桜色のレラカムイ   作:一ノ原曲利

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最終更新日から三ヶ月ほど更新停滞しておりました、申し訳ありません
大変永らくお待たせしました…正直、物語の時間があまり進んでない上に、元から低いクオリティが底辺まで下落した気がします。右肩下がりです

正直なところ、研修期間が長過ぎてあまり文章にタッチできなかったのが原因ですかね…今年の夏休みも夏休みなんてものではなかったですし。まぁ国外遠征はなかったですが、富士山登ったりしたので個人的には有意義なリアルでした

10月からまた金カムアニメ二期始まるので楽しみですね。その前に今週は最新刊も発売です。正直最新刊発売までには…と思っていたのでなんとか形にはなりました。ようやく岩息さん出るから時効かなと

るろ剣も北海道編再開ということで…ておい、ヒゲ左之助来とるやんけ!遠征どないしたん!?あと斎藤とか、明日郎とか、剣客兵器こと凍座白也サマとか出てくるから少々練り直し中…

感想評価、お気に入り毎度励みになってます。
誤字報告ほんとうにありがたいです、皆様ありがとうございます。
それでは長々と書きましたが、どうぞ





其の女、暗殺者(アサシン)適正あり

 

 

 

 

―――斬。

 

肉裂き骨を断つ音が、遅れて血飛沫が畳や障子に飛び散る音が、絶え間なく響く。

悲鳴よりも勇ましい怒声が聞こえるのは流石は肝が据わったヤクザだと感心するが、如何せん――()()()()()()()と、瀕死のヤクザの一人を盾に拳銃を構えた牛山(ウシヤマ)は思った。

 

「う、ぉおおおおおお――あァ」

「チョーしィこいてんじゃ―かへッ」

 

既に(カシラ)である渋川(シブカワ)善次郎(ゼンジロウ)土方(ヒジカタ)に撃たれて即死。

開幕の銃声と共に蹂躙が始まり――牛山(ウシヤマ)の目の前に、たかいたかい(天井に突き飛ば)した活きのいいヤンチャな(あん)ちゃんが降ってきた。

 

「うわっ!?」

「オー………?」

 

天井に脳天直撃して既に瀕死状態かと思いきや、体を動かす余力はあったのか、はたまた単に自重で落下したのか、幸か不幸か(あん)ちゃんは床に落ち、戦線復帰でもするのかと思いきや。

 

「ヒッ!?」

「あ、あ、あ……頭がァ!?」

 

――その肉体には、頭部と呼べる部位が欠損していた。

それを見て牛山(ウシヤマ)は確信した。(あん)ちゃんは自力で落下した訳でも、自然落下した訳でもなく――つっかかっていた首が、斬り飛ばされて落ちてきたのだと。

ここで、ふとヤクザの連中にも牛山(ウシヤマ)と同じ疑問が浮かんだ。

 

この男の首を斬ったのは、誰なのか。

 

「へぁ?」

 

その答えは、天井から静かに落下してきた凶刃により、部屋の隅で拳銃に弾を込めていた男の脳天が串刺しになる結果が克明に伝えていた。

刀を貫通させた天井の板に乗る形で降りてきた瀬田(セタ)が、男の脳天に刃を突き立て瞬殺。着地と同時に、手首を捻り鼻頭を二分して男の正面にいた別のヤクザを左切り上げで脇と、喉笛と、頸動脈を一閃。こひゅ、と声にならない呼吸音と共に鮮血が飛び散り、その一滴が無表情な瀬田(セタ)の頬を叩く。

 

まるで土方(ヒジカタ)と示し合わせたかのような、容赦情けのない鮮やかな手並みだった。首無し死体から離れた場所に降り立ったのも効果的だ、当然誰もが首無し死体の真上の天井に注目するのは道理であるからだ。

 

「……マジか」

 

ごくりと、唾を飲み込む音がイヤに響いた。

出立する前の、無垢で朗らかな姿とはうって変わって無表情で冷徹な暗殺者がそこにいた。

 

虫を殺す姿すら想像できない手弱女だった。実際、刀こそ佩いていたが人を斬るところを見たこともなければ想像だにできない。満足に振るどころか逆に振り回される方が想像しやすかった。おまけに話では人を斬ったことはあるものの、殺人に慣れていないのか血を見るだけでも吐くほど耐性がないのだという。

