今日3月4日は、花丸ちゃんの誕生日なんだよね。なんかしてあげたいなって思ってると、
ピンポーン
誰だろ?と思い、ドアを開けてみる。
「はーい」
ルビィ「あ、あの?竜也くんの家であってますか…ってピギィ!!」
いや、ルビィちゃん驚きすぎ。可愛いから許してあげるか…
ルビィ「…うゅ……ごめんなさい。びっくりしちゃって…」
「いやいや、大丈夫だから。それよりどうしたの?」
ルビィ「実は…」
善子「待たせたわね、リトルデーモン!」
ルビィ「善子ちゃん、まだルビィ話終わってないんだけど…」
善子「そうなの?ごめん…」
二人の話ではこうだ。今日は花丸ちゃんの誕生日だから一年生でなんとかしてあげたい。みんなは忙しいだろうし。一年生組でなにかしてあげたいみたいなのだ。ただ、いい案が浮かばなくて、僕のとこに転がり込んできたという訳だ。うーん、どうしようか…
そうだ!
「よし、出かけよう!花丸ちゃんも誘って」
ルビィ「えっ!」
善子「それじゃ、ずら丸を驚かせないじゃない!」
「二人は花丸ちゃんに喜んでもらいたいんでしょ?ちょうどケーキバイキングの件があるから行っておいで」
そう。こないだ果南ちゃんと曜と買い物行った際に福引であてたのだ。
善子「いいの?」
ルビィ「でも…」
「いいんだよ。一年生3人で楽しんでおいで」
それが、花丸ちゃんのためになるから。
そう言って家を出て、近くの公園まで歩いたとこで……
「じゃあ、気をつけていくんだよ!」
すると善子ちゃんが…
善子「はぁ?あなたも行くのよ?」
「…えっ!なんで?」
善子「なんでって、なんかあったら嫌だからじゃない!」
ルビィ「そういうのルビィ、怖いから付いてきてくれる?」
「………分かった。」
ルビィ「ありがとう!」ニコッ
やばいわ。ルビィちゃんマジ天使。女神様だわ…
ルビィ「じゃあ、早速花丸ちゃんに連絡してくる!!」
そう言って、ルビィちゃんははしゃいで少し席を外した。
そこで、
「ねぇ、善子ちゃん?」
善子「なによ?というか私はヨハネよ!」
「善子ちゃんと花丸ちゃんは幼馴染なんでしょ?」
善子「そうよ」
「どんな子だったの?」
善子「そうね…今のままかしら、あれを小さくした感じ。でも私にとっては唯一の友だったわ。花丸がいなければ私、今頃…」
「そっか……」
善子「今日ね、花丸に対して手紙書いてきたの。後で渡すつもりよ。恥ずかしいから読まないけどね」
「なるほどね。幼馴染か……」
善子「あんただって、曜や千歌、果南と幼馴染でしょ?」
「まぁね〜。やっぱり幼馴染っていいな〜って思ってさ。」
善子「なによそれ」
「さぁ?」
善子・僕「ははは!!」
このあと、二人が笑いあってると、「花丸ちゃん来るって!」って笑顔満載で走ってくるルビィちゃんの姿を見て、やはりエンジェルだと実感するのであるw
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花丸「待ったずらか?お待たせずら〜」ハァハァ
ルビィ「大丈夫だよ!花丸ちゃん!」
善子「ずら丸遅いわよ!」
「それじゃ行こうか!」
花丸「楽しみずら!!まる、こういうの行ったことなくて…」
花丸ちゃんの目がキラキラしてる。誘って正解だったと思う。
しばらくして、ホテルに到着した。
花丸「なんか凄いとこに来たずら……」
ルビィ「うゅ…………」
善子「……だだだだた大丈夫よ」
「さぁ行こうか。」
一年生「待ってよ!」
花丸「未来ずら〜✨✨」
ルビィ「すごいね…」
善子「凄いわ。」
「さぁ、バイキングだから好きなものを好きなだけとって食べてね。まぁ時間は限られてるけど(^^;」
花丸「ばいきんぐってなんずら?」
