バトル・ロワイアル The Rebellious Memory 作:原罪
少女の目の前にはただ永遠の闇が広がっていた
少女の周りにはただ静寂が広がっていた
わけが分からなかった―――何がどうしてこうなったかも
身体が動かない――何かに縛られている。
どうしてこうなってしまったのか―――どうしてこんな目にあっているのか、少女には皆目検討がつかなかった
あの日、あのホールに突如として飛ばされたその日、死んだはずの姉の姿があった。
喜びもつかの間、森のなかに飛ばされ、あてもなくさまよっていた自分は、後ろからなにかをぶつけられた衝撃の後、今は暗闇の中にいた。
少女は叫び続ける――助けを求め
少女は――セーニャは暗闇の中、叫び続ける
セーニャの叫びは――何故か彼女の目の前に設置されていた拡声器によって、大きく響き渡っている
○ ○ ○
「しっかしよー、いきなりあんな面白いおもちゃを仕入れることが出来てラッキーだぜ!」
ウィキッド―――水口茉莉絵はご機嫌表情で邪悪な笑いを浮かべていた
かつて―――この劇場『グランギニョール』において
元よりあの敗北から時間があまり経っていなかったため若干イライラしており、偶然目の前にいたセーニャ
を気絶させ、このグランギニョールの舞台上に拘束した。
だが―――ウィキッドが目をつけたのは彼女の『首輪解除条件』
「第四回放送まで、半径2m以内に同時に2人以上のプレイヤーを侵入させない。条件を満たせなかった場合、首輪は強制的に爆発する」
この文言だ。さらに自分に支給されていた『拡声器』。それをあえて拘束したセーニャの眼の前に設置した。もし彼女が目を覚ましたのなら、目の前が真っ暗になったパニックから、おそらく助けを求め叫ぶのだろう。拡声器を使っているため外でも劇場に近づけばある程度その声は聞こえることになる
もし、彼女の叫びをを聞きつけ助けようと駆けつけたマヌケな奴らが2名以上いるというのなら―――もれなくあの女は大爆発
ついでに彼女の服のポケットには同じく彼女の支給品であったばくだん岩の欠片を忍ばせており、爆発の規模をあげるようにした
そして自分の存在がバレないように劇場から離れ再び森の中に―――今に至る
おそらくこの状況で殺し合いに抗おうと手を手をとって協力し合う連中もいるかもしれない。
―――それこそ虫唾が走る。ここは殺し合いの舞台。スキを見せればやられるのは自分自身だ。
だったらあの白黒金魚もどきのお望み通り殺し合いを楽しませてやる。悲劇をご所望ってんなら望み通り見せてやる。それは自分の望んだ光景でもあるのだから
―――水口茉莉絵は絆や友情というモノが大嫌いだ。そういう上っ面のような関係性を見ると、無性にぶっ壊してしまう、そんな人格破綻者だ。
故に彼女は絆を壊す。友情を壊す。―――薄っぺらい信頼関係なんぞ壊して砕いて宇宙の塵にしてやる
だが、問題も多い。まずは言わずもがな帰宅部の連中のようなお人好し共。それにシャドウナイフもやつの思想的に油断ならない。ただしこいつに関してはうまく誘導できれば一番だ。パセリとイケ野郎は放置だ。もし邪魔するなら叩き潰す。
この邪魔な首輪もさっさと取り外さないといけない。首輪条件解除は『ホテル・エテルナに隠されている解除用USBを自分のスマホに読み込む』という内容。距離からしてめんどくさいことこの上ないが、いつの間にか禁止エリアに迷い込んで首輪ドカーンは流石に避けたい所だ
念の為あの女から支給品とスマホを奪っておいた。入っていたのは欠片を除けば透明マントと妙な槍。マントはともかく槍は自分には似合わなさそうだ。
まあ役に立つものはあった。さっさと急ぐこととしよう
―――そして
そして彼女が行く先にあるのは何か―――
【A-1/劇場グラン・ギニョール/一日目 深夜】
【セーニャ@ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて】
[状態]:体に異常はなし、目隠し、拘束
[装備]:いつもの服装
[道具]:なし
[状態・思考]:誰か助けて!
基本方針:誰か助けて!
[備考]
※服のポケットにばくだん岩の欠片@ドラクエ11が入っています
※参戦時期はベロニカ死亡が判明した直後です
【A-1/一日目 深夜】
【ウィキッド@Caligula -カリギュラ-】
[状態]:健康、軽い興奮状態
[装備]:いつもの服装
[道具]:基本支給品一色、スマホ、スマホ(セーニャ)、不明支給品1つ、透明マント@魔法少女育成計画、ルーラ@魔法少女育成計画
[状態・思考]
基本方針:自分の欲望のままに殺し合いに乗る
1:首輪条件解除のためにホテル・エテルナに向かう
2:帰宅部の連中はなんとかしねぇとな
3:あの女(セーニャ)を助けに来た奴らの末路に期待
[備考]
※参戦時期は劇場グラン・ニギョールで帰宅部に敗北した直後です