『原初の魔神』 リリカルマジカル頑張ってみる   作:ドリーム

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いやあ、昭和にマジンガーZ見直しながら書いてるんですが、やっぱジェットスクランダー出る前にミサイルで飛んだシーンは感動的でしたね。そこからの勝利BGMももうマジ最高です。最終回も不謹慎ですがボロボロのマジンガーZもカッコいいなぁ…
以上布教作業終わり

真マジンガーZero売ってないぞオラァ!!!?(愚痴)



マジンガー!そこにある幸せを救う!!

 

(後悔するなよ…魔神を敵に回した事をぉぉッッッ!!!アイアンッ…カッタァァァァァァァァァァァァァッッッッ!!!!)

 

ロケットパンチに付属する同じく超合金Zでできた巨大な刃。アイアンカッター。

発射されると同時に、向かってくるいくつもの自動人形たちを切り裂き、破壊していくッ!!

 

 

———平和がある限り…悪もまた存在する。

わかりきっていた事だ。この力を使わなくていいという場面が存在するわけないという事を。

そして同時に自身の事も理解していた。自分自身がマジンガーZである限り、どんなに小さな助けを求める声も見捨てない。

 

 

 

たとえ…誰であっても

 

 

 

 

ー《Z》ー

 

 

 

 

〜数時間前〜

 

この海鳴市に魔神が降り立ってから数年が経過した。

町人はすっかりマジンガーZがいる生活に慣れてしまっていた。

ちょっと前までは市長や住人にマスコミの取材、海外からのマジンガー目的の観光でいっぱいだったのに、世界はすっかりそんな事を過去のことにし、いつもと変わらぬ生活を送り続けていた。

 

といっても当の本ロボットが実際、ふつうに車や人に混じって町を歩いているのだから、それはもう異質である。

 

「こんにちはロボットさん!」

「おはようロボットくん。今日もピッカピカだねぇ…」

「お!ちょうどいいとこに来た!ちょっとこのトラックうまく車庫に入んねえだ。ちょっと手伝ってくれ!」

「おーい!ロボット!また学校終わったら乗せてくれよ!!」

「あ!ずるーい!私も!!」

 

(平和だな…素晴らしい)

 

そんな人々の営みの暖かさに、今日もマジンガーは人助け兼散歩に繰り出す。

 

…元の持ち主が見たら苦笑いしそうだなと思ったのは内緒である。

 

 

 

 

 

ー《Z》ー

 

 

 

 

 

夕日が沈もうとする時間。学生が帰宅しようとしたり、社会人が後もう一踏ん張り!と頑張ってるだろう時間だ。

そんな時、マジンガーZは海岸の砂浜でゴミをチマチマ拾っていた。人がやるなら微笑ましいとか、なんというかそんな光景が広がっているだろうが…

 

(…うん。空き缶だらけだな…猫缶…猫缶?なぜここに猫缶が…)

 

スーパーロボットがやるとあら不思議。凄まじくシュールな絵図が出来上がり、これはもし海へ散歩に来ていた人々がいたら苦笑いを浮かべてしまうだろう。

 

(すっかり綺麗になった。ここにいたら錆びてしまいそうだ。早く戻ろう)

 

そのまま道路まで駆け出し、車の心配がないことを確認する。もし車がマジンガーに衝突でもしてしまったら、マジンガーじゃなくて逆に車の方が大破してしまう。

そしてマジンガーには一切傷がないという…

それでは車の運転手があまりにも不憫だ。

 

(左右問題なし。よし、このまま町を一周するとしよう)

この時のマジンガーはこの判断が、二人の少女の安否を揺らすもだとは…

 

まだ、知らなかった。

 

 

 

 

ー《Z》ー

 

 

 

夜も寒くなるこの時間帯。マジンガーは町を一周し、満足したので最近の定位置に戻ろうとしようとしたその時。

 

「ちょ!はな…」

「アリサちゃッむーー!!?」

 

曲がり角を曲がろうとした瞬間、そんな声が聞こえてくる。

そちらに顔を向けると、男が数人で二人の少女を羽交い締めにし、車で連れさってしまった。

 

すぐさま、追いかけようとするが、ここでマジンガーの頭に一つの考えが浮かぶ。

 

(もしこのまま追いかけたら車を誤って破壊してしまうかもしれない…あんな狭い空間で事故でも起こったらあの子達が間違いなく死ぬ。それに人質として取られるならもっと広くて被害の出ないとこがいい…よし、追跡しよう)

