未来という名の航海   作:たか丸

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みなさんこにゃにゃちわ、プリパラ☆おぢさんになりました、どうもたか丸です。

友達とはなにかって言うものを強く訴えかける素敵な作品でございます。
何がきっかけで見始めたか、長くなるので簡潔に言いますが、久保田未夢さんです笑
順番でいけば、ガルパでカバーされてるのを数年前に聴いてi☆Risの存在を知り、永き時()を経てスクスタで果林ちゃんを演じているみゆたんが気になって調べて、「あっ!この人i☆Risの人なん?!」ってなって、i☆Risってプリパラってアニメの主要キャラを演じてる人達なんやなって、さらに気になったんで見始めました笑
女児アニメやろ?って侮ることなかれ、プリパラいいぞ(迫真)

ってことでね(唐突)
本日4月17日は、我らが渡辺曜ちゃんのおたんじょーび!!!
昨年に引き続き時間軸など完全に無視して曜ちゃんのお誕生日をお祝いしていこうと思います!
みなさんのお時間を少しだけ私の作品にください♡()

それでは今回も楽しんでいってください!
せーのっ、ヨーソロー!


渡辺曜生誕祝賀祭2020

曜side

 

 

曜「けほっ、けほっ……」

 

まぶたが重い、頭が痛い、全身の倦怠感がすごい……

電子音が私の腋から鳴る。

いつからそこにいれていたのか忘れてしまうほどに、少しの間、ボーーーーーっとしていた。

腋に挟んでいたそれを取り出し、文字を確認する。

 

38.5℃

 

現在の私の体温。

平熱は高い方だけど、これを平熱といったら多分相当頭がいかれてる。

 

風邪だ。

あぁ、完全にやらかした……

なんたってまた()()()()()()に風邪をひくかな……

もっと別日にしてくれてもいいのに……

どっかの堕天使さんから不幸体質が伝染(うつ)ったかな?

 

パパは例のごとく船の上だし、ママも仕事。

兄弟姉妹なんていない一人っ子の私は、両親がいない今、この家に風邪をひいているにも関わらず、たった1人でお留守番をしているのです。

風邪をひいた私が悪いから自業自得ではあるものの……

ママだって仕事があるんだし、「私のために休んで、ママ!」なんて子供みたいなこと言えるわけないし言いたくないし。

 

おでこの冷却シートがひんやり心地いい。

けどこれ、役目を終えたあとの処理がすごく嫌い。

ずぅ〜っとひんやりのしっとりでおでこに居てくれたはずなのに、気がつけばガッピガピのカラッカラに乾いちゃうじゃん?

あれがとんでもなく嫌いなんだよねぇ……

つけてる間は大好きなんだけど。

 

ふと今の時刻を確認すると、もうすぐ12時になるところ。

平日で学校は普通にあるんだけど、Aqoursの誰かが来てくれたら嬉しいなぁ……

欲を言えば、孝宏くんとか……

 

曜「いやいや、来るわけないから……げほっ、げほっ!」

 

いけないいけない、独り言は脳内で完結させないと。

それにしても暇だ。

身体を動かすのが生きがいな私なだけに、ベッドで布団にくるまってじーっとしてるのは得意じゃない。

ずっと身体を動かしてないとおかしくなっちゃう。

あたしゃマグロか。

 

あーあ、1曲踊ったら風邪治らないかなぁ?

激しいやつやったら結構風邪とか吹っ飛びそうだけど。

例えばなんだろ……スリリング・ワンウェイとか?

あれやったら絶対に風邪治りそう!

よし、早速やってみようっと♪

 

って思ってベッドから起き上がろうとしたんだけど。

 

曜「痛ッ……!」

 

激しい頭痛が私を襲う。

酷い鈍痛だ、ずっと何かハンマーのような固いもので殴られてる感覚。

だめだ、こんなんじゃ踊れない。

今はもう大人しくする他、早く治る方法が無いや……

 

仕方ない、このまま何もすることがないなら寝てしまおう。

そうすればこの頭痛も、気だるさも、1人でちょっぴり寂しいこの気持ちも、食欲も忘れる……

 

いや、食欲は忘れられないかも。

ちょっと……お腹すいたかも。

朝食べてないし、実を言うと昨日の晩御飯も食べてない。

乙女は体重の増減に敏感なのだ。

……ちょーっとここ最近、松月でみかんタルトを(2,3個)食べただけなのにあんな増えていただなんて。

果南ちゃんに知られたら、限界値の数倍の距離を走らされるだけで済むかどうか……

 

ってそんなことより、普通にお腹すいた。

でも、さっき起き上がろうとしただけで頭痛くなったからなぁ……

仮に起き上がって階下のキッチンまで行ったとして、風邪っぴきの私は料理なんて出来るのか?

それじゃあ、大人しく晩御飯まで待ってるしかないのかなぁ……?

