デスマーチからはじまる異世界空我   作:naogran

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憑依されたセーラを救うべく、救助に向かうライトとサトゥーとタスク。

彼女は自由の翼が召喚した魔王に憑依されていた。

2体の上級魔族を倒した3人が、セーラに憑依した魔王に立ち向かう。


DEATH MARCH70「猪王」

『BGM:脅威』

 

上級魔族2体を倒したクウガ、アギト、サトゥーに魔王が立ち上がって拍手した。

 

魔王「見事ナノダ。雑魚勇者と侮ったのを詫びねばならんノダ。まさか仲間も居らぬ勇者共がたった3人で我が廷臣達を屠るとは、予想外だったノダ。」

 

憑依されたセーラの身体が淡い紫色の光を帯びている。

 

サトゥー「約束は果たしたぞ魔王!さっさとセーラの身体から出て行け!」

 

魔王「良かろう。試練を果たした者に褒美を与えるのも王の努めナノダ。勇者共よ、我が敵手たる資格を汝に認めるノダ!」

 

両目が変貌し、紫色の光が放出された。

 

サトゥー(何だ?双眸から強烈な紫色の輝きが・・・!)

 

魔王「()()の勇者よ、バリオンの走狗よ!姿を偽る理由を問わぬが、古代と龍の戦士と共にヤマトのように楽しませてくれるノダろうな?我を失望させる事は許さぬノダ!」

 

ライト(サトゥー!お前仮面が!)

 

サトゥー(カツラ・・・仮面がない!何時の間に・・・!いや、今はそんな事はどうでもいい!早く()()()の身体から追い出さなければ・・・!)

 

ライト「お望み通り!だがお前が彼女の身体から出て行けば存分に戦ってやろう!」

 

魔王「では、()()()()()()!」

 

するとセーラの身体に亀裂が生じた。

 

タスク「何・・・!?」

 

セーラ(あぁ・・・サトゥーさん・・・ライトさん・・・タスクさん・・・)

 

魔王「廷臣達を贄にしたお陰で、力は満ちたノダ。」

 

出て来たのは、1匹の猪。すると猪の身体が巨大化した。

 

サトゥー(何故・・・魔王の言葉を信じたのだろう・・・)

 

セーラ(皆さんは・・・運命を変えられると思いますか?)

 

ライト「セーラを・・・彼奴が・・・!」

 

サトゥー(何が・・・何が・・・!!)

 

『死者はどうにもなりませんから・・・』

 

『死者を蘇らせる魔法はないのですか?』

 

サトゥー(魔王からでも助け出してみせます・・・だ!!)

 

彼の怒りと悔しさが頂点に達した。

 

『忘れたのかいセーラ。他言しちゃいけなかったんだっけ?』

 

サトゥー(蘇生魔法・・・)

 

猪王「我の復活の時は来た。人類よ恐怖せよ!今日、この時より世界は滅びへと歩み始めるノダ!」

 

ライト「行くぞ!タスク!」

 

タスク「あぁ!」

 

しかしサトゥーが先手を打つ。

 

ライト「おい!!」

 

彼は急接近し、猪王の腹部にパンチして突き飛ばした。

 

サトゥー(流れ出た血液も・・・)

 

自動治癒で消えた。彼のストレージ内は時間経過による劣化がない。テニオン神殿の聖女なら、死にたての死体を復活してくれるかも知れない。だが、蘇生魔法には何らかのリスクや使用条件がある可能性が高い。

 

サトゥー(だが、今それを思い悩んでも意味がない。)

 

ライト「サトゥー!絶望するのは早い!」

 

サトゥー「!!」

 

タスク「気持ちを切り替えろ!サトゥー!今は全力で退治する事だけを考えるんだ!」

 

サトゥー「・・・そうだ・・・悩んでる場合じゃない・・・魔王を倒そう!」

 

猪王「フム?何のつもりナノダ?貴様達は死体を回収するよりも、我に追撃を仕掛けるべきナノダ。」

 

 

 

 

『黄金の猪王』

 

レベル:120

 

物理ダメージ99%カット

魔法ダメージ90%カット

 

スキル:破壊魔法

    爆裂魔法

 

ユニークスキル:一騎当千

        万夫不当

        変幻自在

 

無効:下級魔法

 

 

 

 

ライト・サトゥー(黄金の猪王!)