 

作戦を変更し、マジンガーZは車が進んでいった道とは違う方の道を走る。

こんな目立つ見た目をしているのでせめて見えないとこを走るしかない。

 

(こんな時…空でも飛べたらなぁ…)

 

なんて愚痴を吐きつつ、突き進んでいく。車はやがて人の少ない道に入り、そのまま山の中へ消えていった。

マジンガーもすぐさま山に入る。光子力ライトを消し、できる限り物音を立てずに…

やがて、木々が晴れ、一つの廃墟が見えてくる。

 

(ここか…)

 

そして目を凝らすと、廃墟の中へ眠った二人の少女が運びかれていった。

これで動ける。そう確信しようとするが、

 

(…なんだこの感覚…人じゃない…)

 

何かあの廃墟の中には、どこかマジンガーZと似たようなものがいる…そんな感覚が彼の脳内に響く。

 

(用心した方が良さそうだ…)

 

裏手に回り、廃墟の壁の隙間から中を覗く。

 

そこには…

 

 

 

 

ー《Z》ー

 

 

 

 

廃墟の中には、黒いスーツを着た男たちでびっしりだった。

男たちの眼光はどこか虚ろで、見るものを不気味と思わせるには十分の絵図らである。

しかし…更に不気味なのが、その奥にいるメイド服を着た少女たちである。

 

「…」

「…」

「…」

「…」

 

こちらは、まだ黒服の男たちの方が人間と思われるほどの冷たい鉄のような雰囲気を醸し出していた。

 

「…ん…」

「…」

 

その時、連れ去られ、身動きを封じられていた少女の一人が目を覚ました。

周りの状況を確かめ、先程まで自分に何があったのか思う出すには、少女、アリサ・バニングスには十分だった。

 

「す、すずか。すずか!起きて!!」

「ん…アリサ…ちゃん…?アリサちゃん!」

「よかった…起きて…」

 

肩を揺らされ、もう一人の少女、月村すずかも目を覚まし、こちらも先程まで自分に何が起きたのかをしっかりと思い出す。

 

そう、彼女らは像に言う、“誘拐”されたのだ。

 

「あ、アリサちゃん…」

「大丈夫よすずか。塾の迎えに鮫島を呼んでたし、私たちがいないことに気づいて絶対探し出してくれるわ!」

 

「———へぇ…自分がどんな状況にあるのか分かってるくせに…そんなに希望を持てるんだ?いいねぇ…若さだなぁ」

 

そこに、心から鳥肌が立つような、気味の悪い声が彼女らの方に響く。

それと同時にメイド服を着た少女たちはその人物の後ろに着き、頭を下げ始め、黒服たちは一斉にそちらに体を向ける。

まるで訓練された軍隊のようだ。

 

「あ、あなたは…」

「だ、誰よ!すずか!あんた知ってるの?」

 

すずかは震えた口で、その答えを言う。

 

「お、伯父様…」

「はあ!?あんたすずかの家の人!?」

 

男は、すずかに言われると、そのまま二人に元へ近づき、すごそこまで移動する。

 

「そう…本来であれば僕こそが月村家の現・当主だった。名前は月村…月村…」

 

男は人懐っこい笑みを浮かべながら自己紹介へ入ろうとするが…

次の瞬間、

 

 

「ナンダッケ?」

 

まるで色々大事なものを抜け落としていったかのような表情を浮かべ、虚ろな瞳でアリサにグッと顔を近づけた。

 

「ヒッ!?」

「おいおい…そんな怖がらないでくれよぉ…なあすずかぁ?」

「…嘘です…だって…だって伯父様は…もう…」

 

 

「死ンダハズッテ言ウノカイ?」

 

「———…!!!」

 

伯父様…そう呼ばれた男は顔の表情をコロコロ変えながら、ついにはケタケタと笑い始める。

 

その行動は間違いなく狂人的であり、不快感を漂わせている…

アリサとすずかの二人は自身に迫る悪寒に体を震わせ、二人で詰め寄る。

 

それを見て愉快だったのか、どうかはわからないが、男は更に不気味な笑みを浮かべながら二人に話しかける。

 

「まあああああったくずずかは俺たちがどれだけ()()()()()なのか分かってないなぁァァァァァァ?あ?くくく…」

「…ッ!!?やめて伯父様!!()()()()()()()

