バトル・ロワイアル The Rebellious Memory 作:原罪
「こーこーどーこー!?」
エリアB-7 原子力発電所。この施設があった元の世界において、原子力発電所という名は仮の姿であり、その実態は地下施設にてBC能力者の研究を行っている研究施設である
そしてその地下施設はある意味複雑な仕組みとなっているのだが……そんな地下施設の通路をピンクの髪を靡かせ歩き回る美少女……否、美少年が一人
その名は黒のライダー。またの名をシャルルマーニュ十二勇士が一人、アストルフォ
「あーもうっ! 一体いつになったら出口に着くのぉっ!?」
彼の今までの経緯はこうである。
トゥリファスの聖杯大戦において、大聖杯を以って人類救済―――全人類の魂の物質化を企もうとしていた赤の陣営のマスター、シロウ・コトミネの企みを阻止するために黒の陣営の面々は彼らの根城である空中庭園への侵攻作戦。
その戦いにおいてアストルフォは自分のマスターであるジークをヒポグリフに乗せ、自らの宝具による空中庭園の防御兵装の破壊を担当していた。ジークは赤のランサーの足止めをするために一度離れたが、最終的に防御兵装全ての破壊に成功するも、自分自身はダメージのため落下して―――意識が戻ったと思ったら妙なホールの中にいた。
そしてファヴなる使い魔らしき存在によって明かされる『殺し合い』のルールと、目の前で見せられた凄惨な見せしめ。もちろんこんな光景を見せられて彼が憤らないはずもない。英霊として、英雄アストルフォとして、一人の人間として、この殺し合いを止めることを決意した―――が
次に意識が戻った時に居たのはなにがなんだかわからない場所。あっちこっち歩き回り約1時間経過――
「や、やっと出口っぽい所が……」
歩きっぱなしのためか若干疲れながらも足を進めていく。向こう側には大きな空間。そしてガラス壁から見える夜空の星々が見えていた。
「やっと出られたぁぁぁっ!」
大きく背伸びしながらも大いに喜ぶアストルフォ。どうやらここはエントランス部分であるが、やっと外が見えたということで本人はある程度興奮していた。
「さてと、これからどうしようか」
先ずあの変な迷路みたいな空間から脱出したはいいいが、ぶっちゃけた話「殺し合いを止めて主催をとっちめる」以外の方針は何も決めていなかったこの理性蒸発英霊
思い出し方のようにスマホを取り出し、慣れない手付きでなんとなく適当に触ったりしてみる。すると運良く液晶に名簿のページが開かれる
○ジーク/○ルーラー/○黒のライダー/○赤のセイバー/○シロウ・コトミネ/○赤のアサシン/○赤のアーチャー/○黒のアサシン
「マスターとルーラーは良いとして、うへぇ…他が敵ばっか……。ていうかあれ、黒のアサシンってルーラーに倒されたはずだよね……まさか再召喚された?」
ジークの方は赤のランサーの足止めをしていたけど、もし令呪を使いすぎで彼の身に何か起きたのなら……それこそたまったもんじゃない。
ジャンヌはなんとなく心配なさそうなのが本人のカン。他に関してはとりあえずは警戒の方針。赤のセイバーはあの時こそ一時的共闘という形ではあるけれど、この状況で何をするか分からない。
気になったのは、すでに討伐されたはずの黒のアサシンの名があることが気になった。あのファヴというのがまさか参加者として再召喚した?なんて考えたが、彼の頭ではそれ以上は考え至ることはなかった。
さっきの適当操作でなんとなくコツを掴んだため、次に確認したのは首輪解除条件の項目
『首輪解除条件:首輪解除条件を達成した参加者が24名以上になる。なおこれはすでに死亡した参加者もカウントする』
積極的に他参加者の首輪解除条件達成を手伝う事を勧められるタイプの解除条件。遠回しに仲間が必要ということでもあった。そして肝心の支給品はというと
「良かったぁ! 僕の宝具ちゃんとあるじゃないか……ありゃ、あっちは無いのか……ん、これって……?」
袋に入っていたのは宝具である愛用の槍と角笛。魔導書の方はなかったが代わりにあったのは―――
「これ、バーサーカーの……」
周囲の残存魔力を吸収し、持ち主に魔力を供給する戦鎚。―――アストルフォは多分知らないが、ジークが再び蘇るきっかけを作ったモノ
「キミは、ボクの事、手伝ってくれるのかな?」
今は居ない
「―――ありがと。バーサーカー。」
何か納得したような、そんな笑みを、浮かべていたような気がした。
「さーて、出発ぅ……ん?」