 

オークの魔王で、3つのユニークスキルを所持。

 

サトゥー(レアな魔法以外にも魔法戦闘系が充実・・・普通のスキルも魔王らしく物理戦闘系を所持・・・)

 

ライト(出鱈目な防御力を持ってやがる・・・)

 

サトゥー(ダメージカットの数値からして、魔法攻撃の方が良さそうだが、『下級魔法無効』と言う嫌なスキルがある。)

 

黄金の猪王「今は復活したてで、我は全盛期よりも弱いノダ。貴様達が勝てる千載一遇の好機ナンダゾ?」

 

アイテムボックスを発動した。

 

ライト・サトゥー(アイテムボックス!)

 

そのアイテムボックスから、2本の魔剣とマントを取り出した。マントを羽織ると、鎧が装着された。魔王の身体を覆う金色の光が柳葉刀へと伸びて、柳葉刀の攻撃力がアップしていく。元々聖剣に匹敵する威力があったはずが、今は確実に聖剣デュランダルよりも上位。

 

 

 

 

『BGM:激闘』

 

黄金の猪王「さぁ、全身全霊を賭けて掛かって来るのだ!」

 

サトゥー(元よりそのつもりだ。)

 

神殺しの称号を持っているクウガとサトゥー。サトゥーが神剣を握った。魔王にはセーラの敵討ちとサトゥーの八つ当たりの対象にされた。そして。

 

サトゥー「手加減するちもりは無い!」

 

ライト「俺もお前を許さない!」

 

タスク「お前を倒して、セーラの仇を討つ!」

 

サトゥー(最初から全力で行く!出し惜しみは無しだ!魔王を一撃で確実に滅せるように魔力を注いで神剣を更に強化しよう。)

 

魔剣や聖剣は元より普通の木串でさえ例外ではない。

 

サトゥー(だから神剣もきっと・・・)

 

しかし、予想を覆す事態が。

 

サトゥー「な?!」

 

ライト・タスク「何!?」

 

全身の魔力が凄まじい勢いで吸い込まれていく。

 

サトゥー(くっ!止まれ!)

 

流星雨使用以来の急激な魔力消費に苦しんでる。

 

サトゥー(・・・何とか勢いは抑えたが、まだ吸われ続けている・・・)

 

ライト(彼奴・・・吸収スキルを持ってるのか・・・?)

 

タスク(クッ!力が・・・!)

 

サトゥーとアギトの魔力が徐々に吸収されてる。

 

黄金の猪王「身の丈に合わぬ剣に振り回されるとは、未熟な勇者ナノダ。」

 

サトゥー(何だ!?)

 

危機感知スキルが漆黒のオーラをキャッチした。

 

黄金の猪王「攻めあぐねているならば、我が手本を見せてやるノダ!!」

 

ライト「超変身!!」

 

振り下ろされる剣を、クウガがライジングタイタンソードで弾いた。

 

黄金の猪王「ヌオォ!?」

 

ライト「俺とタスクが時間を稼ぐ!サトゥーは弱点を探れ!」

 

タスク「頼む!」

 

サトゥー「すまない!」

 

ジャンプして、黄金の猪王の両目を睨む。

 

サトゥー(怪しく光る魔王の紫色の双眸・・・魔王が何かをする前に始末してやる!)

 

神剣を振り下ろそうとした時、彼の前に無数の光が出現した。それは、カリナのラカが使うような魔法の小盾が幾重に浮かんだのだ。

 

サトゥー(魔王の身体を守る魔法か!)

 

しかしその小盾を神剣が破壊した。防御力は高いが、神剣の前では何の障害にもならなかった。

 

黄金の猪王「バカな!!」

 

サトゥー(遺言を聞いてやる趣味はない!!)

 

神剣が、黄金の猪王の頭部を破壊した。

 

サトゥー「!!」

 

危機感知スキルが発動し、サトゥーが黄金の猪王から離れた。

 

サトゥー「ライト!タスク!下がれ!」

 

ライト・タスク「!!」

 

クウガとアギトも後ろへ下がった。

 

タスク「倒したのか?」

 

ライト「いや、まだ油断は出来ん!」

 

破壊された黄金の猪王の頭部が一瞬で復活した。

 

黄金の猪王「我に『万夫不当』の効果を使わせるとは・・・」

 

タスク「あの程度じゃ殺られないか・・・」

 

ライト「流石魔王だ・・・」

 

サトゥー(・・・可笑しい。魔王が離れたのに『危機感知』が止まらない。)

 

黄金の猪王「恐るべき剣ナノダ。ヤマトが使うクラウソラスとは比べ物にならんノダ。」

 

サトゥー(ひときわ強い反応は・・・)

 

ライト「ッ!サトゥー!剣が!」

 

サトゥー「え?・・・ッ!?」

 

神剣に纏ってるオーラが生き物のようにサトゥーの手に伸びようとしていた。

 

サトゥー(ヤバイ!コレはヤバイ前兆だ!)