 

牛山(ウシヤマ)は、初めて瀬田(セタ)に恐怖を抱いた。

 

驚くべきは、血飛沫を噴き上げさせることなく首を切断する技術。

そして、首無し死体から降り立った位置まで足音一つ響かせることなく移動する技術。

 

騒動の音に紛れて移動しただけかと思いきや、現に目の前で土方(ヒジカタ)に負けず劣らず()()()の首を刎ねた瀬田(セタ)からは、足音が聞こえなかった。足音だけではない、肌着が擦れはためく音も、呼吸音も、息遣いも、鞘鳴りでさえも。

まるで床を滑るように動き、飛び交う銃弾や刀をかいくぐり、間合いを詰め、一振りで絶命させる手並みは手練れの暗殺者そのもの。舞う血飛沫は障子や畳を汚すものの、白刃煌めくその刀と瀬田(セタ)に返り血が飛び散ることはまるでない。

一挙一動が、次の殺害に繋がる動きだ。その暗殺技術に身の毛がよだつ。恐怖が全身を駆け抜け、思わず銃口を瀬田(セタ)の無防備な背中に向けそうになる。

 

――もしも裏切り、瀬田(セタ)の刃が向けられたらと思うと。

その時点で死神に目を付けられたも当然、ぞっとするものだ。如何に寿命の蝋燭を長い蝋燭に接いだところで、安堵に息を吐く間もなく背後から首を狩られるという確信が牛山(ウシヤマ)にはあった。

 

だが――牛山(ウシヤマ)はここで、ある既視感を抱いた。

この光景、どこかで見たことがあると。

 

「………あ!」

 

刀を振り下ろしウィンチェスターの次弾を装填する土方(ヒジカタ)に、背中合わせになるように刀を構える瀬田(セタ)

その姿は忘れもしない、()()()()()()()()()()()()()()()()だった。

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 

時は、数ヶ月前に遡る。

 

それは、深々と雪の降り積もる冬の日。

 

移送するにしては、囚人に優しくない気候。北海道の冬は人をも殺す寒さである。

物音を吸収する雪が舞っている、隠密行動を行うという点では有効だったかもしれないが。

しかし、それは脱獄を狙う側からしても同じことだと言うこと。

 

最初は道端に何かが落ちている、程度の認識だった。

公にはできない異例の移送だったため、用意できた人数は十数人程度であったが、少数精鋭だからこそ彼らは細心の注意を払っていた。

故に、不審物からだいぶ距離を置いたところで一度荷車を停止させ、囚人の監視に六、周囲の警戒に四、不審物の確認に二人で当たった。

 

不審物は、ただ布きれをウサギが被って遊んでいただけだった。かわいい。

憲兵は布きれを捲った瞬間安堵の息を吐いたが、その内の一人が、おかしな点に気付いた。逃げ出したウサギの体毛だ。

注目してみることは叶わなかったが、昔から北海道にいた憲兵の片割れは逃げ出したウサギがエゾユキウサギであることは何となく察しがついていた。だから、冬なのに体毛が白色ではなく褐色であることがおかしいことには、気が付いていた。

研究者でも科学者でもないから詳しいことは知らないが、少なくとも気温や日照の関係でウサギが白くなることくらいの知識はあった。しかし布を被っていたウサギは褐色。つまり――

 

つまり、人為的に用意された環境下で管理されていたウサギである、と仮定するには十分だった。逃げ出したウサギに目もくれず、憲兵はもう一人の憲兵の手を掴み駆け足で仲間の下へ駆ける。

 

「おい、早く戻るぞ」

「なんでだよ、さっきのウサギを捕まえて食おうぜ。ここのところ働き詰めで腹が――」

「馬鹿、そんなことより――」

 

――瞬間、視界が暗転した。

――自分の体を見上げる、という状況になって、ようやく彼らは首が胴体と泣き別れをしたことに気付いた。

 

そこには、雪景色に溶け込むような白い、死装束らしき衣に身を包み、刀を構える女がいた。

女とわかったのは、あまりにも肩幅が狭く手足の線が細すぎるからだ。これで男という方が無理があった。というのも、体の線が細いとわかるほどに、無駄な布端を極限まで削ったような、見たことのない服装だった。

