…やっぱり強化ロケットパンチは撃たせたいよなぁ!!?
布教(してねえ)終わり
——世界は滅んだ。
ありとあらゆる文明は破壊され、飲まれ、消えていった。
人が作り出した、
『偽りの魔神』の手によって———
ー《Z》ー
その時、海鳴市は巨大な樹木に覆われた。
樹はその根を徐々に伸ばしていき、空を覆い尽くす。
ビルは崩れ、大勢の怪我人が現れる。
はずだった。
———マジィィィィィンッッゴオオオオオォォォォォォォウッッッッッ!!!!!
それは魔神がいなければの話である。
(どこからこんなに湧いて来やがった!!これもジュエルシードのせいか…こんなでかいのまで生み出すなんて聞いてないぞぉ!!?)
下敷きになりかけた人々を巨大な根から守る。
「ロボット!!」
「助かったッ!!」
人々は歓声を挙げるが、当のマジンガーは焦っていた。
(こんなのが街全体に広がってるのだとしたら…何人犠牲になる!!?)
マジンガーは根を引きちぎり、そのまま別の根に乗りかかり、根の中心、樹木の方へ向かっていく。
(間に合えええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!)
根本を解決しにいく。この大混乱を招く事態に、いちいち助けに回ったらジリ貧だと判断したのだ。
しかし…
(!!…あれは…)
見覚えある顔が走っていた。
それは以前の事件であったアリサとすずかだった。
少女たちは後ろからくる根の大群から逃げていたのだ!!
(危ない!!ロケットパアアアアァァァァァンチッッッッ!!!!)
噴射されるロケットパンチ。
それは走る根をいくつも引きちぎり、破壊していく。
「あ、あの腕は…」
「Zさん!!?」
二人もマジンガーに気がつき、その足を止めてしまう。
後ろから迫る根に気がつかず…
(危ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!)
マジンガーは超スピードで駆け出し、後ろの根に蹴りかかる。
その次に、ちょうど戻ってきたロケットパンチを根に叩き込み、
(光子力ビィィィィィィウムッッッッ!!!!)
光子力ビームで消滅させる。
これでしばらくは大丈夫だろう。
「あ、ありがとう!!」
「助かりました!」
二人は礼を言うが、マジンガーはそれを聞きつつ再び走り出す。
本当だったら二人を安全な場所に運びたいがそんな時間はなかったのだ。
根はさらに町を覆っているのだから。
ー《Z》ー
結論から言えば、ジュエルシードは回収できた。
土壇場でのなのはの砲撃魔法が成功し、被害者は奇跡のゼロという結末を迎え、巨大な樹木は消滅した。
マジンガー的には良い結末だったが、なのはは実はジュエルシードのありかは分かっていたらしい。
しかし、自身の油断が今回の事態を巻き起こしたことを深く思い悩んでいた。
「……ごめんねユーノ君、ロボットさん…私がしっかりしてたら…」
「なのは…」
『…』
マジンガーにもその気持ちは痛いほどわかった。
過去にマジンガーの油断が人々の生活を崩してしまったことがあったからだ。
あの時町に戻っていたら
あの時調子に乗らなければ
あの時…人々の顔を思い出せたなら…
後悔は尽きない。人を助けるために生まれたスーパーロボットが人々を救えなかった。
それは事実であり消せない真実である。
(俺がかけられる言葉は…ない…)
マジンガーは夕日を見つめた。
ジュエルシードも、残りわずかとなっていた。
ー《Z》ー
深夜、町の中心にて、事故は起きた。
ジュエルシードを回収しようとした時、再び彼女が現れたのだ。
フェイト・テスタロッサである。
彼女となのははジュエルシードを競い戦ったが、経験の差か、なのはは押し負けてしまう。
そのとき、二人の魔法のぶつかり合いに反応したのか、ジュエルシードが暴走しようとしていた。
二人がこのままではまずいと判断し、デバイスをジュエルシードに向け、封印しようとした瞬間…
バリイイィィィィンンッッッッ
なんと二人のデバイスがぶつかり、砕けてしまったのだ。
強制終了でデバイスは待機状態、残ったのはバリアジャケットのみの二人。
なのはは方法が分からず戸惑ったその時、フェイトは迷わずジュエルシードを手で包み込んだ。
魔力による強制封印をしようとしたのだ。
しかし本来はデバイスを使っての行為、当然代償が存在する。
「くうッッッ…ああああ!!」
フェイトの小さな手から血が流れる。その顔を苦痛に歪ませ、叫ぶ。
それでも一向に力を緩めない。なんとしてでもジュエルシードを手に入れようとする執念を感じた。
しかし…彼が苦痛に耐える少女を見捨てるだろうか?
