ただ、休暇で暇だっただけですw
もうこの小説を投稿し始めて2年近くになるんですね。いつ完結するのやら・・・(なお、まだまだしない模様
そんな訳で四十四話
感想、アドバイス、ミスの指摘、などなどよろしくお願いします
では、どうぞ
神崎が友軍らしき存在に気付いたのは、残党のネウロイに向け攻撃を開始する直前だった。
「なんだ・・・?」
『どうするよ?爆撃、中止しとくか?』
無意識の内にしていた周辺警戒で見つけた機影群。神崎は急降下に入る直前に気付いたのだが、島岡は急降下に入った後だった。
(タイミングが悪い・・・)
神崎は心の中で舌打ちしつつ、言った。
「一時中止するが、いつでも再開できるように同高度待機。俺は上から援護する」
『ん。了解』
通信を終えると神崎は島岡の直上に位置取りしつつ、接近する機影群を注視していた。
既に視認できるまで距離は縮まっている。スオムス軍特有の空色の軍服を纏う8人の航空
4人が爆装しており、体と同程度の大きさを持つ爆弾を持っているのが確認できた。
『なあ。増援の予定なんてあったか?そんなの一言も聞いてねぇぞ?』
島岡の不審がる声に、神崎は確認を取るべくアウロラへと通信を入れた。
「航空支援を開始する・・・が、大尉、今回の作戦に増援の予定は?」
『ない。何があった?』
アウロラのいぶかしむ声を聞き、神崎も警戒を強くした。彼女が判断しやすいようにと、神崎は情報を伝えようとする。
「こちらに急速に接近する機影を複数発見した。見たところ、友軍のようだが・・・何か変だ」
『なんだと?・・・・ザザザザ・・・』
が、通信の途中でノイズが発生し、別の通信が割り込んできた。
『手こずっているようですね。お手伝いしましょう』
「誰だ・・・?・・・ッ!?」
いきなりの通信に疑問符を浮かべる神埼だが、それも一瞬で吹っ飛んだ。
接近してきた航空
「シン!回避しろ!!・・・クッ!?」
『はあ!?クソッ』
いくら戦闘行為に近いとはいえ攻撃を受けていない以上、おいそれとこちらは攻撃できない。この状況を脱する為にも、まず逃げの一手。
そう考えての神崎の行動だったが、急降下した時に目撃した光景に思考が止まりかけた。
爆装した4人の航空
「な・・・!?」
『味方に爆撃しやがった!?』
島岡の驚きの声がインカムから響き、その声のお陰か神崎は思考をすぐに取り戻した。急降下から体勢を立て直し爆撃された地点へと向かう。地上部隊の安否を確認するためだ。
が、その行動を阻害するかのように、先程異常接近してきた2人の航空
もはや神崎も対抗せざるを得なくなった。
「一体何のつもりだ・・・!?」
『ふざけんじゃねぇぞ!?』
しかし、ここで突如通信が入った。
『何のつもりだといわれましても・・・。私達は地上部隊を援護しただけですが?』
2人の怒りを逆撫でするかのような、いやに穏やかな声が通信から届く。それと同時に1人の航空
「コリン・カリラ。スオムス空軍大尉。ヴィープリから援軍に参りました」
空中で優雅にお辞儀をするコリン・カリラ。
階級のこともあり、神崎は寸での所で理性を保つことが出来た。上官である彼女の挨拶に答えるべく、急停止して滞空する。島岡は神崎を中心にして大きく旋回し始めた。
「扶桑皇国海軍スオムス派遣分隊、神崎玄太郎少尉」
眼つきが少々厳しくなったのは仕方のないことだろう。神崎の憮然な返答にカリラは大して気分を害した様子もなく、何が可笑しいのかクスリと笑った。
「何を怒っているのです?」
「何を・・・だと?」
彼女の言葉に、神崎は自分の耳を疑った。味方を爆撃しておいて何を・・・と折角保った理性が崩れそうになるが、苦労して抑え言葉を紡ぐ。
「何故あのようなことを?」
「重ねて言いますが、私達は地上部隊を援護する為に爆撃しただけですよ」
『味方に爆撃してんじゃねぇかよ!!』