 

タスク「ハァッ!!」

 

シャイニングカリバーで神剣を弾いた。

 

タスク「大丈夫か!?」

 

サトゥー「すまないタスク!」

 

勇者の称号を持ち、武器を聖剣に替えた。

 

サトゥー(魔王の柳葉刀には劣るが、あのまま神剣を使う方がヤバそうだ。変な状態異常を受けていないか・・・)

 

メニューを開くと、『致命の魔眼』をレジストし、『即死耐性』スキルと『兜割り』スキルを得ていた。

 

サトゥー(ライト。さっきの魔王の怪しい眼光は即死攻撃だ。)

 

ライト(マジかよ・・・何でもアリか・・・)

 

レベル差と『魔眼耐性』スキルがなかったら殺られていた可能性があった。サトゥーが『即死耐性』スキルを有効化した。

 

黄金の猪王「我も本気を出すとするノダ!」

 

紫色の輝きが、黄金の猪王の身体を二度覆った。

 

ライト・サトゥー(さっきも見た輝きだ!)

 

それは、アリサがユニークスキルを使った時と酷似している。

 

黄金の猪王「先程の黒剣はどうしたノダ。」

 

サトゥー「悪いが降板だ。ここからは聖剣で相手をさせて貰う。」

 

ライト「さっきのはほんの準備運動だ。」

 

タスク「本当の本気で行かせて貰う。」

 

黄金の猪王「成る程。使用回数に制限のある類の武器ナノダナ。」

 

サトゥー(単に余計なことをして使えなくなっただけだが・・・魔力を流して強化・・・更に聖刃で表面を保護。魔王の強化された柳葉刀相手なら、この程度は必要だろう。)

 

ライト「超変身!!」

 

ライジングペガサスフォームへ超変身し、ライジングブラストペガサスで牽制する。数弾が黄金の猪王に直撃したが、肌に接触する寸前に弾けるように消滅した。

 

サトゥー(やはり『下級魔法無効』を持つ魔王には、クウガのライジングペガサスでも傷を付けられないようだ。)

 

縮地スキルを発動し、高速で後ろに回った。フレイムフォームへ強化したアギトも回って聖剣とフレイムセイバーを振るが。

 

サトゥー(魔法の小盾群!!)

 

タスク(またか!!)

 

魔法の小盾群が2人の剣を完全に防いだ。

 

サトゥー(剣が止まった!強引に・・・!!)

 

猪王「この程度の攻撃は我に通じぬノダ!!」

 

サトゥー・タスク「ッ!!」

 

ライト「超変身!!!」

 

ライジングタイタンフォームへ超変身したクウガが、ライジングタイタンソードで猪王の剣と鍔迫り合う。

 

タスク「ライト!!」

 

ライト「重い・・・!!だが!!超変身!!」

 

すぐにドラゴンフォームへ超変身し、猪王から距離を取る。しかし猪王が周囲に黒い球体を生成した。

 

猪王「喰らうノダ!!」

 

サトゥー(魔法で迎撃を!!)

 

魔法で援護するサトゥーだが、魔法が掻き消された。

 

サトゥー(消えた!対魔法攻撃か!?物理は・・・)

 

今度は物理魔法で試みたが、これも掻き消された。

 

サトゥー(ダメか・・・ならば聖刃なら!)

