ナルトの兄   作:桜木吹紀

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要所要所以外だとどーしても長くなってしまう…


8

VS.桃地再不斬…

上手く作戦(・・)が成功するといいねぇ…

 

「消えた!?」

 

 

いーや霧の中に身を潜めたんだ。チャクラを薄くしているためか可視化は難しいが。"陰"ですね。分かります。

 

 

「まずは俺を消しに来るだろうが……桃地再不斬、こいつは霧隠れの暗部で無音殺人術(サイレントキリング)の達人として知られた男だ」

 

カカシは鼻に集中しすぐに動けるようチャクラを練る

 

「気がついたらあの世だったなんて事になりかねない。俺も写輪眼を全て上手く使いこなせるわけじゃない…お前達も気を抜くな!」

 

 

ひとたび緊張がナルト達を襲う

 

 

「どんどん霧が濃くなっていくってばよ!」

 

『8ヶ所』

 

「え?なっ…何なの!?」

 

『咽頭・脊柱・肺・肝臓、頸静脈に鎖骨下動脈、腎臓・心臓……さて…どの急所がいい?クク…』

 

刹那。カカシは印を結び対策を講じる。

霧と共に増大した殺気をナルト達に襲い掛かってきた。

 

(ス…スゲェ殺気だ!…眼球の動きでさえ気取られ殺される。そんな空気だ。…小一時間もこんな所に居たら気がどうにかなっちまう!上忍の殺気…自分の命を握られている感覚…ダメだ…これならいっそ死んで楽になりたいぐらいだ…)

 

「サスケ…」

 

「!」

 

カカシの呼び掛けにふと意識をカカシに向けるサスケ。

 

「安心しろ。お前達は俺が死んでも守ってやる。オレの仲間は絶対殺させやしなーいよ!」

 

笑顔で断言するカカシに安堵するナルト達。一方でメンマは…

 

 

(名言KTKR!うひょおおお!!)

 

 

一人で興奮していた。殺気をものともせず居られるのは前世がそういった環境に乏しいためか、はたまた原作を知り対策を練りこんでいるためか。どちらかは分からない。

 

『それはどうかな…?』

 

サスケの背後に再不斬が移動する。サスケ、サクラ、タズナ、メンマは気づくがナルトは気づかず、

 

終わりだ(・・・・)

 

再不斬はターゲット(タズナ)ごと斬ろうとするがカカシにボディを抑えられ動きが止まる。しかし…

 

 

「先生!!後ろ!!」

 

ナルトが指を指す方向には既に首斬り包丁を振り下ろす再不斬が。カカシは振り返ると同時にボディをクナイで止めていた再不斬の方は水風船が割れるようにいなくなる。水分身の術である。

 

 

 

ズバ!!

 

 

「ギャーーー!!!」

 

 

カカシの胴体が真っ二つに斬られ絶叫するサクラ。しかし、

 

 

パシャン!

 

(水分身の術!?まさかこの霧の中で…コピーしたってのか!?)

 

「動くな…」

 

既に再不斬の背後に周り首元にクナイを入れ込むカカシ。

 

 

「ス…スッゲーーー!!」

 

「ハハ…」

 

カカシの勝ちを確信したナルト達は余裕の笑みを浮かべながらカカシの動きに賞賛する。

 

「クク…ククク…終わり(・・・)だと……分かってねぇーな。猿真似如きじゃあ…このオレ様は倒せない。絶対にな」

 

 

「………」

 

 

この余裕の態度の謎をカカシは解けずにいた

 

 

 

 

 

 

 

 

「しかし…やるじゃねぇーか!あの時既に…オレ様の"水分身の術"はコピーされていたって訳か…分身の方にいかにもらしい(・・・・・・・)セリフを喋らせることで…オレ様の注意を完全にそっち(・・・)に引きつけ、本体は"霧隠れ"で隠れてオレ様の動きを伺っていた寸法か………けどな」

 

 

 

 

 

「オレもそう甘かぁねーんだよ」

 

 

カカシの背後にいつの間にか再不斬が移動していたことに驚き振り向くカカシ

 

「!そいつも水分身(にせもの)ーー!?」

 

 

再び首斬り包丁を薙ぎ払うようにしてカカシに斬りかかる。カカシはしゃがんで回避するが、再不斬は刀の巨大サイズ故の生じる遠心力を利用し回し蹴りを放つ。カカシを吹き飛ばし追撃を放とうとするが

 

「!!(まきびし…)…くだらねぇ」

 

カカシは川に落ち、再不斬は瞬身で移動する。

 

「!せんせーーーー!!!」

 

(あ…あのカカシ先生が…蹴飛ばされた…!?)