インカムを通して島岡の怒気を孕んだ声が伝わるが、そのお陰か神崎はなんとか理性を保つことができた。
彼女はヴィープリから来たと言った。
鷹守の情報によればヴィープリは共生派ということだ。
つまり今回の爆撃は故意的なものの可能性が高い。
呼吸を意図的にゆっくりにして気持ちを落ち着かせ、カリラを見る。
「自分にはネウロイにではなくユーティライネン大尉率いる陸戦
「重ねて言いますが、私達は援護しただけです」
事も無げに言ってのけたカリラに神崎はすぐには返事をしなかった。
代わりに、MG34を持つ手に力を込める。
「・・・地上部隊の安否を確認したのですが、電波状態が悪く通信ができません。直接確認するので通して頂きたい」
「それは結構ですが・・・あなた方にそんな余裕がありますか?」
『ゲン!他の
「私達が何者なのか・・・分かるでしょう?」
共生派というのは明らか。
神崎はもはや殺気を隠さなかった。
だが、カリラは自身の優位を自覚しているのか余裕そうな笑顔を崩さない。
「だから・・・地上部隊に爆撃を?」
「地上部隊の別働隊も制圧済みです。あなた達は非常に目障りなので。そう、非常に・・・ね」
カリラが笑みをそのままに目を細める。スゥと細くなった瞳には冷たい光が燈り、氷のように冷たい殺気が神崎の胸に突き刺さった。周りをカリラの部下が包囲しても、殺気に貫かれた神崎は容易に動けなかった。
『ゲン!逃げろ!!』
「太陽はここで堕ちてもらいましょう」
島岡の叫び、カリラが微笑んでKP/-31の銃口を神崎に向ける。更に湧き上がる
『この程度で私達を殺すことができると思われるなんて。舐められたものです。ムカついた』
パァン・・・!!
1発の銃声が響き、空に滞空する人影が1つ大きく揺らいだ。
「クッ・・・!?」
地上からの襲い掛かった銃弾にKP/-31を弾き飛ばされたカリラが。
指揮官が銃撃を受けたことにより周りを包囲していた航空
「シッ・・・!」
一瞬の内に集めた魔法力での炎を、その場で旋回しながら全方位に撒き散らす。威力は無いに等しいが、牽制には十分過ぎた。炎に晒されて包囲が乱れた隙を突き、急降下した神崎が見たのは・・・。
『間に合いましたね。よかったです』
膝立ちで
『え、シーナ、この距離から当てたの?銃だけを?』
『いつものことだろう?接近したら私は弾幕張る』
対戦車ライフルの20PsTKiv/39を持って困惑するリタとM2重機関銃を腰だめに構えるマルユト。そして・・・、
『隊長ぉ・・・すっごく焦げてますよ?』
『焦げていない。煤がついているだけだ。そんなことより酒が欲しいんだが、持ってないか?』
『持ってるわけないじゃないですかぁ』
体中を煤で真っ黒にしたアウロラ、シェルパそして彼女達に付き従っていた4人の陸戦
「まさか・・・。爆弾は直撃したはずなのに!?」
『爆弾程度でくたばるとでも?まぁ・・・そんなことはどうでもいいな』
驚愕の表情を浮かべるカリラにアウロラは獰猛で、そして憤怒の笑みを持って答えた。カリラに向いているはずなのに、ある程度離れた位置に居る神崎にも彼女の怒りがヒシヒシと感じられた。
アウロラはスコップの切先をカリラに向け、言い放った。
『さぁ・・・落とし前をつけてもらおうか』
4発の爆弾が投下されたと気付いた時には体が既に動いていた。
自身の魔法力を最大限に発揮し、空中で様々な力の影響を受ける落下中の爆弾の未来位置を「視る」。
後は引き金を引くだけだった。
発砲
装填
発砲
装填
発砲
装填
発砲
装填
4連射によって放たれた弾丸は、寸分違わず爆弾を貫き、陸戦
休む間も無く、今度は自分自身が狙われる。
接近してくる機影を確認した時には既に爆弾が投下されており、3発の爆弾が自身に向かってきていた。
銃に残っている弾丸は1発。ここで
「ん、大丈夫」
「視る」ことさえできれば・・・ね
パァン・・・・!
