どうぞ!
【前回のあらすじ】
果南がいる淡島が、ワーム達の拠点と化しつつあることを受け無念ながら脱出した果南と鞠莉。果南は船上で必ず帰ると誓を立てたのだった。その頃、竜也の家に曜は上がり込んでいた際に、鞠莉から連絡が入り、曜ママに手伝って貰いながら内浦の港へ向かうのであった。
「申し訳ございません。急に車出してもらって…」
曜ママ「いいのよ、別に。構わないわ。これからも頼ってちょうだい。そして曜のこともよろしくね!」
曜「ママ〜、余計なこと言わないでよ!」
曜ママ「ふふふ…(^^;」
仲の良い親子だな〜って改めて感じる。曜、お母さんを大事にしなきゃダメだよ。と心でつぶやく。まぁ、曜なら心配ないか
曜「竜、気にしないで!///」
「…うん?何のこと?」
曜「なんでもない!///」
こんなに照れてあたふたしてる曜を見るのは久々かも。結構可愛いんだよな〜
そんなこと考えてたら無意識のうちに曜の頬をツンツンしていた。
曜「……竜、恥ずかしいからやめてくれないかな…/////」
「あっ!ごめんね。」
すっと手を引っ込めた。曜のママはそれを見ながら、「あらあら〜」とかにこやかに言っていた。
その後はお互いに話すことはなく、車が動いていた。
〇〇〇
~【かなまり視点】
鞠莉「果南、着いたわよ。陸に」
果南「うん。」
鞠莉「ほら泣かないの。必ず帰ると誓ったんでしょ。普段は頼れるお姉ちゃんなのにね…」
果南「…うるさい!」ヒクッ
鞠莉「全く。ああ来たわよ!」
果南「…ふぇ…?」
~【かなまり視点 了】
〇〇〇
曜ママ「あれ?手を振ってるの鞠莉ちゃんじゃないかしら?」
「えっ?」
曜のお母さんは鞠莉さんを発見したらしく、僕も後ろから目を凝らしてみると、そこには確かに鞠莉さんらしい姿が見える。ってことは横で心細そうに縮こまってるのが、果南ちゃんか…。
「ほんとですね。鞠莉さんがいます。そして横にいるのが、果南ちゃんです。」
曜「えっ?どれどれ?」
曜!近い!そして痛い!だって、体乗り出してくるから、僕は追いやられる形になってしまっているためである。
曜「…あっ!ほんとだおーい!!」
曜が大きな声で叫ぶとそれに気づいたみたいで、向こうも返してくる。
こうして僕達は、内浦の海岸に着いた。
果南「…曜!竜也!」
曜「果南ちゃん!どうしたの?」
果南「怖かった…怖いよ…」
曜「果南ちゃん…」
鞠莉「果南は少し休んだ方がいいわ。千歌っちの家とも思ったけど、彼女の家は旅館だし…曜は家族ぐらしだし…」チラチラ
「はぁ…じゃあ僕の家ってこと?」
鞠莉「そうね♡」
「まぁ、二人くらいなら…」
曜「鞠莉ちゃんは私の家に来ることになってるよ。色々相談したいし。」
ってことは、果南ちゃんとふたり?