でもそれだと私の腹の虫が騒ぎに騒いでそれこそ寝られないんじゃ……?

あーあ!誰か料理が上手で美味しいご飯を私のために作ってくれる素敵な人がこのタイミングで現れないかなぁ!

 

 

********************

 

 

曜「もう、ほんと孝宏くん大好き♡」

 

孝「あはは、ありがと」

 

私のお腹の救世主となってくれたのは、孝宏くん。

欲にまみれて、孝宏くんが来てくれたらなぁ……なんて考えてたらほんとに来てくれちゃうんだもん、すごいよね。

 

曜「お粥おいしい……普通のお粥と違って鶏肉とかきのことか入ってて、面白いしおいしい……」

 

曜「うんうん、気に入ってくれてよかった♪」

 

あっさりした味付けで、食べやすいサイズにカットされた具材がアクセントになって、とってもおいしい。

お腹すいてるからなんでもおいしく感じるんだろうけど、これは特別おいしく感じる、そんな気がするなぁ。

 

孝「それで体調はどう?」

 

曜「んー、いいとは言えないかなぁ。まだまだ熱もあるし」

 

孝「そっか。じゃあ安静にしてないとだね。ダンスすれば風邪が治るみたいな危ない考えだけは間違ってもしないでね?」

 

曜「孝宏くんってさぁ、心を詠んだりできる人なの?」

 

孝「時すでに遅かった……」

 

曜「み、未遂だから大丈夫!」

 

私の考えがお見通しだったなんて……

そんな分かりやすい性格してるかなぁ?

 

曜「ところで孝宏くんはどうして今日来てくれたの?学校あるでしょ?」

 

孝「ん?今日は外部の試験だから午前だけで終わったよ?」

 

あれ?それって今日だったっけか!

そうか、だから早く終わったん……

 

曜「いやいや、でも部活あったでしょ?」

 

孝「あっはは、曜ちゃんってば熱が出て全部忘れちゃった?3年生の試験が午後までで、みんな揃っての練習が出来ないから今日はなしってなったじゃん」

 

曜「あ、そっか……」

 

そう言ってケラケラ笑う孝宏くん。

うーん、うっかりしてた。

そういえば昨日の夜から少し体調悪かったっけ?

家に着くなりすぐにお風呂に入って、すやぁ……したんだよね。

風邪薬でも飲んでおけばよかった……

 

曜「は〜、おいしかった!ご馳走様でした!」

 

孝「お粗末さまでございました……ささ、風邪っぴきの曜ちゃんは早く寝ましょうね?」

 

曜「えーっ?まだ孝宏くんと話してたいぃぃぃ……」

 

孝「だーめ、早く寝ないと治る風邪も治らなくなっちゃうよ?」

 

曜「ぶー……はっ、その時はダンスして風邪をふっとば――」

 

孝「せないから早く寝ましょう」

 

曜「ちえ〜……」

 

仕方ない、ここは大人しく寝るしかない。

じゃないと孝宏くんが風邪っぴきの私にも容赦なく怒ってくる……かもしんない?

 

孝「ほら、着いていってあげるから早く寝る寝る〜」

 

曜「は〜い」

 

孝宏くんは食器をあっという間に洗い終えて、私の背中を押して階上へと運搬する。

そして私の部屋に着いて、ベッドに寝転がった私に布団を掛けてくれた。

どこまでも優しいなぁ……

 

曜「えへへ……」

 

孝「なにどうしたの急に笑いだして……」

 

曜「ううん、なんでもない」

 

そう言いながらも弛緩しきった頬は一向に治る気配はない。

幸せなんだ。

大好きな人が私のためにこうして尽くしてくれることが。

優しく、私を看病してくれることが。

愛されてるんだなって、実感できる。

 

ああ、こんなに幸福でいいのかな……?

例の堕天使さんにこの幸せを分けてあげたいくらい。

 

こんな幸せな気分に包まれたまま、私の意識はベッドに入って数分で途切れてしまったのです。

 

孝「おやすみ、曜ちゃん……」

 

最後に聞こえたのは確か、そんな言葉だった気がする。

 

 

********************

 

 

目を開ける。

そこに広がっていたのは、暗くなった私の部屋。

夕日もすっかり沈んだ時間まで寝ちゃったみたい。

寝ぼけ眼をこすってぐぐっと伸びをする。

そしてゆっくり起き上がろうとしたんだけど、何やらお腹の辺りが重たい。

何かが乗ってる?

視線をお腹の方に移すと、そこには私のお腹に頭を乗せて寝てしまっていた孝宏くんがいた。

 

……あれ?なんで孝宏くんがいるの?

ご飯を作ってくれて、ベッドまで連れて行ってくれて、それで……

 

ん?

ベッドまで連れて行ってくれて?!

