のように投げ捨てられた妻の骸・・・我は一族の骸をアンデッドに変え、同じような境遇で死んだ多くの人々の遺体と共に、当時最高の権勢鉾っていたその貴族に牙を向き、全て滅ぼしたのだ!復習を果たした我は、妻の待つ来世へと旅立つつもりだったのだよ・・・しかし、神の祝福がそれを許さぬ。ターンアンデッドでも聖剣でも、我は死ぬ事が出来なかった・・・何故なら、我は夜の王にして不死の存在。全能の神に祈ったのは知らない体、飢えない生活、理不尽な暴力に歯向かう力だったのだよ・・・さあ勇者達よ!語るべきは語り終えた。せめて心まで魔王となる前に、我を滅してくれ!」

 

 

 

 

No.1『マスターの望みを・・・叶えて・・・下さい・・・』

 

 

 

 

ヒカル「あの言葉の意味がこれだったんだな。」

 

クウガに雷が走り、左足にもマイティアンクレットが装備され、全身が黒くなった仮面ライダークウガ・アメイジングマイティに変身した。

 

サトゥーが聖剣ジュルラホーンを抜くと、青く光った。クウガは両足に封印エネルギーを溜める。

 

 

 

 

2人は一斉に走り出した。

 

ヒカル「おりゃああああああ!!!!」

 

アメイジングマイティキックとジュルラホーンが同時にゼンに命中した。身体中に封印エネルギーが流し込まれた。

 

ゼン「感謝するのだよ・・・くは、くははははは・・・エナよ、我の片翼・・・リルティエナよ・・・今こそ君の許に・・・」

 

彼は光となって消滅した。彼が落としたマリッジリングをサトゥーが拾った。

 

魂「クスクスクス!失敗だね!うん、失敗だったね。」

 

ゼンが羽織っていた黒いコートから2つの魂が這い出た。

 

魂「さようなら勇者達。君の勝ちだよ。」

 

パンチとジュルラホーンで魂を砕いた。

 

魂「また会おうね!またね!」

 

跡形も無く魂が消滅した。

 

サトゥー「今のは?」

 

ヒカル「何だったんだ?」

 

 

 

 

プログラム「システムメッセージ。この揺り籠の自壊シークエンスが実行されました。職員及び訓練生は直ちに脱出して下さい。繰り返します。」

 

 

 

 

ヒカル「自爆する気か!?」

 

サトゥー「ミーア!!」

 

眠ってるミーアにマナポーションを飲ませた。ミーアが目を開けた。

 

サトゥー「ミーア、俺が分かるかい?」

 

ヒカル「俺達が見えるか?」

 

ミーア「ここは・・・!」

 

サトゥー「トラザユーヤの揺り籠の玉座の間だよ。」

 

ヒカル「もう大丈夫だ。」

 

サトゥー「ミーア、この揺り籠の自壊を止められるかい?」

 

ミーア「やってみる。」

 

 

 

 

モニターを操作して、自壊シークエンス停止を試みる。

 

ミーア「無理。」

 

ヒカル「おい!」

 

サトゥー「諦めるの早!」

 

モニターに触れて調べる。

 

サトゥー(あった!)

 

ミーア「サトゥー?ヒカル?」

 

ヒカル「ミーア。」

 

サトゥー「ああごめん、大丈夫だよ。ちゃんとミーアは脱出出来るから。(ゼンもミーアを犠牲にするつもりは無かったみたいだ。ミーアを対象とした脱出用の転移設定がしてある。でも・・・それ以外の全ての機能がロックされている・・・ミーアにくっ付いて行けば一緒に転移出来るだろうが、それでは階下のホムンクルス達は兎も角、下の階に残して来たNo.7が助けられない。)」

 

カウントダウンを1分に設定して、下に降りる。

 

 

 

 

下の階で気絶してるホムンクルス達を集める。

 

ヒカル「これで全員だ。」

 

サトゥー「よし。ミーア、よく聞いて?もう1人助けないといけないんだ。」

 