 

(体術もハンパじゃねェ…!!)

 

 

その様子をじっと見つめる(・・・・)メンマ。その手には複数の千本を持っていた。

 

 

カカシは川から脱出しようとするが

 

(な、なんだこの水やけに重いぞ…?)

 

「フン…馬鹿が("水牢の術"!)」

 

(しまった!!)

 

カカシは再不斬のチャクラを含ませた水の牢獄に閉じ込められた。

 

(水中に1時逃げ込んだつもりが…大失策だ!!)

 

「ククク…ハマったな。脱出不可能の特性牢獄だ!!お前に動かれるとやりにくいんでな…さてと…カカシお前との決着(ケリ)は後回しだ…まずはアイツらを片付けさせてもらうぜ("水分身の術"!!)」

 

(くっ…ここまでのやつとは……!)

 

するとナルト達の目の前に水分身の再不斬が現れる

ナルト達はカカシという頼れる人がいない中、あのカカシから優位に立った再不斬を目の前にし恐怖の色を顕にする。

 

「ククッ…偉そーに額当てまでして忍者気取りか…だがな、本当の"忍者"ってのは幾つもの死線を越えた者の事を言うんだよ」

 

…誰だって最初はそうじゃないの?ブーメランやぞ

 

「つまり…オレ様の手配帳(ビンゴ・ブック)に載る程度になって初めて忍者と呼べる…お前らみたいなのは忍者とは呼ばねぇ…」

 

再不斬は"霧隠れの術"にて身体を隠すが

 

 

(見える……!!見えるぞ!!お前の姿が!!)

 

 

メンマはチャクラを覆うことによって再不斬の姿がくっきり見える事に感動し油断していた。傍から見れば怯えているその他1名にしか見えないが。

 

(また消えた!?)

 

しかしナルト達は姿が見えず困惑する。

瞬間ナルトは吹き飛び額当てが取れ、再不斬はナルトの額当てを踏みつける。

 

「ナルトォ!!」

 

本体の再不斬は嘲笑うように

 

「ただのガキだ」

 

「ぐっ!お前らァ!!タズナさんを連れて早く逃げるんだ!!コイツとやっても勝ち目はない!俺をこの水牢に閉じこめられている限りこいつはここから動けない!水分身も本体からある程度離れれば使えない筈だ!!とにかく今は逃げろ!」

 

いつになく必死に言うカカシにナルト達は冷や汗と絶望が身体を駆け巡っていた。

 

(…これが上忍これが本当の忍者…逃げなきゃ…このままじゃ………マジで!マジで!殺させるゥ!!!)

 

ナルトは立ち上がろうとするが、

 

 

「オリャアアア!!」ブンッ

 

 

メンマの千本を投擲する大声により中断する。

 

 

「ハッ!!」

 

 

キン!キン!

 

 

水分身の再不斬は刀でガードする。

幾つかは通り抜け再不斬の方に向かっていたが当たることはなかった。

 

 

「フン……」

 

 

「バ…バカ!!早く逃げろ!」

 

 

 

 

 

それがただの千本(・・・・・)であるならの話だが。

 

 

 

 

 

 

ドシュウ!!

 

 

 

「!! ガハッ!?」

 

 

 

再不斬の左肩を背後から(・・・・)貫きそのまま川岸に突き刺さる赤く染まった千本。メンマは予め追尾機能の呪印が込められた千本をひとつ混ぜて投擲したのだ。

 

 

「へっ!」

 

 

「グゥ…クソガキが…!!」

 

 

分身の再不斬がメンマを斬りかかろうとするが、メンマはしゃがみ回避しつつ

 

 

「!!」

 

 

 

下から突き上げるフック…

 

 

 

「オラァ!」

 

 

 

バシャン!!

