消えた蛙は魔法の世界で…   作:五月雨☆。.:*・゜

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タイトルは、テキトーに付けたそうですよー。

では、本編にどうぞー。ミーの活躍あるかなー?

Byフラン
どろん!! |ω・) |・) |) ※パッ


ミーは、スクアーロ作戦隊長の過去を思い出しましたー。

*

 

 

 

ウェンディ達が連れ去られて重々しい表情でこれからのことについて皆で頭を悩ませていると…

 

 

「─────皆、無事だったか…!」

 

 

「ジュラ様!」

 

 

所々にまだ新しい傷をつくった蛇姫の鱗のジュラが安堵の息を吐きながら近付いてきた。

 

 

「フランくんがいなかったら危なかったよ…」

 

 

「そうか…助かった、フラン殿」

 

 

「いえいえー。でも疲れましたー。」

 

 

笑みを浮かべ、少し頭を下げるジュラをフランはいつもの毒舌で言葉を返した。

 

 

「ジュラさんも無事でよかった…」

 

 

「…いや、危ういところだった。今は一夜殿の痛み止めのパルファムで一時的に抑えられているが…」

 

 

「六魔将軍め、我々が到着した途端に逃げ出すとは…さては恐れをなしたな!」

 

 

「アンタもボロボロじゃねぇか!」

 

 

フランとジュラ同様、全身怪我だらけの一夜。

だが、痛み止めのパルファムの効力で痛みを緩和しているようだ。

 

 

一夜は桃色の液体の入った試験管のコルクを外し、皆にも痛み止めのパルファムを使った。

良い香りが鼻を掠めたと同時に、痛みが引いていく。

 

 

「少し匂いキツいですよー。使わない方がいいんじゃないですかー?」

 

 

「フランくん、一夜さんが落ち込んでるからその辺にしといて…」

 

 

「ぐ、うぅ…」

 

 

呻き声がした方にフランが目を向けると、苦痛に顔を歪ませ、腕を押さえつけた妖精女王の姿が目に入った。

その腕は毒々しい色に変色してしまっている。

 

 

「(あの蛇の毒ですね…ミーは大丈夫ですけど普通の人はああなりますよねー。)」

 

 

「っ…一夜様…!!」

 

 

「うむ!マイハニーのために…痛み止めのパルファム増強!」

 

 

一夜がエルザの受けた毒を浄化しようとパルファムの量を増やすが、何故か効果が見られない。

本来ならば、痛み止めのパルファムは毒を簡単に浄化してしまう筈なのだが…。

 

 

「効いてませんねー。このままじゃマズいですよー。」

 

 

「っぐ…ルーシィ…すまん。ベルトを借りる…!」

 

 

「え!!」

 

 

そう言ってルーシィの腰からベルトを抜き取るエルザ。

そのベルトをエルザは毒が体に回らないようきつく縛り付ける。

 

 

「何するのよ、エルザ?」

 

 

「すまん…このままで闘えんのでな…」

 

 

「(大胆過ぎじゃなんですか?腕を切り落とすって…スクアーロ隊長と同じですけどー。けどFAIRYTAILの皆さんは反対でしょうねー。)」

 

 

 

エルザの意図を理解したフラン。

その剣へと防具を外したエルザが腕を向ける。

 

 

 

「斬り落とせ!!」

 

 

「「!!」」

 

 

「っ…馬鹿なこと言ってんじゃねぇよ!」

 

 

グレイがカッとエルザに食い掛かる。

 

 

それもその筈。

毒が全身に回る前にエルザは自分の腕を斬り落とせと言うのだ。

 

 

エルザは懇願するように目を閉じる。

治癒魔法が使える者がいない今、毒からエルザを救うには腕を斬り落とす他ない。

 

 

「(ウェンディがいないので治癒魔法使えないんですよねー。ミーは晴れの炎を持って無いですしー。滅竜魔法は使えないですしー。)」

 

 

「っ…頼、む…誰か…!」

 

 

「────…わかった。俺がやろう」

 

 

制止の声を無視し、誰も取ろうとしなかった剣をリオンがゆっくりと引き抜いた。

そしてその切っ先をエルザへと向ける。

 

 

「リオンやめろ!!」

 

「や、れ…!」

 

「よせ!」

 

 

リオンの前にグレイが立ちはだかり、エルザを庇う。

 

 

「リオン…本当にやる気なの?」

 

 

「今俺たちはこの女を失うわけにはいかん」

 

 

「けど!!」

 

 

「もう!!どれだけ甘いんですの、妖精さんは!!このままではエルザさんは死んでしまうんですのよ?」

 

 

「リオンさん、やっちゃって下さいー!」

 

 

全員、フランを見る。

 

 

「フランくん!でも!!」

 

 

ルーシィはフランの言葉を否定しそうだった。

 

 

「腕を切り落としたら人生終了なんですかー?」

 

 

「え!?」

 

 

全員が驚く。

 

 

「ミーの故郷には魔道士は余りにも居なくて半分は武器を持たない人達。もう半分は武器を手に取り戦う人達がいます。その中にミーの大切な人は左手が無いんですよー。その人は少年時代に剣の道を目指してましたー。剣を持ついろんな人に戦いを挑み遂に100人の人間を倒しましたー。」

 

 

「そして14歳の時ある組織のボスであった剣帝と名乗る人からにスカウトされたんですよー。ミーの大切な人はある組織の入隊条件に剣帝に決闘を申し込みましたー。

2人は休まずに二日間の死闘を繰り広げ、ついにミーの大切な人は剣帝を倒しある組織のボス候補となりましたー。」

 

 

「しかし、ミーの大切な人は左手を持たないの剣帝の剣を理解する為に左手をなくしてその後は義手をはめて今も生きていますー。2代目剣帝として…。 ミーの話はここまでですよー。あとは皆さんで相談して下さいー。早くしないと毒回りますよー。」

 

 

フランの言う通り、このまま毒が全身に回ればエルザの命はない。

FAIRYTAILの者だけでなく、トライメンズも腕を斬り落とすことを止めようとするが、エルザの意思を尊重しようとするジュラによって阻まれる。

 

 

「やるんだ…早、く…!」

 

 

エルザは再びギュッと目を瞑り、リオンを急かす。

 

 

「…行くぞ!」

 

 

リオンのその手からは赤い血がボタボタと伝い落ちていた。

 

 

「貴様はこの女の命より腕の方が大事か!?」

 

 

「…悪いな。全部大事なんだ…」

 

 

「…何?」

 

 

「短絡的に考えるな。何か方法があるはずだ。」

 

 

その時、フランはシャルルにアイコンタクトをした。

シャルルはフランの意図が分かったのか頷いた。

 

 

 

 

 

 




(。・ω・)ノ゙ コンチャ♪
お久しぶりです。
間が空いてしまいましたが更新しました。
これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m


ps,
妖怪ウォッチぷにぷにやっている方、お友達になって下さいm(*_ _)m。お願いしますm(*_ _)m。本当によろしくお願いしますm(*_ _)m。

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