(やっぱり……そうだったのか)
地面に転がったそれを見下ろしながら、リアは一人、納得していた。
(こんなことだとは思ってたが……まさか、な……)
落ちている、長すぎる刀を拾い上げ、見てみると。
刃や鍔、柄に、小さな黒い丸……黒丸がくっついている。
リアが一つ残らず壊したはずのそれは、まだ地面に残っていたのか、『鋼のオルガ』が隠し持っていたものを落としたのか……今となっては分からない。
分かるのは、その黒丸から手を離すと、自分にはくっつかないのに、刀にくっついて落ちない、ということ。
(何年使っても、刃こぼれどころか傷一つ付かない。自由にどこからでも出し入れできる。六回も出して、またしまえば、気絶するのは魔力切れと同じ理屈か……魔力物質。実在したのか。コイツが、ネロ・バーサークの正体だったんだな)
魔法の技術で創られた金属とは全くの別物。完全な魔力から創られ、魔法使いでなくとも魔法を使うことができるようになる道具。
そんな夢のような物質を、理論上は創り出せると、昔読んだ本には書かれていた。だが、少なくとも、今のこの国の技術で作り出すことは不可能とされ、せいぜい都市伝説レベルでしか記されていなかった。
それでもリア自身、そうだと思わなかったわけじゃない。推測の域だが、ずっとそんな気はしていた。
聖地で作られたものか、そうでないのか……仮に後者だとしたら、これをさし出せば、あるいは聖地へ行くこともできたかもしれない。
だが、持ち逃げされればそれでお終いだと思い、ろくに調べることもせず、ずっと手元に握っていた。
好きで使ったことは一度も無い。ただ、武器を手に入れても、生まれつきの怪力のせいで、使っては壊して、使っては壊れてを繰り返して、最後に残ったのが、森の中に、まるで隠すように捨ててあった、コレ一つだけだった。
デカくて、重くて、長くて、使いづらい、切れ味だけは抜群な、物干し竿。
まともに剣として扱えないデカ物で戦うには、獣相手にはぶん投げて、人間相手には、脅しに使うしかなかった。
あの森にいる限り、それで十分だったし、それで良いと思っていた。
森から出て、それが通用しない相手が来れば、今までした動きを交ぜ込んで戦った。
フィールはそれを、『刀擲術』と呼んで、すごいと言ってくれた。だがこんなもの、すごいものでもなんでもない。
ただ、ろくに使いこなせない武器を、使いこなしている風に見せているだけの即興なのだから……
(そう言えば、コイツ……名前はあるのか?)
これが魔法なら、呪文という名前がある。
だが、呪文も無しに出し入れできてしまう以上、呪文も名前もへったくれも無い。
ただの、刀、長刀、クソ長い刀、バカデカい刀、デカ物……物干し竿だ。
(……マトモな名前くらい、付けてやってもいいか)
今更、愛着も何もない。だが、長いこと一緒に戦ってきて、食い物や金をタンマリ稼がせてくれた得物を、『物干し竿』と呼び続けるのも気の毒だろう。
誰も名前を知らないのだから、自分だけの呼び名を、今更ながら付けてやってもいいのかもしれない。
「お前の名前は……」
「リア」
レナの声が聞こえた。振り返ると、倒れたオルガから、フィールが、さっき見せられた鍵の山を抜き取っている。
「早く行こう。もう朝だしさ」
「……」
「ほら、早く」
と、リアの返事を待たず、レナが手を引いてきた。
それに逆らうこともせず、刀を引きずりながら、二人ともフィールのもとへ。
「これ、全部試すのね」
扉の前まで移動した後、何十とある鍵の山に、フィールはげんなりと声を上げていた。
「まあまあ……わたしも手伝うし、時間はたくさんあるんだからさ」
レナはそう、応援と慰めの声を掛けた。
「でも……今更だけど、鍵が開いても、こんな大きい扉、どうやって開けるの?」
レナが言った、確かに今更な質問。
周りにある、下手なビルよりも高い壁。それと同じ高さの、大きくて、見るからに重そうな扉。
大の大人が何人掛かりで引っ張っても開きそうにないことは、レナにも分かる。むしろ、リアの怪力でも難しいんじゃないか……
「多分、機械か何かで操作してるのかもしれないわね。昨日も言った通り、たまに開け閉めしてるけど、それをしてる人の姿は見たことがないし」
「操作できる場所は?」
「私も知りたい……」
鍵を一つずつ試していきながら、二人はそう、笑って会話していた。
「結局、最後はリアに頼ることになっちゃったね」
「ええ……けど、扉を通れば思う存分、リアに頼らせてあげられるわ」
「……」
そんな二人の前で、リアは一人、無言で振り返った……
「……ッ!」
目を見開き、声が出る。フィールとレナも、同じように振り向いた。
「え……」
「なんで……?」
振り向いた先には、『鋼のオルガ』が立っていた。
肩で息をして、胸からは血を流しながらも、火傷に傷ついた形相を向けている。
「なんで……手錠は……?」
両足首には確かに、手錠が繋がっている。その手錠の先は……
「繋がってた奴の手足、切り落として来たのか……」
「このクソガキどもがあッ!!」
憎しみのこもった顔で、絶叫しながら三人へと走る。
フィールもレナも、完全に虚を突かれ、怯むしかできない。
