蔵の中にあった本を開いてみた。そこには"聖杯戦争"と書いていたが私には意味がよく分からなかった。
だが好奇心に駆り立てられた私は、本の内容を実行してしまう。
これが彼との出会いだ。
「あんたが俺のマスターか?」
激しい雷光があった後何も無かった場所から人影が見え声が聞こえた。
「え、あ、多分そう。」
曖昧な答え。
「そうか、いや間違えねぇな。」
私の右手を見てそう言ってくる。つられて私も右手を見るとそこには赤い紋章があった。
「マスターにはまず自己紹介からだな!」
確かに自己紹介は大切だ。冷静なのか冷静ではないのかは分からないが周囲の分析は必要だ。
「あんたに呼ばれてこの"バーサーカー坂田金時"!ここに参上した!これからよろしくなマスター。」
筋骨隆々で大柄な体型な彼の声と表情は少年そのもののように聞こえ、見えた。
だが私が1番驚いているのは
「よろしく。私の名前は坂田金美。あなたは私の御先祖様なのね。」
そう、坂田金時と言えば私の家系の先祖にあたる。
「なっ、ほぉ、ならこの大喧嘩かっこ悪ぃとこは見せられねぇな。」
ニカッと笑って私をサングラス越しに見る。サングラス越し?
彼の服装をマジマジと見る、いやそんなに見なくても分かる。彼の服装は現代の格好ではあるのだが明らかに1つズレている。チンピラやヤのつく人達と見て取れるシャツ、金ピカの指輪と首飾り。極め付きにはベルトの金色で書かれてる「GOLD」。
街にいたらまず寄り付かない。
「どうした?マスター、そんなに俺っちのことを見て。」
そんな呑気に言われても困る。私の先祖は何を間違えてしまったのか…
「いや、坂田金時って平安時代の人でしょ。その、なんて言うか…派手すぎない?」
そう聞いてみた。
「あぁ、なるほどな。いや現代のもんはいいものが多い。だから俺もそれに合わせて見たってわけよ。特にお気に入りなのはこのGOLDな輝きを放つ装飾品だぜ。」
腕を広げて色々見せつけてくるが、それが一番問題だっつーの。
「まぁ大体分かったわ、で、金時さん。」
「待てマスター、名前で呼ぶのは今はご法度もんだぜ。てか聖杯戦争を知ってるか?」
「いや、全然。」
金時の顔が明らかに険しくなった。
「ちっ、あんた、この戦いがなんだか分からずに俺を呼んだって事か?」
そう問われて「うん」としか答えれない。金時がため息をつく
「マスター、これだけは覚えといてくれ。この聖杯戦争ってやつはシンプルに言うと殺し合いだ。あんたその覚悟はあるのか?」
この時の私はそう深く考えてなかった。その場のノリみたいな感じで頷いた。
「まぁ、今はとりあえずそれでいい。で呼び方の問題だがクラスってもんがあるんだけどよ、俺はバーサーカーってクラスなわけだ。つまり俺の呼び名はバーサーカーだ。なんならゴールデンって呼んでくれてかどうせならこっちの方がグッドだ。」
「分かった、じゃあバーサーカー、改めてこれからよろしく」
とりあえずゴールデンはスルーしておく
「スルーかよ!まぁよろしくなマスター。」
初投稿とりあえずねこの作品オリサーヴァントもでるけどゆるしてくれるかな?