白い手ぬぐいのような布で口元を覆うことで呼気を隠し、靴ではなく草鞋を履くことで足音を消していた。

襲われてから、目の前の襲撃者が如何に徹底して気配を消していたかが窺える。首を落とされて尚、襲撃者の存在感がまるでなかった。鎌鼬に遭ったと言われても信じてしまうくらいには。

 

首を刎ねられれば悲鳴も上げられない。

 

当然だ、頸椎から喉笛まで掻っ切られたのだ。首だけになった憲兵は、意識を失うその瞬間、絶命する最後の一時まで、憲兵たちが一方的にその白き襲撃者に蹂躙され、囚人たちが逃げ出す様をぼおっと見ていた。

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 

「……おいジジイ」

「何だ」

 

渋川(シブカワ)善次郎(ゼンジロウ)の手下を皆殺し、殿(しんがり)代わりの瀬田(セタ)が死体を一箇所にまとめて家ごと焼くという徹底ぶりに若干の戦慄を憶えながら、馬車に乗った牛山(ウシヤマ)がおもむろに口を開いた。

 

「……網走監獄の憲兵から逃げたあのとき、アイツ(瀬田)、いただろ。テメェが手引きしたんだな」

「……憲兵の気まぐれで強制敢行した異例の異動に、不幸にもたまたま通りすがったという方が納得できるとは思わんか?」

「とぼけんじゃねぇ」

 

半ば怒声を押し殺したような声が馬車内に響く。馬車に乗り合わせた、土方(ヒジカタ)が信用する数少ない手勢は牛山(ウシヤマ)の問答に注目して黙りこくっていた。

当然だ、確かに瀬田(セタ)の存在は元より、実力も何もかも「なぜいるのか?」と疑問に思うだろうが。

しかし、今いる土方(ヒジカタ)の手勢は皆、その足で北海道中を駆け回った〝疾風(ハヤテ)〟こと瀬田(セタ)絢子(アヤコ)に声を掛けられ、誘われた者たちだからだ。疑問に思う以前に、既に土方(ヒジカタ)の右腕に足る女であることは共通見解だった。

 

「囚人の脱獄は欲に目がくらんだ憲兵が勝手に起こしたことだ。それはつまり、憲兵以外に俺たちの動向を知る人間はいなかった。勿論あの第七師団でさえも、正確な日時はわからなかったはずだぜ」

「簡単な話だ、瀬田(セタ)はその憲兵から聞いたのだ」

「何?」

「ただし、そいつは引退した憲兵――いや、最初は屯田兵だったかな。いくら金欲しさに隠密で動こうにも、同じ組織内で情報を隠すには限度があった。事前に情報を入手していた瀬田(セタ)を経由して、異動の大まかな日付を把握できた」

「……じゃあ、アンタはそのときから脱獄を計画してたってのかよ? どうやってあの網走監獄で情報交換してたんだ?」

「お前が知らない協力者(小胆者)がいるということだ。脱獄の時には、瀬田(セタ)に一芝居打って貰ったがな」

 

しかし、牛山(ウシヤマ)の疑念が完全に晴れたとは言えなかった。最古参の上役のような人物が、そう易々と情報を流すだろうか。仮に流したことが事実だったとして、その情報を入手できた瀬田(セタ)の情報網が全くと言っていいほど不明瞭だ。

 

「組織には縦と横の繋がりがある――だが、時代が移ろう中でも消えぬ、組織を越えた繋がりがあるということだ。瀬田(セタ)の知り合いが最古参で古株の屯田兵であったことは嬉しい誤算だった。牛山(ウシヤマ)、お前も一度は耳にしたことはないか? 旭川と札幌を結ぶ上川道路。開拓黎明期、その一帯を一夜にして更地にしたという伝説」

「あんな話眉唾モンだと思ってたぜ……その背丈五間四尺、頭が屋根を突き破るほどの巨漢だってな? 俺のチンポのデカさは誰にも負ける気がしねぇが、ソイツにゃ流石に負けるよ。さぞ女選びに苦労しそうなデカさだろうな」

