近い将来ネタ切れするので、投稿スピードが信じられないほどに落ちます。
「更新おせーよ!なにやってんの!」
って思ったときは、仕事してるか、寝てるか、モンハンしてるか、これの続き書いてるかだと思ってください……。
「ねーねーアルト、これとこれってどう?」
「んー?それは無理じゃねー?」
「なんかいけそうな気がするー。えいっ!」
シュポン!
「ほら出来た!」
「ええええマジかシャル天才かよ……でもそれ使えんのー?」
「きっと使い道はあるよ!だってこうして出来たもん!」
ふふふ、年季が違うのだよ年季が。
前世で何千何万と調合してきたわたしに調合の勉強など最早不要なのである。
……なんて、言えないけど。
天才扱いされるのは悪い気がしないし、満足いくまでドヤ顔することにする。
ドヤ顔のわたしも可愛いだろうな、手鏡欲しいな。
常に自分の顔面を見て満足したい……ナルシストみたいだから絶対にしないけど。
目が覚めてから1日経った。
今日は朝の採集を終えたアルトと調合の勉強(という名の、記憶と現実のすり合わせ作業)をしている。
今までに聞いた父アルマの話す狩猟、内容の雰囲気から、この世界の狩猟はとても脳筋プレイだということが想像ついた。
調合だって、生活に役立つ以上のことにはあまり使わないらしい。
そんなんじゃガンナーの人口も少ないんだろうなぁ。弾切れたらそれで終わりーなんてやってけないもんね。
自分にあった武器を、モンスターに振り回すだけのハンティング。
……確かにそれじゃあ殺されもするし、ハンターが増えないのも道理である。
わたし無双出来るなこれ。
そう思うと、モンスターは怖いけど、俺TUEEEEEしてみたくはなってきたな。
ふふ、楽しみ。
失敗して燃えないゴミを出しながら、自前のノートに調合リストを書き込んでいく。
この世界、紙の技術はすごいよなぁ。
不思議な文明の進み方だよほんと。
「おかえりアル……アルマ!なんて怪我!」
「ただいまエマ。秘薬で傷は塞がってるよ……とても痛いけどな。しかし、困ったことになったよ」
「一体どうしたの?」
装備を預かり、身体を拭いてあげながらエマはアルマに問う。
どうやら、ベルナ村の近くで火竜の
森丘にいるであろうリオレウスの討伐クエストを発注した。
父もその噂を聞き、リオレウスを狩るならば昔の勘を取り戻さなきゃなと、1人で近場のドスファンゴを2頭狩ってきたんだとか。
帰りに酒場で昔の仲間に声をかけ、久々に
空の王者、リオレウス。
モンスターハンターの世界では代表的なモンスターである。
だが、この世界はどうしようもなく現実だ。
例えゲームで何度も何度も簡単に倒せていたって、自身の何倍もある大きさのドラゴンに、果たして人間は立ち向かえるのだろうか。
それに、死ねばそこで最後なのだ。
ゲームのようにやり直しがきくわけではない。
それはとてつもなく危険で、それはとてつもなく、災害だ。
勿論アルマとて勝算はある。
過去にも数度、1人でリオレウスとやり合った事もあるし、今回も慢心をせずに信頼のおける仲間と共に十分な準備をして挑むことにしている。
明日はその仲間たちと4人でイャンクックを狩り連携確認。
半日休息をとり、明後日にリオレウスの討伐、と予定を組んできた。
「ごめんなぁアルト、明日と明後日は留守番しててくれな」と謝るアルマはバツが悪そうな顔をしているが、そこはお父さん大好きなアルトである。
災害レベルのモンスターを討伐出来るお父さんかっこいい!って気持ちを前面に出しながらの「アルマがんばって!」なんて、父親冥利に尽きると思う。
父親なったことないけど。
村がモンスターに襲われることは、短ければ半年、長ければ2~3年に1度はあることらしい。
人々は、壊滅した村を復興するか、復興を諦め移住して新しく作るかを強いられてきたのが世の常だ。
つまり、余程強いハンターが常駐しなければ、村は歴史を作れず、発展も出来ないのである。
勿論伝承や知恵などは語り継がれていくが、やはり同じ土地に長く住みたいのが人間の本能なのだろう。
