Fate/UNDERTALE   作:Feles

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ドコにイったの…?


第2節(Chapter2)気骨稜々スケルトン(Skeleton with Backbone)

「母、というのは、ああいった感じなのでしょうか」

 

トリエルさんに別れを告げ、針葉樹林の雪道を歩む中、マシュがそう言った。

マシュにとって、母の愛は目の当たりにすることはあれど、初めての経験だったみたいだ。

 

「…」

 

デザインベビー。

詳しくは知らないけれど、遺伝情報の上での両親は居ても、本当の意味での両親は居なかったのかもしれない。

マシュの手を両手で包んだ。

 

「先輩…?」

 

寂しい?

 

「…いいえ」

 

「先輩が、カルデアの皆さんが居てくれますから」

 

そっか、それは良かった。

 

「ふふ…」

 

嬉しいことでもあった?

 

「はい、再確認、出来ました」

 

「ありがとうございます、先輩」

 

こちらこそ。

 


 

 

 

背後で枝が折れる音が聞こえた。

 

「今、誰か居ませんでしたか…?」

 

橋を渡る直前に、背後から握手を求める声がした。

 

「せ、先輩、ここはわたしが…!」

 

鳴り響くブーブークッション、マシュの悲鳴。

 

「ひゃあああああーっ!?」

 

二人で仲良く詰め所に隠れて。

 

「せ、先輩、もう少しくっ付いてください、食み出てしまいます」

 

異次元ボックスを見つけて。

 

「ダ・ヴィンチさんなら、原理が分かるのでしょうか…」

 

音楽を聴いたり、写真を釣り上げたり。

 

「一体、誰の写真でしょうか…」

 

犬を撫でたり。

 

「ツルツルでした!」

 

氷の上でスケートをしたり。

 

「スイーっと!」

 

雪だるまと約束をしたりした。

 

「世界を見たい、その気持ちはよく分かります」

 

透明ビリビリ迷路に挑戦して。

 

「ぱ、パピルスさんが黒焦げに…」

 

ナイスクリームを一緒に食べて。

 

「だ、抱き合う絵…」

 

スノーボールゲームで遊んだり。

 

「赤色…フリスクさんによれば“決意”の色、でしたっけ」

 

サンズの用意した文字探しで遊んだりした。

 

「すふぎあろてにぺけなも…すふぎあろてにべけなも…?」

 

手作りスパゲティを食べようと試行錯誤して。

 

「…凍ってますね」

 

犬を撫でたり。(2回目)

 

「な、撫で過ぎました…」

 

犬を撫でたり。(3回目)

 

「フワフワでした!」

 

○×パズルを解いたり。

 

「踏むと変化するんですね、覚えておきましょう」

 

パピルスお手製のパズルを解いたり。

 

「あぁ!2回踏んでしまいました…」

 

カラータイルパズルを解いたり。

 

「え、えっと、赤が通行禁止で、黄色が電撃ショック、緑は警報装置、オレンジはピラニアの好きなオレンジの香りのタイル、青はピラニアの池で黄色と隣り合わせだと感電して、紫はピラニアが嫌いなレモンの香りの石鹸タイル…あれ?黄色の床がでしたっけ…?」

 

前衛芸術を観賞したり。

 

「素晴らしい雪像ですね!」

 

犬を撫でたりした。(4回目)

 

「モフモフでした!」

 

そして。

 

「吊り橋ですね、落ちないように気を付けて進みましょう」

 


 

 

 

スノーフルの町に到着するなり、モンスターが飛び掛かってきた。

 

「フォーウ!」

 

「せ、先輩!」

 

危なげなく受け止めて、いつもの様に肩に乗せてあげる。

 

「フォウ」

 

「だ、大丈夫ですか!?…ってフォウさん!?何故こんなところに…」

 

最近、姿を見ないとは思っていたけれど、先に特異点に到達していたらしい。

 

「フォウフォ!」

 

「随分と馴染んでいる様に見えますが、一体いつから、この町で暮らしていたのでしょうか…」

 

フォウ君、一緒に頑張ろうね。

 

「フォフォーウ!」

 

「頑張りましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「複雑な感情について、語っても良いか…?」

 

「それは…」

 

「自分と同じ様に、パスタを愛する者達を見つけた喜び…」

 

「自分と同じ様に、パズルが得意な者達への憧れ…」

 

「イケてて、頭も良い奴に、イケてると思われたいという願い…」

 

「これこそ…」

 

「きさまが今、抱いている感情だなッ!」

 

「オレ様には、そんな気持ちはサッパリ分からんがッ!」

 

「何しろオレ様は偉大なるパピルス様だからッ!」

 

「友達が沢山居る奴の気持ちなんて、フツーに知ってるし!」

 

「悲しい人間達よ…きさまらは哀れだ…」

 

「だが、案ずるな!オレ様がきさまらを悲しませたりしない!」

 

「この、偉大なるパピルス様が、きさまらの…」

 

「…」

 

「ねぇ、なんで人間達と一緒にいるの?」

 

「え?前からお友達だった…?」

 

「そっか、それじゃあしょうがないね…」

 

「…」

 

「えぇーーーーー!?ズルいぞきさまーーーーーッ!」

 

来るよ!マシュ!

 

「行きます!」

 

「フォーウ!」




カルデア…

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