ふと、隣に目を向けると、ロビーベンチに座り、何やら物思いに耽ている―――メイド服の女性の姿があった
○ ○ ○
私をあの地獄から救ってくれた人がいた
何度も、何度も何度も何度も
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も、殺し、殺し、殺した日々が終わると、そう思っていた。
本当に、誰一人欠けず、14名全員が生きて帰れると、そんな理想に向けて努力していた皆がいた。私も頑張った
だけど―――
<リピーターズコード>
6時間以内にプレイヤーナンバー5『荻原結衣』を殺害せよ。
なおこの条件を達成できなかった場合、全員が首輪を爆破されて死亡する。
全ては、ただの理想にしか過ぎなかった。
結局、皆を生かすために、彼女を殺すしかなかったから
それでも、みんなは、
でも、私は―――
<リピーターズコード>
12時間以内に、プレイヤーナンバーが奇数のプレイヤー全員か、もしくは偶数のプレイヤー全員を殺害せよ。
なおこの条件を達成できなかった場合、全員が首輪を爆破されて死亡する。
なおこのPDAの持ち主が死亡した場合は、その限りではない。
『ひ、瞳……選んじゃだめ』
『私たちを生かすために、誰かを殺そうなんて思わないで!』
――すでに引き金を引いた私に、選択の余地も、迷いも、なかった
『……皆様……』
『まことに、申し訳ないのですが……』
『私の大切な人々を、生き延びさせる為に』
『死んでいただきます』
私は、私を救ってくれた
『……俺は、最後まで……戦い続ける……!』
『浅ましくなんか、ないよ』
『それが普通だよ……誰だって、生きたいもの……!』
『……それでも、抵抗はするけどね』
殺した、殺した、殺した。殺すしかなかった、
でも結局、あの時、私は分からなかっただけだった。本当にどうするべきなのか、分からなかった。
私には、ああするしか、なかった―――
『私たちのために、もう手を汚さないで……!』
『もう、私、耐えられないよ……!』
だから私は、もういっそ楽になりたかった。そうすればよかったんだ、でも
『……俺は、撃たない』
『俺はお前を、殺さないって言ったんだ』
『もちろん瞳にも、誰も殺させない』
『誰も殺さず、殺されず……一緒に生き残る道を探そう』
それでも、
『なぜだって!? 決まってる! 俺たちは押し付けられたルールに従うだけの、ゲームの駒じゃないからだ!』
『自分の意志で生きる、人間だからだ!』
『……なぁ瞳、殺したくないなら、殺さずに済む方法を考えよう』
『そんな方法がどこにもなかったとしても、せめて最後まで……』
こんな私に、薄汚れた罪人である私に
『もし人を殺した罪が、何をしても晴らすことができないとしたら、罪人は皆死んで償うしか無い』
『だけど償う方法は、きっと他にもあるはずだ』
『……少なくとも俺は、そう信じてる』
そう、語りかけてくれた―――でも
結局―――私は、その罪を自らの死をもって償うことになった
○ ○ ○
意識が戻った先にあったのは、また別のデスゲームだった。
何が起こったか分からなくて、ホールでの説明をただ呆然と聞き流していただけであったが、スマホというのがPDAの操作方法と似たような感じだったこともあり、操作はすぐに慣れた
名簿には自分の見知った名前が載ってあった。
藤堂悠奈、三ツ林司、蒔岡玲―――
伊藤大祐、阿刀田初音―――もし私が荻原結衣を殺していなければ、バラバラにならなかったのだろう
黒河正規―――あなたは、私が彼女を殺したことを恨んでいるのでしょうか
首輪解除条件―――かつてのゲームにおけるクリア条件に該当するモノは
『首輪解除条件:第四回放送終了時まで、12時間以上同じエリアに留まらない。もし12時間以上同じエリアに留まった場合、首輪は爆破される』
思わず苦笑いをせざるえなかった―――あのゲームにおける私のクリア条件とほとんど同じだったのだから。それどころか
『特殊機能:現在いるエリア及び隣接するエリアにいる参加者のスマホに対し、メールの送信を行うことが出来る』
さらに言えば、支給品の一つとして入っていたのがチェーンソー。もはや笑いを通り越して呆れ返るしかない。
私の条件は前とほぼ同じようなものであるが、もしもあの時と同じく何らかの条件でセカンドフェイズに移行し、条件がより過酷なモノに変貌する可能性もありえる。
―――と考えてみたものの、実を言えばこれからどうするかなんて考えていない。今更二度目の生を得たとして、私は何をすればいい?
