『ゴットイーター2・レイジバースト』~神々の二重奏~ 作:平崎
髪型:スタイル4
フェイス:1番
アイカラー:ガーネット(タイプは1番)
スキンカラー:色味-95 明るさ90
ヘアカラー:黒
ボイス:16番
戦闘服:F制式上衣ホワイト:F制式下衣ブラック
クレイドル ベースキャンプ地
ここは支部が存在しない地域。この地域の人々は独自の方法でアラガミに対処し、今まで過ごしていたが最近発見された新種のアラガミに脅かされていた。そこで地域の長が極東支部に要請して来たのが、独立支援部隊『クレイドル』であった。
「えっと、こんなに貰っていいんですか?」
「良いのよ、貴方達が来てくれたおかげで、私達は安心して暮らせるのよ」
クレイドル所属のロシア人『アリサ』は地域の日本人のお婆ちゃんに沢山の果物を渡されていた。
「アリサ、受け取ってやれ。お婆ちゃんも毎日来なくいいのに」
「貴方は時雨一族の子、私達の孫も同然なのよ」
アリサの後ろから来た青年はお婆ちゃんを入口先まで見送り、ベースキャンプの椅子に座る。
「本当に良い人達ですね、この地域の人達」
「そうか? 割りと普通だと思うが」
アリサは果物の入ったカゴを簡易テーブルに置き、中から林檎を取り出す。
「それでお婆ちゃんと何の話をしていたの?」
「あぁ、今度は雪奈も連れて来いと」
「雪奈ちゃんもこの地域出身でしたね」
「え、いや、俺達兄弟だぞ」
林檎の皮を果物包丁で剥くアリサはポッカンとする。
「え、『義理』のですよ?」
「確かに義理だが、俺達は腹違いの兄弟だ。サテライトにだって二人で来たんだよ」
「えぇー‼」
驚いたアリサは林檎の実を深く抉る。
この前髪が黒色で騒がしくて、目が赤くて、何処にでもいるよう顔の男。
今や極東支部にこの人ありと呼ばれる青年は、極致化技術開発局ブラッド所属の時雨雪奈の腹違いの兄であった。
「お父さん酷い人ですね」
「違うわ、俺の母さんの予知能力でこうした方がいいって言ったそうだ。雪奈の母親も公認だそうだし、現にそのおかげで今がある」
アリサは林檎を剥き終え、テーブルに置いてある皿の上に小切りしたものを並べる。中にウサギの形をしたものもあった。
「そうですね、雪奈ちゃんがいなかったら今頃は……」
「ま、兎も角は――」
小切りの林檎を一つ口に入れ、青年は何処か遠くを見る目で言う。
「今は俺達が出来ることをする、それだけだ」
極東支部で多くの激戦を潜り抜けた青年だからこそ、強みのある言葉だった。
「あ、それよりアリサ、近い内に極東支部に帰ることあるか?」
「はい、ソーマと一緒に榊博士に報告とサテライトの発展計画を詰めに戻ります」
青年はもう一つ林檎を口に入れ、ポケットから小さい紙切れをアリサに手渡す。
「そう遠くない未来、極東支部で大きな悲劇が起こる。そのことをメモ書きしたものだ、雪奈に渡しておいてほしい」
「メモの内容もですが、雪奈ちゃんは今極東にはいないはずでは」
「丁度帰って来てる頃だろう、極致化技術開発局のブラッド隊として」
「ふーん、わかりました。渡しておきます」
この会話の最中、アリサもちょくちょく林檎食べていた為、林檎が最後の一つになっていた。それに手を伸ばすアリサより先に青年は林檎を取った。
「お前が見てわからんだろうから、見るなよ」
「見ません!」
最後の林檎を取られ怒るアリサに平謝りし、青年は自室に帰っていった。
「もう冬夜はいつも自分勝手なんですから」
そう言ってもアリサはそんな冬夜のことが好きであった。