未来という名の航海   作:たか丸

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みなさんこにゃにゃちわ、おいもさんの美味しい季節ですね、たか丸です。
おいもさん食べすぎてるせいか、最近腸の調子が丁度いい程度に超良くて蝶々夫人もびっくりです、はい。
やかましいわ。

そんなこんなで馬鹿みたいなことを言ってるたか丸の「未来という名の航海」がついに!UA10000件を突破しました!ありがとうございます!!!
ひとえに皆様にこうして見ていただいて達成出来た数字ですので、感謝してもしきれません!
駄文で、1話1話の投稿のスパンが長くて、ド阿呆な作者ではございますが、これからも皆様に愛されるような、読みたくなるような作品作りに尽力して参りたいと思います!これからも何卒、作者共々、この作品をよろしくお願いします!

さてさて今回は番外編です!
この作品はまあ説明欄にもあるんですけど、基本的にはヒロインの曜ちゃんと主人公の孝宏がイチャコラするお話です……そうなんですけど、いやはやどうやらたか丸は欲深い人間なようで、Aqoursのメンバーみんなをちゃんと出してあげたい気持ちがあるんですよ笑
ということで、好き勝手やっていいって聞いた()ので、手始めに暴走梨子ちゃんが孝宏を(精神的に)襲うようなわちゃわちゃしたお話を作っちゃいたいと思っちゃいたい!!って思ったので、こんな作品を作ってみました!笑

それでは、今回もお楽しみください!
せーのっ、ヨーソロー!


白百合の恋愛抒情歌

孝宏side

 

 

梨「3人とも、そろそろAqoursとしてもラブソングなるものを作ってみたいんだけどどうかな?」

 

おう、唐突だね梨子ちゃん。

どれくらい唐突かっていうと、玄関開けたら砂糖のご飯ぐらい唐突。

佐藤じゃない、砂糖。

 

千「おお、ラブソング!いいねぇ!スノハレみたいなやつ歌いたーい!」

 

スノハレっていうのは、かの有名なスクールアイドル"μ's"の2nd single「Snow halation」の略称。

切ない恋を描いた歌詞と、冬場に撮影されたPVが相まって、リリースされて以来、未だにその人気を不動のものとする。

 

曜「でも……なんでまた急に?」

 

梨「ふふっ、歌詞の参考になりそうな子がここにいるから、よ♡」

 

孝「それって……」

 

曜「まさか……」

 

何かを察した俺と曜ちゃんは目を合わせ、頷き、一目散に駆け出した。

 

千「あっ、逃げた!!!」

 

こんな静謐甘美(せいひつかんび)な秋の夕暮れ時に帰り道で全力ダッシュするなんて思ってもみなかった……

なんて考えてる暇もない!ちゃっちゃと逃げてラブソングなんて諦めてもらおうぜ!!!

 

孝「わぷっ?!」

 

?「きゃっ!」

 

曲がり角から急に現れた何かに激突して、そのまま倒れ込んでしまった。

なんかやけに柔らかい緩衝材のようなものに包まれた気がしたんだけど……

……現在進行形で緩衝材に包まれてないか?

痛みを堪えて恐る恐る目を開くと、眼前に広がりしは布。それも白い布で、近くに灰色の布と緑の布も見える。

 

曜「ちょっ、孝宏くんだいじょうb……」

 

なんか曜ちゃんの声が途中で止まったんだけど、なんかあったんか?

 

そこで、状況を確認しようと思って起き上がってみた。

起き上がってまず最初に見えたのは、我らが幼なじみの姐さんこと松浦果南さん(18)

振り返るとそこには、顔を真っ赤にした僕のかわいい彼女こと渡辺曜さん(17)

 

改めて前を見ると、ゆらりと立ち上がる果南先輩。

後ろを見ると俯いてゆっくりとこちらに近づいてくる曜先輩。

 

あっ、これなんだかよくわかんないけど、現世にサヨナラを告げる時が来たみたいだわ。

お父さんお母さん、さようなr――

 

曜&果「「このドスケベ大明神がぁぁぁ!!!!!」」

 

孝「ホゲーーーーッ!!!!!