ヒカル「だから俺達はここにまだ残る。」

 

ミーア「サトゥー・・・ヒカル・・・」

 

彼女は首を横に振った。

 

ヒカル「心配する気持ちは分かる。だが俺達は死なない。」

 

サトゥー「約束するよ。」

 

ミーア「約束よ?守らなきゃダメなの!絶対よ!」

 

サトゥー「ああ。必ず生きて帰る!」

 

ヒカル「それまで待っててくれ!」

 

ミーアとホムンクルス達が転移機能で脱出した。2人が歩き始めると同時に、揺り籠が崩れ始めた。

 

ヒカル「盛大なパーティになりそうだ。」

 

サトゥー「けど自殺趣味は無い。必ず生きて帰るさ!ヒカル!」

 

ヒカル「おうよ!!行くぞ!!」

 

 

 

 

『BGM:追跡』

 

赤い球からトライチェイサー2000を召喚し、ヒカルが跨ってアクセル全開にした。サトゥーはヒカルの後ろに立つ。

 

ヒカル「サトゥー!柱で降りるぞ!」

 

螺旋階段の真ん中の柱に張り付いて一気に下へ走行する。

 

サトゥー「ヒカル!さっき空けた外壁の穴へ!」

 

ヒカル「OK!落ちるんじゃねえぞ!!」

 

大ジャンプして外壁が空いてる方へ。そのまま大樹の壁を走る。

 

ヒカル「ヒャッホー!まるでジェットコースターだぜー!」

 

サトゥー「見えた!」

 

ヒカル「よっしゃ下車だ!」

 

 

 

 

守護騎士の間の壁を壊して入る。

 

ヒカル「しょっぱ!何だこの壁は!?」

 

サトゥー「塩に変化してるのか!?・・・居た!No.7!」

 

気絶してるNo.7を発見した。

 

 

 

 

No.7を連れてドライアドの元へ。

 

ヒカル「ドライアド!」

 

サトゥー「居るか!?」

 

ドライアド「居るひょ〜。」

 

サトゥー「俺達をこの樹木の外へ送れるか?」

 

ドライアド「触媒用の種と魔力をもっとくれたら、盆地に生えてる古木の洞に送ってあげられるよ。」

 

サトゥー「種?種は何でも良いのか?」

 

ドライアド「うん。植物の種なら何でもい〜よ。」

 

ヒカル「獣人達から貰った種があるぞ。」

 

以前に獣人達から貰った木の実を出した。

 

サトゥー「これで良いならやってくれ。」

 

ドライアド「種はそれで良いけど、魔力はさっきの3倍くらいいるんだよ?干からびても知らないよ?」

 

サトゥー「問題無い。頼む。」

 

ドライアド「ほ〜い!」

 

種を全部食べてから。

 

ドライアド「ズキューン!」

 

魔力3倍を吸い始める。

 

ヒカル(吸血鬼と化してるな。)

 

 

 

 

数秒後。

 

ドライアド「ふぃ〜。何とか繋がったよ〜!ではしゅっぱ〜つ!」

 

この場に居る全員を樹木の外へ送った。

 

 

 

 

 

 

外に転移。

 

ヒカル「ヤッホー脱出成功!」

 

サトゥー「助かったよ。」

 

ドライアド「ん〜良いよ。こっちも魔力をたっぷり貰ったしね〜。それよか逃げなくて良いの?」

 

サトゥー「逃げる?」

 

ヒカル「まさか?」

 

後ろを向くと。

 

 

 

 

 

 

塩の津波が迫って来た。

 

 

 

 

 

 

『BGM:疾駆』

 

ヒカル「津波!?まさか、崩れた衝撃か!?」

 

サトゥー「行くぞ!」

 

ドライアド「私は良いよ。森がある限り死なないから。」

 

サトゥー「・・・分かった。ありがとう。」

 

ヒカル「ドライアド、また会おうぜ。」

 