「す、すずか!?どうしたの?」

 

偉大な種族。

その言葉を聞いた瞬間、すずかは一瞬アリサへ顔を向け、大声で何かを男に懇願する。

男はそんなの御構い無しに、首を傾げながらアリサへ顔を向け語り出す。

 

「あれ?あれれ?あれれれれれれ!!?もしかして?まさかまさかの!?教えてなかったのかい?す〜ず〜かァァ〜?」

「お願い伯父様!!それだけは!それ…だぇは…」

「ちょ!ちょっと!あんた!何言ってんのよ!?」

「知らないならしょうがない…教えてあげるよ…俺らの正体を…」

 

ニタニタと笑顔を貼り付けて、顔を再びガバッとアリスに近づける男。

アリサはゴクリとそれがただ事ではない。親友の何か大切なことだと直感で知る。

 

「イヤァァァァッッッッッッ!!!!!!」

 

「いいかい?アリサくん…僕たちは月村の人間は…」

 

 

 

 

 

 

 

「人の血を糧として生きる…『吸血鬼』なのさぁ…」

 

 

 

 

 

ー《Z》ー

 

 

 

 

「『吸…血鬼』?」

「そう!夜の一族とも言われる!人類以上の存在として君臨する偉大なる少数種族さ!!」

「あ…ああ…そん…な…」

 

すずかは心の底から絶望した。自身の大切でやまない親友に、決して知られたくない事実を知られてしまった。

人間と人外が仲良くして貰えるわけがない。

離れてく…親友が、アリサが自分から離れていく…

それは吸血鬼、夜の一族として生まれた優しい少女、月村すずかの心の嘆きだった。

 

————しかし…

 

「ふ、フーン…それで?」

「…君…話聞いてたかい?僕らは吸血鬼。君らの上に立つ存在で、もっとも恐るべk「それでって言ったのよ」なんだと?」

 

アリサはキッと男を睨みつけながらすずかのそばにぎゅっと近く。

 

「だいたい吸血鬼ってだけで何よ。最近じゃあこの街にはヒーローのロボットがいるのよ?吸血鬼の一族がいたって不思議じゃないわよ!!」

 

その目に嘘はなく、手はしっかりすずかの腕を握って離さない。

 

「それに私は誇らしいわ!!私には!優しくて!いつも私のそばに居てくれる!!そんないい吸血鬼なんてカッコいい血が流れてる友達がいるってことが…っねッッッ!!」

 

アリサはそう言いながら足元の石を蹴り上げ男の胸元に叩きつける。

全く痛くはなさそうだが、男の白いスーツに土のシミがクッキリついた。

 

「あ…アリサちゃん…!!」

「ちょっと!何ウジウジしてんのよ!!当たり前のことを私は言っただけよッ!!」

 

すずかは涙をためた目でアリサを見つめ、アリサは照れ臭そうにそっぽを向く。

 

 

 

「…………は」

 

そんな中、男は

 

「————は…ははは…ははああはははあはは!クハハヒヒヒヒッヒャヒャヒャッッヒャキャハハハハッハハハハハハハッッッッッッッ!!!!!!!!!!」

 

 

「「!!?」」

 

「嬉しいなぁ…嬉しいなぁ…すずかにこんないい親友がいたなんてなぁ…俺は感激だよ…」

 

 

 

 

 

 

 

「でもぉ…悲しい…俺は悲しいなぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここで君らは死ぬンダカラ」

 

その狂った瞳は、二人の命を捕らえていた。

 

 

 

 

ー《Z》ー

 

 

 

 

 

黒服たちは手に持つ銃を一斉に二人、正確に言えばアリサに向けて居た。

無論指示を出したにはあの男。

 

「や、やめておじさま!!アリサちゃんは…」

「すずか…君には(君のお姉さん)に当主を降りてもらう材料になるからまだ生かしといてあげるよ…でも、()()()幸せなんて味わって…許せない。許せない…ユルセナイネェ?」

 

男の目は、しっかりアリサを捉えて居た。

まるで、何か大切なものを見るような目で。

妬むような瞳で。

 

「ダカラ壊ソウ。君ノ幸セ(アリサ)ヲ。君ノ(日常)ヲ。君モコッチヘ来ヨウヨ。スズカモ俺ト同ジコッチ側ナンダカラ」

「おじ…さま…やめて…お願い…私はどうしてもいいから…アリサちゃんだけは…」

「……うう…すず…か…」

 