 

無事に意識が飛びました。ありがとうございました。

 

 

********************

 

 

果「まったく……ちゃんと前見て、走らず歩いてよね……」

 

孝「……反省してマース……」

 

あのあと意識がぶっ飛んだ俺を千歌ちゃんの家まで運んでもらって、ただいま絶賛療養中兼説教中です。

 

果南ちゃんに怒られた理由としては、左右確認せずダッシュして十字路を突っ切ろうとしたことと、果南ちゃんのスイカ2玉(緩衝材)に顔を突っ込んじゃったこと。

あの柔らかい物体は果南ちゃんの――

いかん、考えるのはやめておこう。

 

曜「あーあ、結局梨子ちゃんには捕まっちゃうし、孝宏くんはドスケベ大明神だし……踏んだり蹴ったりだよ……」

 

孝「あはは……申し訳ない」

 

梨「それより、あそこでぶつかってくれたのが果南さんでよかった♪」

 

千「ふぇ?なんで?」

 

梨「だって――」

 

嫌な予感がした。

それと同時にこれはチャンスだと思った。

 

孝「果南ちゃん!悪いことは言わないから、曜ちゃんと俺と一緒に逃げよう!!」

 

果「えっ、なんで?」

 

曜「早くしないと2人に――」

 

千「ふっふっふー、もう遅いのだ!」

 

孝「あっ」

 

退路を塞ぐ千歌ちゃん。

その千歌ちゃんの手には……

 

曜「あーっ!それ今作ってる途中の衣装!!」

 

果「あーっ!それ私が大事にしてるカメ助!!」

 

右手には、この間作り始めたっていう曜ちゃんの新作衣装。今回のはミニスカ婦警さんらしい。

左手には、果南ちゃんが小さい頃から飼ってるカメのカメ助。今年で生誕10年目になるらしい。

 

千「返して欲しければこちらの条件を飲むのだ!」

 

曜「くぅ……そんなぁ……」

 

果「千歌がそんな卑怯な手を使ってくるとは……」

 

2人ともこれは条件を飲むしか道はないね……

 

孝「ま!俺にとってなんの不利益も生じないから、これで俺はドロンしようかな」

 

あとは2人に頑張ってもらって。

俺は家でゆっくりと漫画を読みながら、みかんジュースでも飲もうかしら?

 

梨「そういえば孝宏くん。この間明日奈さんに聞いたんだけど、孝宏くんって小学校5年生まで明日奈さんと一緒にお風呂に――」

 

孝「桜内さん?!?!///

 

あのバカ姉貴!!!何をペラペラと梨子ちゃんに話してくれちゃってるのさ!!!

クソ!!そんな弱み握られてるんじゃ……

 

梨「ふふっ、手伝ってくれるよね?」

 

孝「はい、よろこんで……」

 

千「やったね梨子ちゃん!これでスノハレみたいな曲が作れるんだぁ……!」

 

ああ、桜内さん……あなたにはきっとそっちの気(サドっ気)があるんでしょうね……

……敵に回さんようにしよ、うん。

 

 

********************

 

 

梨「……まだなの?」

 

孝「あー、いや、その、なんていうか……///」

 

曜「心の準備というか、なんていうか……///」

 

果「唐突すぎちゃって、なんていうか……///」

 

千「きれいにおんなじ文字数にするのやめない?」

 

あのあとダイヤちゃんや鞠莉ちゃん、花丸ちゃん、善子ちゃん、ルビィちゃんたちに、次のAqoursの新曲についてこちらの意見を言ったところ、満場一致、ラブソングになることが決定したため、ただいま歌詞を製作中です。

 

いやはや、ダイルビ姉妹の決断力の速さが尋常じゃなかったね。

"スノハレ"って単語を出した瞬間にOK出すんだもん。お兄さんびっくりしちゃった……

 

千「イメージくらい出してくれないと何も始まらないよ?」

 

孝「そうは言ってもですよ高海さん、自分たちの経験を歌詞にするっていうのはものすごく恥ずかしいことなんですよ!」

 

梨「は、恥ずかしがるようなことシたの?!」

 

あかーーーん!!!桜内さんの妄想の暴走がとまらなーーーい!!!

 

曜「り、梨子ちゃんのおバカ!!!そんなわけないでしょ!!!///」

 

果「その必死さが返って怪しいんだけど……」

 

まぁね?!してないっていったら嘘かもしれないけど、シてはいないから?!

その……2人ともチキンハートだから、頑張ってもちゅっちゅする程度なんだよ……///

 

曜「た、孝宏くんも何か反論してよぅ……///」

 

孝「シてはいない!そこは間違いなく!!///」

 

梨「シて()いないのなら、何ならしたの?」

 

ファーーーッ!!!

ダメだ、梨子ちゃんがただのUnstoppable Train(暴走列車)と化してしまった……

ほらそこの純情千歌っちが顔を真っ赤っかにしてるよ!

悪影響しか及ぼさないなこの人!!!