赤い球と黒い球を投げて、トライチェイサー2000とゴウラムを召喚した。ゴウラムが分離し、トライチェイサー2000と合体してトライゴウラムになった。ヒカルが跨り、No.7を担いでるサトゥーがトライゴウラムの後ろに乗った。

 

ヒカル「よっしゃ!脱出だ!」

 

トライアクセラーを捻って走り出した。ドライアドは手を振って見送った。

 

 

 

 

ヒカル「何とかなったな。」

 

サトゥー「だけど。」

 

津波が徐々に高くなって押し寄せて来る。

 

ヒカル「津波のテンションがMAXになってやがる。スピードを上げるぞ!落ちるなよ!」

 

アクセルを全開にしてスピードを上げる。

 

サトゥー(考えろ!考えるんだ!ん?水?池か?沼か?)

 

目の前に池が見えた。

 

サトゥー(どっちでも良い!無駄な思考に処理を回すな!波を止めるには、防波堤・・・そうだ!壁だ!)

 

すると彼はあの時を思い出した。

 

 

 

 

タマ『やかん怒ったー!』

 

ポチ『助けてなのです!やかんの人が怒るのです!』

 

 

 

 

サトゥー(何を考えてるんだ!こんな時に走馬灯みたいな事は止めろ!)

 

ヒカル「くそ!波が高え!」

 

サトゥー(役立たずのファイヤーショットじゃなく、土魔法があれば壁が作れるのに・・・ん?役立たず?)

 

またあの時を思い出した。

 

 

 

 

アリサ『水が気化したら体積が1000倍になるのとか言っても理解出来る訳無いじゃん。』

 

 

 

 

サトゥー(違う!役立たずなんかじゃない!・・・よし!行ける!)

 

後ろに振り向いたサトゥーがファイヤーショットを連射して、池の中で爆発させて防波堤を作った。しかし小さ過ぎて波に飲まれた。

 

ヒカル「サトゥー!何を!?」

 

サトゥー「津波の防波堤を作る!アリサがこの前言ったやかんがヒントになったんだ!」

 

ヒカル「成る程!よっしゃ!やってやれ!」

 

サトゥー「うおおおおおおおおお!!!」

 

ファイヤーショットを無数に連射して防波堤を連続で作る。そして無数の防波堤が出来た。波が止まった。

 

 

 

 

 

 

遠くにある崖の上。

 

ヒカル「ゴウラム。よくやった。」

 

トライチェイサー2000を元の赤い球に戻し、ゴウラムを元の黒い球に戻した。そして揺り籠は、塩となって跡形も無く崩れた。

 

ヒカル「ゼン、冥福を祈るぞ。」

 

 

 

 

 

 

一方崖の近くには、アリサ達奴隷がヒカルとサトゥーの帰りを待っていた。すると霧の向こうから影が。

 

ポチ「ん?」

 

タマ「ん?」

 

 

 

 

霧の中から、ヒカルとサトゥーが帰って来た。

 

 

 

 

『BGM:休息』

 

ヒカル「よう。」

 

タマ「ご主・・・ん?」

 

するとリザがサトゥーに飛び込んで泣いた。

 

リザ「ご主人様・・・!ヒカル様・・・!」

 

タマ「おかえりー!」

 

ポチ「なのですー!」

 

サトゥー「ただいま。心配させてごめんね。」

 

ポチ「心配したのです!」

 

タマ「怪我無いー?」

 

ヒカル「ああ。無傷だ。」

 

ルル「おかえりなさいませ。」

 

ヒカル「ルル。アリサ。」

 

アリサ「・・・・!!!」

 

 

 

 

ゼン『感謝するのだよ・・・貴様達と共に居た転生者の娘を大切に思うなら、神に与えられたその力を濫用させぬように気を配るのだよ・・・その力は人の身に余る。我のような末路を辿らせるな・・・』

 

 

 

 

アリサ「心配したんだから・・・もうこんな無茶はしないって約束して・・・!!」

 

サトゥー「・・・ごめん、アリサ。」

 