銃口は依然とアリサへ向けられている。

男の瞳は狂いに狂った。もはやアリサもすずかも何も写していない。

 

(ただ…その幸せが欲しい…)

 

「アア!ダカラ殺スノサッ!!」

 

(欲しい)

 

「欲シイッ!!」

 

(ずるい)

 

「ズルイッ!!」

 

(僕にも…)

 

「俺にもッッ!!」

 

 

男は手をあげる。

間違いない。射撃の合図だ。

 

「殺セ!(くれ)」

(欲しい「殺セ!」)

 

「だれか…だれか…」

 

すずかの頰に涙が流れ、

 

「お願い…私の親友を…」

 

アリサはすずかを突き飛ばす!!

 

「!!?アリサちゃッ」

 

「ごめんね。気づいてあげられなくて…」

 

 

流れた涙は重力に従い…

 

 

「殺セェェェェェェェェェェェェェェェッッッッッッッッ!!!!!!!」

 

地面にピチャリと落ちたその時…

 

 

 

 

 

ベキッ…

 

 

バキバキバキバキバキバキッ!!!!!!

 

ガガガガガガガガガガガッッッッ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

(マジィィィィィンッッゴオオオオオオォォォォォォォォォォォォォッッッッッ!!!!)

 

巨大魔神見参!!!!!

 

 

 

 

ー《魔神出現》ー

 

「…!!!!!噂ノロボットカ…殺レ!イレイィィィィィィンッッッ!!!」

 

男の掛け声と共に黒服たちの一斉掃射、それを掻い潜り、ありえない速度でマジンガーZに接近する少女。

 

———しかし、

 

魔神は質量をものともせず、後ろの二人の少女を守るため、その巨大な体で前に出る!!

 

「ーーーーーーーッ!!!!」

(うおおおおおぉぉぉぉッ!!!!)

 

銃弾がいくつも当たるが、全くもって手応えを感じさせない。魔神の器は…決してただの鉄ではない。超合金Zなのだ。

 

イレイン。

そう呼ばれている自動人形は片手に剣を持ち、それをマジンガーにたたきつけようとする。

月の光に反射され、イレインの剣の刃が輝いてるかのような錯覚を受ける。相当な手入れをされているに違いない。

対し、マジンガーは腕でそれを防ぎ、そのままパワーで押し出し、鍔迫り合う…!!

超合金Zで組み上げられた腕にはどんな剣だろうと、ダメージは通らない。通らせない。

 

ギギギギギギ…!!

 

(く…オラァァァァァァッッッッッ!!!!)

 

イレインに蹴りを入れ吹き飛ばす。

しかし…イレインは吹き飛ばされてもケロッと起き上がり、首を鳴らし始めた。

 

「俺自慢ノ自動人形ダァッ!!ガラクタノ攻撃ナンテ効クカァ!!!!!」

 

(自動人形?なるほど…これがここに来る前に感じた謎の気配か…)

 

マジンガーそう納得すると、二人の安全確認に入る。

 

「ろ、ロボットさん…」

「助けてくれたの?」

 

マジンガーは頷き、二人を縛る縄を指一本で引きちぎり、下がりようにジェスチャーする。

 

その隙をつかれた。

 

「余所見トハ随分余裕ダナァァァァァァッッッッッ!!!?」

「!!危ない!!」

(!!?イレイン!!)

 

イレインの剣薙ぎ払われ、傷こそないものの壁に叩きつけられる。

何トンもあるマジンガーを吹き飛ばす馬力があると言うことだ。

 

(クソ…油断した)

 

マジンガーは体制を立て直そうとするが、

 

「ー!!!!!」

(がああああァァァァァァ!!!)

 

イレインが馬乗りになり、剣をコクピット…パイルダーに突きつける。

 

更に追い打ちにほかの自動人形や黒服たちによる一斉射撃。

いくらマジンガーが硬いとはいえ、このままでは敗北は必然。

 

(ぐああああああぁぁ…ロケ…だめだ…使うわけには…)

 

誓いを破ることはできない。この町の住人と認めてもらえた。認めてくれた人々のためにも…

何よりマジンガーは、この破壊の力をそこにいる少女たちに見せたくなかった。

 

(があああああぁぁぁぁあぁぁぁッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!)