今の自分は亡霊だ、ただ何の願いもなく、何の望みもなく―――いっそこのまま楽になってしまえばいいのだろうか。そんな事を思っていた時だった
「ねー、ちょっとそこのキミー? 聞こえてるー?」
誰か、少女のような声が、こちら側に呼びかけていた。
○ ○ ○
「よかったぁー! てっきり聞こえてないかと思ったよ」
「は、はぁ……」
メイド服の女性――粕屋瞳がアストルフォに抱いた感情は、まさに『変わった人』である。
ここが殺し合いの舞台だと知っているのか知っていないのかはわからないにしても、ある意味このお気楽かつ能天気さは自分が殺してしまった荻原結衣に似通った感じというか……
「物好きなのですね……私のような異様な雰囲気の方にわざわざ話しかけてくるなんて」
「い、いや……そういうわけじゃなくて。なんと言うかキミがお空見上げてボーっとしてたし、何か悩み事でもあるのかなぁーって」
悩んでいる……瞳としてはこれからどうすべきか分からなくて、いっそこのまま独りで死んでも構わないと考えていたため、ある意味悩んでいるという表現は的を当てていた
「まあ、確かに……悩み事と言えば悩み事かと思いますが……」
「大丈夫、大丈夫、ボクぐらいでいいなら相談に乗ってあげるよ」
「いえ、その……」
「気にしないでって! 他に話したくないならボクがちゃんと二人だけの秘密に……ってなんかその場のノリで他の人に話しちゃいそうだなぁ、アハハ」
本当に変わっった人だ……そんな
「……では、少し、昔話にお付き合いよろしいでしょうか?」
一切合切、話すことにした
○ ○ ○
「……そう、なんだ」
さっきまでのお気楽さとは一変、暗い顔をするアストルフォ。自分から聞いたこととは言え、その壮絶な人生には思わずただ聞くだけしかなかった
幼少期に誘拐・解禁され、誘拐犯に性的暴行を受け、同じ境遇の子供たちが脱走しようものならそれを殺すことを強制される。生きるために子供たちを殺した、殺して殺して殺し続けた。
その果てに感情は凍結し、地獄から開放されたその時にはすでに、粕谷瞳という人間の人格は破綻していた。
そんな彼女の唯一の心の在処は、誘拐犯に与えられた一冊の漫画。その登場人物に、巨大なチェーンソーを巧みに扱うメイドの従者がいた。そのメイドは最後に主人公であるヒーローと共に長い旅路を越え、恋に落ち、最後に悪を打ち倒した。
そんな生き様に憧れを抱いた彼女は、その従者になることで自らの心を保っていた―――現実と空想の見分けがつかなくなった代償を以って。
そして、そんな最中に『運営』からデスゲームの勧誘を受け、理想のご主人様を求めてそのゲームに参加した。全ては、自分のすべてを捧げられるような、理想のご主人様を探すため
――が、そんな彼女の
そのゲームで出会った、新しい
最初はご主人様のやろうとしていることが分からなかった。分からなかったせいで私はご主人様を傷つけるという禁忌を犯し、私はもう一度、壊れた。
そんな私を優しく受け入れてくれたのが
そして、それこそ不可能だと思っていた、プレイヤー14人による共同生活、そして首輪の自力解除からの脱出が成されようとしていたその時―――
「私は
「……」
「私は昔と同じように、殺しました。死にたくないと願う人も、殺しました。全ては大切な人たちを、助けるために。」
「あの絶望的な状況の中、まだ諦めなかったあの方たちと違い、私は諦めていたのでしょう。本当はそれが正しいことかなんて分からなかったのです。」
「結局私は、この血塗られた運命からは逃れることなんてできなかったのですから。でも、そんな私をあのお二人は受け入れると、赦すと言ってくれました―――でも、現実はそれを許さなかったようですが」
「少々、話しすぎましたね。―――このまま待っていれば私の首輪は勝手に爆発します。私みたいな方に構わず、貴女は別のところに行ってください。今更二度目の生を得た所で、願いも、望みも、私には、何もないのですから」
いつの間にか、瞳の目から、ハイライトは消えていた。まるで全てを諦め、どうでも良くなったかのように。しかし―――
「……なおさら、放ってはおけないよ」
そんな彼女を、アストルフォは真剣な目で見ていた
「―――キミが今まで何を思って生きていたのか、何を抱えて生きてきたかとか、当事者でもないボクがどうこういう刺客もないし、何も言えないけど、でもね」
「本当にキミは――叶えたい願いは無いの? キミの話を聞いた感じだと、願いがないんじゃなくて、願いを諦めているように、そう見えた気がするよ」
「―――願いを、諦めている?」
「うん。キミは自分が犯したことに逃げている。キミの言っている彼らっていうのが赦してくれているけど、自分はその優しさを受け入れる資格なんて無いって、そう思っている」
「―――そんな戯言を。今更私に戻る場所なんて」
「戻る場所……それってその二人の場所こそがキミの戻るべき場所なんじゃないのかな?」
「………」
思わず、口が止まる。―――そんな事わかってる。もし戻れるのならお父さんとお母さんの所に戻りたい。でもいくら二人が赦してくれると、受け入れてくれると言った所で、今更私が戻る資格なんて無い。人を殺した罪は、死ぬことでしか償えない。
「でしたら――私は、私はどうすればよかったのですかッッッ!!!」
「お父さんとお母さんはこんな私を赦してくれると言ってくれた! 他にも罪を償う方法があるって言ってくれた! でも、でも結局は、現実は私が死ぬという事実だけだった!」
「私だって、出来ることならお母さんに……お父さんに会いたいッ! でも、今更私には……私には……!