ヒカル「ごめんな。」

 

彼女達は2人を見て大泣きした。

 

サトゥー「ごめん。皆・・・」

 

ヒカル「ありがとよ・・・」

 

するとそこに、ユサラトーヤとミーアが来た。

 

サトゥー「店長。全部終わりました。」

 

ヒカル「奴らの未練を晴らさせたぜ。」

 

ユサラトーヤ「ん。」

 

ミーア「約束守った。」

 

サトゥー「ああ。」

 

ヒカル「勿論だ。」

 

ミーア「改めてお礼を。私は、ボルエナンの森の最も年若いエルフ、ラミサウーヤとリリナトーアの娘、ミサナリーア・ボルエナン。シガ王国のサトゥー、ヒカル。あなた達に盛大な感謝を。」

 

そして空に夜明けの太陽が顔を出した。

 

アリサ「所で、この背負子の荷物は何?」

 

サトゥー「一緒に助け出した子だよ。」

 

アリサ「子?またハーレムメンバーを増やす気?」

 

ヒカル「ハーレムって、子供しか居ねえだろ。」

 

近くに、赤兜のミゼによって拘束されたホムンクルス達が居た。

 

ヒカル「敵と判断されたようだな。」

 

サトゥー「ミーアと一緒に助けたこの子達の姉妹だよ。」

 

アリサ「ああ、この子達の・・・八つ子だったのね。」

 

背負子を下ろして、気絶してるNo.7を解放した。

 

ホムンクルス達「No.7!!」

 

アリサ「ウェイクアップ。」

 

精神魔法でNo.7を覚まさせた。

 

ヒカル「彼女達は敵じゃない。解放してやれ。」

 

ミゼがホムンクルス達を解放した。

 

 

 

 

その後ホムンクルス達が彼らにお礼を言った。

 

No.1「サトゥー殿、ヒカル殿。敵対していた我らの命を奪わなかっただけでなく、No.7を死地から救う為に尽力していただいた事を誠に感謝の念に堪えません。」

 

No.7「それで揺り籠が崩壊したと言う事は、マスターは・・・」

 

サトゥー「ああ。成仏して行ったよ。」

 

ヒカル「今頃天国で亡くなった妻や親族達と仲良く暮らしてるだろう。」

 

ゼンが残して行ったマリッジリングを渡した。

 

No.1「マスター・サトゥー。そしてマスター・ヒカル。これより我々は新たなるマスターであるサトゥー様とヒカル様に従います。」

 

サトゥー「え?いやその・・・」

 

ヒカル「幾ら何でも多いぞ・・・」

 

No.1「ですが、お側にお仕えする前に、しばしお暇をいただきたいのです。マスター・ゼンのマリッジリングを奥方様の眠る墓所に届けたいのです。」

 

ヒカル「ああ。勿論それは構わない。冥福を祈ってあげてくれ。」

 

No.1「つきましては、我らの中から1名、側仕えとしてご指名下さい。」

 

サトゥー「全員で墓参りに行っても構わないんだよ?」

 

ヒカル「そうそう。全員で供養してやってくれ。」

 

No.1「いいえ。そう言う訳には行きません。」

 

サトゥー「なら、君達の自主性に任せるよ。」

 

ヒカル「誰が行くかお前達で決めてくれ。」

 

 

 

 

ホムンクルス達「じゃんけんぽん!じゃんけんぽん!」

 

 

 

 

ヒカル「じゃんけんで決めるのかよ・・・」

 

サトゥー「中々シュールだ・・・」

 

 

 

 

勝者はNo.7に決まった。

 

No.7「マスター、今後ともヨロシクお願いしますと宣言します。」

 

サトゥー「ああ。宜しく。」

 

ヒカル「宜しくな。No.7。」

 

サトゥー「大丈夫だったら、呼びやすい名前を付けて良いかな?」

 

ヒカル「名前があった方が良いだろ?」

 

No.7「はい。」

 

 

 

 

名前は「ナナ」と命名した。

 

 

 