 

聖刃を投げると、黒い球体に命中した。

 

サトゥー(これなら普通に聖剣で迎撃出来そうだ。)

 

ライト「お前ら避けろ!!」

 

サトゥー・タスク「!?」

 

3人が避けたと同時に、地面の岩が無数に飛んだ。

 

猪王「我が必殺の上級破壊魔法をどうやって避けたノダ!?」

 

ライト(奴はサトゥーとアリサと同じように無詠唱で魔法が使えるのか。)

 

サトゥー(流石は魔王。中々手強い。無策に反撃しても、小盾群に防がれてしまう。あれをどうにかしないと攻撃が届かない。それに距離を取ったら魔法が来る。攻撃を捌く為にも、まずは手数を増やすのが優先だ。)

 

握っている聖剣を見る。

 

サトゥー(僅かな欠けだが、無策に打ち合えば聖剣を失う事にもなりかねない。魔王への特効である聖槍や予備の聖剣を温存して、柳葉刀を捌くのは魔剣を使った方が良さそうだ。)

 

彼は魔剣バルムンクを握った。そして、聖剣に聖刃を魔剣に魔刃を生み出した。

 

サトゥー「2人共、頼みがある。」

 

アイコンタクトでクウガとアギトに合図をする。

 

ライト「分かった。超変身!」

 

マイティフォームへ超変身した。

 

タスク「ハッ!!」

 

オルタリングの両端のスイッチを押してトリニティフォームへ強化し、ストームハルバードとフレイムセイバーを握る。

 

猪王「魔刃と聖刃を同時に使うダト!?」

 

聖剣と魔剣、ストームハルバードとフレイムセイバーで猪王を切り裂く。クウガが打撃で猪王にダメージを与える。サトゥーはこの時『二刀流』スキルを得た。

 

猪王「チィッ!!」

 

更に『破壊魔法:悪魔』と、『破壊耐性』のスキルを得た。魔王が攻撃に先程の不可視の弾丸も交ぜて来た。

 

サトゥー(柳葉刃の方が『危機感知』の反応が大きいから、不可視の弾丸を避けるのが難しい。)

 

破壊耐性と二刀流のスキルを有効化。

 

サトゥー(弾丸はライトが防いでくれている。)

 

更に弾丸が体を掠める度に痒みが残る。

 

サトゥー(その内、集中力が乱れてクリーンヒットを貰いそうだ。)

 

猪王「出来損ないの勇者共よ!貴様等は何ナノダ!?相反する魔刃と聖刃を使いこなし、回避も剣術も我を超える速さと反応、そして姿を変えられる。攻撃に虚実織り交ぜる事もセヌ!しかも使う魔法は馬鹿げた威力の下級魔法!手加減をしている風でもない!まるで促進栽培されたかのようナノダ!」

 

サトゥー(分析が的確過ぎて。)

 

ライト(耳にタコだ。)

 

3人は何度も攻撃を続ける。

 

猪王「耐性も馬鹿げた程高いノダ!即死も石化も呪詛も麻痺も!我の凡ゆる魔眼が利かぬノダ!?」

 

ログで、凡ゆる魔眼をレジストしている。

 

猪王「まるで、神を相手にするかのように・・・」

 

ライト・サトゥー(神様は言い過ぎだ。)

 

ちょっとばかりレベルが高く、一通りの耐性スキルを持っているだけ。だが猪王が柳葉刀でサトゥーの魔剣を弾いた。

 

サトゥー「ッ!!」

 

ライト「サトゥー!」

 

サトゥー(目眩まし位にはなるはず!フォージ!!)

 

火炎炉を発動すると、小盾群が紙切れを燃やすように焼き払われた。

 

猪王「インフェルノか!!それが貴様の奥の手ナノカ!!」

 

ライト「奥の手ならここにもあるぞ!!!」

 

猪王「ッ!?」

 

ライト「おりゃあああああああああ!!!!」

 

マイティキックが猪王に迫るが、猪王が広範囲の魔法攻撃を発動した。

 

ライト「何!?」

 

サトゥー(魔王の広範囲魔法攻撃か・・・!!)

 

ライト「マズい!!」

 

爆裂魔法:悪魔と爆裂耐性のスキルを得た。

 

タスク「お前達、大丈夫か?」

 

ライト「何とかな・・・」

 

サトゥー「正直、今の攻撃は痛過ぎる・・・(苦痛耐性にはもっと仕事をしろと言いたい・・・)」

 

魔王に、中々攻撃が通せない。

 

ライト(サトゥー、大丈夫か?)