 

曜「梨子ちゃんのバカ!エッチ!!!///」

 

ああ、曜ちゃんも顔真っ赤っか……かわいいかよ……

こんな曜ちゃんが拝めるなら梨子ちゃんがヘンなこと言うのもあり………

 

梨「恥じらう子を見るのはやっぱりいいわね……妄想しがいがある……♪」

 

前言撤回、やっぱこの人だめだ……

 

 

********************

 

 

話が大きく脱線したから、一旦梨子ちゃんには出て行ってもらった。

部屋の空気が落ち着いたところで帰ってきてもらったんだけど、なぜか梨子ちゃんはものすごく清々しい、何か心の中の余計なものを削ぎ落としたかのような表情で戻ってきた。

怖いから何があったのかって誰も聞けなかったよ……

 

千「それで具体的に曲のイメージなんだけど、梨子ちゃんは以前からラブソングを作ってみたい気持ちがあったみたいで、メロディーに関してはほぼ出来てるみたい!そうだよね、梨子ちゃん?」

 

梨「ええ!大方イメージはまとまってて、あとは歌詞を付けるぐらいかな!曲調は失恋とか告白する前とか言う感じよりも、現在進行形でお付き合いしている2人をイメージしたものになってるの♪」

 

ほほう、それで俺と曜ちゃん、果南ちゃんに目をつけたってわけか。

薫くんも呼ぶべきかな?

 

曜「それで、私たちは千歌ちゃんの作詞に助言をすればいいってこと?」

 

果「それなら私にもできそうだね!昔は歌詞も書いてたし、少しくらいなら千歌の力になれそうかも♪」

 

千「ぷぷぷ……果南ちゃん、見かけによらず面白いギャグを言うねぇ!"()()()()ら"なんて……ぷぷぷ!」

 

この子はまったくもう……

すーぐオヤジギャグに反応するんだから……

 

果「いや、まったく面白くないんだけど……」

 

梨「あはは……それでね!今回の作詞は千歌ちゃんじゃなくて……孝宏くんにお願いしたいと思ってるの!」

 

……え。

…………ゑっ?

俺が……作詞……??

 

孝「むっ、無理無理無理無理!俺なんかが作詞なんて出来ないよ!」

 

できるわけが無い。やったこともないし、自信なんてサラサラない!

 

孝「大体、なんで俺?!曜ちゃんとか、それこそ果南ちゃんの方が適任なんじゃないの?!」

 

梨「それはほら、曜ちゃんは衣装作りがあるし、果南さんはダンスフォーメーションを鞠莉さんと一緒に作ってるし、千歌ちゃんは日頃の慰労を、ね♪」

 

そっか、みんなAqoursのこと考えて行動してるんだよね。

俺は"マネージャー"っていう立場に甘んじて、みんなの練習のサポートしかいままで出来てなかった。

しかもそのサポートも、練習の合間の休憩時間にみんなにドリンクとタオルを配ったり、ダンスレッスンの時にカウントしたり、あとは多少の雑務程度。

なら、俺はもっとAqoursに貢献しないと、みんなと一緒にいられる資格なんてないのかもしれない。

 

孝「……わかった。出来るかどうか不安だけど、やれるだけやってみる」

 

千「ほんと?!」

 

孝「うん、よく考えてみたら、俺はAqoursへの貢献度があまり芳しくないから……ここらでいっちょ、みんなに貢献できることを始めたいなって!」

 

梨「ふふっ、ありがとう孝宏くん♪」

 

曜「いい歌詞ができるのを楽しみにしてるであります!」

 

果「孝宏の味を存分に出した歌詞を期待してるよ♪」

 

孝「うん、みんなありがとう!頑張っていい歌詞作るよ!」

 

不安材料は山積みかもしれないけど、やれるだけ頑張ってみるとしますか!

 

 

********************

 

 

孝「とは言ったものの……」

 

曜「いきなり……?」

 

舞台は移ってマイハウス。

お手伝いということで曜ちゃんに来てもらったんだけど、やっぱりセンスがないのかいい歌詞が浮かんでこない……

 

果南ちゃんにも助けを求めたんだけど、

 

果『ここは付き合って日が長い2人に任せるよ。私らはまだまだ付き合いたてのひよっこだからさ♪』

 

とか言って逃げられた。

まったく、逃げ足も速いだなんて……

 

けどまあ、頑張るって宣言しちゃったし、やるしかないよなぁ……

 

孝「いつも千歌ちゃんが言ってる"輝き"ってのは今回のラブソングには当てはまらないってのは何となくわかるんだけど……」

 

曜「そこから先に進めない、かぁ……」

 

孝「ラブソング、ねぇ……」

 