「二人は続けろ――」
そんな二人に呼びかけながら、リアは刀を投げ飛ばし、オルガへと走った。
「リア!」
「ダメ! リア!」
二人の呼びかけを無視しながら、オルガとぶつかった。
リアは、硬い身体にブッ飛ばされ、オルガは、自分以上の勢いに吹っ飛ばされた。
互いに地面に転がりながら、リアの方が早く立ち上がり、体制の立ち直っていないオルガを捕まえて、押し出した。
落ちてきて、地面に突き刺さった刀も無視して、そのままオルガを、扉から、二人から引き離していく……
「リア!」
「レナ! リアなら大丈夫。絶対に大丈夫! 私達は、言われた通り扉を……」
「リア……」
フィールの言葉を受けて、今にも走り出したい足を、どうにかこらえた。
「……え?」
と、視線をリアから、地面に落とした時、二人ともそれに気付いた。
「う……うぅ……う……」
「う……ど……れい……」
「ど……れい……どれ……い……」
「ウソ……こんな時に……!?」
リアに倒された、無様な奴隷達。
そいつらが全員、動き出し、目を覚まそうとしている。
「イヤ……」
「フィール! 急いで!」
「退きやがれクソガキがぁ!! 金も魔法も無ぇコドモが!! このアタシの邪魔してんじゃねえよ!!」
押し出されながら叫ぶのは、リアが倒した、無様な奴隷達から散々聞いたのと同じ言葉。
ついさっき、リアに魔力探知機を向けたはずなのに、相手がそのリアだと気付いていない……と言うより、単純に目の前が見えていない。
それだけ頭に血が上っているらしい。
「……ああ、認めるよ」
扉から十分引き離して、飛び蹴りを食らわせた。
怒りに満ちた鋼の体は、その蹴りの威力に吹っ飛んだ。
「魔法も使えねぇし、金は全部燃えちまった。武器だってろくに使えない。母親一人守れない。肝心な時に限って、そばにいてやれない。挙げ句、最後の最後には、助けるはずが、二人に助けられて……認めるよ。俺は、あの二人よりずっと……三人の中で、一番の雑魚だ」
ここまで一緒に来て、つくづく感じたことだ。
賞金稼ぎのフィールは、剣の使い方も、戦い方も、よく知っている。
あの夜は勝ったが、今度本気で戦ったなら、ハッキリ言って、勝てる自信はない。
この世界のこともよく知っている。一人でも、立派に生き抜いていけるだろう。
レナは、弓矢も、知識も、罠も、猟師に必要なことは全部、とっくの昔に極めている。
ただ、実力があるくせに、いつまでも気弱で自信が無いから、年上のくせにとからかっていた。
それが今日、この街に来たおかげで成長して、真の猟師に変わった。
ただ、レナから習って、知識と技術を詰め込んだだけの俺なんかより、よっぽど上手くやっていける。
あれだけ完璧な二人のことを、何もできない、俺が守る?
傑作だ。化け物のくせに。
母親さえ守れなかったチビが、何を自惚れているのやら。
「分かってるんだよ……こんな役立たず、二人のそばにいたって、邪魔にしかならないってことくらい」
昨日までは居場所だと思っていた。
そんな二人の間は、もう、俺がいちゃいけない場所に変わっていた。
人間の居場所に割り込んで、そいつの人生を根こそぎ奪う。
それがコドモという名の害獣というのなら、自分はとことん、母や、フィールやレナにとっての、コドモだった。
そばにいても、不幸にするしかできない、正真正銘の
「だからもう、他に無いんだよ……そばにいるのが楽しかった。そばにいてくれたのが嬉しかった。そんな二人のことを、聖地まで無事に送り届ける。俺が二人にできることなんて、もう、それしか残ってないんだよ……だから……」
――二人の幸せの、邪魔するんじゃねえ……
「メトルティス……」
リアの語ったソレを、オルガは聞いていない。
激怒に歪んだ顔のまま、長く伸ばした髪を一つにし、頭の上に束ね、固める。
「
そうして出来上がった武器はまるで、獣の、サイの一本角。
……いや、本人の言葉の通りなら、さながら、鬼の一本角。
「くたばれ! クソガキどもがあああああああああああああ!!」
怒りの声のまま絶叫し、走り出す。
魔法で作った、派手な武器を前面に出しつつ、腰に、本命である愛用のナイフを忍ばせて……
「……え?」
だが、走り出した次の瞬間、片足が何かに引っ張られた。
直後には、目の前の景色が、真っ逆さまにひっくり返る。
否、でんぐり返っているのは、オルガの方だ。
「な、な……」
突然の出来事に、ようやく冷静さを取り戻したらしい。
足を見上げると、右足首が、上から吊り上がったロープの輪に掛かり、吊るされている。
「……お前が怒ってる間に、仕掛ける時間は十分あった」
言いながら、オルガの前に立ち、両手首を後ろ手に、手錠で繋ぎ、動きを封じた。
「魔法使いの急所……知ってるか?」
そんなことを言われた直後、オルガの口の中に、小さな何かが入ってきた。
「思った通り……目が回るって聞いた時からおかしいと思ってた。弱い物は熱以外にもあったわけだ。体全部を鋼にできるが、鋼にできない部分……固めるわけにはいかない部分もある。だろう?」
(ウソ……まさか、あんな一言だけで、この魔法の弱点が分かったっての……!?)