「名を不二(フジ)……〝破軍(乙)〟と呼ばれていたヤツは、元々犯罪者だったが司法取引後その力と体の大きさを買われて屯田兵として北海道開拓に従事していた。当然日清・日露戦争ではその武力が期待されたが……そのとき既にかなり年老いていた。おまけに体の大きさに合わせた軍服や装備を仕立て上げる方が当時の明治政府にとっては負担だったから、登用は棄却された」

「ほぉー」

「まぁ、元々犯罪者であったヤツに武器を与えたところで、当時の逆恨みで裏切りでも起こせば間違いなく明治政府が壊滅していただろう。屯田兵として働く不二(フジ)のお目付役だったのは、後に第七師団初代団長となる永山(ナガヤマ)中将だ。屯田兵の扱いに細心の注意を払っていた永山(ナガヤマ)中将であればまず徴兵なんて発想をしないと考えれば……おそらく花沢(ハナザワ)中将が登用を推し進めていたと考えるのが妥当だな。結局、山県(ヤマガタ)東郷(トウゴウ)あたりが裏切りを危惧し進言したんだろう。奴等は軍部でも聡明だ、司法取引された連中が網走監獄の囚人以上に厄介なことぐらいは聞き及んでいた。一介の軍人にどうにかできる問題ではない」

「……随分と事情通じゃねぇか。箱館戦争以降ずっと幽閉されていたとは思えねぇ程だぜ。何故そこまで明治政府の内部事情を知ってるんだ?」

「そりゃ当然、教えて貰ったのさ。あいつ(瀬田)にな」

 

その言葉に思わず牛山(ウシヤマ)は面食らった。

 

丁度、馬車が永倉の別荘に辿き、そこで一時解散となった。

牛山(ウシヤマ)は脱獄囚故に歓楽街で女を抱く以外に町に出ることは難しいため、永倉宅に泊まることとなった。丁度、まだ聞きたいこともあったため、土方(ヒジカタ)の後に続くように永倉宅に入る。雪は小降り。

 

「お、おぼぼぼぼぼぼぼ……」

 

途中、外で定員上限で馬車の屋根に乗っていた瀬田(セタ)が乗り物酔いの吐き気を抑えていたのは見なかったことにした。

今回は吐かない、今回はゲロらないという自らに課せた鋼の鉄則が破れるまで、あと数秒といったところか。本人曰く、「雪の中に隠せばノーカンノーカン!」らしい。

……見なかったことにした(二度目)。

 

にしても、蹲って突き出される臀部はとても柔らかそうだった。胸もよいが、後ろからというのも……と想像すると思わず摩羅がズボンを突き破りそうになる。

溢れる昂ぶりを抑え、居間で一息つけば永倉(ナガクラ)が剣呑な眼差しで茶を啜っていた。その隣で、土方(ヒジカタ)がどこからか持ってきた沢庵を一本丸ごと喰い千切って牛山(ウシヤマ)を睨んでいた。思わず股間がヒュンとなる。

誤魔化すように咳払いして、話を切り出した。

 

「……服役中から、繋がりがあったのか」

絢子(アヤコ)曰く、知人の面会時にたまたま土方(ヒジカタ)さんの独居房を見つけた……らしい。後から聞いたが」

「監獄の防犯は熟女みたいにガバガバなのか?」

「……まぁ、正確には本格的に接触するようになったのはそれから少し後だ。だが、典獄の犬童(イヌドウ)の監視をくぐり抜けて、定期的に情報を届けてくれるあいつ(瀬田)を重宝して損はなかった。牢獄で犬童(イヌドウ)に飼い殺されるだけかと思っていたが、埋蔵金騒動でまさかこんな事になるとはな」

「だが……私には、絢子(アヤコ)との出会いは運命のように思えましたよ。私だって絢子(アヤコ)と初対面の時は……()が、帰ってきたのかと我が目を疑った。アナタだってかなり驚いていたでしょう?」

「ふん、扉越しに顔が見えるものか」

「でも、アナタは声を聞いただけで驚いていたんじゃないですか?」

()()()は昔っから声変わりすらしてないような高い声だったからな」

「オイ、何の話だ?」

 

話について行けない牛山(ウシヤマ)がそう訪ねると、顔を見合わせた土方(ヒジカタ)永倉(ナガクラ)は示し合わせたかのように同時に口角を緩める。

 

「「瀬田(セタ)の話だ」」

 