そう言って、俺は何となく曜ちゃんの肩に頭を預けてみた。

 

曜「!……もう、びっくりしたよ♪」

 

孝「はは、ごめん♪」

 

曜ちゃんも嫌がる様子はなく、何となくいい雰囲気。

特別甘い雰囲気じゃなくて、なんかこう……いい雰囲気。

あ゙ー!!こういうのを歌詞として表現できればいいんだけど……なんて表現すべきか分からない……

 

曜「でも……孝宏くんの方から甘えてくるのって、何気に初めてな気がする。いつもと違って新鮮で、なんかいいかも♪」

 

いつもと違って新鮮……

長い付き合いの中にも、経験のないことがまだまだたくさんあるってことだよね……

 

ソファーに2人並んで座るっていうのはいつも通り。その中で、俺から曜ちゃんに甘えに行くっていうのは初体験。

でもそれは何ら特別な事じゃない。

 

もしかしたら、俺と曜ちゃんの2人の日常の中に、たくさんのヒントが埋もれているのかもしれない!

よぅし、そうなれば……

 

孝「ねぇ曜ちゃん」

 

曜「んー?なぁに?」

 

孝「キスして」

 

曜「うん……えっ、えええええええええ?!?!」

 

やっぱド直球に言ったのがまずかったかな……

 

曜「なっ、ななななななななんでまたそんな急に?!?!///」

 

孝「"いつも通り"っていうのと、"いつもと違う"っていうのが歌詞のヒントになりそうな気がしてるんだよね。だからまずは"いつもと違う"っていうのから考えてみようと思って」

 

曜「だからって……き、きききキス……///」

 

今までに何度か曜ちゃんとキスはしてきたけど、いつも俺がリードしてのキスだったから、"いつもと違う"キスをしてみようと思ったんだけど……

ちと難しかったかな?

 

曜「でも……孝宏くんのインスピレーションのためなら……わかった、しよう、キス……///」

 

孝「ほ、ほんと?」

 

曜「うん……不慣れだから上手くできるか分からないけど……やるだけやってみる……///」

 

孝「あ、ありがと……///」

 

なんだ……妙に緊張する……

いつもと違うっていうのはこんなに緊張するものなのか……

 

曜「じゃあ……目、瞑って……///」

 

孝「う、うん……///」

 

瞼を閉じると広がる暗黒の世界。

静寂に包まれたこの空間に響く心臓の音。

左の頬に触れた曜ちゃんの手は、小さくて、あったかくて、震えていた。

 

瞬間、唇が重なった。

2,3秒ぐらいだっただろうか。

それでもその時間が永遠に続くかのように長く感じられた。

唇同士の一時の逢瀬が終わったところで、目を開けると、部屋の窓から入り込む夕日に照らされて、艶めかしい表情になっていた曜ちゃんがそこにはいた。

照れて顔が紅くなっているのか、夕日がそうさせているのか定かではないけれど、前者であってほしいと、静かに願った。

 

曜「ど、どうだった……?///」

 

孝「どうしようもなくよかった……///」

 

曜「そ、そっか……じゃあ歌詞のヒントになったかな?」

 

孝「ばっちり!この調子でやっていこう」

 

曜「えっ、まだなにかやるのーーー?!?!///」

 

 

このあとめちゃくちゃ未体験HORIZONした。

R-18なことはしなかったけど、2人で今までにしたことのないことをたくさんした。

主に途中からノリノリになっていった曜ちゃん主体で。

 

まあこの経験があってこそ、作詞も上手くいった……のかどうかはいささか不明だけど、何はともあれ出来上がったからよしとしよう、うん!

 

 

********************

 

 

梨「…………」

 

孝「あ……あのぅ……梨子さん?」

 

梨「……うん、いいと思う♪」

 

孝「ほんと?!?!」

 

梨「特別上手って訳じゃないけど、なんて言うのかな……孝宏くんの曜ちゃんへの想いが伝わってくる、そんな歌詞ね♪」

 

な、なんか褒められてるのかな?

ちょっと……かなり嬉しい!!