「特に……魔法使いの急所を固めたりしたら、魔法は使えなくなる」
そして正に、その小さな指で、魔法使いにとっての、絶対の急所を掴まれた。
「魔法の発動に必要なのは、魔力と呪文。体内に魔力がある人間が、決まった呪文を唱えて、やっと魔法は発動できる。つまり……」
そして、掴まれた急所を、思い切り引っ張られ……
「魔力が残っていようがなかろうが、呪文が唱えられなくなれば、魔法使いとして終わりだ……」
声を聞きながら、急いでそこを固めようとした。だが、手に掴まれて自由に動かせない以上、呪文を唱えることはできなかった。
口と喉に、強烈な激痛、強烈な匂いを感じた時……
今までの人生、そして、魔法が突然使えるようになった記憶が蘇った。
仕事でケガをしそうになった時、なぜか、わけの分からない言葉が口を着いた。
直後、来るはずのその部分への痛みは無く、見ると、傷も無い。
触ってみると、その部分は金属のように硬くなっている。
そうか。これが魔法か……
仕事を終わらせた後は、まずこの魔法を知ることから始めた。
両手、両足、指先に耳の先、髪の毛の先まで、体の一部ならどこでも固められる。
固めた部分は、剣で切ろうがナイフで刺そうが、ケガはせず、痛みも感じない。
固めた後は、自分の意志で自由に元に戻せる。ただ、どこかしらを固めるには、必ず呪文が必要だった。
だから、歯と一緒に舌を固めた時は、呪文が唱えられなくなって、元に戻すまで焦った。
ひじやひざ、首や関節を固めると、その部分を曲げることができなくなった。
目玉は固めても見えるままだが、動かすことができなくなった。
内臓も固まったのが分かった。一度、心臓を固めて止まりかけて、死にそうになった。
調子に乗って色々試しているうちに、魔力が切れて、気絶して、半日くらい目を覚まさなかったこともあった。
そうして、魔法を理解し、使いこなしてから、試しに、賞金稼ぎの仕事で力を振るった。
すると、どんなに危険で難しい仕事でも、無傷でこなせるようになった。
魔法自体が地味なおかげで、魔法を使っているとバレたことはなかった。
そのうち顔と名前が売れて、『鋼のオルガ』、なんて、シャレた名前で呼ばれた。
聖地の人間にまで一目置かれて、そうして注目を浴びることが快感だった。
けど、すぐ飽きた。元々、賞金稼ぎの仕事も好きでやっていたわけじゃない。
金を稼ぐことは、今の自分には簡単だ。第一、魔法が使えるんだから、聖地へ行ける。
けど、聖地へ行ったとしても、また金のために働くのが面倒だと感じた。
なら、自分以外の魔法使いを見つけて、そいつを奴隷に聖地へ行こう。
そう思って、今まで稼いで有り余っていた金で、デカい板に黒丸、あの錠前も買った。
そこにちょうど、魔法使い二人がノコノコやってきた。
そいつらを捕まえて、聖地へ行って、そいつらに働かせて、自分は優雅に暮らす。
それが、もう少しだったのに……
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「……ど……れい……」
「どれ、い……」
レナが両手に持った鍵を、フィールは順に、鍵穴に刺していった。
合わない鍵は地面に捨てて、次の鍵を試してみる。
「ド、レイ……」
「ドレイ……」
そうやってもたついている間に、声はどんどん増えていく。
力が無い。まともな意識も感じない。なのに狂ったように、その言葉を口走る。
「ドレイ……セイチ……」
「オレのドレイ……アソンデクラス……」
そんな奴らを前に、フィールもレナも、もはや戦おうなどと思えない。
ただ恐ろしくて、恐怖に震えるおぼつかない手で、とにかくここから逃げ出したくて、本物の鍵を求めて……
「俺のドレエェェェエエエエエエエエエエエエエエイイイ!!」
不快な絶叫が空間に響く。
それを合図に、目を覚ました無様達は、フィールとレナに向かって歩き始めた。
「奴隷だ……! 俺の奴隷だ……!」
「聖地に行ける……こんな街から抜け出して、聖地で遊んで暮らす……!」
傷だらけのフラフラで、まともに思考もできないくせに、どこまでも無様に、聖地に執着し、そのための