最後の1発は「視えた」弾道を通り、1つの爆弾を貫通した。そして・・・
ドォン、ドォォン、ドォォォン!!!
破壊した爆弾の爆発で残り2つを巻き込み、一気に3つの爆弾を破壊した。
そこまでして、ようやくシーナは緊張の糸を少しだけ緩ませ、フゥ・・・と一息吐くのだった。
『と、いう訳です。伊達に第一次ネウロイ侵攻を生き抜いたわけではないですよ』
「流石・・・と言えばいいのか?」
いまだカリラたち共生派と睨み合っている状況下であるにも関わらず、シーナの離れ業に素で呆れてしまった神崎。マルセイユ然りどうも自分の周りには人外じみた技を持つ者が多いようだと軽く眩暈を覚えた。
『さて、カリラ大尉。攻撃してきてもいいんだぞ?』
『随分と余裕ですね、ユーティライネン大尉。地面に這い蹲ったあなた方が私達に敵うとでも?』
『羽虫ごときが吠えてもな。もはや哀れみしか感じられん』
お互いに睨み合い、挑発し合う、アウロラとカリラ。両者の言葉に呼応して部下もいつでも動ける体勢を取っている。
「ネウロイ共生派」と「
既に、水面下ではあるとはいえ、神崎達は襲撃を受けている。しかも、アウロラ達はつい今先程爆撃を受けた。アウロラ達が反撃する理由としては十分だ。
だが、容易に戦闘を仕掛けられない理由もあった。
まず第一にスオムス軍内での立場。
陸軍は空軍よりも立場が弱い。カリラ達が共生派であるということを隠されてしまえば、いまだ正式に発足していない「
第二に、戦力差。
アウロラはここで戦闘し勝てるかどうかは五分五分だと考えていた。今ここに引き連れている陸戦
ただし、それは十分な対空兵器を装備していた場合の話だ。
今回の主兵装は全員がライフルやカノン砲といった陸戦ネウロイを対象にしたものだ。対空防御用に弾幕を張ることなどは困難、飛行中の敵に直撃させようものなら全員がシーナ並みの射撃センスや魔眼を持つしかない。
それほど、飛行する相手と戦うのは困難なことなのだ。しかも損害が出るのが前提としての話だ。
その分、神崎と島岡の存在は有り難かった。2人のお陰でカリラ達は対地対空の二正面作戦を展開せざるを得ず、相手取る戦力は分散される。片方は戦闘機だが、2人ともエースと言って差し支えない腕前の持ち主だ。スオムス空軍の航空
これらのことを鑑みて、勝敗は五分五分。
だが、五分五分で戦闘をしかけ、損害を出した上で勝利したとしても後の流れでは反逆者扱い。ましてや負けてしまったとなれば即反逆者。軍法会議で銃殺刑が妥当だろう。
はたしてここで戦闘を仕掛けるべきか・・・?