―――いつの間にか、瞳は涙を流して叫んでいた。アストルフォ以外誰も居ない、この建物の中で
「……うーん、なんと言うかその、ボクが言うのもアレなんだけどさ。」
「え……?」
「まあボクだって人を殺したことが無いと言ったら、嘘になるよ。あの時は時代がそうだったーとかそういう言い訳とかするつもりはないんだけど。―――でも、言ってしまうとさ、キミ、いろいろと悩みすぎじゃない?」
返ってきた返答が、思いもよらない以外さだった
「いや分かるよ、本当はみんなと戦いたかったって感じでしょ? でも、唐突で時間がなくて、自分で考えた結果あんな事をして、それで後悔しちゃったんでしょ? 簡単に言えば」
「いや、別に間違ってはないと思いますが……」
「だったらさ、一回自分が「やりたーい」とか「これだけは許さなーい」とか、自分のそういうのを全面に押し出すのとかどうかな? ……って言っても、ボクはボクのやりたいようにやって、やりたくないことは絶対にやらないって感じだったから、あんま参考にならないかもね。」
「まあ……言う所つまり、バカになれ、かな?」
―――いまいち意味がわからない。でも、なんとなく。分かる気がする。
あの時の私は突きつけられた現実に、どうするべきか分からず、結局あんな手段を取るしかなかった。考える暇がなかったのか、考えすぎてそれしか思いつかなかったのか―――
でも、私が殺してしまった彼女だったら、真っ先ににどうしようかと、誰かに伝えていたかもしれない。そうしたら、恐らく私の運命も変わっていたのだろうかもしれない。
私には、一歩を踏み出せなかった。ただ自らに刻まれた
これが運命の悪戯なのか、この殺し合いを開いた連中による悪意によるものなのかは分からない。この二度目の生に何の意味があるのか分からない。
でも、唯一つ。私がこの狂った世界でやるべきことは、殺し合いに乗ることでも、ここで静かに生を終わらせることでもない。
いや、これは自分が『そうしたい』と願うこと。かつて自分が潰してしまった皆の夢想、皆の願いだと思うこと
お父さんと、お母さんと、まだ諦めなかった皆が望んだ―――
「……ありがとうございます。」
「……ん?」
「あなたのお陰で、少しだけ、やるべきことを見つけました。」
「やる事って?」
「―――私は、この殺し合いを、認めるわけには生きません。人の尊厳を踏みにじり、殺し合いを行う輩を。私がそんな事を言う資格なんて無いかもしれません。こんなことをしても罪の償いにもならないかもしれない。でも」
「
アストルフォから見た瞳の顔に、何やら覚悟のような、決心のような―――そんな小さなものを感じていた
「―――そう、そうなんだね。」
「……瞳」
「へっ?」
「いえ、お名前をまだ言っていなかったものですので。私は瞳、粕谷瞳と申します」
「あーそういえば自己紹介まだだったかなぁアハハ。ボクは黒のライダー。その真名はシャルルマーニュ十二勇士が一人、アストルフォ! よろしくね、瞳!」
「よろしく……と言うよりも、私と行動をするつもりなのでしょうか? アストルフォ様は」
「いやアストルフォ様って、ボクに様なんて似合わないよ。普通にアストルフォで良いよ」
「申し訳ございません、これは癖みたいなものでして……これでも私はメイドですので。では改めて、アストルフォ……さん」
「アストルフォさんって……ふふ。」
「どうしましたのでしょうか?」
「いやさ、キミ、そんないい笑顔出来るんだなって」
「笑顔……そう言えば笑顔になるのは、久しぶりな気がしますね……そう、心からの笑顔というのは」
かくして少女は、その手に望みを再び手に入れた。
理不尽に抗うため、理不尽に屈しないため。かつて自分が潰してしまったモノへの贖罪へ
できるだけ多くの人を救い、この殺し合いを打ち破るために
