りっく☆じあ~す×リトルアーモリー ~誰の為に引き金を引く~   作:土居内司令官(陸自ヲタ)

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16th 戦いは数だよ兄貴

「今度は夜襲ですか」

「仕方無いだろ。こっちは一旦撤退し、向こうは戦力を整えたんだ。正攻法以外は無理だ」

 夜、ファルジナ南の砂丘に即応機械化中隊は隠れていた。

「既に民間人への退避勧告は行われた。10分後、EA-18Gと共にF-16とA-10が空爆を行う。その後、戦車隊と一緒に突入する。エーブルが先行、ベイカーは戦車隊と共に進め」

 須恵原1尉の指示に、全員が頷いた。

「よし、時刻規正を行う。10秒前、8、7、6、5、4、3、2、1、今!」

 

 

 

 0200時、アメリカ空軍のF-16CM多用途戦闘機と韓国空軍のKF-16多用途戦闘機がファルジナへと低空侵攻、急上昇して500ポンド L-JDAMレーザー/GPS誘導爆弾をトス爆撃の容量で投下、MQ-9多用途無人機が誘導してマグマ軍の地対空ミサイルや対空戦車を破壊した。

 すぐにA-10C対地攻撃機が襲来、AGM-65G2 マーベリック空対地ミサイルを放って装甲車両を撃破した。

 

 もちろん、敵も黙っていない。重機関銃や機関砲、歩兵携行型地対空ミサイルで反撃する。A-10C対地攻撃機はフレアを撒き、ミサイルを躱す。

 そして、日米韓連合部隊がファルジナに突入した。K21歩兵戦闘車やM2A3歩兵戦闘車の機関砲が唸り、マグマ軍歩兵やASF兵士達をミンチにしていく。そして、自動小銃を手にした兵士達が建物へと突入していく。

 

 しかしそこへ、2機の戦場戦闘機29號A型が低空侵攻してきた。

「撃ち落とせ!」

 K21歩兵戦闘車の40mm XK40機関砲や89式装甲戦闘車の35mm KDE機関砲が弾幕を張る。が、亜音速で飛ぶジェット戦闘機には当たらない。

 そして、主翼に2本ずつぶら下げたポッドを投下した。

 

 投下された4本のポッドは空中で分解、大量の小型ドローンをばら撒く。それらのドローンは、画像認識で人間を識別、その頭目掛けて特攻する。そして――

「あでっ」

 多国籍軍兵士達のヘルメットに命中、粉々になったとさ。

 

 CAS待機中だったF-15E戦闘爆撃機の編隊は、E-8C地上管制機からの情報を受けて迎撃に向かう。戦場戦闘機29號A型をロックオン、マスターアームスイッチは「ON」になっている。

「FOX3!」

 AIM-120C アムラーム中距離空対空ミサイルとR-73A アーチャー短距離空対空ミサイルが放たれる。F-15E戦闘爆撃機は爆弾と増槽を切り捨て、フレアを撒いて回避機動に移り、戦場戦闘機29號A型もチャフを撒く。しかし、双方のミサイルが命中してしまった。F-15E戦闘爆撃機の左エンジンから火が吹き出し、戦場戦闘機29號A型の右主翼が吹き飛んだ。

 

 

 

 激しい銃撃の中、エーブル小隊は進む。全員、頭には88式鉄帽とJGVS-V8夜間暗視装置が装着されており、一部の隊員んは89式5.56mm小銃の銃身に赤外線レーザーサイトを取り付けていた。

 エーブル2分隊が6階建てのビルに突入、一気に制圧する。トラップに気を付けながら1階ずつクリアリングをする。そして、屋上へとエーブル2-1が登り、相馬原がMINIMI軽機関銃の二脚を広げて角を陣取った。スコープを覗き、眼下の通りへ掃射を行った。

 

 マグマ軍やASFも反撃し、激しい応酬となる。ありったけの機関銃や自動小銃が弾幕を張り、その銃声が共鳴し、反響した。

「弾ぁ持ってこーい!」

 背負っていた戦闘背嚢を屋上に転がし、その中から新しい弾薬箱を取り出す相馬原が叫んだ。すると、新発田が返す。

「未咲さん撃ち過ぎです!」

「何言ってんだ! 戦いは数だよ兄貴!」

「兄貴って何ですか!?」

「ガ〇ダムネタ入れないでくださいよ」

 豊川が突っ込む。すると、クローラの音が響いた。

「戦車だ!」

 それは、重戦車90號だった。すぐに新町が87式対戦車誘導弾(中MAT)を構え、レーザーを照射した。しかし、重戦車90號に搭載されたシュトーラAPS(Active Protection System、アクティブ防護システム)が作動、対赤外線煙幕弾を発射した。

 

「空軍の連中、戦車を残していきやがった!」

 富山が愚痴る。すると、朝霞が返した。

「CASで全部殺れはしないでしょ」

「最後は歩兵の仕事、ってか?」

 富山が悪態をつく。すると、先程の重戦車90號が曲がり角から出てきた。砲塔が旋回、125mm 2A46M-1滑腔戦車砲と12.7mm kord6P51重機関銃がエーブル2-2の4人を狙った。

「畜生、こっち来やがった!」

「皆、逃げるよ!」

「承知した!」

「あーもーついてない!」

 4人は走って逃げ、近くのビルへと練馬、朝霞、多賀城の順に飛び込んだ。そして、富山が滑り込もうとした時に、125mm HEAT-MP(多目的対戦車成形炸薬榴弾)が発射された。

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