俺の彼女が幽霊になった!   作:IV/イヴ

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学園祭ムードで学校が盛り上がる中、室長である東山薫(とうやまかおる)に仕事を押し付けられた伊武島龍夜(いぶしまりょうや)
なくなく自分の役割を受け入れ雨音天水(あまおとそらみ)と共に学園祭に向けて練習するが


第16話 学園祭盛り上がってます!

「キャー」

「びっくりした」

「お疲れ様です」

「ギャー出口どこ」

 

ちょっとまてなんか違う声入ってないか?まあいいや。

今日は学園祭当日俺のクラスではお化け屋敷をやることになったのだが。

とても大盛況である。

 

「ねー暑いんですけど」

 

「我慢しなさいな」

 

現在絶賛営業中のお化け屋敷。みんなそれぞれの仕事を全うしおどかし怖がらせているが…

俺は本来の仕事とは違うことをしていた。

それは案内人から普通のお化け役への変更だ。

と言っても入り口で入ってきた人の誘導という仕事は変わらないが。

 

「そのライトを持ってゆっくりとお進み下さい」

 

ひたすらこれを言うだけだった。

思いのほか人が集まり廊下は行列、予想外の事態にライトの数が足りず回すので精一杯になり今のような状況だ。

 

(あの長ったらしい説明文は一体なんだったんだ…)

 

そして俺はもう一つの問題に直面していた。

それは今つけているマスクと教室の温度だ。

 

「なあ天水そろそろとってもいいか?」

 

「だーめ、その方が雰囲気出でおどかしがいいあるからとっちゃだーめよー」

 

「へいへい」

 

昔AからZに矢印が出てる通販サイトで買ったザバゲ用のガスマスクを天水が見つけてきて持ってきたのだ。

当時中二病を患っていた時に買ったマスク。

どこで見つけたか問いただしてみると『別に〜』と言われた。

何かを隠すような返事の仕方が気になったが今はそれどころではない。

家でまた聞こう。

 

「わあ暗い〜雰囲気あるね」

 

「はいストップ」

 

「わぁビックリした!」

 

「そのライトを持ってゆっくりとお進み下さい」

 

同じセリフを繰り返した後は執事のように手で誘導する。

ある程度行ったらカーテンに隠れるこれの繰り返しだ。

 

それから昼が過ぎ終了時刻までずっとお化け役に専念する俺であった。

 

………

 

グゥ〜

 

「お腹…空いた」

 

そんなつぶやきをこぼすりょうくんとの帰り道

さぞ疲れたのであろうりょうくんは文句を言いつつも歩いていた。

ただ今日一日で相当疲れたのであろう足取りは遅かった。

それもそれはずクラスの発表中以外は学校のボランティアスタッフで学校の手伝いや片付けなどをしていたからだ。

 

「それにしても本当についてないぜ」

 

「弁当のこと?」

 

「それもあるけど、まさか飲食系の出店はほとんどが売り切れ。あっても行列とは…」

 

「私が弁当を忘れていることに気づいて持って行ってあげれば…」

 

「あー気にするな。全部俺がタイミング逃したり忘れてったせいだ」

 

りょうくんは朝早くからボランティアスタッフで出ていたうえ急いでいたのでお弁当を忘れたらしい。

私はご飯とか食べなくてもいいからお弁当とかを持って行かずあげることもできなかった。

 

「帰ったら風呂入ってすぐ飯だな」

 

「じゃあ私背中流す、、、」

 

「やめてくれ。それに恥ずかしいなら言うな」

 

「そうだよね幽霊とお風呂なんて入りたくないよね」

 

「そう言う事じゃあなくて俺も男子だ。いくら幽霊でも女の子入るわけにはそれに…」

 

「分かってる。ちょっとからかっただけ」

 

「おい…」

 

そうだ。

 

「りょうくん、お疲れ様」

 

「おう、そっちもな」

 

なんとなく笑いかけて言ってみると照れ臭そうに笑って返してくれた。

疲れ切っている中でもいじられた後でも相手のことを考えて行動する。

だから私はこの人が好きなんだ。




こんちは〜イヴです。投稿時間的にはこんばんはかもしれませんが。
いや〜最近疲れがたまって眠くて仕方ありません。
ですが頑張って小説は書き続けていくので今後も読んでいただけると嬉しいです!
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