そしていつか、出来ることなら―――愛すべきヒトの元へ、帰れるというのなら
「それじゃ、行こうか。瞳」
「はい、アストルフォさ……さん」
―――これは、人が願いを叶える物語
―――これは、人が願いを掴み、歩み始める物語
「ところでさ瞳……」
「はい」
「―――これからどうしようか」
「……えっ?」
「いやね、この殺し合いは絶対に止めないと~っては思ったよ。それでまずマスターとかジャンヌとかは探そうかなって思って。あとあまりいい印象持てないけど赤のセイバーも。だけど、そもそもここどこかな、スマホのマップっていうのは見たけど、いまいちこんな感じの地図は見たこと無くてさ。うん、何処行けば良いのかわからない!」
なんとなく自分がバカだということを自己申告していたがため、若干嫌な予感がしたのだが―――まさかの『地図がわからない』。
「……アストルフォ
「……ふぇ?」
「で・す・の・で、少しこの電子地図の見方をご教授しようと思っております」
「ちょっと!? いやボクはキミのマスターになった覚えもないし、そもそも―――アレ、瞳? 若干怒ってる?」
「ええ、ご心配ならずとも―――私、今まで使えていた多くのご主人様は、頭脳明晰なお方を選りすぐりしていたですので、少々―――呆れ返っております」
「やっぱ怒ってるよね! その笑顔逆にすっごく怖いよ! 威圧感バリバリだよ!
「では、少し―――お勉強の時間とさせていただきます」
「やっぱりぃぃぃぃぃぃぃ!?」
始まったばかりで、この始末。はてさて、どうなることやら
その後、事の弾みで瞳がアストルフォが女性ではなく実は男性だと知った際、一時期思考が停止したのは、また別のお話
【B-7/原子力発電所/1日目/深夜】
【黒のライダー@Fate/Apocrypha】
[状態]:健康
[服装]:いつもの服装
[装備]:
[道具]:基本支給品一色、スマホ、
[首輪解除条件]:首輪解除条件を達成した参加者が24名以上になる。なおこれはすでに死亡した参加者もカウントする
[思考]
基本:殺し合い? そんなの認めないよ!
1:マスターとルーラー……あと赤のセイバーも探そう! だけど何処行けばいいかな?
2:知らない間にマスターが令呪を使いすぎていないかすっごく心配
3:瞳、これからよろしくねっ!
4:まさかの電子地図とやらの見方のご教授、うへぇ……
5:赤の陣営、特に天草と赤のアサシンは警戒
6:黒のアサシンって確か倒されたはずだよね……
[備考]
※参戦時期は空中庭園の迎撃術式を全部破壊し、墜落したときからの参戦です
【粕谷瞳@リベリオンズ Secret Game 2nd Stage】
[状態]:健康
[服装]:いつものメイド服
[装備]:チェーンソー@リベリオンズ Secret Game 2nd Stage
[道具]:基本支給品一色、スマホ、不明支給品一つ(本人確認済み)
[首輪解除条件]:第四回放送終了時まで、12時間以上同じエリアに留まらない。もし12時間以上同じエリアに留まった場合、首輪は爆破される
[思考]
基本:なるべく多くの人を助けて、この会場から脱出する。危険な相手に関してはなるべく無力化の方針
1:アスフォルトさんと共に行動。でも開幕からこの有様なので心配
2:アスフォルトさんにまずは地図の見方をご教授しないといけないようですね(笑)
3:首輪解除条件の変化を懸念
4:アスフォルトさんがまさか男だったなんて……
5:もし黒河正規と出会ってしまった場合、私は……
[備考]
※参戦時期はCルート死亡後からです
粕谷瞳のスマホの特殊機能は、『現在いるエリア及び隣接するエリアにいる参加者のスマホに対し、メールの送信を行うことが出来る』。彼女たちは知らないですが、メールの内容は主催側も確認できるようになっています。ただし別に主催側でのメール内容改竄等の干渉は行いません。