そうだ!私あの時なんの疑いもなく孝宏くんを私の部屋に入れて、そのまま眠っちゃったんだ!

なんてこと……なんてことをしてしまったんだ私は!

あああああ、恥ずかしすぎるよぅ……///

彼氏とはいえ、男の子を自分の部屋に入れて、なおかつ眠りに落ちる瞬間を見られ、さらに言えば寝顔まで晒したってことだよね?

 

孝「んぉ…………あ、おはよう曜ちゃん……」

 

曜「おっ、おおおおお、おはよう……ございます……///」

 

孝「あれ……もしや俺は寝てた?」

 

曜「う、うん、私のお腹の上でぐっすりでした……///」

 

孝「まじか!ご、ごめん!よだれとか垂らして……ない、よかったぁ……」

 

いや、何も良くない!

よだれとかそんなことよりもっと大事なこと、いろいろふっとばしてる!

ああ、でも孝宏くんからしたら役得なのか。

看病して彼女の寝顔を見られたなんて。

 

ほんとにそれって役得なのかな……?

違う気がする……

 

ん?なんだろうあれ?

孝宏くんの足元になにか置いてある。

袋だ。青い小さな袋にリボンなんかが付いてる。

 

曜「ねぇ孝宏くん、その袋って何?」

 

孝「え?……あ!こ、これはそのっ、違くて、あの、えーっと…………あぁ、ダメだ、隠し事なんてできなかった……」

 

曜「隠し事?どういうこと?」

 

孝「あー……その、お誕生日おめでとう曜ちゃん」

 

曜「えっ?」

 

びっくり。

青い小さな袋を私に差し出してくる孝宏くん。

そっか、これは誕生日プレゼントだったんだ。

 

孝「きっと喜んでくれると思って買ったんだ」

 

曜「中見てもいい?」

 

孝「うん!」

 

袋の中には小さな白い箱。

箱の上面に黒字で「Especially for you」って書いてある。

 

箱を開けると、入っていたのはネックレス。

 

曜「これ……ダイヤモンド?」

 

孝「おっ、さっすが〜」

 

でもこれ、偽物の安いダイヤモンドじゃない。

前に孝宏くんがくれたリングのダイヤモンドは恐らくそれなんだろうけど、これは違う……

 

曜「ねぇ孝宏くん、こんなこと聞くのは失礼だけどさ……いくらしたの?」

 

孝「あ、気づいちゃうか……まぁそんな高くはないよ?」

 

嘘だ。

だって今明らかに「気づいちゃうか」とか言ってたし。

絶対これ、数千円で買えるものじゃない。

 

曜「でも、どうして……?」

 

孝「そんなの当たり前じゃん、大好きだからだよ」

 

曜「……!」

 

ああ、本当に。

私ばっかりこんな幸せでいいのかな。

私なんかを大好きになってくれる素敵な人がいていいのかな。

 

曜「孝宏くん、こっち来て……」

 

孝「ん?どうし――」

 

キス。

その味は甘酸っぱいって、昔読んでた少女漫画に書いてあった。

実際その作者さんが経験したものは甘酸っぱかったのかもしれない。

 

でも、私が今感じているのは。

極上のスイーツよりも、甘い。

チョコに蜂蜜に練乳に砂糖、全てを一気に食べてしまったかのような味。

それなのに嫌にならない。

むしろもっと欲しくなる。

そんな不思議な味がするんだ。

 

曜「こんな素敵なプレゼントを、本当にありがとう!」

 

孝「は、はは、参ったな。これじゃあどっちがプレゼントをあげたのかわかんなくなっちゃうよ……///」

 

ふふん、どうやらお返しには十分すぎるサプライズをプレゼントできたみたい♪

 

孝「ねぇ、曜ちゃん。それ、俺につけさせてくれないかな?」

 

曜「ふふっ……喜んで!」

 

 

どうやら風邪は、こんな幸せな気持ちがかき消してくれたみたい。

ありがとう、孝宏くん。

今までも、そしてこれからも、よろしくね。

 

愛してるよ!

 

 

曜side off

 

 

 

数日後、孝宏は風邪をひいた――

 

 

 

To be continued…




いかがだったでしょうか!
あまーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!
キスってそんな甘い味がするんですか?!
私も味わってみたいんで、よろしければ心優しいAqoursのみなさん、私にキスをしてくださいなんていうと各方面から怒られそうなんで心の奥にこの気持ちはそっと仕舞っておきます()

えるしってるか。
この作品、4月17日午前3時30分に書き始めて、午前6時20分に書き終えたんですよ。
ですので低クオリティでもお許しください!
時間が取れずこの時間で仕上げるしかなかったんです!
それでも面白いなって少しでも思ってくださる方がいるのならば、私としてはこの上ない喜びでございます。

それでは、また次回をお楽しみに!

See you next time!
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