りっく☆じあ~す×リトルアーモリー ~誰の為に引き金を引く~   作:土居内司令官(陸自ヲタ)

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15th 何でも揃えるのが私のモットーですから

「マツコさん、頼んだのある?」

 〈サラトガ〉艦内、購買部にて、坂城2尉がカウンターの前に立っていた。すると、店内から長い茶髪を2つに束ねた美少女が走ってきた。

「坂城2尉の注文は……これですね」

 その美少女――購買部所属のマツコ(本名不明)――は、カウンターの中から1つの箱を取り出した。坂城はそれを受け取り、ラベルを確認していると、須恵原1尉がやってきた。

「やぁ、お2人さん。まだ明るいのにイチャついて」

「「違います」」

「何だよ、もうちょいノってくれてもいいのに……で、マツコちゃん、アレは届いているかい?」

「はい、もちろんです」

 再び、マツコがカウンターの中から箱を取り出した。

「こちらですね」

「おう、サンキュー」

 早速受け取った須恵原1尉に、坂城2尉が尋ねた。

「何です、それ?」

「レンジファインダーだよ。レーザー測距儀とも言うが」

「何でまた? 我らのミル測距法があるじゃないですか」

「違う違う。目的は、『攻撃がどれくらい外れたか』を測るためさ。支援砲撃頼んで、観測を間違えていたら、いつまで経っても当たらないからな。そういうお前は何頼んだんだ?」

「ナイフですよ。ダガーナイフを買ったんです」

「銃剣があるだろう」

「89式ですか? 純粋なナイフが欲しかったんです。Amaz〇nで注文して、届け先を『ペルシャ湾 強襲揚陸艦〈サラトガ〉にしたらエラーが出まして』」

「俺も同じだ。宛先を岐阜基地にしただろ?」

「ええ。1尉も?」

「ああ。全く、C-2でイヴァク連邦まで運び、そっから補給物資を積んだオスプレイでーー丸々3週間だ」

「仕方ないですよ。日本と中東、燃え上がっている真っ最中ですかね」

 するとそこへ、福岡がやってきた。

「マツコさん、ムースってある?」

「ええ。アイス売り場にありますよ」

「おお、流石」

 嬉々としてアイス売り場へ向かった福岡の後ろ姿を見て、坂城2尉が口を開いた。

「ムース?」

「九州地方のご当地アイスです。元々は給食用に作られましたが、セブ〇イレブンで全国展開したんです」

 坂城2尉の疑問に、マツコが答えた。そして、須恵原1尉が店内を見渡した。

「改めて見ると、色々置いてあるな」

「酒も置かれてますよ。海さんが知ったら激怒もんですよ」

「大丈夫です。海上自衛隊から許可は得ていますし。ティッシュペーパーから避妊具、戦車にデイビークロケットまで何でも揃えるのが私のモットーですから」

「いかがわしい物が2つ聞こえたのは気のせいかな?」

 坂城2尉の言葉に、須恵原1尉が真面目な解説をした。

「坂城、避妊具はいかがわしい物じゃないぞ。英空軍のサバイバルキットにも入ってる立派な軍需品だ」

「もうやだこの星……」




横浜市の小学校の給食にも、ムースが1回出た記憶があるんですが。
記憶違いだったかな?
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