 

 

"ガゼルパンチ"を分身の再不斬に食らわし消える。格闘技(ボクシング)はこの世界にないが、前世に色々な漫画を読み記憶を頼りに実践で使えそうな技を真似ているだけで、あまり威力は出ないものの再不斬の分身を倒す程度はあるのだ。

 

 

「やるな…ガキ」

 

 

本体の再不斬が再び印を組み始める

 

 

「大丈夫か?ナルト」

 

 

「……うん」

 

 

 

………………おれってばいつも兄ちゃんに助けられてばっかり……いつも任務でサスケにも……置いて行かれる……

 

 

 

 

───先生木の葉の額当てちっとやらして〜〜!───

 

───…あーーこれか?ダメダメ!これは学校を卒業して一人前と認められた証だからな!───

 

 

 

───ずっと、お前の味方だ───

 

 

 

───ナルト…ちょっとこっち来い。お前に渡したいもんがある!……………卒業おめでとう───

 

 

 

───どいつもこいつも忍者になる資格のねェガキだってことだよ───任務は命懸けの仕事ばかりだ───ごーかっく♡───

 

 

 

───何時までもじいちゃんが思っているようなイタズラ小僧じゃねェんだぞ!────火影を超す!!ンでもって、里のヤツら全員におれの存在を認めさせてやるんだ───

 

 

 

 

 

そうだ…おれってば忍者になった……それに()を超えるって…決めただろ!

 

 

 

「フン……どうやらお前だけは他のガキ共とは違うらしいな」

 

 

メンマの周りを囲うように分身が3体現れ、ナルト達の前にも一体出現しナルトの額当てを踏みつける。

 

 

 

「………別コースへ移動だ」

 

 

 

「ぐあ!」

 

 

 

3体の分身による連携によりナルト達から遠くへ吹き飛ばされるメンマ。

それと同時にナルトは再不斬へ突撃する。

 

「うおおお!!!」

 

「やめろ!ナルト!!」

 

 

「あいつ…」

 

「あ!ナルトォ!何考えてんのよ!」

 

 

「フン…馬鹿が」ドカッ!

 

 

呆気なくナルトは蹴り飛ばされる

 

 

「一人で突っ込んで何考えてんのよ!幾らいきがったって私達に勝ち目なんてある訳…(え…!?)」

 

 

ナルトは立ち上がり、再不斬から奪い取った額当てをつける

 

(……額当てを…!?)

 

「………」

 

 

「おい…そこの眉無し」

 

 

「……」

 

 

「…お前の手配帳(ビンゴ・ブック)に新しく載せとけ!いずれ木ノ葉隠れの火影になる男……」

 

 

しっかりと固く額当てを結び

 

 

「木ノ葉流忍者(・・)!うずまきナルトってな!!」

 

(…ナルト)

 

(……ほほ…このチビ…最初見た時は超頼りなかったのに…)

 

 

「サスケ!ちょっと耳かせ」

 

「なんだ」

 

「作戦がある」

 

サスケとサクラはこの言葉に驚く

 

「(この状況で作戦だってか…コイツ)フン。あのお前がチームワークかよ…」

 

(何…なんなのこの気持ち…ナルトってこんなに…)

 

 

「さーて暴れるぜェ……」

 

 

 

 

 

一方、メンマは

 

 

「助けて!!集団ストーカーに襲われています!!」

 

 

「誰も来やしねえよ!!」ブン!

 

 

「うわぁ!」サッ!

 

 

 

3体の再不斬を相手に苦戦をしていた。

メンマは元々対人戦は得意な方だが、相手が上忍で分身とはいえ3体も、使える術はほぼ近距離のみ。

チャクラを練るスピードも下忍の域を超えているがあくまで超えているのみ。上忍には程遠い。

 

再不斬は先程自分に怪我を負わせたコイツはあの3人のガキ(・・・・・・・)とは違いやり手だ。あの戦闘から見るに複数なら行けるはず…と算段を付けていた。

 

 

「オラァ!!」

 

3体同時に包丁を振る。

縦に、横に、斜め。

その死角のないコンビネーションにメンマは

 

 

「!!!」

 

 

 

 

 

ズバァ!!