地と空で睨み合いの中、アウロラが出した結論は・・・。
『よし、逃げるぞ』
アウロラは味方にだけ伝わる周波数で簡潔に言った。
『えぇ!?逃げるんですかぁ!?』
『ああ。逃げる。ここで戦っても無駄でしかない。全員スモークはあるか?シーナ、何人か無力化頼む。マルユトと他に短機関銃を持っているものは弾幕を張れ。神崎達は足止めしつつ撤退。私の合図で行動開始だ』
アウロラはシェルパの情けない声を切って捨てると、カリラから視線を逸らさずにテキパキと指示を出していく。
カリラ達に気取られることがないように各々がゆっくりと自身の武器に手を伸ばす。アウロラの命令が下れば一気に動き出せる体勢が整った時、事態は急変した。
『馬鹿らしいですね。撤退しましょう』
カリラは不愉快そうに鼻を鳴らすと、スッと右手を上げた。それに合わせてカリラの部下達は一斉に緊張を解き、上昇し始めた。
『どうした?逃げるのか?』
『ええ。今、あなた方の相手をしても意味がありませんので。当初の目的は達成しましたし』
続いてカリラは神崎を見た。傍から見れば笑いかけたように見える。しかし、神崎には強烈な殺気がぶつけられていた。
『またお会いしましょう、太陽さん』
『よかった・・・のですか?』
「ええ。問題ありません」
帰還途中、部下からの通信にカリラは落ち着いて答えた。この判断に納得できていない者もいるだろうが、カリラ自身この判断が間違っているとは思っていない。
あそこで戦った場合、勝算は十分にあった。だが、損害も大きくなっただろう。
そうとなれば、それは今後の行動に多大な影響を与えてしまう。すでに先の奇襲で少なくない損害を出した影響が出始めているのだ。戦力は限りがあり、そして貴重なのだ。
『・・・分かりました』
「では帰還します。まだまだ準備するべき事柄が沢山あるので」
『・・・はい』
部下との通信を終えたカリラは人知れず、ふぅと溜息を吐いた。歴戦の猛者達、特にアウロラとの睨み合いは神経を大きく削らされた。今後、あのような相手と戦わなければならないと考えると、大きく気が滅入った。
もっとも、遅れを取るつもりは毛頭ないが。
だが、彼女達以上に相手にしなければならない者達がいる。
アフリカの太陽、神崎玄太郎
ゼロファイター、島岡信介
アフリカでの同志達の活動が阻害され、壊滅に追い込まれたのは彼らの存在が大きい。アフリカで散った同志達の仇を取る為にも、自分達の目的を達成する為にも確実に抹殺しなければならない。そう絶対に。
冷たい殺意を胸にカリラは静かに、しかにし確固たる決意を胸にしまった。
ラドガ湖の防衛陣地に帰還した神崎と島岡は、外套を引っかけてすぐに鷹守の所へ詰め掛けた。鷹守は休憩中だったらしく格納庫の隅っこのベンチでコーヒーを飲んでいた。
「え?何?何?どうしたの?」
「どうしたもこうしたもねぇよ!」
「ヴィープリの共生派が作戦を妨害してきた。地上部隊へ爆撃までして」
いきなり詰めかけられコーヒーを零しそうになる鷹守だが、2人の言葉を聞き首を捻った。
「あれ?この段階で仕掛けてきたの?共生派も焦っているのかな?」
「どういうことだよ?」
島岡が尋ねると鷹守は飲んでいたコーヒーをベンチに置き、腕を組んだ。
「調査で分かってきたんだけど、あいつらも割りと状況が芳しくないらしくてね」
「・・・と、言うと?」
「まず、この前僕達の所に奇襲に来たでしょ?あれってスオムス軍内の共生派の中でも独断専行だったらしくてね。しかも返り討ちにしちゃったからね。干されているみたいだよ」
まぁ僕達にとっては嬉しい限りだけどね~、と鷹守はアッハッハと笑いコーヒーを飲み干した。島岡はへぇ~と今一理解していないようだったが、神崎は難しい表情を浮かべた。
「今回の妨害は・・・ヴィープリの連中が共生派内での立場を回復させようと?」
「う~ん、多分ね。ま、スオムス陸軍がこっち側についてくれて、スオムス空軍内も揺らいでくれたらありがたいんだけど。そうすれば、もっとこっちはやりやすくなるし」
そこで鷹守は自分の腕時計を見て、立ち上がった。
「さて、君たちの機体を整備しなきゃね。君達は休んでいていいよ。あ、神崎君は休む前にユーティライネン大尉とデブリーフィングよろしくね」