 

サトゥー(ああ。でも体力ゲージが殆ど減っていないのにこの痛みとは・・・柳葉刀の直撃を食らうのが怖い。自己治癒で瞬く間に怪我は治ったが・・・)

 

ライト(その裸だと格好付かないぞ。)

 

サトゥー(だな。)

 

代わりの服を着込む。そして失った魔剣バルムンクの代わりに、魔剣ノートゥングを出した。

 

サトゥー(そうだ。まだ痒みで失敗しないように・・・痒み止め(アンチ・イッチ)。)

 

痒み止めの魔法で痒みを防ぐ。

 

サトゥー「ふぅ・・・」

 

猪王「ふむ。相殺で終わったようナノダ。」

 

ライト(相殺だと?)

 

タスク(とは思えない姿をしてやがる。)

 

今の猪王の姿は、左半分が焼かれてる状態。先程のフォージの炎が小盾群を突破して魔王本体に届いたようだ。

 

サトゥー(フォージが中級魔法だからか?)

 

猪王「喰らうノダ!!」

 

いきなり猪王が突進して来た。

 

ライト・タスク「ッ!!」

 

クウガとアギトが左右に避けた。

 

サトゥー(目眩ましに!短気絶弾(ショート・スタン)!)

 

短気絶弾(ショート・スタン)で目眩ましさせ、大ジャンプした。

 

サトゥー(ッ!土煙が・・・不可視の弾丸の軌道を浮き彫りにする。)

 

土煙が不可視の弾丸の軌道を可視化させていた。魔法視スキルを獲得。

 

サトゥー(フォージ!!)

 

真後ろに回ったサトゥーが再びフォージを発動し、ノートゥングを振り下ろした。だが、小盾群がそれを防いだ。

 

サトゥー(防がれた!だが、防がれた時に何かの防御膜を砕いた感触がした。協力なようだが、そう何度も防げないだろう。攻撃が届くまで、ラッシュを掛けて全部剥いでやる。ライト。タスク。)

 

ライト(サトゥーの声が。・・・分かった。)

 

タスク(了解だ。)

 

すると猪王の腕が後ろに向いた。

 

ライト「何!?」

 

サトゥー(魔王のユニークスキル『変幻自在』の効果か!)

 

ライト「クソッ!超変身!!」

 

ドラゴンフォームへ超変身し、ドラゴンロッドで猪王の剣を防ぐ。

 

サトゥー「ッ!!」

 

危機感知スキルが何かを掴んだ。

 

サトゥー「ライト!避けろ!」

 

ライト「ッ!!」

 

背中から何かが放たれ、サトゥーに直撃した。

 

サトゥー(痛い痛い痛い!)

 

ポーカーフェイススキルを発動。何かがサトゥーに当たった。それは・・・

 

タスク「骨?」

 

サトゥー(魔王の肋骨か。)

 

それは、猪王の肋骨だった。だが油断してしまい、猪王に掴まれてしまった。

 

サトゥー「!!」

 

ライト「サトゥー!!野郎!!」

 

ライジングドラゴンフォームへ強化し、ライジングドラゴンロッドで腕を攻撃する。

 

タスク「フッ!!」

 

ストームハルバードとフレイムセイバーで猪王の腕を攻撃する。

 

タスク「効かない!」

 

ライト「怯むな!効果が効くまで攻撃を続けろ!」

 

サトゥー「・・・!!」

 

単純に考えて、高レベルのサトゥーの方が力が強いはずなのに振り払えない。魔王のユニークスキルで、何倍何十倍もの力に強化されているのだろう。

 

サトゥー(くっ・・・!苦しい・・・!剣が振れない・・・!)

 

ノートゥングをストレージに納める。

 

サトゥー(俺に残された唯一の希望・・・全力のフォージ!!)

 

ライト「ッ!タスク逃げろ!」

 

タスク「何!?」

 

クウガとアギトがその場から退避した。

 

サトゥー(我慢比べだ!!)

 

最大出力のフォージで猪王と我慢比べを始めた。

 

サトゥー(気が狂いそうな位熱い。火耐性のお陰か、俺の体は肌が赤くなるだけで火傷をせずに済んでいる。)

 

フォージが再びサトゥーの服を燃やし、猪王の腕の力が弱まった。サトゥーが急いで脱出した。

 

サトゥー(腕の感覚が少し薄い・・・何時も通り剣を使える位回復するには少し掛かるな。聖短槍!)

 

聖短槍を出して投げた。猪王の胸を貫いた。

 

猪王「グオオオオオ!!!」

 

サトゥー(まだだ!凄まじい闘志だが・・・これで止めだ!!閃光斬撃!!)

