フォルテ・ダーク   作:コンガル

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タイトル通り会話が多いですが、気にしないでください。
久々の投稿となりましたが、これからも よろしくお願いします。


会話と作戦

翌日、透は学校の準備をしていた。今まで通ってきた高校に別れを告げるために。

準備を整えて、サガキタウンへと向かう。コダマタウンからサガキタウンへは、バスで40分程掛かる。今の時間は6時50分。学校の開校は7時。朝のHRは、8時半。部活の朝練は早くて野球部の7時40分なので、十分に早い時間である。これには訳がある。透は荻野一、乾法嗣(いぬい ほうし)、川原弘也と7時半に集合し会話するのが日課なのだ。

勿論、三人は透の友達である。

バスから降り学校に着いたのは7時50分。すでに野球部の活気溢れる掛け声が内外に響き渡っていた。

「遅かったな。」

萩野が声をかける。

「すまない。寝坊した。」

「寝坊。珍しいな、今まで寝坊して遅刻したことないだろ。」

少し怪しまれながら用具を仕舞う。

「怪しい。もしや深夜まで」

「なにもしてない。」

「そっ。ま、無理はするなよ。死なれたら困るんでな。」

「それより。大事な話がある。」

途端に空気が静まる。

「親の野暮用で明日引っ越す。」

「急な話だな。前から話はあったんだろ、何で今まで黙ってたんだ。」

「そのときまで普通に過ごしたかった。」

「どこに行くんだ」

「それは言えない」

「ますます怪しい」

「別に怪しんでくれて構わない。」

「そ、ならいい。」

そして、いつもの会話へと戻っていった。

 

数分後

 

最初のチャイムが鳴る。

ほとんどの部活はこれを目安にして、朝練を打ち切る。

帰宅部の生徒も集まりだす。

そんな時、

「おい。」「なんだ。」

フォルテが話しかけ透が小さく応える。

「しっかり計画は立ててあるんだよな。」

「大丈夫だ。邪魔さえなければ成功する。」

「もし失敗すればこれからの作戦に支障をきたす。失敗はするな」

「心配するな。やるときはやる。」

「わかった。」

 

担任が入室し朝礼が始まる。それは何気ない平日を迎える合図のはずだった。

 

(そして、時が経ち)

 

朝の授業を終え、昼放課に突入した。

4人はいつものように誰か一人の周りに集まり、昼食をとる。

「そういえばさ、透」「なんだ。」

「明日の朝引っ越すなら見送っていいか。」

「断る。」

「別にいいだろ。今日は朝からヤケに冷たくないか。

やっぱ、昨日なんかあっただろ。絶対おかしいって。」

「何度も言うが、疑いたいなら疑ってもらって構わない。」

「そういう態度が気にくわないんだって。」

「ご馳走様。んじゃ、帰るわ。まだ支度せにゃならんから。」

「お、おい。」

そう言って、足早に去った。

「なんか変だなあ。」

「ま、そういう年頃だろう。」

「お前は何様のつもりだよ。」

 

萩野は腑に落ちずに黙々と口に運んだ。

 




変な言葉遣いと思われたかもしれませんが。
私の癖か方言(三河弁)による訛りなので、気にしないでください。
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