なんかのついでについたらアイテムポーチが節約できるかな程度ですけど、それが嬉しかったりするときもありますよね。
どれくらい待っただろう。
実際にはそんなに時間は経っていないのかもしれない。
恐怖心とアドレナリンが、時間感覚を麻痺させる。
村のみんなと一緒に避難すれば良かったかな、とか。
エマとアルトは大丈夫かな、わたしのこと探してるだろうな、ごめんね、とか。
アルマの怪我が大事じゃないといいな、とか。
たくさんたくさん考えた。
──来た!アレだ!
空を翔ける王者、リオレウス。
わたしは上空を往くリオレウス目掛けて、持てる力の全てを以て、思いっきり閃光玉を投げた。
「当たれえぇっっ!!」
閃光玉。
素材玉と
ハンターにも効いてしまうことから、複数人での狩猟では使われなくなり、そのまま使用頻度が減ってしまった道具だ。
けど、今なら使える!―――当たった!
突然の閃光に目が
地面に叩きつけられ、響く轟音。
サイズ2000を越える巨体を目の当たりにし、恐怖する身体をアドレナリンで支配する。
(今の落下でも相当ダメージが入ったはず!起き上がるまでにまだ時間はある……急げ!)
閃光玉に目が眩んでいるリオレウスは未だシャルの存在に気付かず、何が起きているかわからないまま、全身が痺れ硬直する。
シビレ罠である。
(よし!次はコレ!!)
タル爆弾を3つと
(これ、ゲームで3つ持てるのに2つしか置けないの疑問だったけど、置けた!よし!パーティ狩り程じゃないにしても火力が出るぞ!いける!)
先程とは違う轟音が響き、巻き上がる
『グオオオォォォ!!!』
リオレウスが吼える。
「まだまだァ!」
シャルは仕込んでおいた毒投げナイフを5つ
(これで毒になったはず!身を隠して調合!!)
シャルが近くの岩陰に身を隠した頃、閃光玉の目眩がとけ、突然の奇襲に怒るリオレウス。
だが、自分を攻撃してくる謎の存在を探すも見つからず、
「リオレウスさーん、こっちこっち!」
『グオォォ!!!』
「きゃあああ!!!呼んだけど!!!!呼んだけど怖い怖い怖い無理無理無理無理!!」
「……なーんてね。落とし穴ァ!」
ズゾオォォァ!!!
(よし!いける!いけるぞ……!次は眠り投げナイフだ!)
「寝ろ!寝ろぉ!」
ザシュッザシュッザシュッ!!!
Zz……
(ふぅ……タル爆弾3つ置いて、調合して、タル爆弾3つ置いて、調合して、タル爆弾3つ置いて、調合……あーもう失敗!9個も置けば十分かな?ソロプレイでこんなん反則だよねーふふーんさっき3つ置けた時にもっと置けるなって思ってたんだー最後に小タル爆弾……あぁっ!忘れた!もー!!石ころでいいや!えいっ!)
ズドドドドドドドドォォォンンン!!!!
とてつもない爆発。
リオレウスは───息絶えた。
「やったああああああああ!!!!勝てたあああああ…………勝てた……勝てたよぉ…………うぇぇぇぇん…………」
5歳の少女が、リオレウスを倒し、消えたアドレナリンに恐怖が身体を支配し、とめどない涙を溢れさせた。
「こわ…………かった…………でも、でも勝てた!やったよアルマ……エマ……アルトぉ………………」
ひとしきり泣き、人知れず、武器も持たずに空の王者を討伐した5歳の少女シャルは村へと戻っていった。
はいきた!はいきました文字数迷子!フラグ回収はえーよ!
いやごめんなさいほんと……iPhoneメモで書いてると、500文字以上書くと書ききった感が出てしまうんだと思うんですよね。たぶんそういうことなんだとおもいます(?)
まぁ物語のテンポ感が出たって前向きに捉えます!(スーパーポジティブマン)
2018/02/03/16:21
この話の最後の文がしっかりと打ち込まれていませんでしたが、訂正しました。
お詫び申し上げます。