未来という名の航海   作:たか丸

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えー、みなさんこにゃにゃちわ、たか丸です……
お久しぶりです……
本っ当に申し訳ございません!!!!!
いやー、私事ではありますが、リアルもとい現実世界で色んなことがございましてですね、、、
例えば部活のことだったり、部活のことだったり、部活のことだったり……
まー部活ですね笑
弓道部忙しいっス!(適当)

では、気を取り直して、今回もお楽しみください!
せーのっ、ヨーソロー!


姉貴、襲来―― ⑴

孝宏side

 

今日は日曜日。学校の宿題も終わって、部活も今日はお休み。特にすることもないし、ずっとだらだらしてよう……うん、それがいい……

 

?「バァーン!!!」

 

孝「んなあっ?!」

突然部屋のドアが勢いよく開き、()()()は現れた。

?「こーらー!部活もなくて宿題も終わって暇だからって、この貴重な日曜日をだらだら過ごそうとしてるそこの君!将来ニートにでもなる気なのかー!!!」

孝「……五月蝿いなぁ〜、なにさ姉貴?なんか用?」

この人は俺の姉、秋月明日奈(あすな)。俺と同じで少し赤みがかった髪色で、腰のあたりまで髪を伸ばしている。それをいつも凝ったアレンジをして結いているが、今日はポニーテールにしている。20才で、沼津大学の2年生。

明「五月蝿くないですーだ!まったくー、こんな日なんだから彼女とデートしてきなよ♪休日だし、どこもかしこもイベントだらけだよ?だからデートしてきなよ♪かわいいかわいい、よ・う・ちゃ・ん・と♡」

孝「!!!」

瞬間、俺は顔から火が出たかと思った。

付き合って割と時間が経っているから、この手の発言には慣れているつもりだった。けど突然、しかも姉貴から言われるのはなかなかに衝撃的だった。

孝「い、言われなくてもそうするつもりだったし!ほら!着替えるから早く出てってよ!」

照れ隠しであたふたしながら姉貴を追い出そうとしたが、この発言が逆効果だった。

明「んー、じゃあ私が服を選んであげる!」

孝「はぁぁぁぁいぃぃぃぃ!?!?」

明「だってたーくん、ファッションセンスいいとはいえないじゃん?だから、大学でいろんな服を見てる私がコーデしてあげるわ!……なんなら私の彼氏の服を参考にしてみる?」

孝「わーたわーた、勇人(はやと)さんは参考にしなくてもいいからコーデしてください!あと!たーくんって言うな!」

勇人さんとは姉貴の彼氏の柊勇人さんのこと。姉貴と同い年で、中学校から付き合っている。

そして、たーくんとは、姉貴が昔から俺のことを呼ぶ時に使うあだ名。ずっとつかっているからなかなか治らない……

明「んー、じゃーまー、ちゃちゃっとコーデしちゃいますか♪」

孝(まともな服装になりますように……)

心の中で静かに祈った……

 

孝宏side off

 

 

曜side

 

曜「……よし、決めた!」

何を決めたのか。それはもちろん!せっかくの休日だし!デートしなきゃもったいない!ってことで、孝宏くんをデートに誘うこと!

曜(……そういえば、私からデートに誘うのって……初めてかも!)

うわー、やばい!そう考えたらめちゃくちゃ緊張してきた!

孝宏くんはいつもこんな緊張を振りほどいて私をデートに誘ってくれてるのか!

曜「うー……どうしよう……」

なんて言いながら、私は無料トークアプリ「LIME」の孝宏くんのトーク画面をずっと見つめていた。

そんな時、

 

――ピロン――

 

孝宏くんからLIMEが届いた。

曜「なんだろう?」

――おはよ!

――曜ちゃん今日暇かな?

――よかったらデートしてほしいんだけど……

――遊園地、行かない?

 

曜「くぅっ……///」

先を越された……けど嬉しい……///

私は孝宏くんに返信した。

 

――おはヨーソロー!

――もちろん行くであります!

――ってゆーか、私も孝宏をデートに誘おうと思ってた!