 

曜「やったね孝宏くん!頑張った甲斐があったじゃん!」

 

孝「うん!ありがとう曜ちゃん!」

 

千「ほぉ〜!千歌にも見せて見せて〜!」

 

ル「ルビィも気になる!」

 

ダ「私も!す、スノハレ……!」

 

鞠「スノハレじゃあないけどねぇ……」

 

果「ま、鞠莉がツッコミを……?!これは雪でも降るか……」

 

鞠「ちょっ、果南!ど〜ゆ〜意味ィ〜?!」

 

花「マルも作詞のお手伝いしてみたかったずら」

 

善「ずら丸の場合"月が綺麗ですね"しか出てこなさそうね……」

 

花「失礼ずら!マルだって"あいらぶゆう"の一つや二つくらい言えるずら!」

 

善「なんでそんなカタコトなのよ……」

 

曜ちゃんと2人、いい雰囲気で過ごすのは間違いなくいいものだけど、こうしてみんなとワイワイ騒いで過ごすのも悪くない、ね♪

 

梨「孝宏くん、作詞……楽しかった?」

 

孝「うん、最初から壁にぶち当たって大変だったけど、曜ちゃんに協力してもらって、少しずつフレーズが思い浮かんできて、出来上がった時の達成感っていうのは、今までに味わったことの無いような快感だった!」

 

梨「ふふっ、そっかそっか!…………それで、曜ちゃんにどんな風に協力してもらったのかな?」

 

孝「え」

 

梨「精神的に?身体的に?ど・ん・な協力をしてもらったの??」

 

孝「ちょ、あの、梨子さん……?」

 

なんか見覚えあるぞこの梨子ちゃん……

背中に冷えピタシート貼られた気分……ゾゾゾって……

 

梨「言えないのなら仕方がない……みんなに孝宏くんが小学校5年生まで明日奈さんと一緒にお風呂に入ってたことを――」

 

孝「や、あの、言います、はい……」

 

梨「ふふふっ、素直でいい子ね♡」

 

ああ、神さま……僕はなんて弱い存在なのでしょう……

梨子ちゃんには逆らえないことがよーくわかりました……

 

 

孝宏side off

 

 

 

 

僕はキミへの愛を歌う / Aqours

作詞:秋月孝宏 作曲:桜内梨子

 

桜が舞い散る遊歩道 キミと手を繋ぎ歩いた春

青空に煌めく太陽 キミと砂浜を駆けた夏

 

特別な事じゃない 当たり前にある日常

そう教えてくれたのは 他でもないキミだった

 

僕はキミをまだ何も知らない

あの日の笑顔も あの日の涙も

キミも僕をまだ何も知らない

あの日の勇気も あの日の痛みも

何もかもを知りたくて僕は

また明日も逢いに行くのだろう

 

 

鮮やかに色付いた木々 キミと夕焼けを眺めた秋

家の庭に降りしきる雪 キミと雪だるまを作った冬

 

特別な事じゃない でもかけがえのないもの

そう感じていたのは 僕だけじゃなかった

 

僕はキミをまだ何も知らない

あの日のキスも あの日の震えも

キミも僕をまだ何も知らない

あの日の想いも あの日の視線も

何もかもを知りたくて僕は

またキミのことを想うのだろう

 

 

唇が触れ合い 想いが伝わり

二人の愛は育まれる

世界は色めき立ち キミは踊りだす

2人微笑みあったかけがえのないあの日々

 

 

僕はキミをまだ何も知らない

あの日の笑顔も あの日の涙も

キミも僕をまだ何も知らない

あの日の勇気も あの日の痛みも

何もかもを知りたくて僕ら

またキミと手を繋ぎ歩きだす

 

 

 

 

 

 

 

To be continued……




いかがだったでしょーか!

いや〜、あっははははは
作詞って難しいですね笑笑
久々にやったんですけど、やっぱセンスないですね笑笑

Aqoursっぽさよりも孝宏っぽさを優先したら、ほんとにAqoursのカラーが何も無いような歌詞になってしまいました笑
やっぱむずかちい!(ノ≧ڡ≦)☆

にしても、孝宏と曜ちゃんがイチャってるのは描いていて楽しいです!
みなさんもぜひ孝宏を自分に置き換えてみてください、軽く死者が出ます()

あとねあとね!暴走する梨子ちゃんがたか丸は大好きなんですよ笑
普段しっかり者で真面目な梨子ちゃんが、趣味を爆発させちゃうようなシーンがアニメとかであんましなかったので、勝手に書いちゃいました笑

梨「はぁ……普段のダイヤさんみたいに、しっかり者のイメージを望んでるんだけどなぁ……」

あぅ……もちろんそのイメージはあるんだけど、そのぉ……"腐"な梨子ちゃんも可愛いから、その良さをみんなにも感じてもらおうと……

梨「腐女子って言わないでーーーっ!!!」

や、梨子さんが激おこぷんぷん梨子ちゃんレーザービームぶちかましてきそうなんで、今回はこの辺で!!!
また次回をお楽しみに!!

梨「喰らえ!梨子ちゃんレーザービィーム!!!」

ギニャアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!

See you next time!

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