ルビィ「自分の食べたいものを自由にとって食べることだよ。」
善子「まさに漆黒の闇……」
花丸「凄いずら!では行くずら!」
善子「最後まで言わせなさいよ!」
ルビィ・僕「ははは…」
そうして僕らはケーキをある程度とって席についたのだが…
「えっと、花丸さん?」
花丸「なんずら?」ニコニコ
「それ全部食べるの?」
花丸「そうずら!いただきまーす♪」
善子「相変わらずね。ずら丸は」
ルビィ「花丸ちゃん、めちゃくちゃ食べるので…」
花丸ちゃんがめちゃくちゃ食べるのは知ってた。でもまさか、皿が山盛りでそれを3皿分一気に食べてしまうんだから、凄いと感心せざるを得なかった。
ルビィ「美味しかったね!」
花丸「うん!ありがとうね!二人とも。もちろん竜也くんも!」
善子「ふっ!当たり前じゃない!」
「どういたしまして。」
善子「でもね。ずら丸?」
花丸「なんずら?」
善子「まだ終わりじゃないの?私たちはまだあなたにあの言葉を言ってない」
ルビィ「そうだよ。花丸ちゃん!」
花丸「????」
「善子……」僕は小声で善子ちゃんを呼んだ。
善子「なによ」
「家に来なよ。時間が時間だし。大丈夫、3人での形にするから。」
善子「竜……」
こうして僕達は、僕の家に来た。ここで、何気なくリビングに3人だけ残しては僕は飲み物を買いに自販機にむかった。
【一年生side】
善子「ずら丸…」
ルビィ「花丸ちゃん…」
花丸「??」
善子・ルビィ「お誕生日おめでとう!!」
花丸「!!!」
花丸「……善子ちゃん、ルビィちゃん……ありがとう!」
ルビィ「はい!花丸ちゃんにはお花とハンカチあげる!ルビィ、頑張って縫ったんだよ。下手だけど…(^^;」
花丸「そんなことはないよ!ルビィちゃんありがとうね!」ウルウル
ルビィ「ルビィね、花丸ちゃんがいなかったら学校楽しく送れなかったと思うんだ。スクールアイドルやりたいって気持ちを後押ししてくれたのも…だから、これからもよろしくね!」
花丸「もちろんだよ!」
善子「…私は、ルビィみたいに器用じゃないから…なんも用意してないの。ずら丸…ごめんね…」
花丸「…善子ちゃん……」
善子「だからね。手紙書いてきたの。ずら丸ぜひ家に帰ったら読んでほしい。ほんとにずら丸がいてくれたから、私はここまでこれだと思う。ずら丸……いや、花丸、こんな…こんな津島善子のそばにいてくれてありがとう。そして、お誕生日おめでとう。これからもよろしくね」ポロポロ
花丸「…善子ちゃん…ありがとう。もう泣き虫ずら!」ポロポロ
ルビィ「……うんうん…」ポロポロ
善子「なんで、ルビィまで泣いてるのよ?」ポロポロ
ルビィ「わかんないよ」ポロポロ
花丸「ねぇ二人とも…」
善子・ルビィ「うん?」
花丸「まるの方こそ、いつも二人から勇気貰ってるんだよ。今日はほんとにありがとう。二人と親友でよかった!」ギュッ
~竜の部屋
「成功したみたいだね」
「ありがとな、曜、果南ちゃん」
曜「がってんであります!」
果南「可愛い弟の頼みだからね〜」
この企画で一年生の仲はまた縮まった気がする。今日は国木田花丸ちゃんの誕生日。その輝く笑顔がまた1年間見れますように……
~国木田花丸生誕祭2018~花丸ちゃんありがとう 了
かけました。読んでくださった方ありがとうございます!
今日は花丸ちゃん生誕祭ですね!無邪気なあの姿はいつも癒されますよね!ほんとにおめでとうございます!
上手く書けたか分からないけど、一年生登場させて花丸ちゃんありがとうを詰め込みました!
ほんとに花丸ちゃんおめでとう!!
前回までに伝えきれず、新たにお気に入りして下さった、緋ヶ奇 導師さん、ざわnobleさんありがとうございます!
それではまた次回もよろしくお願いします!