――同じ気持ちだったね!♡

 

なんだかとっても恥ずかしくなったよ。

♡は使うべきだったのかな……

カーっと頬が紅潮するのがわかった。

曜(悔しいけど、早く会いたいよ、孝宏くん……)

 

曜side off

 

 

天の声side

 

――同じ気持ちだったね!♡

 

孝「はーと……」

孝宏はLIMEのトーク画面を見つめて呟いた。

半ば強制的に姉貴に行くように言われたデートのため、同じ気持ちというのは少し違うと思われるが、予想外のハートマークを目にして、家を出る前から今に至るまでずっとこの調子である。

孝(まさか曜ちゃんが♡を使ってくるとは!!!デートに誘ってよかった!姉貴ナイス!)

 

というわけで、孝宏は沼津の駅前に来ている。

明日奈に、

――最近できた沼津の遊園地にでも行ってくればいいよ!

なんて勝手にデートコースも決められ、今、駅前で曜を待っているところである。

因みに明日奈がコーデした孝宏の服装は、白地に黒の文字の書いてある半袖Tシャツに黒の薄いコーディガン。黒のスキニーパンツに、白のスニーカーを履いている。胸元にリングのネックレスを付けていて、実に高校生らしい服装になっている。

孝(普通でよかった……)

と、そこに

曜「お、おまたせ……」

曜がやって来た。曜の装いは、孝宏の心を射て殺すのには十分すぎるものだった。所謂、悩殺というやつだ。

白の七分袖のシャツと青いプリーツスカート、頭には青い紐を巻いた少しだけつばの長い麦わら帽子を乗せていた。

孝「曜ちゃん、ロングスカートなんて珍しいね……麦わら帽子も似合ってるし、とっても可愛いよ!」

曜「え、そ、そうかな?……あ、ありがと///」

会うなりすぐに装いを褒められたので、曜は思わず顔を赤くして俯いた。

曜「じゃ、じゃあ、行こっか?///」

孝「う、うん!」

付き合って長い期間が経つのだが、まだまだ初々しさが残る2人。

 

そんな2人を遠くから見つめる2人の黒い影――

 

********************

 

2人はバスに乗り、目的地である遊園地に到着した。

日曜日で、尚且つ新しい施設ということもあり、かなり大勢の人達でごった返していた。

その大勢の人達に目をやると、その殆どが家族連れやカップルだった。

孝「ねぇ曜ちゃん」

曜「ん?どしたの?」

孝「俺達もあの人たちみたいに、その……カップルに見えるのかな……?」

曜「……み、見えると思う……けど……///」

孝宏が唐突にそんなことをいうものだから、曜は恥ずかしくなり、頬を紅く染めた。

孝「そっか……そうだよね!うん!それじゃ、チケット買いに行こうか?」

曜「う、うん……」

曜は変わりゆく孝宏のテンションに振り回されている。

 

「おめでとうございまーす!」

 

孝&曜「「え?」」

 

「当遊園地累計1000組目のカップルの方でーす!」

 

孝&曜「「oh......」」

 

チケット売り場でペアチケットを購入した2人は、入場口に向かったのだが、その入場口で思わぬサプライズが待ち構えていた。

曜「まさかこんなことがあるなんてね……」

孝「びっくりだよ……」

記念品を贈呈され、記念写真を撮られ(2人にとってはいい思い出になったから内心とても喜んでいる)、振り回されているうちに15分が経過していた。

 

?「ふふふっ……面白そうなことになってるねぇ……」

?「そうだね……ってか、何でこんなことしてるの?」

?「決まってるじゃん!面白そうだからだよ!」

?「はぁ、そんな答えが帰ってくることだろうと思ったよ……まったく、ブラコンなんだから……」

 

園内の草陰に隠れて、曜と孝宏の動向を見つめる2つの陰……

 

********************

 

曜「まず、どこからいこっか?孝宏くん決めていいよ!」

孝「えっ、ほんと?……んー、じゃーあー……」

 

********************

 

曜「……ね、ねぇ……ほんとにここがいいの……?」

孝「え、うん……あれぇ?もしかして曜ちゃんは()()()()()が苦手なのかな〜?(ニヤニヤ)」

曜「そっ、そんなことないよ!へ、へーきだもん!」

孝「そーお?んじゃあ、入ろっか?」

曜「お、おう!どんとこいってもんよ!」

 

3分後

 