———否である。
勝負ごとならいざ知らず、すでにそれは勝負ではない。
「ッッッッ…あなたは…」
フェイトは近づいてきた大きな足跡に気づき顔を上げる。
そこには無機質な鉄の顔、マジンガーがいた。
マジンガーはそっとフェイトの腕を掴むとジュエルシードから手を引き剥がし、代わりにマジンガーがジュエルシードを握りこむ。
「な、何を…」
フェイトは驚きの声を上げる。
マジンガーはそのジュエルシードをつかんだ腕を空に掲げ
(ロケットパアアアアァァァァァンチッッッッ!!!!!)
なんとロケットパンチごと空へ打ち上げた!!!
「「「「なッッッ!!!?」」」」
その場にいた二人と二匹が驚愕する。
なぜそんなことをしたのかと問いただそうとアルフが声を上げようとするが、その前に…
(光子力ビィィィィィィウムッッッッ!!!!!!!)
上空で光を発しているジュエルシード入りのロケットパンチめがけて光子力ビームを加減なしに放った。
しばらく拮抗していた二つの光は徐々に弱まっていき、最終的にジュエルシードの光は光子力の光に押し負け、包み込まれた。
しばらくして上からピクリとも動こかなくなったジュエルシードだけが落ちてくる。
どうやらロケットパンチは光子力ビームに耐えられず消えてしまったらしい。
超合金Zを消しとばす光子力の力に驚きが隠せない。
マジンガーは落ちてきたジュエルシードをつまむと、それをフェイトの手に落とした。
「…いいの?」
『勝負ニ勝ッタノハ君ダ』
後ろでユーノが何か言ってるがマジンガーはそれをうまい具合に聞き逃す。(聞いてないだけ)
『次ハなのはガ勝ツ』
「私は…絶対負けない」
フェイトたちはそのまま退散して行った。
あの目には、何かにすがる思いが強く出ていることに気がついたマジンガーは、少し不安を抱いていた。
ー《Z》ー
デバイスが壊れて数日、自動修復していたようで、デバイスは完全復活していた。
その頃マジンガーは…
「え!?腕壊れちゃったの!?」
コクリと首を揺らすマジンガー。それに対面しているのは、月村家の主人、月村忍だった。
『ドウニカナラナイダロウカ』
「といっても…腕の基盤くらいなら作れるけどあなたの装甲金属は流石に作れないし…」
当然である。なぜならこの世界には超合金Zどころか、元となるジャパニウム鉱石すらないのだ。作れたらそれは大変な事態だ。主にジジイにとっての。
(まあ当然だよな…邪魔ヲシタ』
「力になれなくてごめんなさいね…あ、でもちょっとした修理になら手を貸せると思うわ!その時はうちに来て」
『感謝スル』
マジンガーは月村家を出る。
その時、
「すずか…もう一度助けてもらったのね…ありがとう」
見送りにきた忍がそう言いながら微笑んだ。
(ああ…救えたよ。誰も欠けずに)
マジンガーは再びジュエルシード捜索に走り出す。
ー《Z》ー
「時空管理局執務官!クロノ・ハラオウンだ!!双方武器を納めてもらおう」
物語はさらに加速する。
一つ…
二つ…
三つ…
四つ…
五つ…
六つ…
七つ目の…
光子力エネルギー
ご存知マジンガーZの動力源で、力の源無限大パワー(小並感)
マジンガーの武器の全てがこの力によって動いている。
今作ではある理由でジュエルシードを封印できる模様…なんでだろうね。不思議だね
ジ◾️ット◾️ク◾️◾️ダー
いつか出るよ
『偽りの魔神』
一体何ンガー零なんだ…?(爆笑)
七つ目の◾️◾️◾️◾️◾️◾️
もう隠す気ないよね(真顔)
最後に…
マジンガーZはいいぞ(ググれば虜になるさ)
感想意見指摘待ってます。