 

サトゥー「では宜しく。ナナ。」

 

ヒカル「ナナ。宜しく頼むぜ。」

 

ナナ「はい。マスター。」

 

アリサ「うぅぅ・・・」

 

 

 

 

その後全員で下山する。途中で鼠人族のミゼと出会い、ホムンクルス達と別れた。

 

ミーア「ユーヤ。」

 

ユサラトーヤ「何だ?」

 

ミーア「里に帰る。」

 

ユサラトーヤ「送る。」

 

ミーア「いい。」

 

ユサラトーヤ「大丈夫か?」

 

ミーア「サトゥーとヒカルと。」

 

ユサラトーヤ「そうか。」

 

サトゥー(もう少し長文で会話して欲しいものだ・・・)

 

こうしてセーリュー市に帰って来た。

 

 

 

 

 

 

今まであった出来事を騎士のソーンに話した。

 

ソーン「成る程。シガ王国に恨みを持つ謎の死霊魔術師か。」

 

ヒカル「ああ。」

 

サトゥー「助けて下さった6人組の剣士様がそう仰いました。」

 

ヒカル(作り話だけどな。)

 

するとそこに。

 

ゼナ「っ!!」

 

ヒカル「ゼナさん?」

 

ゼナ「さ、サトゥーさん!ご無事だったんですね!」

 

サトゥー「ゼナさん。ご心配をお掛けして・・・」

 

ゼナ「うっ・・・」

 

彼女は帰って来たサトゥーを見て泣いた。ヒカルとソーンが出て、2人にさせた。

 

 

 

 

ゼナ「サトゥーさんが攫われたって聞いて、居ても立っても居られず探しに行こうと・・・すみませんでした・・・子供みたいに・・・」

 

サトゥー「いえ。此方こそご心配をお掛けしてしまって・・・そうだ!先日の魔物騒動で渡し忘れていた物なんですが・・・」

 

先日蚤の市で買ったイヤリングをゼナに渡した。

 

ゼナ「これは・・・!ありがとうございます!」

 

サトゥー「ゼナさん。」

 

ゼナ「は、はい!」

 

サトゥー「ええと、実は今回一緒に攫われていたエルフの子を故郷に届ける以来を受けたのです。」

 

ゼナ「え・・・エルフの故郷って・・・」

 

サトゥー「シガ王国の南東にあるそうです。」

 

ゼナ「せ、セーリュー市にはもう戻って来ないんですか!?」

 

サトゥー「そんな事は無いですよ。」

 

ゼナ「良かった・・・」

 

サトゥー「セーリュー市に戻って来たら、色々なお土産話をしにゼナさんの所に伺いますから。」

 

ゼナ「・・・はい。約束ですよ。」

 

2人は約束を交わした。

 

 

 

 

その頃ヒカルは、ルルに新しい服を買ってあげてた。

 

ヒカル「ルル、その服似合うぞ。お前にぴったりだ。」

 

ルル「あ、ありがとうございますヒカル様。」

 

 

 

 

 

 

数日後。いよいよエルフの里へ向かう準備に入った。

 

リザ「ご主人様。ヒカル様。積み込みが完了いたしました。」

 

タマ「ばっちり〜!」

 

ポチ「完璧なのです!」

 

ヒカル「ご苦労さん。後は出発するのみだな。」

 

ミーア「サトゥー。ヒカル。」

 

ヒカル「ようミーア。」

 

ナディ「借家の件では、結局お力になれず申し訳ありませんでした・・・」

 

サトゥー「いえいえ。そのご縁でこの馬車が手に入った訳ですし。」

 

ユサラトーヤ「ミーアを頼む。」

 

サトゥー「はい。お任せ下さい。」

 

ヒカル「その依頼、完遂してやるから大丈夫だ。」

 

ユサラトーヤ「ボルエナンの森のユサラトーヤがシガ王国のサトゥーとヒカルに願う。ボルエナンの森の幼子、ミサナリーアを故郷へ送ってやって欲しい。」

 