曜「イヤァァァァァァァァ!!!!!孝宏くーーーん!!!!!」

孝「痛い痛い!腕掴みすぎだよ曜ちゃ……いだだだだだ!!」

曜「ヒィィィィィィィィィ!!!!!」

 

3分後

 

曜「……ハァ……ハァ……ハァ……し、死ぬかと思った……」

孝「……俺はいろんな意味で死ぬかと思った……」

お互い違う理由でグロッキーになっていたが、お化け屋敷の出口から聞こえてきたある言葉に耳を疑った。

?「イヤァァァァァァァァ!!!!!勇人ぉぉぉぉぉ!!!!!」

孝「えっ?この声って……」

瞬間、お化け屋敷の出口から勢いよく出てきた1人の女性が孝宏に激突した。

孝「ゴフッ!?!?」

曜「孝宏くん!?!?……って、上に乗ってる女の人って……明日奈さん!?!?」

明「……え?……あ、曜ちゃん……みつかっちゃった……」

?「あーあ、早速バレちゃったじゃん。だからお化け屋敷に行くなんてよそうって言ったのに……」

孝「……そ、その声は……勇人さん……?」

明日奈の下敷きになって今にも息絶えそうな声を発した孝宏。勇人と呼ばれたその男は返事をした。

勇「せいかーい!勇人だよ〜」

孝「なんで2人がここ……に……バタリ……」

明「ありゃ、のびちゃった……(´>ω∂`)テヘペロ」

曜「孝宏くーーーーーん!!!!!」

 

ここに1人、なんとも悲しい最期を迎えた男がいたそうな……

 

 

 

 

 

To be continued……




えー、いかがだったでしょうか?
割と久々で書く感覚が取り戻せず、拙い文になってしまったと思いますが、楽しんでいただければ幸いです……

ここで少しオリキャラ紹介!

秋月孝宏 ((希望の)CV:前野智昭)
17歳 高校2年生 主人公 身長178cm 体重67kg
この物語のもう1人の主人公である渡辺曜の彼氏。非常に優しそうな面立ちで、性格も見た目そのままにとても優しい。だが、正義感が強く、大切な人のために危険な事も顧みない。特に、曜に対してかなり過保護になる。
趣味は絵を描くことで、その才能は趣味の範囲を超えている。
好きな食べ物は、曜の作るオムライス。嫌いな食べ物はパクチー。
座右の銘は「困難は自らを鍛える好機である」

秋月明日奈 ((希望の)CV:南條愛乃)
20歳 大学2年生 身長171cm 体重ヒ♡ミ♡ツ♡
孝宏の姉。優しい雰囲気を醸し出しているが、どこかおちゃらけている雰囲気も漂わせる。それを象徴するかのように、孝宏を弄ぶ。中学時代に行った東京で、モデルにスカウトされたこともあり(その時は断った)、スタイルは抜群。(スリーサイズはB85 W58 H87)彼氏である勇人は中学時代からの付き合いで、両家公認の関係にある。
趣味はウィンドウショッピング。時には5時間ほどすることも。
好きな食べ物はラーメン。嫌いな食べ物は海鮮系。
座右の銘は「命短し恋せよ乙女」

柊勇人((希望の)CV:中村悠一)
20歳 大学2年生 身長195cm 体重86kg
明日奈の彼氏。この辺りでは小原家と同じくらいの財力があり、何かと小原家と張り合う一家の長男。勇人自身に対抗意識はないため、「親がくだらないことでなにか争っている」程度にしか感じていない。だが、跡取り候補筆頭。因みに、小原鞠莉とは仲がいい。高身長の理由は、中学時代から続けているバスケの影響で、大学でもエースとして活躍している。明日奈と並ぶと、まさに美男美女カップルというやつになる。
趣味は友達とカラオケに行くこと。
好きな食べ物は明日奈の作るハンバーグ。嫌いな食べ物はにんじん。
座右の銘は「諦めない人にのみ道は開かれる」

以上です!
楽しんでいただけたでしょうか?
それでは、また次回お会いしましょー!
See you next time!



あれ、今思ったけど、ワタシもしかして明日奈さんより身長低い……?
oh......サスガスタイルバツグンノオネーサンデスワ……

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