 

 

 

 

 

斬られた

 

 

 

 

 

「フン…やはりこんなもんか」

 

 

チャクラの無駄遣いをしてしまったな…これなら2人でもよかったか。

 

 

「まず1人…」

 

 

再不斬はその場を去ろうとするが

 

 

 

 

 

バン!バン!

 

 

 

 

爆竹のような音と共に2体分身が消える

 

 

 

「何!?」

 

 

「忍者は裏のウラ、を読むべし…」

 

 

 

再不斬が振り返るとそこには無傷で立っているメンマがいた

 

 

「貴様…(なるほど…変わり身か)」

 

 

再不斬は変わり身に気づけなかった事に怒りながらも頭は至極冷静であった。

 

 

「(コイツは鬼兄弟よりも上……だが、カカシ以下でアイツと同等か…?それ位のレベルだな)今のはお前か?」

 

 

 

話をする事によりナルト達を始末する時間を稼ごうとしていたが、メンマは無視をし印を組む。

 

 

「我流………"木ノ葉旋風・紅葉の術"」

 

 

再不斬の周辺を赤い紙(・・・)のようなものが舞う。

 

 

「フン……目くらましか?」

 

 

「あまり触れない方がいい。そいつは危険だ(・・・)

 

 

メンマに忠告され、怒りのボルテージが上がる再不斬。

 

 

「フン……誰がお前の言うことを聞く?」

 

 

 

首斬り包丁で全て薙ぎ払おうと振り回したが、1枚身体に触れると

 

 

 

バン!

 

 

 

他の分身と同じように破裂した

 

 

 

 

「くっくっくっく……あははははっ大成功!!」

 

 

 

 

声量を抑えつつも新たな術を開発した事に喜ぶメンマ。

 

 

 

(俺流ドッキリ○○スチャーだなこれは!)

 

 

 

先程の場所へウキウキしながら戻るメンマ。

 

 

タネを明かすと彼は予め"沸遁・装騰熱の術"を使い、何の変哲もない札を纏わせ、"風遁・旋風の術"を使いターゲットの周辺に纏わせた札を張り巡らせるという技である。

しかしこれには弱点(・・)があり、それは狙って相手に伝導させる事が不可能という点だ。その為、何体かの分身体を術を使った状態でありながら、札に変化させある程度の追尾を可能にさせたのである。

ちなみに最初に倒した2体はその辺にある石に変化した分身が"沸遁・装騰熱の術"で倒したのである。

 

 

(変わり身だけが難点だったな〜。兎に角攻撃速かったからな)

 

 

身体にチャクラを纏わせ、別世界の能力(・・・・・・)のように使う事も出来るが燃費と出来上がるスピードが遅いため実践向きではないのだ。

ならばこの世界の基準に則って戦った方がいいという結論に至っているメンマ

 

 

「あ、あったあった」

 

 

先程再不斬を貫いた、青黒く変色(・・・・・)した千本を拾いポーチに入れる。

 

 

 

 

 

………ゴゴゴゴ

 

 

 

 

 

「ん?何?この音」

 

 

 

 

ズゴゴゴゴゴ!!!!

 

 

 

目の前には巨大な水の渦が

 

 

 

 

 

「わーー!!??」

 

 

 

 

そのまま巻き込まれるメンマ

 

 

 

 

「ブグググブブ……」

 

 

 

やがて水が収まり

 

 

 

 

「ぶはァ!死ぬわァ!!」

 

 

 

 

 

体制を立て直しナルト達の方へ急いで向かった

 

 

 

 

 

 

 

メンマが巻き込まれたすぐの現場にて…

 

 

「……何故だ…お前には未来が見えるのか……!?」

 

「ああ………お前は死ぬ」

 

クナイを投げつけようとした瞬間

 

 

ザク!ザク!