「了解」
鷹守が整備のために離れていくと神崎は大きく伸びをして首を回し、格納庫の出口へと足を向けた。航空機の為先に帰還していたが、もうそろそろ地上部隊も帰還してくる頃だろう。
「ユーティライネン大尉の所に行くのか?」
「ああ」
「んじゃ、俺は零戦の整備を見とく。初めての氷点下だったし、エンジンの調子がどうも変だ」
「分かった」
島岡と別れ、神崎は格納庫の外へと出た。ストライカーユニットを装着していれば魔法力のお陰で寒さは全く問題なかったが、今は突き刺すような冷気が随分と堪えた。ブルッと身を震わせると、気持ち足を速めてアウロラの所へと向かった。
神崎はラドガ湖の指揮所へ到着したが、そこにはアウロラは居なかった。指揮所の入り口に立つ歩哨に尋ねるとまだ帰ってきていないということ。
そこで、神崎はまだ彼女達の安否をしっかりと確認していなかったことを思い出し、第6中隊の格納庫に直接出向くことに決めた。
指揮所から格納庫までは大して時間はかからない。雪が散らつき始めた風の中を小走りに進めば、すぐに半塹壕化された格納庫が見えてきた。開け放たれたゲートを潜ると整備兵達は居たが、陸戦ユニットを収めるケージの殆どは空だった。
神崎は近くに居た整備兵を捕まえて話しかけた。
「ユーティライネン大尉達はまだか?」
「あ、はい。まだ到着してないですね。一応、もうそろそろ帰還するという連絡は受けているのですが・・・」
「・・・分かった。仕事の邪魔をしてすまなかった」
整備兵が自分の仕事に戻ると神崎はただの待ちぼうけになってしまった。格納庫内を散策してもいいが、友軍とはいえ殆ど部外者みたいな者がウロチョロしても邪魔になるだけだろう。
どうしたものか・・・と神崎が思考を巡らせていると、
「お?神崎か?」
「少尉?何か用事が?」
「カンザキ少尉、お疲れぇ!!いやぁ、今回の戦闘は凄かったねぇ!色んな意味で!!」
「ご、ご無事で何よりです・・・」
「あの状況下で大した怪我を負わないとは流石だな」
ザワザワガチャガチャキャイキャイと騒がしさがやって来た。神崎が後ろを振り向くと、そこには神崎達と共に今の今まで戦っていたアウロラ以下9人の陸戦
皆、体中泥だらけで顔も煤だらけ。
疲労感が漂っていたが、どこか清々しさがあった。
「少尉?何かあったんですか?」
神崎が彼女達を見たままで黙っていると、シーナが近づいてきた。彼女も泥だらけで煤だらけだったが、他の者達とは違うことが1つ。
顔に付いている煤の量が尋常じゃないのだ。顔中真っ黒で目と口からチラリ見える歯が異様に白かった。
それもそのはず、シーナは自分の直上に落下してくる爆弾を
「な、なんですか?私に何か変なところが?」
「そうだな。まぁ、間違いではないが・・・」
「え・・・!?何が変なんですか!?」
目に見えて慌て始めたシーナに神崎はそれとなくハンカチを渡すとアウロラの方を向いた。
「大尉、今回の作戦のデブリーフィングをお願いします」
「あぁ、面倒臭いがしょうがないか。分かった。30分後に指揮所だ」
「お願いします」
「酒も用意しておいてくれよ?」
「・・・何か言いましたか?」
「酒のじゅ・・・」
「では、30分後に」
アウロラの言葉を切って捨て、神崎は敬礼をして格納庫の出口へと足を向けた。その間にもシェルパやリタ、マルユトと会話を交わす。
「なんかカンザキ少尉も隊長の扱いに慣れてきたみたいだね!」
「・・・そうか?」
「そうそう!ね、リタ?」
「そうだね。私は・・・あんな感じでは出来ないけど・・・」
「隊長を御してくれる人が増えるのはいいことだ。そこの所も期待しているぞ、少尉」
「・・・頑張ります、中尉」
会話を終え、神崎が格納庫から出ると若干落ち込んでいるアウロラを先頭に陸戦ストライカーユニットを収めるべく各々のケージへと向かっていく。
「どこが変なのって教えてくれないんですか・・・!?少尉・・・!?」
シーナだけが渡されたハンカチの意味に気付かず、いつもの眉を八の字にした表情で立ち尽くしていた。
コミケ行きたかった。
ウィッチーズ関係のグッズも色々あったみたいで・・・冬こそは必ず!
あと、502のアニメ情報早く!