では本編どうぞ。
「再びっとっ!」
スキマから落ちていく中で体勢を立て直して着地。着いた場所は……紅魔館に近い場所である霧の湖の近くだ。
『!? 侠さんが落ちてきた!?』
『おー……侠なのだー』
近くで声……大妖精とルーミアがいた。さらにはミスティアにリグル……そして何故か倒れているチルノがいる。
「やぁ。大妖精にルーミア。そしてミスティアとリグルに聞きたいんだけど……チルノは何で倒れているの?」
とりあえずは情報を聞き出すことにした。
「えっと……この異変を解決しようと魔理沙がここに来て、チルノが勝負だっていって……それで負けて……」
「その後チルノは目が覚めたんだけど……今度は霊夢さんが来て、チルノがまた挑んで……負けて気絶してる……」
「何でチルノとわざわざ戦うんだろう……? 無視すれば良いのに」
「お二人は目の前に障害物があると分かったら実力行使で突き進むんですよ……」
ミスティア達から聞いていると大妖精が補足してくれる……いや、戦わないですむ戦いは戦わないようにしようよ?
そんな風に考えていると、チルノの体がゆっくり起きてこちらを見てくる。
「ん〜……──あっ! キョーだ! アンタもアタイを倒しに来たのね!」
「その気は毛頭無いんだけど……」
「そんなことを油断させておいて波打ちしてくるんでしょ! その策にははまらないわ!」
「闇討ちね。波を打ってチルノを倒そうとはしないし」
「それはしないというのなら弾幕ごっこで倒そうしているのね! この前のリベンジよ!」
「君、会話を成立させようと思っていないよね?」
空気を読んでか、他の皆は怪我をしないように離れていく……え? もう戦う雰囲気なの?
「さぁ、行くわよ!」
そう言いながら氷の弾幕を放ってくるチルノ……戦う気は全くないんだけどなぁ……。
「はぁ……異変解決するのにこんな所で時間を消費するわけにはいかないんだけど……」
そんなことを思いながらずっと躱し続ける。時折自分に当たりそうな弾幕は……ぶっちゃけない。ちょんよけに近い動作で躱し続ける。
「う〜! 何で当たらないのよ〜! だったら……これ!」
当たらないことにしびれを切らしたのかチルノはスペルカードを宣言する。
「氷符【アイシクルフォール】!」
宣言した瞬間、さっきよりの多く、先のとがった氷の弾幕がこちらに飛んでくる。
「……数を多くしてもねぇ……」
さっきよりほんの少し動作を広げて回避。だいたいチルノの弾幕の速さは把握してきたからなぁ……。
そして時間がたち……スペルブレイクだろうか? チルノのスペルカードの攻撃が止んだ。
「む〜! 何で当たらないのよ〜! 霊夢や魔理沙みたいにひょいひょい避けるの!?」
「いやいやいや……そんなことを言われても……」
「ならこれでどう!? 雪符【ダイアモンドブリザード】!」
次のスペルカードの宣言。次はさらに多くの弾幕が正面だけではなく、斜め前からも来たが──
「む……攻撃が止む気配がない……仕方ないか──」
自分はその場での回避を止め、チルノに向かって突っ込む。それでもなお、弾幕を躱しながら。
「──え?」
躱しながら接近し、距離も後数メートルになる。そして左手を構えて至近距離で弾幕を放つ。
「……ごめんね」
「ちょ、ま(ピチューン)」
弾幕でチルノを怯ませた後、優しく後ろ首筋に手刀を入れた……異変じゃなかったら時間をかけても良かったけど、今はそんな場合じゃないから。
「⑨〜……」
……何やら言っている言葉が違う気がするが気にしないでチルノを抱き上げ、大妖精達が隠れているところまで持って行く。
「悪いけどチルノが目を覚ますまで見ていてくれないかな? 自分も博麗達と同じで異変を解決するように頼まれているから」
「え、あ、はい!」
「ん。ありがと」
一先ず大妖精に預ける。そしてここから少し見える紅い館──紅魔館へ向かって走り出した。
「……やっぱり、侠さんって強いんだ……」
「侠はチルノより強いのかー?」
「見た感じそうね。チルノが弾幕を撃っている間攻撃はあまりしてなかったし」
「私には手加減しているように見えたけど気のせいかな……?」
Stage1終わり。紅魔郷ならルーミアですが……彼女は侠に敵対心ゼロですから戦いません。というよりこの戦い方萃夢想に近い……まぁ、いいか。作者は本家より格闘の方が好きだし。(本家はイージーシューターだけど、萃夢想関連は頑張ればノーコンでルナティックは出来る。何でだろう?)
それにしても文字数が少ない……とりあえずいつもの土曜に頑張ってもう一話投稿してみよう……。
ではまた。