鞠莉「お願い。竜。今の果南を救うにはあなたの力が必要なの。」
「わかりました。とりあえず移動しましょう。」
「鞠莉さん、もしかして今回の件、魔化魍とか絡みですか…?」
鞠莉「………!!」
「そうですか…わかりました。ありがとうございます…」
こうして僕達は、再び曜ママの運転する車に戻った。
これから家に着くまでの車内は無言で流れた…
〇〇〇〇
「ありがとうございました。」
曜ママ「いいのよ。またいつでも言ってね。」
曜「果南ちゃんをよろしくね!」
鞠莉「何かあったらいうのよ?隣なんだから。」
「わかりました。ありがとうございます。ほら果南ちゃん行くよ…」
果南「………………」
その時の果南姉ちゃんの姿は、今までに見たことのないくらい弱々しかった…。
ガチャッ
「ただいま」
果南「……………」
「果南姉ちゃん…?大丈夫?」
果南「………」
やばい…これはかなり重症かもしれない…
「……とりあえず、夕飯の支度するから、待っててくれるか?」
果南「……イヤ………」
「……姉ちゃん…………」
こんな姿は見たことが無かった。どうしたものか…と考えていたら…
果南「…………竜也………?」
と今にも消えそうな声で果南姉ちゃんは僕を呼んだ。
「なに…?」
すると、振り向き際に果南姉ちゃんは僕の胸に飛び込んできた…
果南「怖いよ…悲しいよ。竜也…私の大好きな場所が…大切な場所が…変な化け物によって…壊されちゃったよ……」
「親御さんたちは…?」
果南「たまたま出張でいなかったからよかったけど… 」
「そっか………」
果南「…………プルプル…」
「……姉ちゃん!!ギュッ」
果南「……竜也……」
「……果南姉ちゃんは、頼れるお姉ちゃんであることは間違いないよ。でもたまには頼ってね?姉ちゃんだって人なんだから、不安なことはたくさんあると思う。今回は化け物襲われるかもっていう恐怖と、何もできなかったっていうやるせなさが生んだものだと思う。だからこそ頼って欲しい。僕は姉ちゃんの弟だよ?必ず助けるからさ!」
果南「…竜也、ありがとう。……しばらくこのままで居させて…」
「…うん。もちろん。」
果南姉ちゃんは、それからしばらくして、僕を抱きしめながら寝てしまった。安心したのだろうか。その寝顔は穏やかな表情だった。
僕は果南姉ちゃんをベッドに寝かすと、夕飯の支度をし始めながら考えた。
(やっぱり、異変は起きているのか)
(姉ちゃんを含め、曜や千歌、みんなを守らないと。その為に僕は戻ってきたのだから。)
夕飯を作り終え、果南姉ちゃんの寝顔を見ると、その決意は再び大きくなるのであった。
「姉ちゃん。ご飯出来たよ。」
果南「うん。ありがとう。ギュッ」ハグッ チュッ
「わっ……/////」
果南「お礼だよ♪ありがとう。これからもよろしくね(^^; さぁ、食べよ!」
「うん!」
頬にキスをされ驚いたが、少し復活したようでよかった。この笑顔を守ると改めて誓った。
〇〇〇〇〇
千歌「ランニング行ってきます〜」
志満「千歌ちゃん、気をつけてね〜」
千歌「うん!」
千歌(久々の朝のランニング気持ちいいなー、今度果南ちゃんとも走りたい。)
??「な、なんですの!?人の妹を返しなさい。」
??「ピギィ!お姉ちゃん、助けてよ…ゎーん」
千歌「ダイヤちゃんにルビィちゃん!大丈夫.じゃなさそう」
ルビィ「助けて…」
ダイヤ「ルビィ!!」
千歌「ルビィちゃん!!」
童子「生贄を頂きます。」
??「そうはさせないよ。」
千歌「……!!曜ちゃん!」
鞠莉「私もいるわよ!」
ダイヤ「鞠莉さん!」
曜「…はぁ…」パパッン
童子「うっ……」
その表紙にルビィちゃんが放り出された。
ダイヤ「ルビィ!しっかりするのです。ルビィ!」
鞠莉「大丈夫だよ。気を失ってるだけ」
曜「千歌ちゃん、ルビィちゃんとダイヤちゃん連れて旅館に戻っておいてくれる。後で理由は話すから」
千歌「分かった」
曜「ありがとう!」ニコッ
こうして千歌はダイヤとルビィを連れて旅館に戻った。
鞠莉「曜、いいのね。」
曜「うん。」
カメンライド
曜「変身!」
ディエンド
千歌「曜ちゃんが…なにがどうなってるの?……」
八之巻~今後の行方 了
書けました。お読み下さりありがとうございます。
主人公より先に曜ちゃん変身しちゃいました…笑
次回からも頑張って書いていきます。
また、新たに黒澤姉妹登場しました。(ルビィちゃんごめんね…
これからも頑張りますので、よろしくお願いします!
PS.いずっぱこのスタンプラリー、やっぱり最高ですね!
ラッピング電車も見れてほんとによかったです!