 

その間にも剣は強化超合金Zのガラスを突き破り、内部へ侵入してくる。

マジンガー自身にとって、それは脳の破壊につながる。

 

(た…立て…マジンガーZ…守るんだ…あの子たちを…幸せの証を…)

 

意識が薄れ始めていく。銃撃の音も、日々の入るガラスの音も…

 

やがて全てが暗くなる…

 

 

 

 

 

 

 

 

その時

 

 

 

「ロボットさん!!」

 

「私たちのことは気にしないで!!」

 

「戦って!!」

 

「私たちを…」

 

 

 

 

 

 

 

「———————助けてっっ!!!!」

 

その瞬間、瞳にふたたび光子力が灯る!!

 

 

 

 

 

 

 

 

(……………光子力ビィィィィィィウムッッ!!!!)

「ーーー!?」

 

イレインは一瞬早く後ろに飛ぶ。その隙間を光子力ビームは過ぎていった。

しかし光子力ビームはそのまま廃墟を両断してしまった。

 

「ナ…ナンダト!!!?」

 

男は驚愕な笑みを浮かべる。その隙にマジンガーは少女達の前にたち、その拳を突き出す。

 

(俺は…俺はぁッッッ!!!今!!本当の意味で人間をやめ、魔神になるッ!!!この街を守る!!魔神!マジンガーZとして!!

 

くらえッッ!!!!ロケット…パアアァァァァァンチッッッッ!!!)

 

射出される巨大な腕は、イレインの腕を貫通し、そのままほかの自動人形を何体も貫き破壊する。

 

「すごい…」

「これが…ロボットの本当の力…圧巻だわ…」

 

 

イレインは、片手だろうと退かず剣一本で向かってくるが

 

(アイアンカッタァァッ!!)

 

腕から射出される刃、アイアンカッターで受け止めてその腕を掴み、

 

(あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!!!)

 

ブツリッッ

 

なんとそのまま引きちぎってしまった。

腕をそこら辺に放り投げ、イレインを宙に持ち上げる。

 

「ーーーー!!!!!」

(ムダだ)

 

イレインは残った足で反撃するが、マジンガーは全くビクともしない。マジンガーはそのまま腹に直接拳を当て…

 

(ロケットォ…パアアアアァァァァァンチッッッッ!!!!!)

 

そのままゼロ距離ロケットパンチ。イレインはロケットパンチごと壁にぶち当たり、そのま上半身と下半身で別れてしまった。

 

 

周りの自動人形がリーダー的存在のイレインがやられたことから、一斉射撃を放ち、中には火炎瓶のような物も投げつけ、遠くから倒しに掛かる。

 

(!!まずい!!)

 

マジンガーだけなら耐えられる。しかしマジンガーは後ろに一瞬目を向ける。

そこには少女たちがいる。

このままでは後ろの少女達にも被害がくることは明白。

その結論を導き出してから、マジンガーの決断は早かった。

 

(こい!!光子力バリヤァァァァァァッッッッ!!!!)

 

力を入れるようなポーズをとり、両腕を前へ突き出すマジンガー。

その瞬間、マジンガーの内側から光子でできた光の膜が現れる。

膜により銃弾や炎は一切バリヤ内に入っては来なかった。これこそ、マジンガーZの超合金Z以外の防御装備。光子力バリヤ。

銃撃が止み、向こうからすればマジンガーを炎で視覚できない。

 

(チャンスは今!!ロケッット!!パアアアアァァァァァンチッッッッ!!!!)

 

ロケットパンチは油断していた自動人形を破壊していき、その個数も数体までに減っていた。

そこに更に…

 

(トドメだぁ!!ルストハリケェェェェンッッッッ!!!!)

 

巨大な竜巻によりなんとか生き残っていた自動人形さえも、塵となり消えていった…

 

「馬鹿ナ…ナンダ…ナンナンダオ前ハ…ッ!!?」

 

男は困惑し、目の前の存在に恐怖する。自動人形は、男が、夜の一族が心血を注いで作り上げた存在だ。

それが目の前で無残にもどんどん破壊されていき、ついには最強の自動人形であるイレインでさえ破壊されてしまった。

 

光子の光が宙を舞う…

 

やがてそれは一つの文字を作りあげる。

 

 

 

『Z』と。

 

 




マジンガーZはいいぞ(洗脳)

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