透は、フタバシティの電波世界にいた。
その時、スバルは家で何の変哲もない生活を送っていて、そこから英雄(ヒーロー)の面影を見つけることは困難だった。
「ここが、目的の場所か」
「そうだ。そして、赤い屋根の家があいつの住処だ。」
「でっ、これからどうしようか。住む家を決めないと。」
「それなら問題ない。すぐ隣のビルの住民ということになっている。これからはそこで暮らせばいい。前の住処とはバスで繋がっているらしいからそこら辺は心配する必要はない。」
「とはいってもまだ実感は湧かないな。」
そして住処となったアパートへ向かっていった。
部屋へ入ると調度品は全て揃っていて、まるでずっと住んでいたかのような雰囲気がしていた。
「これは…」
(ドンッ、ドンッ)
戸が叩く音がした。誰かと思い応答すると、白金ルナが立っていた。
「遅かったわね。びっくりしただろうけど、家具はこっちで用意させてもらったわ。普通の家具だけど、質は安心していいわ。あ、代金だけどあなたが稼げるようになったら月々で請求するから覚悟しなさい。」
ルナは、少し怒り口調で説明し始めた。
「あの、訳がわからないんですけど」
「それはコッチの台詞よ。急にあなたから速達が届いて『僕の面倒を見てほしい』なんて。あなたとはこれまで会ったことがないし、住所なんて以ての外よ。後でしっかりと説明してもらいますからね。」
透がほとんどできないまま聞いていると、フォルテが脳に話し掛けてきた。
(こちらで勝手に送らせてもらった。同じ建物に弱者を見捨てられない金持ちの娘がいたから利用させてもらった。)
「そんな勝手なこと…」
「なんか言った?!」
「いえ、なにも」
「とりあえず、これからはここで居候していいから。
いい、居候だからって、他言無用よ。家の株が下がったら困るんだから。」
「はあ。」
「それじゃ、お休み。」
「お休みなさい。」
「あと、私のことはルナでいいから。」
「はあ」
そう言って、ドアを少し力をいれて閉めて行った。
「説明してもらいたいのだが、」
「いいだろう。」
「彼女は白金ルナ。さっき行ったとおり、金持ちの1人息子だ。彼女のパートナーウィザードはモードというらしい。これからは彼女に世話になるから機嫌を損ねないように気をつけておけ。」
「年下に世話になるのはプライドが許し兼ねるのだが…。まあ、今回は目をつぶるか。それにしても今、何もどうすれば」
「そんなことは簡単だ。作戦を練ればいい。ロックマンこと星河スバルを倒す方法を」
やっと更新出来ました。案はあってもそれも具体化するのはなかなか難しいです。
亀更新なので、ご了承 下さい。