どの村でもハンターを募集しているし、勿論、危険な仕事であるが故に需要と供給は成り立っていない。
ここベルナ村は比較的新しい村だ。
元ハンターのアルマにも常駐ハンターのお誘いがきたが、ライフスタイルと家族がいる手前丁寧に断ったらしい。
交換条件として、こなせる時には依頼を受けることも約束して。
その約束が今回のリオレウス討伐である。
存外に早く来た機会に、各々不安を
何事もなく終わるようにと。
エマはアルマに、子供たちはまかせなさい!と胸を叩いていたが、内心きっと不安で不安で堪らないと思う。
わたしに出来ることがあればなんでもやるからね、エマ。
次の日、討伐隊はイャンクックの討伐を。
村は来たる災害に備え、水と食料の備蓄を持ち運べるように加工し始めた。
万が一村が壊された時、復興するにも移住するにも、住民の生活を守るにはまず食料を、と経験から生まれた伝統である。
角や木の実をくり抜き作った水筒に、バリエーションに富んだ携帯食料。
こどもは簡単な作業なら手伝わせてもらうことも出来たので、わたしは積極的に参加した。
携帯食料ってこうやって出来てたんだなぁとしみじみ。
こんなのも現実じゃなきゃわからないよね、と、合間を見て使えそうなものは家に持ち帰ってきた。
ふふふ、これでわたしの調合リストがまた進むぞ。
ゲーマーの血が騒ぐ。
ふふふ、コンプリートの日はいつくるだろうか……ふふふ……。
この村に長く住んでるわけではないけれど、でも、数日過ごせば愛着も湧く。
周りはみんないい人ばかりだ。こんな村が壊された時、そして住民が襲われ死んでしまった時、とても、とても悲しいんだろうな……嫌だなぁ、そんなの。
夜、村の広場で焚き火をし、村民が集まりスープを飲み談笑をしていたところで、事件は起きた。
討伐隊の1人が負傷した身体でモドリ玉を使い帰還したのである。
「今日狩るつもりじゃなかったリオレウスが出たんだ!」
村はどよめく。
「イャンクックとの同時討伐を余儀なくされた……どうにかイャンクックを倒し、リオレウスを追い払うことにも成功したが、リオレウスがこの村の方に飛んでいったのを見て、俺だけ急いで戻ってきた次第だ。」
「他の討伐隊のメンバーは!?」メンバーの家族であろう主婦が問う。
「大丈夫だ、問題ない。3人で警戒を解かずにゆっくり帰ってきている。照明弾も飛ばしているから、迎えも来るはずだ。怪我人はいるがみんな生きているぞ」
村から安堵の声が漏れる。
そんな危険なクエストに突如変わり、それでも死者が出なかっただけ幸運なのだろう。
だが問題はここから。
リオレウスがこちらに向かってきている。
どう
リオレウスの疲労度から、村の全壊は免れるだろう。
村にハンターは1人だけ、そのハンターも負傷している。
村長は──住民の避難を決意した。
いてもたってもいられなくなったわたしは、村の倉庫からアイテムポーチを盗み、必要な道具を必要以上に詰め、自前の調合リストを持ち、どさくさに紛れて村を出た。
村が壊されるなんて絶対に嫌だ!避難が済めば怪我人はこれ以上出ないかもしれない。
確かにその準備もたくさんした。
でも!絶対に嫌だ!こんなちょっとしか過ごしてないわたしですら嫌なのに、村の人達はもっと嫌に決まってる!そんな一心で、夢中で走った。
怖いけど、弱っているリオレウスなら……追い払うくらいなら出来るかもしれない。
武器も何も無いけど、大丈夫。
行動パターンがゲームと一緒なら、この身体の小ささとスペックなら、上手く立ち回れる。
大丈夫、きっと大丈夫。
どうしようもなく震える身体に大丈夫と言い聞かせた。
何度も調合の手順を見直した。
何度もアイテムポーチを確認した。
5歳の少女に何が出来るんだと何度も怯えた。
でも───戦うんだ!弱らせてくれた討伐隊のため!村のため!そして、家族のために!
大体3000文字超で安定してるような気がする。
0話が少ないのはそういう仕様です!きっとそうなんです!
……後で文字数少ない話が出てきた時にどう言い訳しようか今から悩んでいます。
不安で朝も起きれない。