 

閃光斬撃が猪王に直撃し、爆発した。

 

サトゥー「!」

 

その隙に体力回復薬を飲む。そして魔力充填実験に使っていた聖剣エクスカリバーから、魔力を回収して全回復し、別の服に着替えた。

 

サトゥー(これで()()戦いの準備が完了だ。)

 

そう。さっき神剣で倒した時も復活した。復活が1回で打ち止めなんて楽観は禁物。すると猪王の死骸から金色の光が溢れ出た。これが、第3ラウンドの始まりだった。無傷の猪王が現れた。

 

タスク「懲りない奴だ。」

 

ライト「倒し甲斐無いおっちゃんだな。」

 

柳葉刀が2本共何処かに行ったのがせめてもの救い。サトゥーが先程しようした聖短槍は残り2本。猪王が何度復活出来るか判らない以上無闇に使えない。

 

猪王「我に二度も『万夫不当』の効果を使わせたのは『狗頭』以来なのだ。」

 

タスク「狗頭?」

 

ライト・サトゥー(って誰だ?)

 

サトゥー(何処かで聞いた気もするが、俺達の知らない奴の話なら他所でやってくれ。)

 

魔法視スキル有効化。

 

猪王「勇者ヤマトは我の『万夫不当』を打ち破る為に、天竜共を引き連れて襲って来た。名無しの勇者共よ。貴様らは天竜の『光の吐息』も無しに我を倒しきれるノカ?」

 

サトゥー(名前が空欄だから『名無し』か。これからは勇者ナナシと名乗るか。)

 

ライト「生憎だが、天竜は風邪を引いて安静にしてる。」

 

サトゥーのストレージの墓地フォルダに居る。サトゥーは天竜の分まで戦う。

 

猪王「!!」

 

突然猪王が魔法を発動した。

 

サトゥー(破壊魔法か!?)

 

ライト「超変身!!」

 

ペガサスフォームへ超変身し、ブラストペガサスで破壊魔法を相殺した。

 

ライト「危ねえ危ねえ。」

 

猪王「馬鹿ナ!」

 

 

 

 

『BGM:戦士』

 

サトゥー「おまけの本職の勇者は、帝都で巨乳美女とバカンス中だ。(本当にバカンス中だったら1発殴ろう。)」

 

両手に聖剣と魔剣を握った。

 

猪王「本職の勇者だと?貴様らは何ナノダ?」

 

サトゥー「俺達はパートタイムだよ。本来は観光好きな旅行者さ。」

 

ライト「んで俺は、クウガの力を受け継いだ世界中を旅する旅人だ。」

 

タスク「俺はアギトの力を受け継いだただの魔法剣士だ。」

 

そんな会話をしていると、肋骨槍に刺されたサトゥーの傷が消えた。

 

サトゥー(これ以上の時間は相手に回復されるだけだな。)

 

ライト「そろそろ本気で行くか。」

 

一旦変身を解除し、アルティメットアークルを出現させた。

 

ライト「変身!!」

 

究極の力を持つ者。仮面ライダークウガ・アルティメットフォームへ変身した。

 

タスク「ッ!」

 

脳裏にアギトの新たな姿が浮かんだ。

 

タスク「そうか。」

 

オルタリングの左右のボタンを押すと、ドラゴンズネイルが出現しバーニングフォームへ強化した。

 

タスク「アギトの新しい姿か。」

 

猪王が魔力を集めて放った。

 

ライト「フッ!」

 

超自然発火能力で相殺した。猪王が口から光線を放射するが。

 

タスク「ハァッ!!」

 

シャイニングカリバー・シングルモードを振り回して防いだ。

 

ライト「サトゥー!行け!」

 

大ジャンプしたサトゥーが、聖矢を上空から射抜いた。

 

サトゥー(復活中の隙に撃破数を重ねて・・・!)

 

だが猪王が再び復活を遂げる。

 

サトゥー(復活時に無敵とか・・・ゲームか!こうなったら、魔王の残機が尽きるまで付き合ってやる。土壁(ウォール)!)