ほとんど死人も同じな状態になっても、目の前のエサへ、ユラユラと歩き続ける。
無様に死んだ奴隷達は、無様な
未だに鍵は見つからない。無様な死人達は迫ってくる。
二人とも、恐怖に目を閉じた……
ガッ、という音が、二人と、無様な死人達の間に響いた。
そこには、大きくて、長すぎる、一本の刀が突き刺さっていた。
「リア?」
走ってきたリアは、刀の、刃を掴んで引き抜くと、それを両手に持つ。
それを前に出し、走り、無様な死人達を押し出した。
そんな凄まじい光景を、リアが繰り広げた直後……
ガチャリ、という音が聞こえた。
「開いた! リア!」
叫んで、ドアを開けようとする。
レナも加わり、二人で扉を引く。
「重い……開かない!」
リアは、刃に蹴りを入れ、無様全員を刀ごと押し倒した。
「どけ」
二人に呼びかけ、左右へどいた二人の間に立ち、扉の取っ手を掴んだ。
大きく、分厚く、重たい扉を、リアは、内側に血の付いた両手で引っ張った。
二人ではビクともしなかった扉が……
徐々に、徐々に、ゆっくりと開いて、人一人が通れるくらいの隙間ができた。
「……よし、行け」
その言葉に従って、レナ、フィールの順に、隙間を通り……
ガタン、と、扉が閉じられた。
「……え?」
「リア? リアは……?」
「……じゃあな……フィール……レナ……」
両手に閉じた扉の向こうへ、届きはしない声を送った。
そんなリアの背中には、ナイフや剣、いくつもの刃物が突き立てられていた。
そんな背中を扉に向けると、無様達は既に、長刀をどけて立ち上がっていた。
「諦めないんだろう……どうせ……人間、だもんな、お前ら……」
足もとの血の跡は、段々と広がり、大きくなっていく。
口の奥には、鉄の味が広がる。背中には激痛が走り続け、視界がどんどん薄れていく……
フィールから、剣を習いたかったな……
刀一本もろくに扱えない俺なんかと違って、今まで見た中で、一番強くて格好いい、最高の剣士だったから。
レナと、もっと話しをしたかったな……
森では、顔を合わせる度に、聖地へ連れていけと脅したくなって、それをごまかすために冷たくしていたから。
もっと二人によく似合う、可愛くてオシャレな服を買ってやりたかったな……
狩ってきた食事ばかりじゃなくて、ちゃんとした料理を振る舞いたかったな……
料理、洗濯、縫い物……教えたいことだって、たくさんあったのに……
最期に、もう一度だけ食べたかったな。元気になった、母さんの手料理……
そんな下らない夢物語以上に見なきゃならないのは、いつだって、汚くて面倒な現実だけだ。
一度閉まったこの扉は、次にいつ開くか分からない。数日後かもしれないし……数分後か。もしかしたら、ほんの十秒後に開かないともかぎらない。
そんな扉の前には、魔法使いを求めて止まない、無様をさらす人間ばかり。
いつだって、化け物の目の前にいるのは、頼んでもないのに寄って集る人間ばかり。
そんな化け物のそばにいてくれた、温かくて優しかった人間は、化け物のせいでいなくなって……
母さんはもういないし、痛いし、眠いし、さむいし、ダルイし、ハラヘッタ……
そんな現実に疲れた自分が、今日、この瞬間まで、生きてこられたのは……
「……ありがとう……フィール……レナ……」
――大好き……
呟いた後、昇って間もない朝日に照らされた空間で、どう動き、どう走り、どう暴れたか……
それはもう、リア自身も分かっていない。
分かっていることは、目の前のこいつらが扉を通らないよう、暴れまくることだった。
分かっていないのは、目の前のこいつらに向かって、夢中で名乗っていることだった。
「俺は、化け物だ……俺は、黒い化け物だ……」
――俺は……
リア自身、実は格好良いと思って気に入っていた。
それを、フィールが、レナまでダサいと言うものだから、自分もそう思うことにした。
それでも、今日までの自分のことを明確に示してきた、名前の一つには違いない。
そんな名前を……
化け物が守る宝を手に入れるため、諦めず戦い続ける、人間達に向かって……
――俺は……
――黒い化け物……
――ネロ・バーサークだ!!
第三章 完
おしまい♪