 

「「「「「!!」」」」」

 

 

再不斬の首元に千本が投げつけられそのまま倒れる再不斬。

 

 

「フフ……本当だ。死んじゃった♡」

 

 

 

水から上がるナルトは再不斬が倒れている事に気づく

 

 

カカシはその容態を確認すべく再不斬の脈を測る。

 

 

(…………確かに死んでるな…)

 

「ありがとうございました。僕はずっと確実に再不斬を殺す機会を伺っていた者です」

 

「確かその面…お前は霧隠れの追い忍だな」

 

「さすがよく知っていらっしゃる」

 

「追い忍?」

 

ナルトが質問をする

 

「そう僕は"抜け忍狩り"を任務とする

霧隠れの追い忍部隊の者です」

 

(…背丈や声からしてまだナルト達と大して変わっていない…が、メンマと同じくらいで追い忍か…ただのガキじゃないね。どーも…)

 

ナルトは幾度も再不斬と追い忍を見つめる

 

「なんなんだってばよ!!お前は!!」

 

「「!」」

 

「安心しろナルト敵じゃないよ」

 

「ンな事聞いてんじゃねーの!おれってば!あのザブザが…あのザブザが殺されたんだぞ!あんなに強えー奴が……おれの兄ちゃんと変わんねぇあんな奴に簡単に殺されちまったんだぞ!おれ達バカみてーーじゃん!納得出来るかァ!」

 

「ま!信じられない気持ちも分かるが…が、これも事実だ」

 

カカシはナルトの頭に手を置く。

 

「この世界にゃお前より年下で、オレより強いガキもいる」

 

「………」

 

「………」

 

ナルトは納得出来ないという顔をしていたが何も言わなかった。

 

再不斬を遺体を背負い立ち去ろうとする追い忍

 

「…あなた方の闘いもひとまずここで終わりでしょう。僕はこの死体を処理しなければなりません。何かと秘密の多い死体なもので……それじゃ失礼します」

 

その場から去る追い忍

 

「消えた!」

 

カカシは額当てをまて斜めに傾け闘いが終わった事に安堵する。

 

「フーーー……さ!俺達もタズナさんを家まで連れていかなきゃならない。元気よくいくぞ!」

 

「ハハハッ!!皆超すまんかったのォ!ま!ワシの家でゆっくりしていけ!」

 

するとカカシは力を使い過ぎた事により倒れるが

 

 

がしっ

 

 

「大丈夫ですか?カカシ先生」

 

 

「あ、あぁ、済まないメンマ」

 

 

メンマがカカシの腕を肩に持っていき背負う。

 

 

「カカシ先生大丈夫!!?」

 

 

「カカシ先生どうしたんだってばよ!?!」

 

 

サスケも珍しく戸惑う

 

 

「……いや、写輪眼を使い過ぎちゃって、身体が動かないんだ…それとメンマ」

 

 

「はい?」

 

 

「いつ戻って来たの?」

 

 

「さっきですよさっき」

 

 

「それよりさ兄ちゃん!兄ちゃん!おれってば再不斬に不意打ち出来たんだってばよ!」

 

 

「フン……オレもいなきゃ無理だったがな」

 

 

「何ィ〜?」

 

 

「ナルト!!喧嘩しないの!」

 

 

──────────ひとまずひと段落かな…?




"木ノ葉旋風・紅葉の術"

沸遁・装騰熱の術と風遁・旋風の術の合体忍術。
ダメージを与えるというより追加効果を確実に相手に付着させる為の術。
弱点としてはやはり風遁で飛ばされたり土遁で地面の下に行かれることか。
由来はさながら秋の紅葉にに似ていたため。

"風遁・旋風の術"

風遁を使う人なら誰でも出来る程度の忍術。
その場に風を発生させ操るというもの。
練度と大量のチャクラがあれば台風のようにする事も出来る。


沸遁・装騰熱の術を分身が使った状態で変化した場合当然メンマも触ると大変な目にあってしまうので本体も装騰熱使ってます。

ちなみに氷遁・手観波の術使うと互いに相殺し術自体が消えます。

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