ヒカル「ああ。任せとけ。」

 

サトゥー(おお。店長の初長文だ。)

 

マーサ「サトゥーさん、ヒカルさん。セーリュー市に来たらまた泊まってね。」

 

モーサ「気を付けて行くんだよ。他所の領地は盗賊が多いって話だからね。」

 

ヒカル「ありがとうございます女将さん。」

 

サトゥー「お気遣いありがとうございます。」

 

???「待ってーーーー!!」

 

そこにユニが走って来た。

 

タマ「ユニ〜?」

 

ポチ「ユニなのです!」

 

ユニ「これ、ポチちゃんとタマちゃんに。」

 

首飾りをポチとタマに渡した。

 

タマ「ユニ感謝〜!」

 

ポチ「ありがとうなのです!大切に食べるのです!」

 

ユニ「食べたらお腹壊しちゃうよ?」

 

タマ「えー?」

 

ポチ「なら、大切に身に付けるのです!」

 

ユニ「うん!きっと文字も覚えて手紙を書くから!」

 

タマ「タマも書く〜!」

 

ポチ「ポチも書くのです!」

 

ヒカル「文通かぁ。」

 

サトゥー「そうだ。」

 

学習カードが入った小箱をユニに渡した。

 

サトゥー「ユニちゃん、この学習カードプレゼントするよ。」

 

ユニ「え!?良いんですか!?」

 

サトゥー「2組あるから片方に進呈するよ。」

 

ユニ「ありがとうございます!これで1日も早く字を覚えてみせます!」

 

タマ「タマも負けない〜!」

 

ポチ「ポチだって、絵本を描けるくらい覚えてみせるのです!」

 

ヒカル「期待してるぜ。」

 

 

 

 

そして彼らを乗せた馬車が出発し、セーリュー市を出た。

 

サトゥー「・・・」

 

シガ王国の門を出た。

 

アリサ「今日の予定は何処まで?この時間からだと他の都市や街には辿り着けないだろうし、街道沿いの村にでも泊まるの?」

 

サトゥー「村には寄らないよ。」

 

ヒカル「ああ。ナディさんからの話だと、亜人差別は狂った村落の方が強いからな。だから適当な場所で野宿する予定だ。」

 

タマ「野宿〜?」

 

ヒカル「そう。野宿だ。」

 

サトゥー「この前野営の練習しただろう?あんな風に外で寝床を敷いて眠るんだよ。」

 

ポチ「迷宮の時みたいなのです?」

 

サトゥー「そうだよ。」

 

タマ「わ〜い!」

 

ポチ「なのです〜!」

 

嬉しくなったポチとタマが馬車の中ではしゃいだ。すぐに馬車を停めて、リザが2人に注意する。

 

リザ「馬が驚くので止めなさい。」

 

ヒカル「はしゃぐなら馬車から降りた時にしろ。」

 

サトゥー「野宿が嬉しいのかい?」

 

タマ「一緒だと嬉しい〜!ご主人様とヒカル様と一緒に眠れるのです!嬉しいのです!」

 

ヒカルとサトゥーがポチとタマを撫でる。

 

ルル「出発して宜しいですか?」

 

サトゥー「ああ。」

 

ヒカル「出発してくれ。」

 

するとその時。

 

 

 

 

ゼナ「サトゥーさーーーーん!!!」

 

 

 

 

何と後ろからゼナが馬に乗ってやって来た。

 

サトゥー「ゼナさん!」

 

ヒカル「ゼナさん!?」

 

アリサ「現地妻の逆襲?」

 

 

 

 

『BGM:平穏』

 

ゼナ「間に合って良かった!」

 

サトゥー「此方こそ。出発前に会えて良かったです。」

 

ゼナ「・・・ずっと考えていたんです。私、家を捨てて恋人の許に走るようなリルティエナ姫みたいな事は出来ません・・・だから私は、サトゥーさんに「一緒に連れて行って」とは言えません・・・」

 

タマ「一緒に行こう〜?」

 

ポチ「ゼナも一緒に行くのです!」

 

ゼナ「ありがとう。でも今は一緒に行けないの。」

 

ヒカル(今は?)