したり顔を浮かべる目の前のじじい共を見て、牛山(ウシヤマ)は首を捻った。

 

 

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 

 

 

「はぁーいじょぉーじぃ?」

「……なんだ? 餓鬼か? どこから来やがった?」

「ぅわ、だれかいる。なにやってるの?」

「俺は……なに、やってんだろうな……まぁ、牢屋にブチ込まれてるな」

「おじさんはわるいことをしてつかまったの?」

「お、おじさ……ハァ、おじさんはな……国に殉じただけだ。ただそれを悪いと思う連中に、捕まっただけだ。だが、新撰組はここにある。俺の中に、この胸に、一つとなって生き続けてるんだ」

「んー? なんだかとてもむつかしい……」

「坊ちゃんには難しい話だったか。いつか、立派な男になればわかる日がくるかもな……」

「なんでおじさん、ボクをおとこのこだとおもったの?」

「……なに?」

「ボクはセタアヤコ!りっぱなおんなだよ!」

「……子どもが立派であるものかよ」

「おじさんはなんていうの?」

「俺か? 俺は新撰……いや」

 

 

「ここにいるのは土方(ヒジカタ)。ただの土方(ヒジカタ)歳三(トシゾウ)だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 







牛山(ウシヤマ)さんが絡むと瀬田(セタ)(という名の沖田)さんを性的な視点で書いてしまうのが最近癖になってます。ただしジジイ二人が〈●〉〈●〉してるので要注意


永山(ナガヤマ)中将は明治初期に北海道開拓使八等出仕となった方です。西南戦争参加後、明治十年には屯田兵大佐、明治十八年には陸軍少将・屯田兵副本部長に就任。るろ剣の京都編が明治十一年なので、この間であれば屯田兵とはいえ十本刀であった不二(フジ)と顔合わせしていたとしても不思議ではなさそうですね、と勝手に捏造しました。後の明治二十八年には臨時第七師団司令官という。陸軍中将となり、明治二十九年から三十三年まで務めていたので、明治三十七年から始まった日露戦争にはギリ被ってないです。

花沢(ハナザワ)中将のモデルは大迫大将か乃木将軍なんですけど、139話で薩摩出身の鯉登少将と文通仲ってあったので、薩摩出身の線が濃厚かなと考え、本作では乃木将軍とは別人としていました(書き直す前は乃木大将を別枠で書いてました。だって東郷と乃木ですよ?並んで書きたいじゃないですか)
でも花沢中将が責めを負って戦後、明治天皇に殉じて自刃したのは乃木将軍なんですよね…しかも長男と次男の二人。「よく戦死してくれた。これで世間に申し訳が立つ」と言ってたらしいですし139話の「愚かな父の面目を保ってくれた」はいかにも言いそうな言葉ですし。というか、大迫大将のあだ名が「薩摩の乃木大将」ですからね

山県はるろ剣読んでる人であれば、ミノボッチを被った若々しい顔の彼のことはご存じのはず。
アニメでは年老いた彼が頻回登場。

永倉は、史実では明治六年に家督を相続して杉村治備に改名してから拠点を北海道小樽へ移して、明治十五年から警察官僚・月形潔の招待を承諾して四年間樺戸集治監で剣術師範として看守に剣術を指導してたわけですから、金カムでは明治十五~十九年の間に土方と再会したことになりますね。

…つまり、この説明だと、最低でも金カムの連載時系列の関係上三十年は間が空いているということになってしまう!でもそうなると原作では三十年前から永倉さんあんなヨボヨボなのかよと疑う。
じゃあ沖田、じゃなかった、瀬田さん三十路かよ!三十路瀬田さん考えたくないよ!ロリじゃなくてもうら若き二十代がいいよ!
ということで樺戸の集治監で永倉の門下生として再会ルートは却下。というかそこまで悩む原因の描写を添削しました。
一応、明治三十二年から小樽の転居して大学の剣道部の指導をすることにはなってるのですが…こじつけするには苦しかったです。

まぁ犬童典獄のモデルの有馬刑務官も明治十九年に北海道集治監の典獄に就任、でも日露戦争前の明治三十年には警視庁典獄に任命され巣鴨監獄所長になってますからね!あくまでもモデルですモデル。



あとがきが1000文字越えてるってどういうことよ
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