Fate/UNDERTALE   作:Feles

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パートナーだろう?


第5節(Chapter5)罪業ジャッジメント(LOVE Judgement)

見覚えのある景色だ。

ニューホーム。

ここは、そう呼ばれているらしい。

 

「トリエルさんのお家と構造は全く一緒ですが…」

 

色の無い家だ。

 

「道も、家も、何もかもが真っ白ですね」

 

点在する金色の花を、一層際立たせる。

 

「思い出の花…」

 

住人は孤独な王様と、思い出だけ。

 

「寂しい場所です…」

 

既に地下への鍵は開かれている。

さぁ、急ごう。

 

「…はい」

 


 

 

 

ハウディ!

 

 

 

初めまして!

 

 

 

ボクはフラウィ。

 

 

 

お花のフラウィさ。

 

 

 

…そんなに警戒しないでよ。

 

 

 

傷付くじゃないか。

 

 

 

アハハ。

 

 

 

キミ、ボクとは最初に出会うはずなのに、ってずっと不思議だったんじゃないかい?

 

 

 

そう、ボクらは本当は初めまして、じゃないね?

 

 

 

でなくちゃ、こうして現れただけで警戒なんてするもんか。

 

 

 

前のボクには随分と酷い目に遭わされたみたいだね。

 

 

 

アハハハハ。

 

 

 

…。

 

 

 

大丈夫さ、何もしないよ。

 

 

 

ただ、キミにお願いがあってね。

 

 

 

これから先も、キミが覚えていたらで良いんだけれど…

 

 

 

お願い、フリスクを助けて…!

 

 

 

信じられないかもしれないけれど、フリスクは本当は、こんなことするような奴じゃないんだ。

 

 

 

…え?知ってる?

 

 

 

そっか…キミ達は地上でフリスクと友達だったんだね。

 

 

 

フリスクから、地底世界のことをどこまで聞いてるの?

 

 

 

…じゃあ、地底世界からモンスターが解放された日の、その後から教えてあげるよ。

 

 

 

フリスクがモンスターの親善大使になってから、地上では人間とモンスターの交流が始まって、平和な世界が訪れた。

 

 

 

だけれど、ある日突然、世界はリセットされた。

 

 

 

フリスクの意思で?

 

 

 

いいや、違う。

 

 

 

初めてフリスクと出会った時から、ずっとフリスクを助けていた存在がいる。

 

 

 

ボクは、そいつと親友だった。

 

 

 

今でも、そう思ってるよ。

 

 

 

みんなが地上に出て、あいつは間違いなく満足したと、そう思った。

 

 

 

でも、違った。

 

 

 

あいつは、まだ不満を持っていて、ボクとの約束通りボクの記憶ごと世界をリセットした。

 

 

 

じゃあ、何故ボクはその記憶を保持しているのかって?

 

 

 

どんなことをしたって、白紙に出来ないことはあるんだよ。

 

 

 

ボクが決意を持っていたから。

 

 

 

ボクが友達に恵まれていたから。

 

 

 

本当に大切な記憶の欠片だけ残すことが出来た。

 

 

 

そう…そうだよ!その欠片を修復してくれた人が居るんだ!

 

 

 

それで…!その人から、キミ達のことも聞いてたんだ!

 

 

 

思い出した…!

 

 

 

あぁ…長かった。

 

 

 

キミ達がやって来るまで、何度も何度も、世界はリセットされた。

 

 

 

ずっと、待ってたよ。

 

 

 

キミ達に伝言があるんだ。

 

 

 

それは、ボクの願いでもある。

 

 

 

もう一つ、お願いしてもいいかな?

 

 

 

“カルデア…どうか…あの子達を───”

 


 

 

 

「今日は素敵な日だ」

 

 

 

「花が咲いてる」

 

 

 

「小鳥達も囀ってる」

 

 

 

「こんな日には」

 

 

 

「お前みたいな奴は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

黄金に輝く回廊。

 

 

 

鮮やかな赤。

 

 

 

白骨死体。

 

「…サンズさん!」

 

マシュとフォウが駆け寄る。

 

「…よう、遅かったな」

 

右肩から左脇腹にかけて切り裂かれている。

傷口から赤い液体が滴る。

 

「そんな…酷い怪我です…」

 

「フォウ…」

 

「へへ…間違いなく、致命傷だろうな」

 

スケルトンなのに?

 

「スケルトンでも、ソウル()はあるさ」

 

あるのは骨だけでしょ。

 

「生憎、オレは骨のあるモンスターじゃないんだ」

 

ははは。

 

「へへへ…」

 

マシュとフォウが呆然とした表情で、自分とサンズの顔を交互に見ている。

 

「お前、慣れ切ってるな」

 

うん。

 

「とても言葉じゃ言い表せないぜ」

 

そんなにかな。

 

「なぁ…聞き飽きただろうが、良いか?」

 

うん。

 

「どんなに罪深い人間だろうと救われるべきだと、思うか?」

 

「償いさえすれば幸せになれると、思うか?」

 

分からない。

 

「そうかい」

 

でも、救われたいって思う人の手なら掴んであげるよ。

 

「…へっ」

 

ふふ。

 

「なら、アイツはどうだ?」

 

伸ばしてない手は掴めない。

 

「お前も落ちたらどうだ?」

 

自分は自分さ。

 

「アイツは違ったみたいだがな」

 

そういう時もあるさ。

 

「都合の良い話だな?」

 

人間だもの。

 

「…オレにとっちゃ、アイツは薄汚い兄弟殺しだ」

 

うん。

 

「…次のサンズにとっては友達だと、良いな」

 

そうだね。

 

「…なぁ、パ、ピ、ル、ス」

 

塵になった。




救ってくれ…!

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