 

土壁(ウォール)を発動した。

 

猪王「まさか二度も聖なる武器を使い捨てするトハ・・・」

 

ライト・サトゥー「ッ!!」

 

ライジングペガサスボウガンと聖矢のダブル射撃。

 

タスク「ハァッ!!」

 

更に接近したアギトのシャイニングカリバーで猪王の体を斬り裂いた。

 

猪王「馬鹿ナ・・・禁忌の技をこうも容易く・・・!」

 

ライト(奴の話す内容に興味は1ミリも湧かない。)

 

サトゥー(そう。今は奴の残機を減らす事に専念する。)

 

大5ラウンドでも聖矢の三連射で片付いた。

 

サトゥー(だが聖矢はこれで終わりだ。)

 

猪王「神授の聖剣を塵芥のごとク・・・」

 

サトゥー(聖短槍!心臓と頭を同時に破壊!)

 

2本の聖短槍を猪王の頭部と心臓に投げたが、猪王には効かなかった。

 

サトゥー(変わらず復活。効果なしか。)

 

聖剣エクスカリバーを握った。

 

ライト(ならこっからは体がバラバラになるよう微塵切りしてから美味しくこんがり焼いてやる。)

 

ライジングタイタンソードを生成して握った。

 

猪王「何処からそれ程の数の聖なる武器を・・・」

 

サトゥー(自作だよ!)

 

ライト(クウガの力だ!)

 

サトゥー(フォージ!閃光斬撃!)

 

この2つの魔法を同時に発動した。

 

ライト(これで奴を!)

 

ライジングタイタンソードを振り下ろそうとしたが、猪王が抵抗して腕を振り下ろす。

 

ライト「チッ!」

 

後ろへ退避した。

 

ライト「無茶な攻撃をしやがる。」

 

もう1本のライジングタイタンソードを生成して二刀流にし、サトゥーが魔剣ノートゥンスを出した。

 

タスク「ッ!」

 

上空に微かな太陽の光が差し込み、バーニングフォームの装甲が剥がれ、最強形態シャイニングフォームへ強化した。

 

タスク「凄い力だ・・・!」

 

シャイニングカリバーが双剣のツインモードに変形した。

 

猪王「ドウシタ勇者共!富士見のこの体を倒す算段が付かぬノカ?」

 

すると猪王が、剥がれた皮膚から出てる肋骨を引き抜いた。

 

猪王「我の黒炎骨刀を味わわせてくれるノダ!さぁ、死の舞いを踊ろうゾ!」

 

肋骨が剣に変わった。

 

ライト「彼奴、自分の肋骨を・・・」

 

黒炎骨刀をアギトに振り下ろす。

 

タスク「脆い!ハァッ!!」

 

シャイニングカリバーで黒炎骨刀を砕いた。

 

猪王「貴様らは何者ナノダ?竜さえ焼き尽くす破滅の黒炎を浴びて何故傷付かぬ!?」

 

サトゥー(レベルが高いからかな?いや、破壊耐性スキルがMAXだからかも知れない。それに傷は負っている。ただ回復速度が速いだけだ。自己治癒の回復にも魔法を使うから、なるべく怪我をしないように気を付けないといけない。痛いからね。)

 

ライト「そこだ!!」

 

ライジングタイタンソードを振り下ろして、黒炎骨刀を砕いた。

 

猪王「傷付かぬのなら、傷付くまで攻めるノダ!!」

 

破壊する度に際限なく取り出される黒炎骨刀のせいで、聖剣と魔剣の痛みが激しくなる。

 

サトゥー「フォージ!!」

 

フォージで牽制した。

 

サトゥー(聖剣ガラディーン!聖愴ロンギヌス!さっきまでよりも三割り増しで強い組み合わせだ!これで削り切ってやる!)

 

ライト「フッ!」

 

両足に封印エネルギーを集める。

 

タスク「ハッ!」

 

正面にアギトの紋章を浮かび上がらせる。

 

ライト「フッ!」

 

タスク「トォ!」

 

クウガがジャンプし、アギトが紋章を潜る。サトゥーは2つの聖なる武器を握って猛ダッシュする。

 

ライト「おりゃあああああああ!!」

 

タスク「タアアァァァァァァァ!!」

 

サトゥー「行くぞ魔王!!」

 

猪王「来るがいいノダ!!名無しの勇者共ヨ!!」

 

4つの攻撃が激突し、周囲に衝撃波が走った。

 

 

 

 

〜ツヅク〜




         キャスト

       ライト:山崎大輝

      サトゥー:堀江瞬

       タスク:小林裕介

       セーラ:前川涼子

     黄金の猪王:小山剛志

DEATH MARCH71「幸運」
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