 

ゼナ「春には弟も成人して、家督を継ぎます。その後は自由にして良いと弟の快諾を得ました。だから、春になったら・・・私も、サトゥーさんの所に行きます!!」

 

サトゥー(プロポーズをされるかのような緊張感だった・・・)

 

密かにホッと撫で下ろした。

 

ゼナ「アリサちゃん!その時は勝負よ!」

 

アリサ「ふふん。出遅れたお嬢様に勝ち目はあるかしら?迷宮都市に着いた時に、私とご主人様の子供を見て歯噛みしめても知らないわよ!オホホホ!」

 

ヒカル「無いだろ流石に・・・」

 

サトゥー「ではゼナさん、迷宮都市セリビーラでまたお目に掛かる日を楽しみにしています。」

 

ゼナ「はいサトゥーさん!それまで待っていて下さい!」

 

 

 

その後ゼナさんと別れた。ゼナは涙を流しならサトゥー達を見送った。サトゥーは悲しい顔をした。

 

ヒカル「サトゥー。」

 

アリサ「そんな顔しないで。これからは私達が一緒なんだから。」

 

タマ「お腹痛い〜?」

 

ポチ「苦しいのです?」

 

ミーア「サトゥー?」

 

サトゥー「・・・大丈夫だよ。うお!?」

 

すると後ろからナナに引っ張られた。

 

ナナ「マスター。寂しい時は女の胸で泣くと良いと行動ライブラリーにありました。」

 

ヒカル(何処でゲットしたんだその知識・・・)

 

アリサ「ちょ、ちょっと!それは反則よ!!ルルも対抗しなさい!」

 

ルル「ダメよアリサ。馬車を操る時は前を見ないとね。」

 

全員が笑い合う。

 

ヒカル「さてと。」

 

赤い球を出して、トライチェイサー2000を召喚した。ジャンプして跨って、馬車の前を走行する。

 

ヒカル「旅は良いな〜!なぁルル!」

 

ルル「はい!」

 

こうしてホムンクルスのナナが仲間に加わった。彼らは、エルフの里を目指して旅だったのだ。

 

 

 

 

謎の場所。

 

???『忘れないで・・・・私達、何時も一緒よ。』

 

謎の声が響き渡った。この声の主の正体は何なのだろうか。

 

 

 

〜ツヅク〜




         キャスト

       ヒカル:山崎大輝

      サトゥー:堀江瞬
ゼナ・マリエンテール:高橋李依
        ポチ:河野ひより
        タマ:奥野香耶
        リザ:津田美波
       アリサ:悠木碧
        ルル:早瀬莉花
       ミーア:永野愛理
        ナナ:安野希世乃

        ゼン:天田益男
       ソーン:田中進太郎
        ユニ:久地岡涼菜
       マーサ:厚木那奈美
       モーサ:後藤邑子
    ユサラトーヤ:山谷祥生
       ナディ:佐藤聡美
     ドライアド:森永千才
       謎の声:伊瀬茉莉也

『BGM:平穏』

次回予告

サトゥー「ポチ、タマ。乗り出すと落ちるから、背中は御者台の背凭れにくっ付けておくんだよ。」

ヒカル「インストールとは、これまた便利だな。」

アリサ「藁束のクッションを改良したいんだけど良いかしら?」

ポチ「ご主人様凄いのです!」

タマ「凄く凄〜い!」

ヒカル「玉結びを忘れんじゃねえよ!」

ナナ「ふわふわで丸くて、そう可愛いのです。」

ミーア「うさぎ。」

幼いサトゥー『生まれ変わりなんてあるのかな?』

謎の少女『あるわよ。でもね、生まれ変わるだけじゃダメなの。』

ヒカル「転移門(トラベル・ゲート)かぁ・・・え?」

DEATH MARCH8「楽曲」
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